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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.25 (Mon) Category : 

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俺の息子になにしやがる

2012.11.30 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 08:35:31.12ID:z6mC1Qh30
高校生の時、風邪で高熱を出し寝込み病院へ行った
解熱剤で熱も下がり帰宅出来たのだが、その日の晩にまた発熱した
そのせいで「急変すると大変だから」と言う理由で小学生以来久々に親の寝室で川の字になって寝た

時間は解らないがおそらく深夜、何か妙な気配を感じて目を開けると天井に黒い霧の様なものが浮いていた
それをジーッと見つめていると霧の中から顔半分が潰れた気味悪い笑顔を浮かべた男が出てきた

するとその黒い霧と顔は俺の方へ降りてきて、剰りの怖さに俺はそれを振り払おうとしたのだが、相手は霧なので
霧散しても直ぐに元通りになりどんどん俺は黒い霧に包まれ男の顔が近付いてくる

顔に手が触れる距離まで来て振り払おうとしたが男の顔も霧散して元通りになる
何故だか解らないが俺は「ヤバい俺死ぬ」と言う確信があり、ガタガタ震えて降りてくる男の顔を見詰めていた

「 俺 の 息 子 に 何 し や が る ! 」

と横で寝ていた親父が行きなり立ち上がり霧と男を蹴り上げた
壁まで吹き飛んだ男の顔は物凄く驚いていたが親父は烈火の如く怒っており壁際の男を今度は殴り付けた
すると黒い霧と男の顔は霧散して二度と戻ることは無かった

それからどうなったかが解らない
視界がグルングルン回り、気付いたときには朝だった
親父にその日の事を聞いても「熱で悪い夢でも見たんだろ」と言う

でも親の寝室の壁にはいつのまにか拳くらいの大きさの穴が空いていた 





 








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記憶が始まった瞬間

2012.11.27 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/27(火) 08:27:12.00ID:9km2OVG+0
子供の頃意識が始まった瞬間を覚えてる

急に頭が冴えた状態になって遊んでいたおもちゃから手を離して周りを見た
部屋の風景にも見慣れた感覚はなかった

「〇〇~」と声がして体が勝手に反応し立ち上がり声の元まで走り出した
〇〇という名前にも聞き覚えはないがこれが自分の名前なんだろうと思った

走っていくと見慣れない顔の人がテーブルの椅子に座っていた
そのとき勝手に
「お母さん」
と口から言葉が出て同時にああこの人が母親なんだなと感じていた

それから後は連続して意識が続いています




 








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運命を変えた事がある。

2012.11.21 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

967: 本当にあった怖い名無し:2012/04/24(火) 03:28:07.63 ID:5NtgWRQOO
私は一度だけ、運命を変えた事があります。

それは中学生の時でした。
当時私は古いアパートに住んでいて、両親は共働きで、二人とも朝がとても早く、まず父が明け方に出かけ、それから少しして母も続き、学校に行く私が一番遅い外出をする、という感じでした。
なので母からは常に、火の元だけはきちんとしておくようにと言い聞かされていました。

にも関わらずある日、朝食後、ガス栓を開けたまま学校に出てしまい、帰ってきた時にはアパートは火の海でした。
私達の家族は皆無事でしたが、別の部屋では死者も出たような惨状で、父は呆然、母は泣き崩れていました。

私は後悔してもしきれず、これからどうすれば良いんだろう、これからどうなるんだろうと絶望のどん底にいました。

そして一先ず、祖父の家に泊まりました。
その日の夜中、泣き腫らした目が痛くて目覚めると、枕元に、ボヤッと青く光る何かがありました。
私は本当に無意識に、それに触りました・・・

そしてほんの数回瞬きした瞬間、あのアパートの部屋(リビング)に私はいたのです。
!?と思い、1~2分ぐらいその場で固まっていましたが、ふと玄関を見たとき、驚愕しました。

私がいる。

玄関に、靴紐を結んだままの姿勢で、固まったままの私がいたのです。



968: 本当にあった怖い名無し:2012/04/24(火) 03:30:14.12 ID:5NtgWRQOO
恐る恐る近付き、触ってみましたが、石のように固く、人間の感触のそれとはまるで違うものでした。
そこで初めて、周りがおかしい事に気付きました。景色の「色」が何だか薄いのです。
全くの無色、白黒、という訳ではありませんでしたが、昭和の写真のように、全てが色褪せたような景色でした。

私は後退りしながら、ひとつの考えを抱いていました。まさか・・・とは思いましたが、ガス栓の所に行くと、やはり閉まっていませんでした。
そして、それを見つけた途端、猛烈な頭痛に襲われました。

堪らず頭を押さえつつも、私は、自分があの瞬間に戻っている事を確信しました。
あれを閉めなければ。早く。早く。
私はキッチンのふちに手をかけ、何とか立ち上がろうとしました・・・、

結論から言うと、私は高校生の終わりまであのアパートまで暮らしました。
アパートが爆発し火災になった事実はなく、平穏な暮らしを続けられました。

あの日の朝目覚めると、祖父の家には顔だし程度に一泊していた事になっていて、私は唖然としながらもこんな事など誰にも説明できず、でも「助かった」「よかった」という、よく分からないモヤモヤを抱えて暫く過ごす事になりました。

何がきっかけで、あの過去、あの瞬間に戻れたのかは分かりません。
ただ、自分の記憶には確かに、焼け焦げたアパートの残骸、泣く母親、あの絶望感が未だに残っています。 




 








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