都市伝説・・・奇憚・・・blog
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抽象画
2011.01.04 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
768 名前: 投稿日:03/08/29 00:21
大学時代半年ほど付き合った彼女がいた。
1コ上で美術コースにいた人だった。
バイトが同じで知り合ったのだが、一見するとごく普通の女子大生。
しかしなんどか描いている絵を見せてもらったことがあるが、前衛的というのか、絵は詳しくないのでよくわからないけれどどれも「体の一部が大きい人間の絵」だった。
グループ展やスケッチブックのラフ画などすべてがそうだった。
たとえば半裸の外人が正面を向いている絵があるが、左目だけが顔の半分くらいの大きさで外にまではみ出ていた。
他にも足の先だけが巨大化した絵だとか、鼻、口、肩、親指・・・・
写実的じゃない抽象画のような作風だったが、パっと見吐き気を覚えたことがある。
そんな時彼女は困ったような顔をしていた。
彼女とつきあいはじめてふとあることに気がついた。
子供の頃からずっと、何度も何度も繰り返し見ていた夢を見なくなっていた。
それは悪夢というべきなのか、よくある追いかけられたりするような脅迫的なものではなく、静かな静かな夢だった。
それは唐突にやってくる。
袋が見えるのだ。
巾着袋のような艶かしい模様をした大きな袋。
子供くらいなら隠れられそうな。
それまでどんな夢だったのか、関係が無い。
とにかく気がつくと場面は大昔住んでいたアパートの一室になり、夕日が窓から射し込む中で袋がぽつんと畳の上に置いてある。
この夢がとてもとても恐ろしかった。
夢なんてものは奔放に目まぐるしく変わるものなのに、この部屋に入りこむとそれが凍りついたように止る。
部屋には扉はどこにもなく、ただ立ち尽くして袋と向かい合う。
目を反らしたいのに魅入られたように動けない。
やがてわずかに開いている袋の口の陰を、負の期待感とでもいうものでじっと見つめてしまうのだ。
ああ、はやく。はやく夢から覚めないと。
逃げ場はたったひとつしかない。
その部屋はいつも夕日が照っている。
それが翳り始めると、袋の口が開いていくような気がして。
そんな夢だ。
目覚めて、もうあの部屋には行きたくないと思う。
しかしどんな楽しい夢でも、ドアを開けるとあの部屋に繋がってしまうことがある。
そして降り返るとドアはないのだ。
その夢が、頻度は減っていったが大学に入るまで続いた。
よくよく考えるがあの袋に見覚えはない。
畳敷きのあの部屋も、今はアパートごと取り壊されているはずだ。
脈絡が無く、意味がわからない。
だからこそ怖く、両親にも誰にもこのことを話したことはなかった。
それが彼女とつきあいはじめてから何故か一度も見なくなった。
ホッとする反面、長く続いたしゃっくりが止った時のような気持ち悪さもあった。
彼女にこのことを話してみようかと思っていた頃、彼女に
「夜、特別美術棟に忍び込んでみない?」
と誘われた。
美術棟は夜は戸締りされ、入れなくなるのだが学生たちは独自に侵入路を持っていてこっそり夜の会合を開いたりしているらしい。
面白そうなのでさっそくついて行った。
深夜明かり一つ無い棟の前に立つと彼女は、スルスルと壁をよじ登って窓のひとつに消えて行った。
やがてガチャリと音がして裏口が開いた。
美術棟自体はじめて入ったのだが、中は想像以上に色々なものが煩雑に転がっていて思わず
「きったねえなあ」
と言ってしまった。
持ってきた懐中電灯で照らしながら、書きかけの絵やら木工品やら学生たちの創作物の中をかき分ける様に廊下を進み、3階の一つの部屋に入った。
「ここ、私の作品を置いてる物置」
たしかに見覚えのある作風の絵が所狭しと並んでいる。
夜、こんな風にわずかな明かりの中で見ると言い様のない不気味な雰囲気だった。
「前から気になってんだけど、どうしてこういう1ヵ所だけデカイ人を書くの?」
今までなんとなく聞けなかったことを勢いで聞いてしまった。
彼女は右目が異様に大きい人物画を懐中電灯で照らしながら答えた。
「私ね、子供の時家族で南の島に行ったの。ポリネシアのほう。
そこでこんな民話を聞いたの。
むかし人間が今よりもっと大きくて尊大だった時、その行ないに
怒った精霊が呪いをかけて人間たちの体を小さくしてしまった。
ただし、情けをかけて体の一部だけはもとのまま残してくれた。
でも人間たちは大きい手や耳、鼻やへそをやがてうとましく思うようになった。
そして精霊にお願いしたのよ。
どうか残りの体も小さくして下さいって」
思わずまじまじと絵をみつめた。
「つまりね、これは小さくなってしまった巨人なのよ。
彼はこの大きな右目だけで真実の世界を見ている。
でもそれは今の世界を生きるにはむしろ邪魔だったのね。
人間はそうして愚かで矮小な生き物になることを自ら選んだと、
そういうお話だった。
すごく面白いモチーフだと思ったから・・・・・・」
そういう彼女の顔にはかすかな翳りがあった。
「私ね。信じられないかもしれないけど、本当に見たのよ。
その島の至るところで、この絵みたいな人。
見えていたのは私だけだった。
日本に帰ってからも見た。周りにいるの。
見えなくなっちゃえって思った。
でもそうはならなかった。
ゲゲゲの鬼太郎って知ってる?
それに出てくるの。目に見えないお化けを退治する方法。
とり憑かれた人に質問をしながら、石に描いた点線を結ぶと
お化けの正体が現れてその石に閉じ込めることができるって話。
小学生の時それを読んで、描いた。
こんな絵」
「そしたら見えなくなった。体の一部が大きい人。
でもそれから不思議なものをたくさん見るようになったわ。
え?言っても信じないよ。
とにかく私はそんなもの見たくなかった。
ね、あの民話みたいでしょ。
普通の生活がしたいから、真実かもしれないものを捨てるの。
そうして見たものをもう絵には描かなくなった。
ただ見ないふりをするだけ。
まだこんな絵を描きつづけているのは単純に、本当に面白いモチ
ーフだと思ったから」
確かに絵に描かれた体の一部が大きい人は白人や日本人ばかりだった。
「バカバカしい話だと思う?」
彼女はいつもの困ったような顔をしていた。
信じられない話だ。
荒唐無稽ともいえる。
しかし彼女の話の途中から見てしまっていたのだ。
彼女の背後に並ぶ棚の、一番奥まったところにある絵を。
それは夢に出てくるあの袋の絵だった。
大学時代半年ほど付き合った彼女がいた。
1コ上で美術コースにいた人だった。
バイトが同じで知り合ったのだが、一見するとごく普通の女子大生。
しかしなんどか描いている絵を見せてもらったことがあるが、前衛的というのか、絵は詳しくないのでよくわからないけれどどれも「体の一部が大きい人間の絵」だった。
グループ展やスケッチブックのラフ画などすべてがそうだった。
たとえば半裸の外人が正面を向いている絵があるが、左目だけが顔の半分くらいの大きさで外にまではみ出ていた。
他にも足の先だけが巨大化した絵だとか、鼻、口、肩、親指・・・・
写実的じゃない抽象画のような作風だったが、パっと見吐き気を覚えたことがある。
そんな時彼女は困ったような顔をしていた。
彼女とつきあいはじめてふとあることに気がついた。
子供の頃からずっと、何度も何度も繰り返し見ていた夢を見なくなっていた。
それは悪夢というべきなのか、よくある追いかけられたりするような脅迫的なものではなく、静かな静かな夢だった。
それは唐突にやってくる。
袋が見えるのだ。
巾着袋のような艶かしい模様をした大きな袋。
子供くらいなら隠れられそうな。
それまでどんな夢だったのか、関係が無い。
とにかく気がつくと場面は大昔住んでいたアパートの一室になり、夕日が窓から射し込む中で袋がぽつんと畳の上に置いてある。
この夢がとてもとても恐ろしかった。
夢なんてものは奔放に目まぐるしく変わるものなのに、この部屋に入りこむとそれが凍りついたように止る。
部屋には扉はどこにもなく、ただ立ち尽くして袋と向かい合う。
目を反らしたいのに魅入られたように動けない。
やがてわずかに開いている袋の口の陰を、負の期待感とでもいうものでじっと見つめてしまうのだ。
ああ、はやく。はやく夢から覚めないと。
逃げ場はたったひとつしかない。
その部屋はいつも夕日が照っている。
それが翳り始めると、袋の口が開いていくような気がして。
そんな夢だ。
目覚めて、もうあの部屋には行きたくないと思う。
しかしどんな楽しい夢でも、ドアを開けるとあの部屋に繋がってしまうことがある。
そして降り返るとドアはないのだ。
その夢が、頻度は減っていったが大学に入るまで続いた。
よくよく考えるがあの袋に見覚えはない。
畳敷きのあの部屋も、今はアパートごと取り壊されているはずだ。
脈絡が無く、意味がわからない。
だからこそ怖く、両親にも誰にもこのことを話したことはなかった。
それが彼女とつきあいはじめてから何故か一度も見なくなった。
ホッとする反面、長く続いたしゃっくりが止った時のような気持ち悪さもあった。
彼女にこのことを話してみようかと思っていた頃、彼女に
「夜、特別美術棟に忍び込んでみない?」
と誘われた。
美術棟は夜は戸締りされ、入れなくなるのだが学生たちは独自に侵入路を持っていてこっそり夜の会合を開いたりしているらしい。
面白そうなのでさっそくついて行った。
深夜明かり一つ無い棟の前に立つと彼女は、スルスルと壁をよじ登って窓のひとつに消えて行った。
やがてガチャリと音がして裏口が開いた。
美術棟自体はじめて入ったのだが、中は想像以上に色々なものが煩雑に転がっていて思わず
「きったねえなあ」
と言ってしまった。
持ってきた懐中電灯で照らしながら、書きかけの絵やら木工品やら学生たちの創作物の中をかき分ける様に廊下を進み、3階の一つの部屋に入った。
「ここ、私の作品を置いてる物置」
たしかに見覚えのある作風の絵が所狭しと並んでいる。
夜、こんな風にわずかな明かりの中で見ると言い様のない不気味な雰囲気だった。
「前から気になってんだけど、どうしてこういう1ヵ所だけデカイ人を書くの?」
今までなんとなく聞けなかったことを勢いで聞いてしまった。
彼女は右目が異様に大きい人物画を懐中電灯で照らしながら答えた。
「私ね、子供の時家族で南の島に行ったの。ポリネシアのほう。
そこでこんな民話を聞いたの。
むかし人間が今よりもっと大きくて尊大だった時、その行ないに
怒った精霊が呪いをかけて人間たちの体を小さくしてしまった。
ただし、情けをかけて体の一部だけはもとのまま残してくれた。
でも人間たちは大きい手や耳、鼻やへそをやがてうとましく思うようになった。
そして精霊にお願いしたのよ。
どうか残りの体も小さくして下さいって」
思わずまじまじと絵をみつめた。
「つまりね、これは小さくなってしまった巨人なのよ。
彼はこの大きな右目だけで真実の世界を見ている。
でもそれは今の世界を生きるにはむしろ邪魔だったのね。
人間はそうして愚かで矮小な生き物になることを自ら選んだと、
そういうお話だった。
すごく面白いモチーフだと思ったから・・・・・・」
そういう彼女の顔にはかすかな翳りがあった。
「私ね。信じられないかもしれないけど、本当に見たのよ。
その島の至るところで、この絵みたいな人。
見えていたのは私だけだった。
日本に帰ってからも見た。周りにいるの。
見えなくなっちゃえって思った。
でもそうはならなかった。
ゲゲゲの鬼太郎って知ってる?
それに出てくるの。目に見えないお化けを退治する方法。
とり憑かれた人に質問をしながら、石に描いた点線を結ぶと
お化けの正体が現れてその石に閉じ込めることができるって話。
小学生の時それを読んで、描いた。
こんな絵」
「そしたら見えなくなった。体の一部が大きい人。
でもそれから不思議なものをたくさん見るようになったわ。
え?言っても信じないよ。
とにかく私はそんなもの見たくなかった。
ね、あの民話みたいでしょ。
普通の生活がしたいから、真実かもしれないものを捨てるの。
そうして見たものをもう絵には描かなくなった。
ただ見ないふりをするだけ。
まだこんな絵を描きつづけているのは単純に、本当に面白いモチ
ーフだと思ったから」
確かに絵に描かれた体の一部が大きい人は白人や日本人ばかりだった。
「バカバカしい話だと思う?」
彼女はいつもの困ったような顔をしていた。
信じられない話だ。
荒唐無稽ともいえる。
しかし彼女の話の途中から見てしまっていたのだ。
彼女の背後に並ぶ棚の、一番奥まったところにある絵を。
それは夢に出てくるあの袋の絵だった。
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今何時ですか?
2010.12.31 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
641 名前:夏の朝 投稿日:03/08/28 08:32
3年程前の夏、朝早く出勤しなくてはいけない日があって5時頃、駐車場に向かったんだ。
車を停めてある月極駐車場の隣が公園なんだけどふと見ると、真ん中辺りのベンチに真っ赤なスーツを着た人が座っている。
なんか変な人だなぁ、とは思ったが急いでいたので、チラっと見ただけで駐車場の敷地に入ろうとした。
「すいません。今何時ですか?」
突然背後から女の人の声が・・・。
振向くと、その真っ赤なスーツを着ているんだ。
一瞬、背中がゾクっとした。いつの間にこんなに近づいてきたんだ?
でも、顔は普通に人にものを尋ねるような表情だった。
困ったような、申し訳ないような・・・。
「ああ、今5時を少し回ったくらいですよ。」
俺も腕時計を見て、そう答えた。
するとその女は急に、にやぁ~と表情を崩した。
「あなた・・・・だ・・・・ぶ、あ・・・・ない」
何かつぶやくように言うと、くるっと踵を返して公園の方へ戻ったんだ。
視線をふと、下に移して焦ったよ。
丁度、女の人が立っていたあたりのアスファルトに、大量の血がこぼれている。
今しがたこぼれ落ちたようで、しかも鉄のような匂いが鼻をついた。
俺はもう慌てて車に飛び乗り、急発進させたんだ。
それから会社に着くまで、何かから逃げるように車を走らせた。
よく事故を起こさずに済んだと思うと不思議だ。
会社に着き車から降りようとしたとき、助手席のシートに目がいった。
白い紙切れが置いてある。開いてみるとこう書いてあった。
「あなたはだいじょうぶ。あなたじゃない。」
あの女の人がつぶやいていた言葉だった。
その日、まだ明るいうちに家に帰ることが出来た。
恐る恐る駐車場まで戻ったんだけど血の跡は一切残っていなかった。
それ以来、その女の人を見ていない。
でももし、俺が「あなた」だったなら、どうなっていたのか・・・。
彼女は誰を探しているのか、まだ何処かで探しているのかもしれない。
3年程前の夏、朝早く出勤しなくてはいけない日があって5時頃、駐車場に向かったんだ。
車を停めてある月極駐車場の隣が公園なんだけどふと見ると、真ん中辺りのベンチに真っ赤なスーツを着た人が座っている。
なんか変な人だなぁ、とは思ったが急いでいたので、チラっと見ただけで駐車場の敷地に入ろうとした。
「すいません。今何時ですか?」
突然背後から女の人の声が・・・。
振向くと、その真っ赤なスーツを着ているんだ。
一瞬、背中がゾクっとした。いつの間にこんなに近づいてきたんだ?
でも、顔は普通に人にものを尋ねるような表情だった。
困ったような、申し訳ないような・・・。
「ああ、今5時を少し回ったくらいですよ。」
俺も腕時計を見て、そう答えた。
するとその女は急に、にやぁ~と表情を崩した。
「あなた・・・・だ・・・・ぶ、あ・・・・ない」
何かつぶやくように言うと、くるっと踵を返して公園の方へ戻ったんだ。
視線をふと、下に移して焦ったよ。
丁度、女の人が立っていたあたりのアスファルトに、大量の血がこぼれている。
今しがたこぼれ落ちたようで、しかも鉄のような匂いが鼻をついた。
俺はもう慌てて車に飛び乗り、急発進させたんだ。
それから会社に着くまで、何かから逃げるように車を走らせた。
よく事故を起こさずに済んだと思うと不思議だ。
会社に着き車から降りようとしたとき、助手席のシートに目がいった。
白い紙切れが置いてある。開いてみるとこう書いてあった。
「あなたはだいじょうぶ。あなたじゃない。」
あの女の人がつぶやいていた言葉だった。
その日、まだ明るいうちに家に帰ることが出来た。
恐る恐る駐車場まで戻ったんだけど血の跡は一切残っていなかった。
それ以来、その女の人を見ていない。
でももし、俺が「あなた」だったなら、どうなっていたのか・・・。
彼女は誰を探しているのか、まだ何処かで探しているのかもしれない。
声をかけた女
2010.12.30 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
293 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 18:12
仕事の帰り、同僚たちと飲みに行ったんです。
同僚たちは終電がなくならないうちに帰ったんですが、翌日が休みという事もあり、僕はもうちょっと飲みたい気分だったんで別の店でもう少し飲んで、始発で帰ればいいや・・・と考えてました。
飲み屋を探して繁華街をブラブラ歩いていると一人でガードレールに座っている女の子が目に入ったんです。
普段、そんな事はしないのですが、酒が入っている事もありちょっとナンパでもしてみようか・・・なんて思ったんです。
その女の子は、じーっとうつむいたままで顔は見えなかったんですが茶髪に白のノースリーブ、黄色のミニスカートにかかとの高いサンダル、といったいかにも遊び人風な格好をしていて、年は十代後半から二十代前半といった感じでした。
「ねぇ、一人?何してるの?終電行っちゃったよ?」
・・・などと、声をかけてみたのですが、まったく相手にされませんでした。
それどころか、こっちを見ようともしません。
「よかったら、一緒に飲みにいかない?おごるからさ!」
なおも声をかけ続けたのですが、女の子はじーっとうつむいた姿勢のまま身じろぎ一つしません。酔っていた事もありムキになった僕は
「無視しないでよ!聞こえてるんだろ?」
と、言いながら女の子の肩をグイッとつかみました。
その瞬間、僕はビックリしました。
つかんだ女の子の肩がまるで氷のように冷たかったんです。
僕は急に怖くなって
「なんだよ、気持ち悪い女だな・・・」
捨てゼリフをはいて、その場を立ち去りました。
その時も女の子は、じーっとうつむいたままでした。
すっかり酔いも醒めてしまい、もう飲むような気分でもなかったので漫画喫茶で時間をつぶし、始発が動き始める時間を見計らって店を出ました。
駅に向かう途中、僕は驚くべき光景を目にしました。
数時間前にナンパした、あの女の子がさっきと同じ場所、同じ格好でガードレールに座ってるんです。じーっとうつむいた姿勢のままで・・・
僕は、もしかして死んでるんじゃないかと思ってちょっと怖かったんですが、近づいてみました。
すると女の子の肩は規則的に上下していて、息をしているのがわかりました。
僕はホッとするのと同時に、なんだか気味が悪くなって逃げるように家に帰りました。
何日かして、僕はあの日の出来事などすっかり忘れてしまいました。
ある日、仕事も終わり、帰ろうと会社を出たところで僕はビックリしてしまいました。
なんと、あの時ナンパした女の子が会社の前のガードレールに座ってるんです。
あの時とまったく同じ格好のまま、じーっとうつむいた姿勢で。
僕は内心ビクビクしながら足早にその女の子の前を通り過ぎました。
帰りの電車の中で僕は考えました。
なぜ、あの子が僕の会社の前にいたのか?
あの日、僕は自分の勤め先なんか言ってません。
それどころか、僕の名前すら教えていないんです。
結局、彼女が会社の前にいたのは偶然だった・・・
僕はそう思うことにしました。
でも、その日から僕の行く先々に彼女が現れるようになったんです。
自宅の前、会社、近所の公園、コンビニなどいつも同じ格好、同じ姿勢で、じーっとうつむいてるんです。
別に何かされる訳でも、何か言われる訳でもないんですが逆にそれが不気味で・・・
その日も仕事から帰る途中、公園のベンチに彼女が座っていました。
彼女の異常ともいえる行動にノイローゼ気味になっていた僕は
「なぜこんな事をするんだ!」
と、彼女を怒鳴りつけました。
「もう、いいかげんにしてくれ!」
それでも彼女は身じろぎ一つせず、こっちを見ようともしません。
じーっとうつむいたままです。
イライラした僕は
「これ以上付きまとったら、ただじゃおかないぞ!!」
自分でも驚くほどの大声をだしていました。
その時、いままでピクリとも動かなかった女がたじろいだように感じました。
そして、ゆっくりと僕の方に顔を向けるように動き出したんです。
突然の出来事に、僕は動けなくなっていました。
じょじょに頭が持ち上がって行き、もう少しで顔が見えると思った瞬間なにかヤバイ!この女の顔は絶対に見ちゃいけない!!
僕の直感がそういっているように感じました。
僕は気力を振り絞って全力でその場から逃げ出したんです。
本当に恐ろしい体験でした。
仕事の帰り、同僚たちと飲みに行ったんです。
同僚たちは終電がなくならないうちに帰ったんですが、翌日が休みという事もあり、僕はもうちょっと飲みたい気分だったんで別の店でもう少し飲んで、始発で帰ればいいや・・・と考えてました。
飲み屋を探して繁華街をブラブラ歩いていると一人でガードレールに座っている女の子が目に入ったんです。
普段、そんな事はしないのですが、酒が入っている事もありちょっとナンパでもしてみようか・・・なんて思ったんです。
その女の子は、じーっとうつむいたままで顔は見えなかったんですが茶髪に白のノースリーブ、黄色のミニスカートにかかとの高いサンダル、といったいかにも遊び人風な格好をしていて、年は十代後半から二十代前半といった感じでした。
「ねぇ、一人?何してるの?終電行っちゃったよ?」
・・・などと、声をかけてみたのですが、まったく相手にされませんでした。
それどころか、こっちを見ようともしません。
「よかったら、一緒に飲みにいかない?おごるからさ!」
なおも声をかけ続けたのですが、女の子はじーっとうつむいた姿勢のまま身じろぎ一つしません。酔っていた事もありムキになった僕は
「無視しないでよ!聞こえてるんだろ?」
と、言いながら女の子の肩をグイッとつかみました。
その瞬間、僕はビックリしました。
つかんだ女の子の肩がまるで氷のように冷たかったんです。
僕は急に怖くなって
「なんだよ、気持ち悪い女だな・・・」
捨てゼリフをはいて、その場を立ち去りました。
その時も女の子は、じーっとうつむいたままでした。
すっかり酔いも醒めてしまい、もう飲むような気分でもなかったので漫画喫茶で時間をつぶし、始発が動き始める時間を見計らって店を出ました。
駅に向かう途中、僕は驚くべき光景を目にしました。
数時間前にナンパした、あの女の子がさっきと同じ場所、同じ格好でガードレールに座ってるんです。じーっとうつむいた姿勢のままで・・・
僕は、もしかして死んでるんじゃないかと思ってちょっと怖かったんですが、近づいてみました。
すると女の子の肩は規則的に上下していて、息をしているのがわかりました。
僕はホッとするのと同時に、なんだか気味が悪くなって逃げるように家に帰りました。
何日かして、僕はあの日の出来事などすっかり忘れてしまいました。
ある日、仕事も終わり、帰ろうと会社を出たところで僕はビックリしてしまいました。
なんと、あの時ナンパした女の子が会社の前のガードレールに座ってるんです。
あの時とまったく同じ格好のまま、じーっとうつむいた姿勢で。
僕は内心ビクビクしながら足早にその女の子の前を通り過ぎました。
帰りの電車の中で僕は考えました。
なぜ、あの子が僕の会社の前にいたのか?
あの日、僕は自分の勤め先なんか言ってません。
それどころか、僕の名前すら教えていないんです。
結局、彼女が会社の前にいたのは偶然だった・・・
僕はそう思うことにしました。
でも、その日から僕の行く先々に彼女が現れるようになったんです。
自宅の前、会社、近所の公園、コンビニなどいつも同じ格好、同じ姿勢で、じーっとうつむいてるんです。
別に何かされる訳でも、何か言われる訳でもないんですが逆にそれが不気味で・・・
その日も仕事から帰る途中、公園のベンチに彼女が座っていました。
彼女の異常ともいえる行動にノイローゼ気味になっていた僕は
「なぜこんな事をするんだ!」
と、彼女を怒鳴りつけました。
「もう、いいかげんにしてくれ!」
それでも彼女は身じろぎ一つせず、こっちを見ようともしません。
じーっとうつむいたままです。
イライラした僕は
「これ以上付きまとったら、ただじゃおかないぞ!!」
自分でも驚くほどの大声をだしていました。
その時、いままでピクリとも動かなかった女がたじろいだように感じました。
そして、ゆっくりと僕の方に顔を向けるように動き出したんです。
突然の出来事に、僕は動けなくなっていました。
じょじょに頭が持ち上がって行き、もう少しで顔が見えると思った瞬間なにかヤバイ!この女の顔は絶対に見ちゃいけない!!
僕の直感がそういっているように感じました。
僕は気力を振り絞って全力でその場から逃げ出したんです。
本当に恐ろしい体験でした。
変態男
2010.12.29 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
165 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:03
この間、下半身を露出した変態に追いかけられた。
はははははは、と不気味な笑顔で追いかけてきた。
いつまでも追いかけられて本当に怖かった。
そのうちに
「なんで私なの?」
というよくわからない怒りが湧き上がってきて応戦する事にした。
くるっと振り返って相手を突き飛ばす要領で変態に突進した。
そうしたら変態の体をすうっとすり抜けた。
変態は、はははははは、と笑いながら走りすぎていった。
そのまま突き当たりの壁に吸い込まれるように消えていった。
最初から私を追いかけていたわけではなかったみたい。
166 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:11
>>165
それは、抑圧されたあなたの性的欲求が具現化したものだと思います。
彼氏はいますか?
いるのならセクースしなさい。
そのままだとあなたの精神は崩壊してしまいますよ。
167 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:12
>>165
二重で怖いなぁ。
3本目の足をぶらんぶらんさせながら突進してくるのか…
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
168 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:19
>>166
あなた、ちょっと失礼です。
>>167
今思えばぞっとするけど、その時は必死になって逃げてた自意識過剰な自分が恥ずかしくて、とぼとぼ帰りました。
この間、下半身を露出した変態に追いかけられた。
はははははは、と不気味な笑顔で追いかけてきた。
いつまでも追いかけられて本当に怖かった。
そのうちに
「なんで私なの?」
というよくわからない怒りが湧き上がってきて応戦する事にした。
くるっと振り返って相手を突き飛ばす要領で変態に突進した。
そうしたら変態の体をすうっとすり抜けた。
変態は、はははははは、と笑いながら走りすぎていった。
そのまま突き当たりの壁に吸い込まれるように消えていった。
最初から私を追いかけていたわけではなかったみたい。
166 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:11
>>165
それは、抑圧されたあなたの性的欲求が具現化したものだと思います。
彼氏はいますか?
いるのならセクースしなさい。
そのままだとあなたの精神は崩壊してしまいますよ。
167 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:12
>>165
二重で怖いなぁ。
3本目の足をぶらんぶらんさせながら突進してくるのか…
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
168 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/25 23:19
>>166
あなた、ちょっと失礼です。
>>167
今思えばぞっとするけど、その時は必死になって逃げてた自意識過剰な自分が恥ずかしくて、とぼとぼ帰りました。
雪の上の足跡
2010.12.28 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
355 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 02:23:51 ID:bn35/W+8O
雪が降ったので思い出した。
小学校二年生の時、雪が積もって真っ白な庭を弟と二人で見ていたら、その雪に足跡が現われた。
どうも誰かが歩いてるみたいだったが、歩いてるものは見えない。
サクサク音を立てて、庭に足跡だけが歩いていた。
弟と顔を見合わせながら息をのんで見ていたら、その何かは暫く足跡付けて回ってたが、急に「ズシャ」と音がして雪が大きくへこんだ。
弟「姉ちゃん……なんかコケたよ」
私「うん……見えないけど、多分コケたね」
等と言いつつ、なんとなく心配になって庭に出たら、足跡は急にダッシュするみたいな勢いになって庭から出ていった。
弟と二人で辿ってみたら、近所にあった神社の中に続いていた。
この話を私達が触れ回った為に、
「あの神社の神様は雪でコケた」
という噂が小学生に広まり、そこの神様は暫く「コケ神」と呼ばれていた。
そもそも神様かどうかもわからないしちょっと申し訳なかったが、今のところ別に祟りとかバチとかはあたってない。
神様ごめん。
雪が降ったので思い出した。
小学校二年生の時、雪が積もって真っ白な庭を弟と二人で見ていたら、その雪に足跡が現われた。
どうも誰かが歩いてるみたいだったが、歩いてるものは見えない。
サクサク音を立てて、庭に足跡だけが歩いていた。
弟と顔を見合わせながら息をのんで見ていたら、その何かは暫く足跡付けて回ってたが、急に「ズシャ」と音がして雪が大きくへこんだ。
弟「姉ちゃん……なんかコケたよ」
私「うん……見えないけど、多分コケたね」
等と言いつつ、なんとなく心配になって庭に出たら、足跡は急にダッシュするみたいな勢いになって庭から出ていった。
弟と二人で辿ってみたら、近所にあった神社の中に続いていた。
この話を私達が触れ回った為に、
「あの神社の神様は雪でコケた」
という噂が小学生に広まり、そこの神様は暫く「コケ神」と呼ばれていた。
そもそも神様かどうかもわからないしちょっと申し訳なかったが、今のところ別に祟りとかバチとかはあたってない。
神様ごめん。
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