都市伝説・・・奇憚・・・blog
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戦艦にて
2010.12.25 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
113 名前:こぷり 投稿日:03/08/25 18:20
え~、いつも読んでいるだけではイカンと思い初めて書きこませていただきます。
みなさまのお口に合いますかどうか。
一時期常連だった模型屋の店長がえらい年寄りで、聞けば旧海軍で軍艦にも乗っていたとのこと。
ああ、それでショーウィンドウにウォーターラインの軍艦が並んでるのね。
その店長から聞いた話。
乗っていた戦艦が瀬戸内海に停泊していた時のこと。真夜中、夜衛の当番なんで見まわり時間を待っていたら自分の前に見まわりに出ていった新兵がガタガタと駆け込んでくる。
すわ、なにごとかと思えば新兵震えながら
「班長、出ました出ました!」
と繰り返すばかり。
やっとのこと聞き出してみれば、三番砲塔に女が立っているという。
なにを馬鹿なことを言っているのかと思い、小銃を持って三番砲塔へ向かうが、特に異状なし。
なにかの間違いだったのだろうと戻ろうとしたその時、背後からけたたましい笑い声が降りかかってきた。
驚いて降りかえると、三番砲塔の上に女が立っている。真っ白な浴衣のような着物、真っ赤な洗い髪を振り乱し、大きな口を開けて笑っている。
角度から考えて、身長は3mはあろうかという怪物。
誰何する気も起きず、わっと叫ぶとまっしぐらに逃げた。
翌朝からひどい熱を出し、艦内医の手にも負えず呉の病院へ搬送された。
その日の正午過ぎに乗っていた戦艦は不審火で爆発、沈没してしまったとのこと。
「爆沈の当日に艦を降りてるから憲兵に目をつけられて、そっちの方が怖かった」
と、店長は言っておりました。
え~、いつも読んでいるだけではイカンと思い初めて書きこませていただきます。
みなさまのお口に合いますかどうか。
一時期常連だった模型屋の店長がえらい年寄りで、聞けば旧海軍で軍艦にも乗っていたとのこと。
ああ、それでショーウィンドウにウォーターラインの軍艦が並んでるのね。
その店長から聞いた話。
乗っていた戦艦が瀬戸内海に停泊していた時のこと。真夜中、夜衛の当番なんで見まわり時間を待っていたら自分の前に見まわりに出ていった新兵がガタガタと駆け込んでくる。
すわ、なにごとかと思えば新兵震えながら
「班長、出ました出ました!」
と繰り返すばかり。
やっとのこと聞き出してみれば、三番砲塔に女が立っているという。
なにを馬鹿なことを言っているのかと思い、小銃を持って三番砲塔へ向かうが、特に異状なし。
なにかの間違いだったのだろうと戻ろうとしたその時、背後からけたたましい笑い声が降りかかってきた。
驚いて降りかえると、三番砲塔の上に女が立っている。真っ白な浴衣のような着物、真っ赤な洗い髪を振り乱し、大きな口を開けて笑っている。
角度から考えて、身長は3mはあろうかという怪物。
誰何する気も起きず、わっと叫ぶとまっしぐらに逃げた。
翌朝からひどい熱を出し、艦内医の手にも負えず呉の病院へ搬送された。
その日の正午過ぎに乗っていた戦艦は不審火で爆発、沈没してしまったとのこと。
「爆沈の当日に艦を降りてるから憲兵に目をつけられて、そっちの方が怖かった」
と、店長は言っておりました。
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先祖供養
2010.12.23 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
327 :本当にあった怖い名無し :2010/12/17(金) 03:49:52 ID:q/+rtluQ0
稚拙な文章力で申し訳ないが俺の体験談を
何故か俺は母方の婆ちゃんの家に行くと決まって夜に喘息の発作の様に呼吸が出来ない状態になった。
心配してくれた親は急患扱ってる病院探して連れてってくれたが治らない。原因も分からないと言われる。
車で2時間くらいの場所だったんで長期休暇のたびに婆ちゃん家に行ってたんだが、行くたびにそんなことが起きる。
中学にあがったころ急に母親が思いだしたように「あんただけ、まだ小さかったから爺ちゃんの葬儀のとき知り合いに預けて葬儀に出てない」と言いだし近所の寺に行って先祖供養してもらったら。
そしたらその後は嘘のように発作は起きなくなった。
爺ちゃんが亡くなったとき俺は1歳くらいで爺ちゃんに関する記憶はないが、
親戚が言うには、どうやら爺ちゃんはヘビースモーカーで死因も呼吸器不全によるものらしく俺の謎の発作も爺ちゃんが苦しみをわかって欲しくて起きたのではないかと言われてる。
実際に供養した途端に治まったし。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
稚拙な文章力で申し訳ないが俺の体験談を
何故か俺は母方の婆ちゃんの家に行くと決まって夜に喘息の発作の様に呼吸が出来ない状態になった。
心配してくれた親は急患扱ってる病院探して連れてってくれたが治らない。原因も分からないと言われる。
車で2時間くらいの場所だったんで長期休暇のたびに婆ちゃん家に行ってたんだが、行くたびにそんなことが起きる。
中学にあがったころ急に母親が思いだしたように「あんただけ、まだ小さかったから爺ちゃんの葬儀のとき知り合いに預けて葬儀に出てない」と言いだし近所の寺に行って先祖供養してもらったら。
そしたらその後は嘘のように発作は起きなくなった。
爺ちゃんが亡くなったとき俺は1歳くらいで爺ちゃんに関する記憶はないが、
親戚が言うには、どうやら爺ちゃんはヘビースモーカーで死因も呼吸器不全によるものらしく俺の謎の発作も爺ちゃんが苦しみをわかって欲しくて起きたのではないかと言われてる。
実際に供養した途端に治まったし。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
重ね撮り
2010.12.22 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
644 :本当にあった怖い名無し :2010/12/18(土) 02:28:18 ID:QMHdp9Oc0
7年前、年が3つ上の兄貴が大学に通っていた頃に聞いた話。
怖くないかも?
兄貴は大学の理工学部なんだけど、よくオカルト好きな友人を家に招いては霊や超常現象の話題で盛り上がっていた。
科学的な観点から霊や超常現象の正体は何かを酒を飲みながら結構真剣に話していたのを覚えている。
兄貴が大学4年になったあたりからそのオカルト好きな友達がぱったりと家に来なくなった。なんでも病気になったらしくて大学も辞め入院しているらしい。
それから数カ月経ち、俺は兄貴のオカルト好きな友人のこともすっかり忘れていたある日。
兄貴がふと思い出したようにその友達の話を始めた。
「そういえば3日前にあいつが俺の家に来てたんだよ。」
内容はこうだ。
その友達はガンだったらしく余命半年と宣告をうけ、しばらくの間病院で治療を続けていたが最近は自宅療養になった。
久しぶりに会う友人は抗がん剤のせいなのかひどくやつれ髪も眉毛もなく身体も青白くやせ細っていたが、やけに目だけは生き生きとしていた。
久しぶりに会ったというのに、その友人は挨拶も早々に
「実は話したいことがあるんだよ!」
と、嬉しそうに話し始めた。
「この世は永遠に回り続けるビデオテープみたいなものなんだ!そして常に録画されていて、常にそのテープには今という瞬間を過去の上から重ね録りされているんだよ!」
兄貴は意味が分からず唖然とするしかなかった。友人はそれを気にすることなく話を続けた。
「テープが一回りする周期がどのくらいかはわからない。1年か1カ月か1週間か。もしかすると1時間、1秒かもしれない。」
なんとなく兄貴もその話に興味を持ちはじめた。
「人間の身体は微弱な電気で動いているのはお前もすでに知っているだろ?普段は微弱だけど、精神的、心理的に何か強い思いが・・・つまり・・・喜びや悲しみ、後悔や無念、怒りや憎しみ。その感情が強ければ強いほど微弱だった電気が強力な何かになり時にはその何かが場所や空間に感情の痕跡を残すことがあるんだ。
感情の痕跡が深く刻まれると、先に話した重ね録りをしても消えないんだよ。ほら、たまに重ね録りしたビデオテープ再生したら前の映像がうっすら映ってたり音が残ってたりするだろ?それだったんだ!霊や超常現象の正体は!
魂や怨念なんかじゃないんだ!ただの痕跡なんだよ!おい○○(兄貴の名前)!わかるよな!」
突然感情的になった友人に兄貴は話の整理ができないままうんうんとうなずくことしかできなかった。その瞬間。
「おぉぉぉぉぉ!解明できたぞ!うおぉぉぉ!」
友人はいきなり立ち上がり、歓喜のような雄たけびあげた。
まるで試合に勝ったボクサーのように拳を天に突き上げていた。
あまりに突然の友人の変貌ぶりと行動に兄貴はその場から動くことができずなぜか笑ってしまった。
その様子を見た友人は涙をながし一言
「ありがとな。」
笑顔でそう言って帰って行ったそうだ。
兄貴は話し終えるとハハッと笑いながら
「変な奴だよな。元理工学部のくせに言ってることが科学的じゃない。言い回しがそれっぽいってだけで言ってること目茶苦茶wwwだけど不思議なことにあいつがしゃべったこと一語一句覚えてるんだよ。」
兄貴が話をしてくれた翌日に、その友人は自宅のベットの中で静かに亡くなった。
それからしばらくしてからかな?ときどき兄貴が自分の部屋で亡くなった友人の姿を見るようになったのは。
あの時のように歓喜の雄たけびをあげ拳を天に突き上げているらしい。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
7年前、年が3つ上の兄貴が大学に通っていた頃に聞いた話。
怖くないかも?
兄貴は大学の理工学部なんだけど、よくオカルト好きな友人を家に招いては霊や超常現象の話題で盛り上がっていた。
科学的な観点から霊や超常現象の正体は何かを酒を飲みながら結構真剣に話していたのを覚えている。
兄貴が大学4年になったあたりからそのオカルト好きな友達がぱったりと家に来なくなった。なんでも病気になったらしくて大学も辞め入院しているらしい。
それから数カ月経ち、俺は兄貴のオカルト好きな友人のこともすっかり忘れていたある日。
兄貴がふと思い出したようにその友達の話を始めた。
「そういえば3日前にあいつが俺の家に来てたんだよ。」
内容はこうだ。
その友達はガンだったらしく余命半年と宣告をうけ、しばらくの間病院で治療を続けていたが最近は自宅療養になった。
久しぶりに会う友人は抗がん剤のせいなのかひどくやつれ髪も眉毛もなく身体も青白くやせ細っていたが、やけに目だけは生き生きとしていた。
久しぶりに会ったというのに、その友人は挨拶も早々に
「実は話したいことがあるんだよ!」
と、嬉しそうに話し始めた。
「この世は永遠に回り続けるビデオテープみたいなものなんだ!そして常に録画されていて、常にそのテープには今という瞬間を過去の上から重ね録りされているんだよ!」
兄貴は意味が分からず唖然とするしかなかった。友人はそれを気にすることなく話を続けた。
「テープが一回りする周期がどのくらいかはわからない。1年か1カ月か1週間か。もしかすると1時間、1秒かもしれない。」
なんとなく兄貴もその話に興味を持ちはじめた。
「人間の身体は微弱な電気で動いているのはお前もすでに知っているだろ?普段は微弱だけど、精神的、心理的に何か強い思いが・・・つまり・・・喜びや悲しみ、後悔や無念、怒りや憎しみ。その感情が強ければ強いほど微弱だった電気が強力な何かになり時にはその何かが場所や空間に感情の痕跡を残すことがあるんだ。
感情の痕跡が深く刻まれると、先に話した重ね録りをしても消えないんだよ。ほら、たまに重ね録りしたビデオテープ再生したら前の映像がうっすら映ってたり音が残ってたりするだろ?それだったんだ!霊や超常現象の正体は!
魂や怨念なんかじゃないんだ!ただの痕跡なんだよ!おい○○(兄貴の名前)!わかるよな!」
突然感情的になった友人に兄貴は話の整理ができないままうんうんとうなずくことしかできなかった。その瞬間。
「おぉぉぉぉぉ!解明できたぞ!うおぉぉぉ!」
友人はいきなり立ち上がり、歓喜のような雄たけびあげた。
まるで試合に勝ったボクサーのように拳を天に突き上げていた。
あまりに突然の友人の変貌ぶりと行動に兄貴はその場から動くことができずなぜか笑ってしまった。
その様子を見た友人は涙をながし一言
「ありがとな。」
笑顔でそう言って帰って行ったそうだ。
兄貴は話し終えるとハハッと笑いながら
「変な奴だよな。元理工学部のくせに言ってることが科学的じゃない。言い回しがそれっぽいってだけで言ってること目茶苦茶wwwだけど不思議なことにあいつがしゃべったこと一語一句覚えてるんだよ。」
兄貴が話をしてくれた翌日に、その友人は自宅のベットの中で静かに亡くなった。
それからしばらくしてからかな?ときどき兄貴が自分の部屋で亡くなった友人の姿を見るようになったのは。
あの時のように歓喜の雄たけびをあげ拳を天に突き上げているらしい。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
僕にも見せて?
2010.12.21 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
306 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/14 18:42
まだ俺が小学生の頃、カケル(仮)という天体マニア?の友達がいて、ちょくちょく二人で夜中に家を抜け出しては星を観に行ってた。
別に星を見るくらいなら夜中でなくてもいいのだが、小さい頃ってそういう冒険をしてみたくなるもんだ。
ある日の夜中、いつものように二人で待ち合わせて近くの山に登った。
山って言っても、もしかすると丘かもしれないくらいの場所。
とにかく見晴らしのいいところだったので俺たちはもっぱらそこへ登って観測していた。
カケルは高価そうな望遠鏡を持っていて、俺は当然そんなもんは持ってないから、二人で交代で覗いて星を見ていた。
カケルと違って俺は星のことを全然知らないから、いつもカケルに色々教えてもらいながら見る。
その日も、
「あれが大熊座で、その一部が北斗七星で…」
とか教わっていた。
そしたら耳元で突然、
「僕にも見せてよ」
と聞こえた。
その時望遠鏡を覗いていたのは俺だったから、交代しようと思って顔を上げ、カケルを見た。
だけどカケルは、そんな俺を怪訝そうな顔で見ている。
「見たいんじゃないの?」
「ジン(俺)が見たいんだろ?」
「今、おまえが見せてって言ったんじゃん」
「ハァ?言ってねーよ」
変だなとは思ったが、そもそもカケルは自分のことを僕とは言わないから、空耳ということでお互い気にしないことにした。
だけどしばらくすると、また
「僕にも見せてよ」
と…
今度こそカケルか?と思い見るが、カケルは俺と目が合った途端俺じゃない、と言いたげに首を振る。
誰かの悪戯か?と思い、俺はその辺の隠れられそうな場所を片っ端から探した。
結局誰も見つけられずに戻ると、カケルは
「幽霊なんじゃないか?」
「バカ、そんなもんいるわけねーだろ」
俺たちは二人ともわりと豪気な性格で、そういう不思議なものを怖いと思ったことはない。
だからカケルもこのときはまだ怯えた感じではなかったし、俺に至っては幽霊なんて端から信じていなかった。
交代して今度はカケルが覗いていると、またしても
「僕にも見せて」
と聞こえてきて、いい加減ぶちきれた俺は
「うるせーよ!見たいんなら出てこいやボケ!」
とあてもなく叫んでみた。
だがなにも変化は起こらず、しらけてしまった俺たちはいつもより早いが山を降りることにした。
望遠鏡を片付けようと俺が望遠鏡を、カケルが三脚をたたんでいると、いきなり俺の身体が動かなくなった。
よく言う金縛りみたいに全身が硬直するとか、そういう感じじゃない。
誰かにしがみつかれてるみたいにずっしりとした重みで動けない。
「カケル…」
さすがの俺もちょっとビビってカケルを呼ぶと、ああン?とこっちを見たカケルの顔が瞬時に凍りついた。
何だ?何が見えてるんだ?!
「僕も見たいから、これ、ちょうだい」
また耳元であの声が聞こえたが、これとは何なのかわからない。望遠鏡か?
次の瞬間いきなりカケルが叫んだ。
「目ぇ閉じろ!ジン!!」
反射的に閉じた俺の瞼に鋭い痛みが!
「いてぇぇぇ!」
と叫んで目を覆う俺。
「このヤローっ!ジンから離れろ!」
と叫んで俺の背中に抱きつくカケル。
えっ、俺の背中になんかいるの?!とパニックになる俺の手を引いてカケルが走り出した。
カケルが抱きついたからか、身体の重みがなくなっていてなんとか動くことが出来た。
けど片目が血が出てるらしく液体が目に入って前が見えにくい。
予想通り俺はすっ転んでとっさに持っていた望遠鏡をかばったせいでひざを強打。
「ぼけぇぇぇ!何やってんだーっ!」
はっきり言ってこの時のカケルの顔が一番怖かったが、走れなくなった俺をカケルはおんぶして全速力で走った。
カケルは俺より身長が5センチくらい高いだけで、体格はそんなに変わらない。
なのに「次の運動会でおんぶ競争があったらこいつと組もう」と思うくらい速かった。
とりあえず近い方のカケルの家に寄り、粗塩をお互いの身体に撒いて、怪我の手当てをしてからまたおぶってもらって俺は家まで帰りついた。
瞼の怪我は引っかかれたような感じで、思ったよりは浅かった。
それでカケルはいったい何を見たのか聞くと、
「おまえの背中に目から血みたいな赤黒いのがだらだら流れたやつがかぶさってておまえの目に手を伸ばしたから、ヤバい、目ン玉とられる!と思って叫んだ」
ということらしかった。
それで俺たちが天体観測をやめたかと言うとそんなことはなく、それからは武装し、粗塩とお守りを常備して登るようになった。
だけどそいつに襲われることは二度となかった。
まだ俺が小学生の頃、カケル(仮)という天体マニア?の友達がいて、ちょくちょく二人で夜中に家を抜け出しては星を観に行ってた。
別に星を見るくらいなら夜中でなくてもいいのだが、小さい頃ってそういう冒険をしてみたくなるもんだ。
ある日の夜中、いつものように二人で待ち合わせて近くの山に登った。
山って言っても、もしかすると丘かもしれないくらいの場所。
とにかく見晴らしのいいところだったので俺たちはもっぱらそこへ登って観測していた。
カケルは高価そうな望遠鏡を持っていて、俺は当然そんなもんは持ってないから、二人で交代で覗いて星を見ていた。
カケルと違って俺は星のことを全然知らないから、いつもカケルに色々教えてもらいながら見る。
その日も、
「あれが大熊座で、その一部が北斗七星で…」
とか教わっていた。
そしたら耳元で突然、
「僕にも見せてよ」
と聞こえた。
その時望遠鏡を覗いていたのは俺だったから、交代しようと思って顔を上げ、カケルを見た。
だけどカケルは、そんな俺を怪訝そうな顔で見ている。
「見たいんじゃないの?」
「ジン(俺)が見たいんだろ?」
「今、おまえが見せてって言ったんじゃん」
「ハァ?言ってねーよ」
変だなとは思ったが、そもそもカケルは自分のことを僕とは言わないから、空耳ということでお互い気にしないことにした。
だけどしばらくすると、また
「僕にも見せてよ」
と…
今度こそカケルか?と思い見るが、カケルは俺と目が合った途端俺じゃない、と言いたげに首を振る。
誰かの悪戯か?と思い、俺はその辺の隠れられそうな場所を片っ端から探した。
結局誰も見つけられずに戻ると、カケルは
「幽霊なんじゃないか?」
「バカ、そんなもんいるわけねーだろ」
俺たちは二人ともわりと豪気な性格で、そういう不思議なものを怖いと思ったことはない。
だからカケルもこのときはまだ怯えた感じではなかったし、俺に至っては幽霊なんて端から信じていなかった。
交代して今度はカケルが覗いていると、またしても
「僕にも見せて」
と聞こえてきて、いい加減ぶちきれた俺は
「うるせーよ!見たいんなら出てこいやボケ!」
とあてもなく叫んでみた。
だがなにも変化は起こらず、しらけてしまった俺たちはいつもより早いが山を降りることにした。
望遠鏡を片付けようと俺が望遠鏡を、カケルが三脚をたたんでいると、いきなり俺の身体が動かなくなった。
よく言う金縛りみたいに全身が硬直するとか、そういう感じじゃない。
誰かにしがみつかれてるみたいにずっしりとした重みで動けない。
「カケル…」
さすがの俺もちょっとビビってカケルを呼ぶと、ああン?とこっちを見たカケルの顔が瞬時に凍りついた。
何だ?何が見えてるんだ?!
「僕も見たいから、これ、ちょうだい」
また耳元であの声が聞こえたが、これとは何なのかわからない。望遠鏡か?
次の瞬間いきなりカケルが叫んだ。
「目ぇ閉じろ!ジン!!」
反射的に閉じた俺の瞼に鋭い痛みが!
「いてぇぇぇ!」
と叫んで目を覆う俺。
「このヤローっ!ジンから離れろ!」
と叫んで俺の背中に抱きつくカケル。
えっ、俺の背中になんかいるの?!とパニックになる俺の手を引いてカケルが走り出した。
カケルが抱きついたからか、身体の重みがなくなっていてなんとか動くことが出来た。
けど片目が血が出てるらしく液体が目に入って前が見えにくい。
予想通り俺はすっ転んでとっさに持っていた望遠鏡をかばったせいでひざを強打。
「ぼけぇぇぇ!何やってんだーっ!」
はっきり言ってこの時のカケルの顔が一番怖かったが、走れなくなった俺をカケルはおんぶして全速力で走った。
カケルは俺より身長が5センチくらい高いだけで、体格はそんなに変わらない。
なのに「次の運動会でおんぶ競争があったらこいつと組もう」と思うくらい速かった。
とりあえず近い方のカケルの家に寄り、粗塩をお互いの身体に撒いて、怪我の手当てをしてからまたおぶってもらって俺は家まで帰りついた。
瞼の怪我は引っかかれたような感じで、思ったよりは浅かった。
それでカケルはいったい何を見たのか聞くと、
「おまえの背中に目から血みたいな赤黒いのがだらだら流れたやつがかぶさってておまえの目に手を伸ばしたから、ヤバい、目ン玉とられる!と思って叫んだ」
ということらしかった。
それで俺たちが天体観測をやめたかと言うとそんなことはなく、それからは武装し、粗塩とお守りを常備して登るようになった。
だけどそいつに襲われることは二度となかった。
―16歳になれない家― <毒男シリーズ>
2010.12.19 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
37 :毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2010/10/30(土) 03:18:42.39 ID:W+qZoORB0
私の家の近所、数軒先に先日まで空き家だった家があります。
もう築30年程たつ古い家です。
昨年、前の持ち主が他界されたので売りに出されておりました。
その家にまつわる話です。
前の前の持ち主、Kさんはごくごく一般的な家庭。
両親と中学生の娘の3人暮らしでした。
娘さんは少々神経過敏なところがあり、中学にあがってから親と衝突が絶えなかったようです。
そして15歳になった夏、いつものように親子ゲンカした娘は風呂場で手首を切って狂言自殺を図ろうとしました。
風呂に入り手首を切り…そして貧血のため意識を失ったようです。
30年前ですから、今のようなお湯を入れて終わり、という風呂ではありません。ガス風呂です。
娘は真っ赤に染まった風呂の中で湯だった状態で発見され、体中ふやけていたそうです。
Kさんはその事件の後、すぐに引っ越されました。
Kさんが引越した後、今度はIさん一家が引越ししてきました。
Iさん一家は両親、大学在学中の兄、中学生の娘の4人一家。
兄は市外の大学だったため、夏休み以外はほとんど家に帰ることはなかったようです。
中学生の娘は大人しく、親に従順な子だったそうです。
その娘が15歳の夏、体育の授業で跳び箱に失敗し頭から落ち、脳内出血で亡くなりました。
原因は友人が壊れていた跳び箱をよくおさえていなかったからだと、母親は娘の友人を恨んでいたようです。
このころ私の母親も、I家を訪れる娘の友人の姿をよく見たそうです。
そして半年後、今度は母親が骨肉種を患い、最後は眼球、鼻、唇など全て侵されたため
手術で切り取りまるでのっぺらぼうのようになって亡くなったそうです。
そしてその母親の死後から一年もたたないうちにI家のご主人は友人の紹介で後家さんをもらうことになりました。
後家さんをもらったI家ですが、後家さんは中々明るい方で近所づきあいも上手。
息子ともうまくやっているようで、この家の住人も今度こそ落ち着くだろうと近所の人々は安心しておりました。
しかし、結婚して一年後。
後家さんは風呂場でガス中毒(鳥が巣を作っていたため)で倒れ、K家の娘のように湯船の中で湯だった状態で発見されたのです。
当時私は幼かったのですが、救急車とその家との雰囲気をはっきりと覚えています。
禍々しい…異様な。
近所では噂が立ちました。
あの家に住む女性はみんな死ぬ。
亡くなった後家さんに至っては、K家の娘と同じ状態で発見されたため、娘の呪いかもしれないと囁かれました。
いつしか噂は町内の外に漏れ、近隣住民では誰も知らぬ者は無いほどの有名な家となりました。
I家のご主人はそれからもこの不名誉な噂がたった家にずっと住み続けました。
20余年の歳月が流れ、住民の様子も変わり古くから住んでいるものも、噂を口にすることがなくなっていました。
そして昨年、I氏は亡くなりました。
息子さんが家を売りに出したのは今年になってからでした。
古いということと、家の雰囲気がどことなく暗いことから買い手がなかなかつかない様子でしたが、今年の夏町内の貸家に入っていた一家の引越しが決まりました。
一家は4人。家中の明かりを点して、今まで暗かった空き家にすっかり活気が戻ったように見えます。
しかし…。
古くから住んでいる町内の者は皆息を潜めて事の成り行きを見守っているのです。
なぜなら、一家の娘は現在14歳。来年は15歳。
あの家に住んだ娘は16歳になれないからです。
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