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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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山小屋にすみつくもの

2011.05.20 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

235 本当にあった怖い名無し sage New! 2007/09/13(木) 22:40:43 ID:9+35Nh+E0
長文です。かなり長いので規制かかるかもしれません。
その場合は明日にでも続きをあげます。
会話はうろ覚えなので覚えてる限り詳細に書いています。


T山の話
福岡県にあり地元民だとすぐにわかると思う。

山の麓にあるS霊園はその心霊スポットの中でもかなり有名で地元の多くの若者がそこへ行く。
自分も多分にもれずそこに行った事があるが特に霊的な現象なかった。

高校生の時に綺麗な場所でキャンプをしようと言う話が出てきたのでその山の頂上付近にある小屋でBBQでもしながら遊ぼうという事になった。

この小屋は誰でも使用できるようになっており、中には囲炉裏とそれを囲む椅子があるのみ。
ただし遊び半分だった為、通常のキャンプとは異なりテントも寝袋も無く、しかも食べ物だけ買い夜中にその霊園から上っていく事に。

当日、夜の10時ぐらいに出発することに決め、それまでは皆で近くの海で釣りをして時間を潰した。
その後釣った魚と買った肉や野菜、料理器具をもち山に登った。

山を登り始めて30分経ちはじめた頃、
「怖い話でもしながら行こっか」
と言い出した友人に皆が賛同しその後それぞれの恐怖体験、聞いた話等をはじめた。
怖さや夜に友人と遊べるという高揚感からあまり疲れも感じずに山小屋へ到着した。

その後、火を熾す為に小屋周りの薪を集め始めた。
でもあたりは暗くあまり見えず持ってきた懐中電灯で辺りを照らすも真っ暗闇に少しの灯り。
それが怖さを増ましてきて遠くまでは行けない。
小屋周りに薪になりそうな木も無い為、じゃんけんで負けた者が取りに行くことに。

その結果友人二人と自分が取りに行く事になった。
小屋を少し離れて探している時に一人が
「こんなとこに社があるぞ。」
と呼びかけて来た。

そこへ向かうと小さな社が置いてあり、何かを祭ってる。先ほどまで怖い話をしていた自分達には
あまり気味が良い物では無く、その辺りの木を拾いすぐに小屋へ逃げ帰る事に。

その時に後ろからキーッと音が聞こえた為、振り向いてしまったが、直ぐに目を背けた。
さっきまで何も無かったし誰も居なかった筈の社の前に人が立ってる。ような影がある。

懐中電灯から出ている明かりがどこかに当たって影になってるのだろうが、周りには何もない。
びっくりしたのか友人も何度か懐中電灯を移動してその影の本体を探そうとするも周りに人は居ない。
怖くなり直ぐに小屋へ走った。

小屋の明かりが外に漏れているのを見て少し安堵したものの後ろに何かついてきてるかもという思いは拭えないので兎に角、急いだ。
その時に中から良い匂いがしてきて、小屋から煙が出てる事に気付いた。

「お前ら、何してんの?人が折角薪拾いにいってるのに、先にはじめるなって」
と友人のAが怒りながら中に入っていくと中ではすでに真ん中の囲炉裏のような場所に火があり網の上で肉を焼いていた。

「いや、お前らが遅いけん小さい枝とか集めてそこにあったボロボロのカレンダーを燃やした。最初は新しいやつかと思ったけど日付見たら10年以上も前のやつやけん良いかなと思って。」
とそのうちの一人が言い
「10年前のカレンダーって。お前ここに人があまり来んけっていっても、10年以上も人が来んとかありえんし、掃除とかも入りようって言いよったぞ?」
とAが怒りながらそのカレンダーを見に行った。

「誰かが来てキャンプみたいなんやった後に捨てていったんやろうな。」
と言いながらカレンダーを捲ってたAがいきなり
「うわっ」
と叫んだ。皆が一斉に彼を見てどうしたのかを聞こうとした時にすぐになんで叫んでるのかが分かった。

そのカレンダーの数十枚捲ったところに小さい黒い斑点が見える。
めくれば捲るほどその黒い斑点の大きさと量は増えていき、赤黒くなって見える。

Aは
「やばすぎ!!」
とそれをすぐに手から放り投げた。
そこで彼は先ほどの影の話をし始めて
「ここやばいんやね?気持ち悪すぎる。」
と言い、その場全員が来るまでにした怖い話のせいもあり固まって動けなくなった。

どうにかその内の一人のBが
「見間違いやって。そんな影なんか。しかもこの黒いのも土やろ。10年前のやぞ?雨降れば少しは色も変わるって。」
と言いながらカレンダーを拾いに行くと、Aが
「お前読んでみいや。」
と言い始める。

自分達にはAが何を言ってるのかわからず拾いに行ったBが
「何をよ。」
と笑いながらカレンダーを拾い捲っていった。その瞬間に
「ひっ」
と変な声を出しながらカレンダーを落とした。

「これは、無いわ。なんちゅう悪戯をしとんやろ・・・。」
と言いながら何かが憑いたんじゃないかというぐらい青い顔で目を見開いていた。
さすがに誰もそれを見ようとはせずにただ、
「どうしたん?」
「何があるん?」
とただ聞くのみ。

Aは
「見たらわかるって」
と言うのみでBは固まったまま動かない。
何があるのか気になったのと、折角ここまできたのに、このまま帰るのは嫌だった俺はそのカレンダーを拾い見てみた。何枚かを捲っていき、それを見た瞬間に手が震えて背筋に寒気がはしり、腰がどっと落ちた。

「うゎ・・・。なんかこれ!」
と怖さを振り払おうと大きい声を出したら全員がびくっとなり一斉に俺を見た。
「まじで、何が書いとんか言えや。」
と怒鳴りながら言う友人にAが
「自分で見ろって!口にも出したくないわ」
と怒鳴り返し、再度静かになる。
「み、皆でみればいいやん。」
と何とか言うと見てないAとB以外の友人が集まって来た。
あまり、直に手で触りたくなかった為拾ってきた棒でゆっくりと捲っていく。

ただ、その黒い斑点のせいでくっついている箇所もあるため、1枚づつ捲れるようにに二本の棒で開いていった。

そのカレンダーはよくある日めくりカレンダーで大きさはA4ノートぐらいの大きさ。小さくないため一本の棒で抑えてもう一本で開いていくと、8月の「19日」と書いてある場所から黒い斑点が始まった。それは「20日」の場所から滲んでついたようで、「20日」をひらくと再度それを見ていなかった友人達が
「うわ。。」
と口々に悲鳴をあげた。

それは小さい字で書いており
「20日 この日は私が初めて手首を切った日 これ見た人呪うね」
と書いていた・・・。

「これは、無いわ。何でこんなん書くよ・・・。」
と泣きそうな声で言う友人。
「続きはどうなったとん?」
と言う友人が棒を取り、次の日を開こうとするもくっ付いてて開けない。

次に開いた所には
「24日 まゆみちゃんの頭から血がでてる。カレンダーに垂らしてみたら黒くなっちゃった」
と書いていた。
「意味がわからん。。」
と言いつつその友人はどんどん開いていこうとする。

次に開いたところはページがくっ付いて居た為に10月までくっ付いており開いたところは赤黒い染みがあるだけ。それ以降は何も書いておらず、
「まじでなんなん。」
とかなりビクつきながら皆が囲炉裏の周りに集まった。

「どこまで続いたんやろ。意味がわからんし。。」
とAが言うと、Bが
「1枚1枚めくれるか?お前。無理やしほっとけよ。」
と怒りながら言い出した。

「誰が捲れるっていったんか?お前怖いけって突っかかってくんな」
とAも言いかなり険悪なムードに。
その時に空気と言うものを一切読めないCが
「じゃんけんすれば?」
と言い出しB以外の全員が噴出した。

それが良かったのか、怖さが収まり少しづつ余裕が出てきた。
「なんか、シーンとしとったら余計に怖いし、もういいやん、皆で見ようや。」
とCが言い出し
「どうせ、これも血のように色たらして、怖がらせようと書いとるだけやろ。見よったら最後に『私、あなたの後ろにいるの』のパターンよ。」
と全員を安心させてカレンダーを素手でゆっくりと捲り始めた。

なんとか剥した「21日と22日、23日」には黒い斑点のみで何も書いていなかった。
次に25日は全く剥がれず26日は何とか剥がれるも真っ黒で何も読めず。

9月2日まで開いても黒いのみで書いてある様子は無い。ただ、9月3日に赤黒いものに混じって字が見えた。

「3日 まゆみちゃんだけ先にいった。 けずったらぎゃあぎゃあさわいでた」
「4日 まゆちゃん、おかえり。帰ってきた。くっつけたらぴくぴく」
「5日 あんたまだみてる?みてくれる?そと」

とここで気持ち悪さもあったけど、Cが言ったとおりに書いてあった為に皆が
「これは、作ったんやね。Cの言う通りやん。たちわるいなぁ」
と笑いながら見てた。

「6日 まゆみちゃん。まゆみちゃん。まゆみちゃん。」
とだけ。
「7日 まだ?」
「8日 もう、いい?」
「9日 見てる人いる?ききたいの」
「10日 ねぇ、まゆみちゃんってだれ?」
といきなりこの文だけ大きな字で書いていた。

「こいつ精神的にいかれてるよね?」
というAに
「異常すぎるやろ」
と皆同意した。

「11日 いいかげんにして」
「12日 なんでわたしなの?」
「13日 今日私自殺します。首切り自殺です。(←首吊りかと思ったけどこう書いてた)神社が良いかな?山?霊園?どこがいいかな?まゆちゃんもつれていくねこのカレンダー見つけた人12月24日みてねー。私は死んでるけど 」

と書いていた。

皆で少し笑いながら
「でたでた。くるぞー。くるぞーー」
と少しふざけて言いながらすぐに12月24日を開くとそこには

「せんもんのやくはとくとるな。こはわもら かなら ろ」

と意味不明な言葉と意味不明な漢字が書かれていた。

そして12月25日に
「まゆみちゃんも、まゆちゃんも殺したあとに囲炉裏でやいた。そこほれ。そこほれ。まゆちゃんの頭ちょん切って社の前においたよ。まゆみちゃんの足くっきって社の後ろに入れたよ。私はそこにずっといようっと。これは怖がらせるためじゃないよ、日記だもん。あなたはのらう。死んでる私がのるよ。わたしはいないからお願いも聞かない。あなたはのろお」

と小さい字で書いていた。この字だけ異常者が書いたような内容なのに関わらず凄く上手な字だった。
それまでは笑ってたけどさすがに気持ち悪さと呪うという言葉に気分も悪くなり
「もう、帰ろうか。」
とAが言い出す。ただ帰るといっても夜中の12時か1時ぐらいに懐中電灯で来た道をもどれる勇気も無く、賛同するものもいない。
「朝までまとうや。」
と言うも
「ここで?まじで?こんなとこで?」
とBが言いだす。

BとAはもう出た方がいいって。と言うが他の友人は
「いや、外なんか歩けんって」
と拒否。

その後、結局そこで朝まで待つ事になったがBBQをするほどの元気もなく全員で何となく気分を紛らわせるように話をしていた。数十分後、いきなり外から
「お~い、お~い、お~い。」
と聞こえ始めた。全員が一斉にびくっとなり身構えるように静かになった。

「お~い、お~い、お~い。」
としか聞こえないのだがそれがずっと続く為
「動物の鳴き声じゃね?」
と言う友人に全員が同意し、又話し始めた瞬間
「バン!!!バン!!!!!」
と小屋の裏側が誰かに叩かれた。

「お~い、お~~い。お~~~い。お~~~~い」
と叫ぶ声も長さが増していきそれと同時に再度裏側から
バン!!!!バンッ!!!!
と誰かが叩く。

「な、なんなん?これ???誰かが叩きよるん?」
とBが半ば泣きながら言うと今度は横側から
バン!!!バン!!!!
と音が鳴る。

そこでいきなりドアが開いた。
「おーい、こら。お前らなんしよっとか?お?」
と一人の男が立っている。
自分達は全員怖さと目の前の現状が全く理解できずに固まっている。
「おーいって、呼びよるやろうが?お?聞いとんか?のー?」
と捲くし立てる男の手には古びたバットが握られており、それが怖すぎて一言も発せられない。

「なんとか言わんか!!!コラ!!!」
と男がバットを扉に殴りつけながら叫ぶので、
「い、いや、BBQしようと思って。来ました・・。知り合いにここの小屋は誰でも使えるって聞いたんで
ここに居ます。」
と言うと男は
「あほか?おー?ここは今俺が住んどるんじゃ。」
と言う。

「本当にすみませんでした。知らなかったとはいえ、ここが個人の家だとは知らなかったので」
と言うと
「個人の家やないけど、俺が先に住んどるんじゃ。誰がつこうて良いっていうたか知らんけどはよ出て行け!」
と叫びながらバットを扉にバンバンと殴りつける。

急いで荷物を纏めてその場から出ようとした時に、その男が
「食いモン持っとるんやったら、置いてけ。肉が黒こげになっとるやろうが!あん?もってぇねぇことしおってからこんボケ」
と囲炉裏の上の焦げた肉を指差して怒鳴り散らす為肉や魚を置いて逃げるように外に出た。


外に出る為にその男の横を通る際、男の目をみてかなり萎縮してしまった。多分白内障なのだろうが片目が白い。
これで見えてるのか?と言うぐらいに。

外に出た後に成すすべなく立ち尽くしていたが、真っ暗闇の怖さで不安になり、皆急いで懐中電灯をつけた。

懐中電灯をどこに照らすべきか分からず、足元に照らし
「どうする?」
と話をしていると小屋から再度怒鳴り声が聞こえた。

「おい、こら!おぉ?お前ら出て行けって言ったやろうが!聞いとるんか?おい!」
と叫んでいる。
何が起きたか分からずに他に足りてない友人が居ないか、誰か小屋に残ってないかを確認するも
その場には友人全員がいる。

「おっまえら、人様をなめとるんか!?あ~!?」
と怒鳴る声は続く。
『女やけって、容赦せんぞ!!!!』
と男が叫んだ瞬間に俺を含めてその場に居た友人数人は腰を落とした。

Aが
「え?今なんて言った??」
と誰に聞くわけでもなくボソボソと言う。その瞬間に又男の怒鳴り声。
「あー???知らんわー。てめー誰に口答えしよるんか!こら!『女でも俺は殴るぞ!』」
と再度はっきりと言った。

俺達は男同士で行っていた。女は一人も連れてきてない。
それにも関わらずあの小屋では男が『女』に向かって怒鳴ってる・・・。

二重の恐怖に足がガクガク震えて、どうすれば良いのかと考える余裕もなく、動けずにただただその場で友人と目を見合わせてるのみ。多分一人が逃げればそれに続けるのだが誰も先頭に立って逃げる勇気も無い。

少なくとも俺はさすがに真っ暗闇を先頭に立って照らしながら逃げる勇気は無かった・・・。
ただ、次の言葉が聞こえてさすがに全員一斉に逃げた。
『まゆみぃー!???だれじゃ、ぼけ!しらんわ!!!』
と男が言ったから。

最初、名前と思わずに何を言ったか全く分からなかったが言葉の端や流れから頭でゆっくりと
『まゆみ』と言ってるのでは?と理解した瞬間に体がビクッとなり、
『まゆみぃや、いうのは知らんっち言うとろうが!』
と再度はっきりと聞こえた瞬間に全員ほぼ同時に逃げた。

Bは
「ありえん・・。ありえんやろ・・。」
と泣き声を上げながら逃げていた。
小屋からかなり離れたところで足が遅いAを待つ為に全員がとまり、Aが
「はぁ、はぁ。ちょっと、ちょっとまって。」
と言いながら追いついた。

そこで、全員が再度息を整える為に少し休んで居るとBだけがボソボソと
「まゆみって誰なん、誰なん。まゆみって何なん。」
と繰り返す。

さすがに俺も怖い為に
「おい、今はそんなん言うなよ。後で話し聞くけん。頼むけ、今は言うなよ。」
と言うもBはずっとボソボソと独り言を続けていた。その後、息も整い少しずつ落ち着きを取り戻し山を下る事に。下りながらも後ろが気になり、少しの音にも敏感になっていた。

さらに下って行くと道の端に地蔵があり、下の街の光も見え始めた。
下の街の光が見えてかなり安心感を取り戻した俺達は地蔵に
「呪われませんように」
という願掛けの為に皆で立ち止まり手を合わせていると
「それ、地蔵じゃないんやね?。」
と友人のDが言った。

「それ、地蔵やけど、守護系じゃないんじゃね?」
とオドオドしながら言い出す。
「え?知らんけど、地蔵って何かを守ってくれたり厄除けになるんやないん?」
と聞くと
「たぶん、厄除けとかにはなるかも知れんけど、これ身代わり地蔵なんかね?大丈夫なんか?」
と言いながらDは少しずつ後ずさる。
「なんか、怖がらすなや。十分びびったやないか。」
とAがDに怒鳴るとDが
「それ、足切り地蔵やん。足の付け根から切られとるやん。」
と言ったときに全員が一斉に地蔵の足をみる。

確かに右足の付け根が不自然になくなっている。その横に立っていた数本の風車がいきなり吹いてきた風に反応しカラカラと回りはじめた。そのカラカラと音がなりながら回り始めた風車に目がすーっと引き込まれる。

その風車の下に『まゆみちゃん』と文字が見えて一瞬にして背筋に寒気がもどった。
その後直ぐに走りだして、下の道路まで逃げてきた。山から抜け出しアスファルトの道路をみて安心を取り戻した。

息を整えて全員で一番近いAの家に向かおうと決めて、道路沿いを歩き始めた。
時間は夜中の2時で辺りはかなり静かで車も通ってない。
のにも関わらず、反対側の霊園の歩道を俺らとは反対に向かってくる人影を見てビクっとし再度走り始めた。

その歩いてる人影をはっきり見たわけではないけど何故か女の子の様な錯覚をした為鳥肌がざわざわと立ち「見るな、見るな」と怖さから呟きながら逃げた。

その後Aの家につき、その時起こった恐怖体験を皆で話し朝まで過ごした。
次の日からBが耳鳴りが止まらないと病院に通院した以外は特に今のところ変な事はないけど、Bはそれ以降慢性の耳鳴りになってしまい、本人曰く
「金縛りが酷い」
と多分怖がらせようと繰り返し言っています。

「女が夜に枕元にたつ。んで、刻まれていく瞬間を俺の前でずっと喋り続ける。」
と言ってる時もあったがその話をしている時以外は別に以前と変わったこともない。
ので、多分大丈夫かと・・・。

その山小屋の話を兄にしたところ、兄が行ったときは(自分が行ったよりも1、2年前)別にそんなものも無く普通にBBQをしたし、兄の友人も俺達の体験後にキャンプしに行った事があるらしく
「雑誌とかはあったけど、別に人は住んでなかったぞ。」
との事でした。
 
T山自体の霊的現象の噂は一切聞いた事が無く、麓のS霊園とその奥の峠が有名だったのだけど、
それ以来その山には近づかないようにしています。
別の友人が一度T山に仲間内で行った事があるらしく、その話をした事があった為地蔵はあったのか聞くと、
「おまえら、あれは水子地蔵やろ。しかもいたずらしたのお前ら?」
と言われ何もやってないと言ったら
「嘘付け、目のとこがくり貫かれて、足が付け根からないやねぇか」
と言っていましたが、確認には一切行ってません。

最近その中の友人のDが10年前に何か事件があるかを調べてみたところ(図書館で新聞読んでインターネットで調べた程度ですが・・・。)特に事件は無かったとの事です。

ただ、S霊園の奥にある峠は事故が多く、亡くなった方は何人かいたそうですが、多分関係は無いと思います。


「せんもんのやくはとくとるな。こはわもら かならろ」の文章ははっきりと覚えてなかったのですが、友人と話してる時に覚えてることを言い出しこのような感じの文章でした。
がちゃんと覚えて意味を知っとけば良かった・・・。何か性質が悪そうですので。



駄文になり申し訳ありませんでした。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。


 








拍手[6回]

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盗聴

2011.05.19 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

545 名前:盗聴  ◆ABcdEBoHmE 投稿日:03/11/06 00:47
いまから十年以上前の話です。(人物名は仮名です)

俺は、とある地方都市に住んでいた。
そこは沿岸部の都市で、なかなか風光明媚な観光地でもあった。
そこで勤めてた会社に藤本っていう同僚がいた。

そいつは別にカッコワルイってわけじゃないんだけど、女がいるという話は聞かなかった。
というのも、ちょっと性格的にヒキコモリっぽいところがあって、飲み会とかに誘ってもあんましついて来なかったし、残業もせずにいつもまっすぐ家に帰るようなやつだったから。

そんなわけで彼の趣味が「盗聴」だと知ったときは、さすがに俺も納得した。
何度かそいつの家に誘われたことがあったけど、いかにも高そうな無線機やでっかいアンテナ、手錠や警官の制服、怪しげな雑誌とかが部屋中に散乱してたのをいまも鮮明に覚えてる。

いまだったら携帯はデジタル化してるし、コードレスも秘話機能ついてるから無理みたいだけど、当時は何でも入れ食い状態で聞けたんですよ。
実際藤本にいろいろ聞かせてもらったけど、聞いてて確かに面白かった。

女子高生らしい女の子たちがお互いの彼氏のチ○ポの話とかで大いに盛り上がってるし、いい年こいたカップルがお互い幼児言葉で会話してるし・・・。
こいつらほかに聴いてる人がいるなんてこれっぽっちも考えてねぇんだろうな~。バカだよな~てなことを言いながら藤本とゲラゲラ笑い転げた。まあいちばんバカなのは自分たちだということがあとになって分かるのだが・・・・。

そんなことがあってからある日、会社の昼休みの時間に藤本が俺のところにやってきて言った。
「なぁ、お前の課に吉沢っていう女の子いるか?」
この一言がすべての発端だった。

吉沢さんはうちの課に新しく入ってきた女の子で、可愛らしくて愛想もよく、いろいろ細かいところにもよく気づく性格のいい明るい子でみんなに好かれてた。恋人いないのが不思議なほどだ。
みんな彼女の気に入られようと、休み時間にアイスやらお菓子やらて買ってきて彼女の歓心を買おうとしていた。だが俺は不思議とそういったことをする気にはなれなかった。

「吉沢さんか?ホラ、いまあそこでコピーとってるあの子だけど、彼女がどうかしたんか?」
藤本が女のこと話し出すなんて珍しかったんで、やつにもついに好きな女でも出来たのかと考えたら可笑しさがこみ上げてきた。

でもそのとき藤本はそれ以上興味を示さず、
「へぇ~あの子ねぇ」
とつぶやくと遠目でジロジロ彼女を見て、一瞬ニヤッと笑うとすぐに自分の課に戻った。

次の週、昼休みにまた藤本がやってきて
「吉沢さん、今日来てるか?」
と聞いてきた。

彼女はその日も朝早くから元気に出勤していたし、特に体調が悪いようでもなかったのでどうしてそんなことを聞くのか分からなかったが、どうやら彼女のことが気になって仕方がないらしい。
ところが、その次の日にもまた藤本がやってきて同じことを聞く。しかも少し真顔で。

俺はさすがにちょっとウザくなってきたので、
「なぁ、そんなに彼女が好きなんだったら俺のほうからそれとなく言ってみようか?でもあの子みんな狙ってるからお前には無理かもなw」
と、冗談ぽく言ってみた。

が、藤本は表情を変えずに
「いや、そうじゃないんだ。実を言うと気になることがあるんだ。とにかくここじゃ話せないから今度の週末に俺ん家来てくれよ」


週末、俺は藤本の家にいった。
相変わらず無線機やら雑誌やら散乱してる汚い部屋だった。

だけどその時はそんなことかまってられなかった。俺は腰を下ろすと同時に彼に話しかけた。
「なぁ、お前吉沢さんと何かあったのか?」
するといままでみたことがないほど真剣な顔で藤本はつぶやいた。
「聞いてしまったんだよ・・・」

彼の話によると、経過はこうだ。
彼はいつものように会社から帰ってすぐに無線機のスイッチを入れ、飯を食いながらダイヤルをいじっていた。
すると、『トゥルルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…ガチャ…ハイ、吉沢です…』と聞こえてきた。

コードレスだ。こんな風に通話のはじめから受信できると相手が名乗るので、運がよければその時点で相手が特定できるという。

聞き続けているとOL同士らしい。たわいもない話だ。でもさらに聞き続けていくうちに、話の内容からしてどうもうちの社員らしいことが分かった。だから俺のところに来て「吉沢って子いる?」と聞いてきたわけだ。

彼にしてみれば、うちの社員だと分かってしまえばがぜん興味が増してくるわけで、藤本は次の日からさらに
熱心に無線機にかじりついた。さいわい吉沢さんの声は高音がすごくきれいな特徴的な声だったのですぐ分かったという。

さらに数日後、コードレスの帯域をサーチしてたら再び吉沢さんらしい声をキャッチ。でも今度の相手は中年男でなにやら真剣な話をしている。貸出し枠がどうとか期限がどうとか話し込んでいる。どうやら相手はサラ金
らしく、しかも額がすでに数百万にもなっているというのだ。

「まさか!」
俺は藤本をにらんだ。吉沢さんが借金?そんなはずはない。経理課でもお金にはいちばんキッチリしてるし、ブランド品だってそんな持ってるわけでもないし、あの吉沢さんがそんな多額の借金を?

「まぁ落ち着け。話はそれだけじゃないんだ」

藤本はさらに話を続けた。俺はその話を呆然としながら聞いた。
サラ金との話が終わりかけるころ、キャッチホンが入ったらしい。相手は彼女の兄だ。

兄貴はよほど酔っ払っていたらしくて、話の内容はよく聞き取れなかったが、しきりに金の無心をしていたというのだ。いや無心というより、半ば脅すような感じだったという。

彼女も彼女でそんなものは断ればいいのに、と藤本はその時思ったんだけど、どうも断りきれない「事情」
があるようなはなしぶりだったらしい。

次の晩も、そのまた次の晩も兄貴から吉沢さんに電話があった。藤本の話では日を追うごとに兄貴の要求が
エスカレートし、吉沢さんもいよいよ金の工面が尽きかけてきたというのだ。

「なぁ、お前どう思う?」
藤本が沈鬱な表情で語りかけてきた。
「どう思うもなにも、とにかく彼女から直接話を聞かないことにははじまらんだろ」
「しかしなぁ、俺たちのやってることは『盗聴』だぜ。犯罪じゃん。どのツラ下げて彼女に伝えるんだよ」
そういわれると俺は何も言い返せなかった。

次の日会社にいってみると、吉沢さんはいつもどおり明るく、藤本が聞いたような事情があるとは微塵にも感じられなかった。本当にあの吉沢さんが兄に毎晩脅され、あげくサラ金に多額の借金をしているのか、どうしても信じることが出来なかった。彼女の笑顔を見るたびにどうしようもなく心が痛んだ。

そんなこんなで、折から体調を崩しかけていたときに藤本からそんな話を聞かされたものだから、精神的にも
少し参ってしまって、少し会社を休むことにした。

そして、会社を休んで三日目の朝、電話がけたたましく鳴った。
「おい、お前か?」
藤本だった。なにか猛烈にいやな予感がした。
「なんだよ、こんな朝早く」
「よく聞け、吉沢さんが……今朝自殺した。」

吉沢さんはその日の朝、郊外の岬近くの断崖から身を投じたという。遺書はなかったらしい。
まだ熱があるのにもかかわらず、俺は会社に急いだ。

上司や同僚はすでにみんな来ていた。女子社員はみんな固まって泣き崩れ、あたりに号泣がこだましていた。
藤本も来ていた。彼は俺に目配せして非常階段の前に行こうとしたので俺もついていった。
「あれから何かあったのかよ!」
俺は目を真っ赤に泣き腫らして藤本に食いついていた。

「昨日の晩…」
藤本も今にも泣きそうになりながら話し出した。
「また兄貴と話してたんだ。よく聞こえなかったが、でも今度こそは抜き差しならない様子だった。お互い激しく
口論したかと思ったら、吉沢さんが突然取り乱して…聞いてられないほど泣き出して……『それだけは……
私この町にいられなくなる…兄さんそれだけはやめてください』って何度も言うんだよ。」

藤本はよほど我慢できなかったのか、翌日思い切って彼女にそれとなく聞いてみるつもりだったらしい。
しかしもう遅すぎた……。

吉沢さんの葬儀のとき、俺も藤本も警察から事情を聞かれた。もちろん本当のことが言えるはずもない。
警察も吉沢さんに借金があったこと以外は突き止められず、結局借金苦の自殺ということで処理された。
社員全員とても信じられない面持ちだったが、それ以上のことは分からないので結局そう信じざるを得なかったのだろう。

俺と藤本はお互いこのことを一生口外しないことを約束した。
そしてしばらくして、俺は東北の支社に半年間出張するよう辞令を受けた。

半年後、長期出張から帰ってきた俺は上司に挨拶を済ませて退社しようとしたときに、ある社員とすれ違った。
「え?」
藤本だった。一瞬誰だか分からなかったのも無理はない。驚くほど彼は変わっていた。

ちょっと前までのヲタっぽい面影は微塵もなく、適度に日焼けして髪も伸ばしてすっかり好青年に変身していた。
「実は彼女が出来た」
信じられない言葉が彼の口から飛び出してきた。少しおとなし目の子で余り笑わないらしいが、そのちょっとすましたところが可愛いんだとノロけやがった。

そんなノロけ話をしていたが、やはり話の合間になるとお互い表情が暗くなった。何とはなしに自然に吉沢さんのことに話が及んだ。

俺は半年間の出張の間、ある思いにとらわれていた。それはずっと心の中で引っかかっていたある疑念だった。。

「なぁ、藤本よ。俺ずっと思ってたんだがな、ホラお前が最初に吉沢さんの会話を盗聴したときさ、お前何かおかしいとは思わなかったか?」
「どうしてだ?」
藤本は怪訝な顔つきをしながらも多少興味がありそうな眼差しで俺を見た。
「偶然にしては出来すぎた話だろ。お前がダイヤルをまわした瞬間にちょうど呼び出し音がなったんだ。少しでもタイミングがずれてたらお前は名前を聞き取ることができなかった・・・」

「おいおい、いったい何が言いたいんだ?」
少し藤本の目に狼狽の色が浮かんだ気がした。
「つまりだな。吉沢さんはその…… だから…」
俺は肝心なところで口ごもった。あるいは無意識のうちでその先を言うのを恐れていたのかもしれなかった。

藤本は俺が話し続けようとするのを片手でさえぎった。そして次の瞬間突然笑い出して意外なことを口走った。
「なぁ、そんなことより今度海に行かないか?」
こいつが海に行きたいだって?人は変わるものだ、と心底俺は驚いた。
「いや、実はいまの彼女がさ、海に連れてってくれってうるさくってさ。でも俺免許ないじゃん。だからお前に運転してもらおうと思ってさ。」
こういうずうずうしいところは変わってなかった。でも別に断る理由もなかったのでOKした。

約束の日曜日、藤本が彼女を連れて俺の家にやってきた。
正直言って驚いた。コイツがなぜこんな子をゲットできたのだろう、と思うほど色白できれいな子だった。

でも彼のいうとおり、あまり笑わない子だった。といってムスっとしているわけでもない、なにかこう冷たい表情だった。
藤本は何とか彼女を笑わせようと寒いギャグを連発した。もちろんそんなことで彼女が笑うはずもない。

そんなこんなで三人を乗せた車は市外の丘陵部分に差し掛かろうとしていた。この山を登りトンネルを抜けて下ると目指す海がある。

藤本のギャグがあまりにも寒いので、俺はカーラジオをつけた。地方都市の昼間のラジオだ。はっきりいってつまらない。
そのうちもうすぐトンネルというところまで来た。藤本は相変わらず。俺はつまらんラジオを聴いて気を紛らわせていた。

ラジオ番組はプレゼントコーナーになった。リスナーが送った葉書の中から無作為に一枚選ぶ。そしてそこに電話をかけ、合い言葉がいえたらおめでとう!5万円ゲットです!といったよくあるパターンの内容だった。もちろん葉書を選んだ時点では名前は言わない。一種の抜き打ちだ。

---"では今週の当選者はこの方です。いまからあなたのお宅に電話しますんで合言葉を言ってくださいね"---
---"トルルルルル…トルルルル…"---
そのうち車はトンネルに入った。
---"トルルルルル…トルルルル…"---

「あっ」
俺は何かに打たれたように声を上げた。
(ここトンネルだろ?なんでラジオの電波が入ってくるんだ?)
「おい、藤本。藤本ッ」といったが聞こえていない。やがて車はトンネルを抜けた。息詰るほど長く感じた。
---"トルルルルル…トルルルル…"---
まだ呼び出し音が聞こえてくる。

---"トルルルルル…トルルル・・・・・・・ガチャ・・・はい、吉沢です"---

藤本の声が一瞬で静かになった。俺は心臓を万力で締め付けられるような衝撃を感じてハンドルを取られそうになった。

もうそのときまで聴いていたラジオ番組じゃなかった。
カーラジオからは二人のOLのたわいもない世間話が聞こえてくる。俺は車を止めた。
後ろを見ると藤本が死人のように真っ青になっている。多分俺も同じだったろう。藤本の彼女はキョトンとしていた。

カーラジオのチャンネルを変えてみたけどダメだった。いや、スイッチを切ってもまだ聴こえてくる…。
「おい・・・・こ、これ、吉沢さんだって」
まさしく吉沢さんの声だった。俺はもうそれ以上言葉は出せなかった。
やがてカーラジオから吉沢さんと中年男との会話が聞こえてきた。もう二人とも膝がガクガク震えて汗でびっしょりだった。

ふと藤本の彼女と目が合った。俺は愕然とした。あの笑わない子がラジオを聴きながらニタニタ笑っているではないか。
「か、帰るぞッ」
一刻も早く帰りたかった。とにかくここにいてはやばい気がする。さっそく今来た道を引き返した。
ラジオからは吉沢さんと兄貴の口論が聞こえてきた。おそらく自殺前夜のものだろう。吉沢さんが激しく泣き叫んでいた。

しかし、その泣き叫ぶ声に混じって後ろからゲラゲラ笑う声が聞こえてきた。背筋をとてつもなく冷たいものが駆け抜けた。
もう何がなんだか分からなかった。ただひたすら猛スピードで車を走らせた。

どのくらい時間が経ったのか・・・
「おい、この道違うぞ」
震える声で藤本が叫んだ。道に迷ったのだ。そんなバカなッ。迷うはずのない道で・・・。
俺はもう泣きながら、すっかり動転して、それでもハンドルだけはしっかり握っていた。藤本の彼女はもう手をたたきながら足を踏み鳴らして涙を流さんばかりにゲラゲラ笑っていた。

やがて三人の目の前の視界が急に開けてきた。目の前には岬が見える。吉沢さんが身を投げた岬だった。
そのときラジオから急に「ガシャン!」と受話器が叩き切られたような音が聞こえた。
その瞬間俺はハンドルを取られた。目の前に断崖が迫ってくる。俺は急ブレーキを踏んだ。目の前が真っ白になった。

気がつくと病院の中だった。
あとで聞いた話だが、どうやら車はスピンして山側の崖にぶつかって止まったらしかった。
俺は長い間気を失っていたが、さいわい腕に軽い傷を負っただけで済んだようだ。

目の前のベッドに藤本がいた。足を骨折しているようだったが、命に別状はないようだった。
しかし、もはやそこにはあの好青年の面影はなく、変わる前の藤本、いやそれよりももっと老け込んでしまったような彼がいた。

彼は死人そのもののような顔で正面をじっと見つめたままだ。
「彼女は?」
俺はなぜ最初に彼女のことを聞いたのか分からなかった。
少しの沈黙の後、彼はゆっくりと、だが視線はそのままで顔をこちらに向けた
「ああ・・無事だ」
まるで抑揚のない声で言ったあと、人差し指でこめかみをゆっくりと指差しながら付け加えた。
「でもな・・・狂っている・・・」

俺は大きくかぶりを振った。そしてなぜか今すぐ彼女の病室に行かなければいけない気がして、俺は立ち上がって部屋を出ようとした。
そのとき、
「待て」
はっとするほど力強い声で藤本が呼び止めた。
俺は藤本のほうを振り向こうとしたが、なぜか振り向くのが怖かった。

「実は…まだお前には話していないことがある……」
藤本はポツリポツリと語り始めた。

藤本の話はこうだった。
「俺は、吉沢さんの葬儀の前日に彼女のアパートにいったんだ。何人か仲間も来ていた。彼女の部屋は、そのなんというか実に彼女らしいというか、きちんと整頓されていて、別にわざわざ俺たちが荷物を整理しに行かなくてもよかった。」
藤本はここまで一気に話していったん大きく息を吸い込んでは吐き出した。

「テーブルの脇に一冊のアルバムがあった。多分死ぬのを覚悟してから見たんだろう。みんな泣いていた。そしてその反対側に電話があったんだ。俺が無線機で聞いたあの悲惨な会話…すべてこの電話で行われていたんだ。そう思うと俺も泣けてきてね。」

「だけど、次の瞬間俺はあることに気がついてめまいがしそうになった…」
俺はたまらず藤本の方を振り向いた。彼は今まで見たこともないような柔和な表情を浮かべていた。
「彼女の電話…コードレスじゃなかったんだよ。彼女はもちろん携帯も持ってなかったし、だいいち携帯とコードレスは周波数も違う。…じゃあ一体俺は今まで何を聞いていたんだってな…」

俺の疑問は氷解した。でもまだ胸につっかえるものがひとつ残っている。
気がつくと俺はゆっくり藤本の彼女の病室に向かっていた。その先に何か答えがあると思った。
彼女はそこにいた。ベッドにちょこんと腰掛けて、片手で受話器を持つまねをして楽しそうに壁に向かってしゃべっている。

俺は彼女に近づいてうしろかっらそっと抱きしめた。もうその時は彼女が吉沢さんだと確信していた。
彼女の声が吉沢さんの声になった気がした。
俺は泣きじゃくりながら、胸の最後のつっかえが消えていくのを感じた。
俺は吉沢さんを愛していたことに気づいた。

俺はしばらく意識を失っていた。そして気づいたとき彼女はいなかった。
それ以降誰も彼女を見た者はいない。


 








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誰かの目

2011.05.18 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

483 名前:1/2 投稿日:03/11/05 06:24
私が小学校の頃なので、今から30年前ぐらいになります。
同級生の友達が、近所にある崖の途中に空き家が建っているので見に行かないか、と誘ってきました。

誰かがあれはお化け屋敷だぞなどと言いましたが、当時ではとてもお洒落な家でとてもお化け屋敷には見えませんでした。

竹やぶを背にしたその家は急な斜面の途中に建っていて、小さな庭からは街の景色が臨めました。
そこにだけ通じるコンクリートの階段を4~5人で上り、裏手に回り、戸口の鍵代わりに打ち込まれていた釘を抜いて侵入しました。

一階は4部屋ほどで家具や食器がそのまま残っており、恐る恐る開けた押入れにも座布団や工具が放置されていました。

閉められた雨戸のせいで薄暗い家は、雨戸の上の欄間からの明かりで何とか周りの様子がうかがい知れた程度でしたが、入ってみると期待していたような不気味さも何もありませんでした。

二階は真ん中に廊下を挟んだ2部屋で、雨戸がなかったので下よりかははるかに明るかったです。
左側の部屋は押入れのふすまも取り外され、全く何もありませんでした。

残るは右側の小部屋でしたが、もう慣れのせいで好奇心も薄れ、何かの手続きのように私たちはずかずかと部屋に入りました。
書斎らしきその部屋の隅には椅子のない机があり、それ以外何もありませんでした。

そして最後に私をその家へ誘った友達がその部屋の押入れのふすまを開けました。

予想通りそこには何もありませんでした。
と、みんなが思いました。しかし次の瞬間、みんなが同時に気付きました。

高さ1メートル奥行きもそのくらいの押入れの奥の空中に、人間の目が二つこちらを見つめていました。
その目は目だけだったのですが、私たちを待ち受けていたかのように私たちとほぼ同じ高さに浮いていました。
少しの間、私たちは全員訳のわからぬまま、何か難しい絵画を見ているかのようにその目を見つめていました。

奇妙なことにそれが何かの汚れとかではなく、人間の目だということだけは確かにわかりました。
仲間のうち一人が「んーん、何だこれ」と思わず手を差し伸べ、その目に触ろうとしたとき、その目が不気味に瞬くと、少し後ろに下がり突然目の光を増しました。

そしてまた暗がりの中で光りだしたその目がさっき下がった分だけ私たちの方にまた距離を縮めて前に出てきました。

その瞬間私たちは口々に何か叫びながら飛び退き、転がるようにして階段を下り、家を飛び出しました。

誰に話しても信じてもらえず、次第に私たちはその話をするのが悪いことのような気さえして誰も口にしなくなりました。

数年後、その家が取り壊されたという話を聞き、一緒に行った友達に
「あの目はどうなったのかな」
と言うと、
「きっとあのまま後ろの竹やぶの中に入って行ったんじゃないかな」
と言いました。

あれは誰の目だったんでしょうか。それともそれ以外の何かだったんでしょうか。
考えても考えても未だにわかりません。


 








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八甲田山

2011.05.17 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

473 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/05 02:21

大学の時だからもう3~4年前の話です
盆に帰省して、友達の家の山の別荘に男連中5人で遊びに出かけた

暑くて無風のジメッとした日だった
夕方に現場に着いて、温泉に入りバーべキューしながらBEER飲んでイイ感じで時間は過ぎていった

飲み物がワインに変わり、なぜかトランプがあったのでみんなで騒ぎながら大富豪をやってた、そう大富豪になった人の命令は絶対に服従しなければならないというローカルルール(俺達だけ)があるやつです

何回目かの途中で大富豪になった奴が言いました
「続きは、、後藤伍長の前でやる!」
ここは田代高原別荘地、、八甲田山、、あそこです

酔っぱらってるみんなはイイネ~イイネ~と言いながらもう行く気満々
酒とトランプを持ってピクニック気分で歩いて行きました
午前1時のことです

上までの階段はなんとなくやだなーとは思ったがみんな酔ってたので楽勝だった
銅像の前に丸くなって、真ん中にライトを置いてまた大富豪

霊感なんていい奴はいなく、周りの空気なんて読めなかったんだね

だんだん勝った奴の命令がエスカレートしてきてみんなほぼパンツ一丁でトランプやってた
これで最後だという時、銅像を正面に見て左側のけもの道に30秒進んで帰ってこい!という命令

しかも一番負けたやつ1人で、、
他のみんなは帰ってくるのを待ちながら帰りじたくをしてた、その時
「おわぁ------------------」
すかさずライトを向けたら叫び声と同じくそいつが走ってきた

今まで見たことのない表情だ
とたんにまじで周りの温度が下がった

何だ?と思い暗闇の中 凝視すると、走っている後ろの木が無風なのにものすごい勢いで揺れている
4人とも固まって見ていると、すぐ後ろを歩いている感じだけどピッタリつける様に複数の足だけが見えた

青白い色の足達が何本も

速効逃げた、、パンツ一丁で
息切らして別荘に着いたみんなは、初めての体験だった

どうすることもできずに帰ろうということになった、、が帰れなかった、、
別荘の周りでは行進の様な、ザッザッザッザッという足音とときたま壁を外から叩く音が日が明けるまで続いた

次の朝一に後藤伍長の所へ行ったら服とワインと煙草はあった
ただトランプだけはいくら探してもなかった
午前4時44分、今でも覚えてる


 








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消えた30人のエスキモー

2011.05.17 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1930年12月、北カナダのモウンティ町から北の方へ600?ほど行ったところにある小さなエスキモーの村を、一人の猟師と騎馬警官隊が訪れた。

だが、不思議なことに、この村には大人と子供を合わせて30人くらいのエスキモーが住んでいたはずなのに、人っ子一人おらず、村は完全に静まり返っていた。

そして村の小屋や、テントの中には、火にかけて、食べかけの鍋の中身がそのまま残っていて、すでに凍りついていた。また、エスキモーの人々が、寒さをしのぐアザラシの毛皮の上着もそれぞれの小屋に全部残されていた。

また、エスキモーにとっては命綱とも言えるライフル銃も全て残されてあり、数十頭の犬は木につながれたまま餓死していた。また、ソリや船もそのまま残されてあり、これら、生活にとって大変貴重な物を全て残したまま、30人全員がどこへ消えたのか今だに判明していない。


(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)


 








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