都市伝説・・・奇憚・・・blog
着信履歴
2008.03.09 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
丁度すぐ近くに警察署があるので、届けてあげようと思い、拾い上げたとたん、ピピ・・・と着信音が鳴りました。
人の電話だし、でてもよいものか迷ったのですが、本人からの電話かもしれないし、でてみる事にしました。
僕「もしもし?」
「…。」
僕「あ、あの…。」
「…。あ。すいません。俺、この電話をどこかで落としたみたいなんで…。」
どうやら電話の持ち主のようでした。
僕「あ、良かった。○○の駐車場でこの電話を見つけたところなんですよ」
「…そうですか。じゃあ、5分以内に取りに行きます。どうも、すいません…。」
僕「解りました。待ってますよ。」
やけにそっけない男性の声でした。
まぁ、5分くらいなら、と思い煙草を吸いながら待っていました。
すると、また電話が鳴りました。また本人からだと思い、すぐにでたのですが…。
僕「あ、もしもし」
「もしもし」
電話の声は、先程の本人のものではありませんでした。
「こちらは○○警察署の、○○と申します。」
僕「はぁ…。」
警察?何故警察から電話が。しかし、でてしまった以上、事情を説明するしかありません。
「この電話はあなたのものではないですね?」
僕「え、そ、そうです。実はたった今○○の駐車場で拾ったばかりで…。」
何故か、警察の人は事情を知っているようでした。
これなら話ははやいなと思い、説明を続けることにしました。
僕「あ、でももうすぐ本人が取りにきてくれる事になってるんで。」
「は?」
警察の人はすっとんきょうな声をあげました。少し間があき、続きます。
「…実はね、今あなたが持ってる電話の持ち主の人、そこのデパートの前の交差点で交通事故にあって、昨晩亡くなってるんですよ。」
僕「えっ??あ…でも…。」
僕は耳を疑いました。持ち主は死んでる?
しかしたった今持ち主と電話で話をしたばかりなのに…
「まぁ丁度良かった。○○のすぐ近くの警察署なのでもし宜しければ持って来てもらえますか?」
僕「…あ、はい…。」
電話は切れ、仕方がないので僕は警察署へ届けることにしました。
先程の電話は多分、誰かの悪戯なんだろうと自分に言い聞かせながら。
少しバイクを走らせると、すぐに警察署につきました。
受付に行き、事情を説明すると担当者を呼んでくれる事になりソファーに座って、待つ事にしました。
と、またピピ…と電話が鳴りました。
僕はさっき電話をくれた警察の人が確認の連絡をしてきたのかなと思い、電話をとったのですが…
「…もしもし」
電話の声は持ち主の声でした。
「…ひどいじゃないですか、駐車場で待っててくれるって言ったのに」
僕「あ、あ、あなた…。本当に本人なんですか!? 持ち主の人は死んでるって…」
僕はあまりの恐怖に声にならない声を出しました。
「…。やっぱり…そうか。」
そう言うと、電話は切れました。
その後やってきた警察の人にこの話をしても、信じてはもらえませんでした。
そこで、この電話の着信履歴を確認してもらうことにしました。
しかし、着信履歴の画面には警察署からの履歴しかありませんでした。
しのうかさん
2008.03.08 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
弟が中学生のころに同い年のSと一つ上のT先輩に連れられて肝試しに行った。
バイク仲間の間で有名なスポットで、「しのうかさん」という場所(?)らしい。伊野町の方だそうです。で、夜中3人でそこへ行くと、寂れた民家があって有刺鉄線が巻かれキケンとかかかれた看板がある。
中に入ると電気も通ってないので懐中電灯をつけて居間っぽい畳敷きの部屋に座りこんだ。T先輩だけ一度来たことがあって弟とSは何があるのかも知らなかった。で、T先輩曰くここで「しのうかさん」という怪談を「作る」と不思議なことが起こるという。つまり「しのうかさん」自体に正体はないらしい。
まず弟が思いつくままにこんな話をした
「昔この家の息子と近所の家の娘が恋に落ちたけれど、両方の家族から反対され思い悩んでいた。ある日娘が深刻な顔をして『ねえ、死のうか。一緒に死のう』と言った。男の方は女の情念が怖くなり家を捨てて逃げた。女はこの家のこの部屋で首を吊った」
これを聞くと、今までビクビクしている弟たちをからかうようにリードしていたT先輩が真っ青になって震え始めた。
続いてSが話しはじめた
「昔この家の息子と近所の家の娘が恋に落ちたけれど、両方の家族から反対され思い悩んでいた。ある日娘が深刻な顔をして『ねえ、死のうか。一緒に死のう』と・・・」
そこでT先輩が
「それさっきN(弟)がゆうたやないか」
と叫んでガタガタ震えながら部屋を飛び出した。訳のわからないまま3人とも家を出てバイクに乗った。それでT先輩の家まで帰りつくとようやく落ちついてT先輩がいった。
「前来た時もツレがお前らと同じハナシしたんじゃ」
その後よくよく話を聞いてみるとあそこで「しのうかさん」の作り話をすると呪いがかかって、近いうちに「しのうか」という声を何らかの形で聞く、そこで「しのうしのう」と返答しないと死ぬ、という話だった。
都市伝説の類のようだが結局T先輩もSも弟もそのあと異変はなかったようで今もピンピンしている。
しかし作り話がかぶるというのだけが気味が悪い。気になるのはSが何故弟と同じ話をしたのかという点だけど、弟は何故かは聞いてないという。弟たちは気にならなかったそうだ(なんでだよ)。
少女行方不明事件
2008.03.05 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
数十年前になるけど、近所で少女行方不明事件があった。
現在も見つかっていなくて行方不明のままだ。これは全国版の新聞でも紹介されたし事件があった事だけは紛れも無い事実だ。
どの事件か特定出来るような記述は避けておく。
これから書く事はよくある噂話のようなもので真実は判らないので・・・。
その事件が起こってから4、5年経過した頃、俺は母親からこんな話を聞いた。
「この前ね、Iさんが雨の日に夕方、**町の奥にある池のほとり歩いてたんだって。 そしたら女の子が傘もささずに向こうの方から歩いてきて・・・ほら、あそこはあまり人も通らない所だし、家も少ないでしょ?あの近辺にある家の子供だったら大体顔見知りだけど、その子は全然見たことなかったんだって。
雨の中傘もさしてないから、ちょっと変だな?と思ったらしいの。
そのまますれ違ったんだけど、気になるから少し歩いて振り返ったら誰もいなかったんだって。もう怖くなって急いで走って帰ったんだって」
池のほとりのどこですれ違ったのか判らないけど、そこは急に姿を隠したり出来る場所なんてないし見通しも良い為、俺も少し不思議に思った。
「それでねIさんが言うには、その女の子が・・・ほら、あの行方不明になった娘がいたでしょ?**ちゃん。あの娘にそっくりだったっていうのよ」
これには俺も後からとってつけたような話で、ふ~んと聞き流した。
それから数日後、まったく別の人からこんな話を聞いた。
「行方不明になった**ちゃんっているでしょ?霊能者の人があの子の家から東南の方角に埋まっているって言ってるんだって。**ちゃんの姿が濡れたように見えるから池か沼の中に埋まっているんじゃないかって言うんだけど、本当なのかしらねぇ~」
これを聞いて俺は驚いた。Iさんが少女を見た池というのは、行方不明になった娘の家から東南の方角にあるからだ。
もしかすると少女はその池の中に沈んでいるのかも知れない。
投身自殺
2008.02.22 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
ある日、女子高生のAさんが、学校帰りに駅で列車を待っていると、反対側のホームに同じ学校の制服を着た子がいるのに気づいた。
顔を見ると、同じクラスのBさんだと分かった。
しかし、その日Bさんは体調が悪いとかで学校を休んでいたはずだった。
よく見ると、うつろな表情でぼんやりとしており、こちらに気づいた様子も無い。
Aさんは、さほどBさんと親しいわけでは無かったが、学校を休んだ子が制服を着てぼんやりと立っているのはさすがに気になり、声をかけてみようと思ったが、Bさんのいるホームにはすでに列車が入ってきていた。
Bさんはその列車に乗ってしまうのだろうから、もう間に合わないとAさんが思ったその瞬間、うつろな表情のBさんは、ホームに入ってきた列車に飛び込もうとした。
「あっ!」
とAさんが思った時には、すでにBさんの足はホームから離れていた。
もう助けられるわけもないが、Aさんは思わず身を乗り出した。
・・・と、その時、Aさんはドン!と何か凄い力によって突き飛ばされた。
ただでさえホームの端で態勢を崩していたAさんは線路に向かって飛んでいった。
Aさんの目に飛び込んできたのは、猛スピードで向かってくる列車と、引きつった表情で急ブレーキをかけようとする運転手の姿だった・・・。
さて、問題となるのはここからである。
線路に飛びこんだAさんだったが、凄い力で飛ばされた為、列車の入ってきた線路を飛び越えて、線路の向こう側に落ちた為、列車にはぶつからなかった。
その為、肉体的な怪我は骨折だけで済み、命に別状は無かった。
駅員や警察の調べでも、「普通の女子高生が助走もつけずにこんなに飛べるわけが無い」との事で、誰かが彼女を押したに違いないと言っているが、調べた限りではそんな人物は見当たらない。
そして、Aさんが見たというBさんの投身自殺。
これはそもそも、その時間、反対側のホームに入ってきた列車自体が存在しなかったという。
仮にそんな列車が入ってきていたのなら、反対側の線路に落ちたAさんは、間違い無くその列車にぶつかっていたはずである。
それだけなら、Aさんはありもしない同級生の自殺を見たという事になるが、実は、Aさんが線路に落ちたまったく同じ時刻に8つ離れた駅でBさんは自殺を図り、助からなかった・・・という事が、その後まもなく分かった。
つまりAさんは、遠く離れた駅で起きた同級生の自殺を目の前で見て、さらに自分も列車に飛び込む羽目になったという事である。
その後もその路線の駅では人身事故が相次いでいるという。
その大半が自殺として片付けられているらしいが・・・。
読心術
2008.02.21 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
三年ほど前の夏の話。
友人の部屋で大学の講義をさぼり、何するでもなくダラダラしていた。
他愛も無い馬鹿話、その中で友人がふとこんな事を口にした。
「なあ、もしこの世に読心術できる奴がいてさあ、俺が今読心術の出来る奴っているのかなあって考えてる事も読んでるって考えてるのも読んでるのかなあ?」
…人間、暇になると何て非生産的な事を考えるんだとその場は苦笑していたのだが、翌日からそいつが音信不通になった。
落とせないゼミにも顔を出さず、一緒だったバイトも無断欠勤した。携帯も通じない。
そんな事が三日ばかり続き、さすがに何かあったかと部屋を訪ねて行った。
部屋の前まで来ると、中から妙な音が聞こえる。人の歌のような、機械音のような音。
思いきって開けたドアの向こうに彼はいた。カーテンを締め切った真夏の部屋。
その真中で彼は歌っていた。直立で、一点を見たまま声を枯らして。
放心している彼を何やかやとなだめすかし、事の次第を聞いた。
私と馬鹿話をした日の夜だったという。寝いりばなに電話が来たのだという。
「あの…」
聞いたことの無い、掠れた女の声だったという。声が小さくてよく聞こえない。
「…ない…よ」
はぁ?
「きょう…だれ…」
どなた?
「…おも…じゃな…」
同じような言葉をニ三度繰り返した後、沈黙が流れた。
気持ち悪くなった彼が受話器をおこうとした時、はっきりとした声で女が言った。
「あなたが今日思った事、誰にも言うんじゃないよ」
それから三日、何も頭に浮かべないように、歌い続けていたのだという。

