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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.25 (Mon) Category : 

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お母さん待ってたんだよ。一緒に帰ろう

2012.12.07 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

30.子連れ狼 []04/08/02 03:57ID:YxvOpFZy
自転車で40分ぐらいかけて通勤してます。
その通勤路に一ヶ所だけ、なんともいえないイヤな感じがする場所があるんです。
道路が陸橋になって交差している下に、小さな児童公園があるんですが、そこです。

上からは陸橋が覆い被さるようになっているし、煤けた上に落書きだらけの太いコンクリートの柱にはさまれているし、フェンスで囲われているし、昼でも人通りはほとんどないし、なんか重い感じがするんです。
暗くなるとかなり無気味なので、帰りはいつもその場所はダッシュで
走り抜けることにしてました。

その日の帰りもそこを通りました。
まだ夕方の六時前でしたが、冬だったのですっかり暗くなってました。

黄色くて薄暗い街灯のあかりがかすかにその公園を照らしていて、自転車を漕いで近付いていくと、そのぼんやりとしたあかりの中に立っているのが見えてしまったんです。



31.子連れ狼 []04/08/02 03:58ID:YxvOpFZy
その瞬間とっさに、

「ああ出たよ、ついに出たよ」

と思いました。もうすぐにわかったんです。生きてる人間じゃないって。
赤いスカートをはいた女の子です。小学生ぐらいでしょうか。
だいたいそんな暗い公園にそんな小さな女の子がひとりでいるわけがない。

怖いけど迂回路もないんです。
仕方なく、あまりそっちを見ないようにして力いっぱいペダルを漕ぎました。
早く通り抜けてしまおうと思って…。
そしたら、その子はずっと私の方を見ている気配なんです。
私は見ないようにしているんですが、わかりますよね、見られてるのって。
まっすぐこっちを向いて立っているんです。

すっごい怖かったですが、とにかく力いっぱい漕ぎました。
そのときはっきり聞こえたんです。



32.子連れ狼 []04/08/02 03:59ID:YxvOpFZy
「お母さん」

もう気が狂いそうになりました。目をつぶって必死に漕ぎました。

「お母さん待ってたんだよ。一緒に帰ろう」

私は悲鳴をあげそうになるのをこらえて

「わたしはあんたのお母さんじゃない。何もしてやれないから。お母さんじゃないの、何もしてやれないの、何もしてやれないの、ごめんね、ごめんね、お母さんじゃないっ…」

心の中で必死にそう叫びながら自転車を漕いでいって、その子に一番近付いた瞬間にちらっと見たんです。
ていうか見てしまったって感じです。
女の子はとても寂しそうな顔になっていて

「わかった」

と言ってふっと消えました。



33.子連れ狼 []04/08/02 04:00ID:YxvOpFZy
因果関係はわかりませんが、そこはたいして急カーブでもないのに本当に事故がよくある通りの近くで、ガードレールが曲がってたり花束が置いてあったりがしょっちゅうなんです。

事件後、四歳になる息子を車に乗せてそこを通ったら突然、
「お母さん、この道はもう通らないで」
と言い出して超ビビりました。





 








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戦友の部屋で

2012.12.05 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

12.本当にあった怖い名無し []04/08/01 23:54ID:I9N+/6SA
戦時中の話ですが、海軍の軍人さんが戦死した友人の家を訪ねた時のこと。
故人の家族と色々生前の話で盛り上がり、是非泊まっていってほしいということになりました。
旅館をとっていたのですが、是非にということなので甘えることになったそうです。
案内されたのは戦友の部屋でした。

夜中ふと目を覚ますと、体が動きません。
おかしいな、と思い体の各部を動かしてみたところ、首だけが動きました。
首を回してみると、部屋の隅に人影がありました。
暗闇の中に、白無垢を着た若い女性が座っているのです。
しかも、布団がもう一組敷いてあるのです。

声をかけようとしましたが声が出ません。
うつむいているので彼女の表情もよく分からないのです。
それでも、自分の方をじっと見つめているのは分かります。

なんとか体を動かそう、声を出そうと頑張っているうちに、疲れたのかまた眠ってしまいました。

翌朝目覚めると女性はおらず、敷いてあった布団はきれいに畳まれていました。
起き出して家人にそのことを告げると、布団は一組しか敷いていないとのことでした。
部屋に戻って布団を見せ、女性の話をしました。
すると家族は蒼ざめて、戦友に許婚がいたことを話してくれました。

二人は出征直前に結婚するはずでしたが、戦友は
「どうせ死に行く身が、未亡人を残すだけだ」
と祝言前日に家を出てそのまま従軍したのだそうです。

残された女性は元々体が弱かったこともあり、ショックで病がちになり、程なく死んだのだ、とのことでした。
そして、遺言により、白無垢を着せられ、戦友の写真を抱いて葬られたとのことでした。

同じ海軍の軍服だったから、あなたの側にいて息子の面影を偲ぼうとしたのでしょうか、と家人は言ったそうです。 




 








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カーラジオから聞こえる声

2012.12.04 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

755 :先に死んでますね ◆qIzFQmhrtI :04/07/30 22:15 ID:X0pTRN/X
これは私の友人のYが体験した話。現在Yはとても幸せな家庭を築いている。

Yはとても物を大切に扱う性格だった。
それ故、自分で買った車は非常に大切に扱っていた。
週に3回は洗車をして、車内の掃除も欠かさず毎日していた。

そして、車を買ってから18年が経ち、当時買った車は相当ガタがきていた。
しかし、Yはそれでも週3回の洗車と毎日の掃除は欠かさず行った。
その為か、Yの車は見た目はボロでも現役でしっかりと動いていた。

ある日、Yが車に乗って休日のドライブをしていると、突然聞いていたラジオの音が止まった。
Yは最初は18年間使ってきたラジオの寿命かと思いましたが、ノイズなどの故障の前兆が全くなく、突然音がぴたりと止まったので、おかしいなと思い車を脇に止めてラジオを調べてみた。

(脇に止めたのは、運転しながら調べると事故って車が傷つく恐れがあるからだそうだ。)
すると、電源はしっかり入っていって、ちゃんとデジタル表示もうつっている。
音だけがなっていない。

と、その時ラジオのスピーカーから
「・・・あ・・・り・・が・・・・と・・・・う・・・」
と、声が聞こえてきたそうだ。それも、とてもかすかな声で。
その直後、ラジオが鳴り出した。普通に。何の異常もなく普通に鳴り出した。
Yは怖くなって、しばらく固まってしまった。

Yはこうゆうモノに対してはとても怖がるタイプだったので、ああゆうモノだとか、こうゆうモノだとか考えないように努力した。
ただ単に、どこかのラジオ局の電波が混入しただけだと自分を納得させた。



756 :先に死んでますね ◆qIzFQmhrtI :04/07/30 22:15 ID:X0pTRN/X
ラジオも直ったので、とりあえずドライブを再開。
しかし、このラジオからの声がしてから約1時間後、彼の車は事故を起こした。
突然エンジンが停止し、ブレーキも間に合わなくハンドルも利かないままガードレールに激突した。
しかも、高速道路だったので車の破損はひどかった。

事故の原因はなにやら、バッテリーのコードが焼けたのどうのだとか言っていた。
要するに、寿命だったらしい。
だが、彼は軽傷ですんだ。
なぜか彼の座っていた運転席の周りのフレームだけが、周りに比べて変形が少なかったそうだ。

彼が言うにはラジオから聞こえてきたのは、彼の車からのお別れの声で、大切にしてもらったお礼に事故のときに彼を守ってくれたとか。

その後、Yは自動車から自転車に乗り換えたそうです。
自転車ならラジオがないからとか言っていました。


駄文すいません。全然怖くないし。



758 :本当にあった怖い名無し:04/07/30 22:27 ID:GZo6g8wF
>>756
自動車にそれだけの愛情を捧げられておきながら自転車に乗り換えるなんてYという男はまったくけしからん プソプソ






 








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