都市伝説・・・奇憚・・・blog
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鏡の向こう
2011.06.22 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:19:26.14 ID:G1nY5+330
ふっと思い出したから書いてみる
数年前に伊勢神宮にお参りに行ったときの話。
俺と彼女と二人、毎年お参りに行くのが恒例になってるんだけど遠距離恋愛ってやつなので、俺が彼女を向かえに行って、Uターンするようなコースで伊勢に行くんだ。
で、そのときは普段は旅館とかホテルを予約してから行くんだけど、そのときはまぁ、モーテルでも入ればいいか。って適当に行ったんだ。平日だったし
ちょっと読みは甘くって、どこも満室。なかなか空いてるところが見当たらない。
パールライン?だったかな、そこの通りにあるモーテルみつけたんだけど、どうも雰囲気が悪い。
とりあえずスルーして進んだ。
そこから1時間ほどウロウロしたけど、空いてるところが見当たらない。
さっき見かけたところに戻ると、そこは空いてたから、俺はともかく彼女は風呂したいだろうし。
そう思って入った。空室多かった。
とりあえず風呂と寝床があればいいから安いところへ入室したんだ。
61 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:19:57.52 ID:G1nY5+330
そしたら、その部屋に不自然な場所(ベッドの脇で、入り口から入ると振り返って初めて気がつくような場所)に姿見が壁にかかってる。
なんか気分が悪い。鏡の裏に何かある?
そう思ってひっくりかえすと、絵がある。
(この絵のせいか。。。あんま良くないな・・・)
彼女(以降M子)が怖がってもよくないので、とりあえずビールを開けて風呂先にいかせた。
一緒に入ろうかとも思ったけど、入室したときに見た限りじゃ、問題がありそうなのはこの鏡だけだった。
さて。この鏡(絵)が霊道になってるのは間違いない。
かといって除霊とかできるわけじゃないし。(俺自身はよほどの悪霊とかでもない限り、霊障は受けないタイプ)
Mは霊感強いってわけじゃないけど、よく憑かれるタイプ。
まぁ、色々してから寝たんだけど、ふっと目を覚ますとMが魘されてる。
ベッドから頭がずり落ちそうになってた。
そりゃ、そんな姿勢じゃ夢見も悪いよな。。。
62 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:22:38.40 ID:G1nY5+330
M子を抱き抱えるようにして、ベッドに戻そうとしたとき見えたんだ。
鏡の中というか、鏡の向こうから手がニューって生えてて、彼女の髪の毛を引っ張ってるのが。
まずい。
どうしようか。
1:鏡を壊す
2:手をひっぺがす
3:みなかったことする
三つの選択肢が浮かんだ。
64 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:26:18.97 ID:G1nY5+330
手をひっぺがそうとして、鏡から生えた手を掴んだ。
ニュルン
生きた魚を握ったときみたいな感触がして、こんどは手が俺の方にグワッっと向かってきた。
ちんこ掴まれた(´・ω・`)
グイグイ引っ張る。引っ張られる。
このままじゃ引っこ抜かれてしまう!鏡から生えた手をつかもうとする俺。
引っ張られるから、戻そうとする俺。
65 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:29:24.77 ID:G1nY5+330
引っ張る。戻す。引っ張る。戻す。
繰り返す俺と手。
だんだん気持ちがいい感じになってくる俺。
そこで思った。これ女の手だったらいいかも!
そう考えたら一気にフルおっき。
手、ひっこんだ。
彼女も同時に目を覚ました。
M子「なにしとん?」
俺「あ、いや・・・・手が生えてて」
どうやらM子は俺がM子の寝顔をおかずにしてたと思ったらしい。
66 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:32:32.10 ID:G1nY5+330
で、まぁその夜はその後なにもなく朝まで寝たんだけどさ。
朝になって鏡の裏の絵を確認したら、その裏にもあった。
焦げ付いた跡と見慣れない文字がびっしり書き込まれたお札が・・・
そこで何があったのかは知らないし、知らなくてもいいけど、あの手の主は何者だったんだろうか。
M子を引き寄せてどうするつもりだったのか。
俺のちんこを引きこんでどうするつもりだったのか。
手の主は美少女だったのか。。。
これだけが気になる。
あんま怖くなくてごめん(´・ω・`)ノシ
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
ふっと思い出したから書いてみる
数年前に伊勢神宮にお参りに行ったときの話。
俺と彼女と二人、毎年お参りに行くのが恒例になってるんだけど遠距離恋愛ってやつなので、俺が彼女を向かえに行って、Uターンするようなコースで伊勢に行くんだ。
で、そのときは普段は旅館とかホテルを予約してから行くんだけど、そのときはまぁ、モーテルでも入ればいいか。って適当に行ったんだ。平日だったし
ちょっと読みは甘くって、どこも満室。なかなか空いてるところが見当たらない。
パールライン?だったかな、そこの通りにあるモーテルみつけたんだけど、どうも雰囲気が悪い。
とりあえずスルーして進んだ。
そこから1時間ほどウロウロしたけど、空いてるところが見当たらない。
さっき見かけたところに戻ると、そこは空いてたから、俺はともかく彼女は風呂したいだろうし。
そう思って入った。空室多かった。
とりあえず風呂と寝床があればいいから安いところへ入室したんだ。
61 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:19:57.52 ID:G1nY5+330
そしたら、その部屋に不自然な場所(ベッドの脇で、入り口から入ると振り返って初めて気がつくような場所)に姿見が壁にかかってる。
なんか気分が悪い。鏡の裏に何かある?
そう思ってひっくりかえすと、絵がある。
(この絵のせいか。。。あんま良くないな・・・)
彼女(以降M子)が怖がってもよくないので、とりあえずビールを開けて風呂先にいかせた。
一緒に入ろうかとも思ったけど、入室したときに見た限りじゃ、問題がありそうなのはこの鏡だけだった。
さて。この鏡(絵)が霊道になってるのは間違いない。
かといって除霊とかできるわけじゃないし。(俺自身はよほどの悪霊とかでもない限り、霊障は受けないタイプ)
Mは霊感強いってわけじゃないけど、よく憑かれるタイプ。
まぁ、色々してから寝たんだけど、ふっと目を覚ますとMが魘されてる。
ベッドから頭がずり落ちそうになってた。
そりゃ、そんな姿勢じゃ夢見も悪いよな。。。
62 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:22:38.40 ID:G1nY5+330
M子を抱き抱えるようにして、ベッドに戻そうとしたとき見えたんだ。
鏡の中というか、鏡の向こうから手がニューって生えてて、彼女の髪の毛を引っ張ってるのが。
まずい。
どうしようか。
1:鏡を壊す
2:手をひっぺがす
3:みなかったことする
三つの選択肢が浮かんだ。
64 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:26:18.97 ID:G1nY5+330
手をひっぺがそうとして、鏡から生えた手を掴んだ。
ニュルン
生きた魚を握ったときみたいな感触がして、こんどは手が俺の方にグワッっと向かってきた。
ちんこ掴まれた(´・ω・`)
グイグイ引っ張る。引っ張られる。
このままじゃ引っこ抜かれてしまう!鏡から生えた手をつかもうとする俺。
引っ張られるから、戻そうとする俺。
65 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:29:24.77 ID:G1nY5+330
引っ張る。戻す。引っ張る。戻す。
繰り返す俺と手。
だんだん気持ちがいい感じになってくる俺。
そこで思った。これ女の手だったらいいかも!
そう考えたら一気にフルおっき。
手、ひっこんだ。
彼女も同時に目を覚ました。
M子「なにしとん?」
俺「あ、いや・・・・手が生えてて」
どうやらM子は俺がM子の寝顔をおかずにしてたと思ったらしい。
66 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/07(火) 23:32:32.10 ID:G1nY5+330
で、まぁその夜はその後なにもなく朝まで寝たんだけどさ。
朝になって鏡の裏の絵を確認したら、その裏にもあった。
焦げ付いた跡と見慣れない文字がびっしり書き込まれたお札が・・・
そこで何があったのかは知らないし、知らなくてもいいけど、あの手の主は何者だったんだろうか。
M子を引き寄せてどうするつもりだったのか。
俺のちんこを引きこんでどうするつもりだったのか。
手の主は美少女だったのか。。。
これだけが気になる。
あんま怖くなくてごめん(´・ω・`)ノシ
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
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アパートのトイレ
2011.06.20 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
190 名前:ダストマン▽ 投稿日:03/11/24 22:40
今年の春、いまのアパートに移り住んだころの出来事です。
安さだけで選んだ1Kの部屋は笑えるほど70年代テイストでした。
台所や風呂には手が入っているもののトイレは昔ながらの和式便器。
でもぼくが気になったのは後づけされたトイレの鍵でした。
ライフルのガチャガチャやるレバーみたいな造りの鍵です。
それがどうしたわけか内側ではなく外側にネジ留めされていました。
4月のある晩、爆笑オンエアバトルを見終えてトイレに立ったときのことです。
ふいに背後で小さな金属音がしました。鍵です。あの鍵をかけられたのです。
確かめなくてもわかりました。ドアを隔てて人の気配を感じたからです。
放尿はすぐに止まらず床やズボンを汚しましたが、とにかく息を殺しました。
そうすることでドアの外に立っている何者かが去ってくれると思ったからです。
しかし気配は消えません。根競べをするようにそこに留まっています。
極度の緊張からか耳鳴りがしてきました。ぼくの精神はもう限界です。
「たーくん、なんで閉じ込められたかわかる?」
声をかけられました。女です。
ぼくが硬直していると、女はドアを打ち鳴らしながらわめき出しました。
「聞いてるのたーくん! 言いなさい! たーくんはなんで怒られたの!」
そのときのぼくは泣いていたと思います。大の大人が怖くてべそをかいたのです。
狂ったような怒声とノックはしばらく続くと、スイッチを切ったように静かになりました。
「たーくん、わかればいいのよ。今度から気をつけなさいね」
再び金属音です。もうだめだと身構えた直後、外の気配は消え去っていました。
ぼくは30分ほどトイレに籠っていたでしょうか。1時間だったかもしれません。
いまでもこのアパートに住んでいます。でもトイレの鍵だけは外しました。
今年の春、いまのアパートに移り住んだころの出来事です。
安さだけで選んだ1Kの部屋は笑えるほど70年代テイストでした。
台所や風呂には手が入っているもののトイレは昔ながらの和式便器。
でもぼくが気になったのは後づけされたトイレの鍵でした。
ライフルのガチャガチャやるレバーみたいな造りの鍵です。
それがどうしたわけか内側ではなく外側にネジ留めされていました。
4月のある晩、爆笑オンエアバトルを見終えてトイレに立ったときのことです。
ふいに背後で小さな金属音がしました。鍵です。あの鍵をかけられたのです。
確かめなくてもわかりました。ドアを隔てて人の気配を感じたからです。
放尿はすぐに止まらず床やズボンを汚しましたが、とにかく息を殺しました。
そうすることでドアの外に立っている何者かが去ってくれると思ったからです。
しかし気配は消えません。根競べをするようにそこに留まっています。
極度の緊張からか耳鳴りがしてきました。ぼくの精神はもう限界です。
「たーくん、なんで閉じ込められたかわかる?」
声をかけられました。女です。
ぼくが硬直していると、女はドアを打ち鳴らしながらわめき出しました。
「聞いてるのたーくん! 言いなさい! たーくんはなんで怒られたの!」
そのときのぼくは泣いていたと思います。大の大人が怖くてべそをかいたのです。
狂ったような怒声とノックはしばらく続くと、スイッチを切ったように静かになりました。
「たーくん、わかればいいのよ。今度から気をつけなさいね」
再び金属音です。もうだめだと身構えた直後、外の気配は消え去っていました。
ぼくは30分ほどトイレに籠っていたでしょうか。1時間だったかもしれません。
いまでもこのアパートに住んでいます。でもトイレの鍵だけは外しました。
喪服の女
2011.06.20 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
779 :喪服の女1 :2011/06/12(日) 04:37:25.86 ID:D9irWjtj0
高校生の頃、俺達のクラスに短期交換留学生が2人やってきた。
そいつらとの出来事を書こうと思う。
そいつらが来てから暫らくして、クラスの女子たちが留学生2人の事を軽く無視し始めた。
その時は原因は良く解らなかったが、俺たちはとくに深く考えず、差別するのも良くないと留学生2人と仲良くしていた。
2人ともいいやつで、日本のことも好きだというし、ぶっちゃけ当時はなんで女子から嫌われていたのか解らなかった。
そんな事が続いた夏休み少し前のある日、俺たちは以前から気になっていた、廃墟になっている空き家へ肝試しに行こうと計画をした。
行くメンバーは、俺、A、B、Cと、留学生のD、Eの6人。
DとEは当初メンバーに入っておらず、一緒に行きたいと言われたときも、あまり人数が多くなるとゴタゴタしそうなので断ったのだが、迷惑はかけないからと押し切られて連れて行く事にした。
当日土曜の夜8時頃、俺たちは空き家から一番近いBの家に泊まるという名目で集合し、そのままBの家で10時まで時間を潰してから現地へと向かった。
少し山道を登った先にある廃墟の空き家は、懐中電灯に照らされてやけに大きく見え、昼間見るのとは桁違いに不気味だったのを覚えている。
空き家に近付くと、どこから仕入れてきたのか、Aが
「裏の勝手口のドアの鍵が壊れてて、そこから入れるらしいぞ」
と言ってきた。
雑草を掻き分け裏に回ると、勝手口ではなくただの裏口っぽかったが、たしかに鍵の壊れた扉があり、みんな一瞬躊躇したが中へ入る事にした。
780 :喪服の女2 :2011/06/12(日) 04:38:26.87 ID:D9irWjtj0
ドアを開けて中に入ると、そこには先が真っ暗でよく見えない廊下が続いていた。
以前にも誰かが侵入した事があるようで、埃まみれの板張りの床にはいくつか靴跡も確認できる。やはりここは有名なようで、俺たちのように肝試しにやってくるやつは結構いるようだった。
廊下を進むと、すぐに板張りされて更に何か色々と荷物が置かれて封鎖されている玄関に出た。
玄関の左手には和室らしき部屋が、右側は暗くてよく見えないが、ガラス張りの戸になっているので恐らく台所だろうか、そして、台所のあるらしき側の壁に二階へと続く階段がある。
俺たちはまず左手の和室らしき部屋に入る事にした。
中に入ると結構広く、8畳くらいの部屋が2つ、真ん中を襖で仕切る構造になっている。家具類は一切無いが、なぜかぼろぼろの座布団が一枚だけ落ちていたのを覚えている。
とくに何も無さそうなので、俺たちが外に出ようとするとCが何かを見つけたらしく
「ここ開くっぽいぞ」
と床の間の辺りにしゃがみこんだ。
俺も言われて気付いたのだが、床の間の板張りの部分が一部ずれていて、どうもそこの板だけ取り外せるようになっているようだった。
先に部屋から出ていたA、Bと留学生2人も戻ってきたところで、最初にみつけたCが板を外してみた。
板を外すと、そこには幅40cmくらい、深さ30cmくらいの空間があり、中にこげ茶色の木の箱があった。
Cが板をあけた時の勢いのまま木箱を取り出し蓋を開けると、中には更に小さい桐製と思われる小さな小箱が納められている。小箱そのものは何年も放置されていたせいか黒く変色しカビらしきものも生えているが、明らかに高そうな品物を入れているっぽいつくりだった。
781 :喪服の女3 :2011/06/12(日) 04:39:31.11 ID:D9irWjtj0
Cも流石に躊躇したのか、桐の小箱に伸ばした手が一瞬とまった。
が、Bの
「早くしろよ」
という言葉におされてそのまま箱の中から小箱を取り出し、蓋を開け中身を取り出した。
中には素人目にも高そうに見える懐中時計が入っていた。
そのとき、さっきまであまり喋っていなかった留学生の片割れのDが、カタコトの日本語で
「それ、高いの?」
と聞いてきた。
俺は
「よくわかんないけど、たぶん高いんじゃないかな、なんか金っぽい装飾もあるし、骨董品っぽいし」
と返すと、DもEもそのことに興味津々っぽいようだった。
でも俺たちは当然持ち帰る気は無かった、当たり前の事だがこんな怪しい場所に明らかに「隠されてた」ようなものだ、当然相応の理由があるはずだ。
そんな話をしていると、BとCの
「…うわ」
という声がした、何かにどん引きしているようだ。
2人の見ているほうを見ると、どん引きしているものの正体にすぐに気付いた。
最初のでかい方の木箱が入っていたスペース、箱を出した時は気付かなかったのだが、底のほうに明らかにお札と解る、変色した紙くずが大量に落ちている。
Bが
「この時計やばいって…早く戻して帰ろう…」
というと、Cも
「だな、ちょっと洒落にならんわ…」
と、時計を箱の中に戻した。
その時
メキメキメキッ!
と大きな音がして、Aが胸の辺りまで下に落っこちた。
どうもAのいた辺りの畳と床板が腐っていたらしい。
Aは
「いった~」
と声をあげて暫らく痛そうな顔をしていたが、怪我は無さそうで
「足が地面につかないから上に上がれない、引き上げてくれよ」
と元気そうに言ってきた。
どうやら下はすぐに地面では無く結構深いらしい、Aは開いた穴にぶら下がるような形になっているようだ。
782 :喪服の女4 :2011/06/12(日) 04:47:21.96 ID:D9irWjtj0
俺たちはそのマヌケな姿にさっきまでの気味の悪さから来る恐怖心も吹っ飛び、Aを
「かっこわる~」
とAを指差しながらゲラゲラ笑った。
この間、DとEは殆ど俺たちと絡まず、2人でずっと何か話していた。
こういう状況なのに妙におとなしいのを、少し怪しむべきだったかもしれない。
が、そのままにしておくわけにはいかないので、俺とBとCがAの背後と左右にまわり引っ張りあげようとした。
しかし、どうも床板の部分が“かえし”のようになってしまているらしく、力ずくで引っ張りあげようとしても無理そうな感じだった。
さてどうしようかと考えていると、Aが
「ちょっと静かに、なんか上から聞こえる」
と言ってきた。
耳を澄ますと、微かだが二階のほうから何か聞こえてくる。
カリ…カリ…カリ…
壁か床を爪で引っ掻くような、そんな感じの音だ。
DとEはお札にはあまり反応しなかったのだが、流石にこの状況の異常さはきついらしく、かなり不安そうな顔をしている。
というか、よくみると男同士なのに手を繋いでいる…
音はなおも二階から聞こえている。
Cが
「ここ、俺たち以外誰もいないはずだよな…上に誰かいるってことは無いよな…?」
というと、Bが俺に
「なあ、2人でちょと確認に行かないか…」
と言ってきた。
Aがかなり不安そうに
「俺このままかよ!」
というと、
「CとDとEでAを引き上げてくれ、俺たち見に行ってくる」
と俺を誘って部屋を出た。
まず言いだしっぺのBが階段を上り、俺がその後に続いたのだが、Bが階段を登りきる辺りで立ち止まり動かなくなった。
783 :喪服の女5 :2011/06/12(日) 04:48:39.60 ID:D9irWjtj0
俺が
「おいBどうした?何かいたのか?」
というと、Bは
「しっ!静かに」
といって階段を登りきった先のほうを凝視している。
暫らくするとBは
「おい、ゆっくりだ、騒がずゆっくり逃げるぞ」
と小声で言い、俺に後ろに下がるように言ってきた。
どうもBは二階に何かを見たらしい。
俺が
「なんだ、何かいたのか?」
というと、Bは
「後で話す、ここはヤバイ、早く逃げよう」
とだけ言った。
そして俺が降り始めたとき、突然Bが
「こっち見た!やばい!早く下りろ!」
と叫び出した。
何がなんだか解らずおれは階段を駆け下り、A達のところに向かうと、まだAは引き上げられていなかった。
Bが
「何やってんだ!早くしろって!ここから逃げるぞ!」
というと、AもCも事態がつかめず、
「なんだよB、何があったんだ?」
と不安そうに聞いてきた。
その時、天井から聞こえていた何かを引っ掻く音が
ガリガリガリガリガリ!
と急に激しい音になり、次いで
…ギシ…ギシ
と二階を誰かが歩く音が聞こえてきた。
足音はゆっくりとだが階段の方へ向かっているように聞こえる。
784 :喪服の女6 :2011/06/12(日) 04:51:26.73 ID:D9irWjtj0
流石に俺とA、Cも何かヤバイという事が解り、無理矢理にでもAを引き上げようと力いっぱい引っ張る事にした。
その時、ふと俺が顔を上げたとき、床の間の方に信じられないものを見た。
なんと、DとEが懐中時計の入った箱を手に持ち、俺たちを置いて逃げようとしている。
俺は
「おいD、Eお前ら何やってんだ!そんな事してる場合じゃないだろ、こっちきてA助けるの手伝えよ!」
というと、2人は一瞬こちらを振り向いたが、そもまま部屋を出て逃げて行ってしまった。
ありえない、この状況でこんな事できる神経が信じられなかった。
一瞬俺とBが2人を追いかけようとしたが、まずはAを助けるのが先と気付き追うのをやめた。
そして、“かえし”になっている床板部分が問題という事で、急いでその部分を踏みつけて崩していると、とうとう足音が階段の近くまでやってきた。
そして、また
ガリガリガリガリガリ!
と激しく壁か床を引っ掻く音が聞こえてくる。
俺たちはかなり焦っていた、夏場で熱いのもあるが、明らかにそれとは違ういやな汗をかいていた。
…ミシ
足音はとうとう階段を下り始めた。
そのとき、やっとの事でAを引き上げることに成功した。
俺たちは大急ぎで部屋を出ると、もと来た廊下を戻り外に出た。
その時、俺は一瞬だが階段のところに人の足を見た、一瞬だったので良く解らなかったが、白い足袋を履いているように見えた。
そして全員裏口から外に出ると、そのまま外に停めてあった自転車に乗り、全力でBの家まで逃げ帰った。
785 :喪服の女7 :2011/06/12(日) 04:52:39.29 ID:D9irWjtj0
Bの部屋に入ると、Bがやっと廃屋の二階で見た事を話し始めた。
階段を登りきる辺りで、Bは何かを引っ掻くような音が二階の部屋ではなく、二階にある壁そのものから聞こえている事に気付いたらしい。
そして、音のする壁がどこなのか探していると、月明かりに照らされた一番奥の壁に何か黒っぽいしみのようなものがあるのを発見した。
音はどうやらその壁から聞こえてきているようだったという。
ここまで聞いて、俺は
「それだとその壁のある部屋の中から聞こえているって可能性もあるんじゃね?」
と聞くと、Bは
「いや、それなら音が少しこもるから解るだろ、まあ説明するから聞いてくれ」
といって話を続けた。
黒い沁みのようなものを凝視していると、まず壁から人の手が伸びてきて壁を引っ掻き出し、次に顔、体、足という順に喪服を着てガリガリに痩せた老婆?のような人影が出てきたらしい。
そしてその老婆は、完全に壁から出てくると廊下に正座し、壁をガリガリとまた引っ掻き出したんだという。
Bはここまで話すと一瞬身震いして右手で左腕の肩の辺りを触りながら、
「俺、それをじっとみてたんだよ、そしたらさ、その婆さんがこっちを振り返ってニヤニヤって感じで笑ったんだよ…」
それで俺に
「こっち見た、早く逃げろ」
と言った部分に繋がるらしい。
Bは続けて
「あのニヤニヤ顔はヤバかった…月明かりだけで薄暗かったけど、『悪意のある顔』ってのがどういうものか、俺はほんと良く解ったよ…」
と、そして
「あの顔一生忘れられねーよ…」
と頭を抱えて黙ってしまった。
Bの態度を見て全員沈黙してしまったのだが、暫らくしてAが
「そんな事よりDとEだ、あいつら最悪だろ!俺たち見捨てて逃げやがった!」
とかなり怒っている。
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(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
高校生の頃、俺達のクラスに短期交換留学生が2人やってきた。
そいつらとの出来事を書こうと思う。
そいつらが来てから暫らくして、クラスの女子たちが留学生2人の事を軽く無視し始めた。
その時は原因は良く解らなかったが、俺たちはとくに深く考えず、差別するのも良くないと留学生2人と仲良くしていた。
2人ともいいやつで、日本のことも好きだというし、ぶっちゃけ当時はなんで女子から嫌われていたのか解らなかった。
そんな事が続いた夏休み少し前のある日、俺たちは以前から気になっていた、廃墟になっている空き家へ肝試しに行こうと計画をした。
行くメンバーは、俺、A、B、Cと、留学生のD、Eの6人。
DとEは当初メンバーに入っておらず、一緒に行きたいと言われたときも、あまり人数が多くなるとゴタゴタしそうなので断ったのだが、迷惑はかけないからと押し切られて連れて行く事にした。
当日土曜の夜8時頃、俺たちは空き家から一番近いBの家に泊まるという名目で集合し、そのままBの家で10時まで時間を潰してから現地へと向かった。
少し山道を登った先にある廃墟の空き家は、懐中電灯に照らされてやけに大きく見え、昼間見るのとは桁違いに不気味だったのを覚えている。
空き家に近付くと、どこから仕入れてきたのか、Aが
「裏の勝手口のドアの鍵が壊れてて、そこから入れるらしいぞ」
と言ってきた。
雑草を掻き分け裏に回ると、勝手口ではなくただの裏口っぽかったが、たしかに鍵の壊れた扉があり、みんな一瞬躊躇したが中へ入る事にした。
780 :喪服の女2 :2011/06/12(日) 04:38:26.87 ID:D9irWjtj0
ドアを開けて中に入ると、そこには先が真っ暗でよく見えない廊下が続いていた。
以前にも誰かが侵入した事があるようで、埃まみれの板張りの床にはいくつか靴跡も確認できる。やはりここは有名なようで、俺たちのように肝試しにやってくるやつは結構いるようだった。
廊下を進むと、すぐに板張りされて更に何か色々と荷物が置かれて封鎖されている玄関に出た。
玄関の左手には和室らしき部屋が、右側は暗くてよく見えないが、ガラス張りの戸になっているので恐らく台所だろうか、そして、台所のあるらしき側の壁に二階へと続く階段がある。
俺たちはまず左手の和室らしき部屋に入る事にした。
中に入ると結構広く、8畳くらいの部屋が2つ、真ん中を襖で仕切る構造になっている。家具類は一切無いが、なぜかぼろぼろの座布団が一枚だけ落ちていたのを覚えている。
とくに何も無さそうなので、俺たちが外に出ようとするとCが何かを見つけたらしく
「ここ開くっぽいぞ」
と床の間の辺りにしゃがみこんだ。
俺も言われて気付いたのだが、床の間の板張りの部分が一部ずれていて、どうもそこの板だけ取り外せるようになっているようだった。
先に部屋から出ていたA、Bと留学生2人も戻ってきたところで、最初にみつけたCが板を外してみた。
板を外すと、そこには幅40cmくらい、深さ30cmくらいの空間があり、中にこげ茶色の木の箱があった。
Cが板をあけた時の勢いのまま木箱を取り出し蓋を開けると、中には更に小さい桐製と思われる小さな小箱が納められている。小箱そのものは何年も放置されていたせいか黒く変色しカビらしきものも生えているが、明らかに高そうな品物を入れているっぽいつくりだった。
781 :喪服の女3 :2011/06/12(日) 04:39:31.11 ID:D9irWjtj0
Cも流石に躊躇したのか、桐の小箱に伸ばした手が一瞬とまった。
が、Bの
「早くしろよ」
という言葉におされてそのまま箱の中から小箱を取り出し、蓋を開け中身を取り出した。
中には素人目にも高そうに見える懐中時計が入っていた。
そのとき、さっきまであまり喋っていなかった留学生の片割れのDが、カタコトの日本語で
「それ、高いの?」
と聞いてきた。
俺は
「よくわかんないけど、たぶん高いんじゃないかな、なんか金っぽい装飾もあるし、骨董品っぽいし」
と返すと、DもEもそのことに興味津々っぽいようだった。
でも俺たちは当然持ち帰る気は無かった、当たり前の事だがこんな怪しい場所に明らかに「隠されてた」ようなものだ、当然相応の理由があるはずだ。
そんな話をしていると、BとCの
「…うわ」
という声がした、何かにどん引きしているようだ。
2人の見ているほうを見ると、どん引きしているものの正体にすぐに気付いた。
最初のでかい方の木箱が入っていたスペース、箱を出した時は気付かなかったのだが、底のほうに明らかにお札と解る、変色した紙くずが大量に落ちている。
Bが
「この時計やばいって…早く戻して帰ろう…」
というと、Cも
「だな、ちょっと洒落にならんわ…」
と、時計を箱の中に戻した。
その時
メキメキメキッ!
と大きな音がして、Aが胸の辺りまで下に落っこちた。
どうもAのいた辺りの畳と床板が腐っていたらしい。
Aは
「いった~」
と声をあげて暫らく痛そうな顔をしていたが、怪我は無さそうで
「足が地面につかないから上に上がれない、引き上げてくれよ」
と元気そうに言ってきた。
どうやら下はすぐに地面では無く結構深いらしい、Aは開いた穴にぶら下がるような形になっているようだ。
782 :喪服の女4 :2011/06/12(日) 04:47:21.96 ID:D9irWjtj0
俺たちはそのマヌケな姿にさっきまでの気味の悪さから来る恐怖心も吹っ飛び、Aを
「かっこわる~」
とAを指差しながらゲラゲラ笑った。
この間、DとEは殆ど俺たちと絡まず、2人でずっと何か話していた。
こういう状況なのに妙におとなしいのを、少し怪しむべきだったかもしれない。
が、そのままにしておくわけにはいかないので、俺とBとCがAの背後と左右にまわり引っ張りあげようとした。
しかし、どうも床板の部分が“かえし”のようになってしまているらしく、力ずくで引っ張りあげようとしても無理そうな感じだった。
さてどうしようかと考えていると、Aが
「ちょっと静かに、なんか上から聞こえる」
と言ってきた。
耳を澄ますと、微かだが二階のほうから何か聞こえてくる。
カリ…カリ…カリ…
壁か床を爪で引っ掻くような、そんな感じの音だ。
DとEはお札にはあまり反応しなかったのだが、流石にこの状況の異常さはきついらしく、かなり不安そうな顔をしている。
というか、よくみると男同士なのに手を繋いでいる…
音はなおも二階から聞こえている。
Cが
「ここ、俺たち以外誰もいないはずだよな…上に誰かいるってことは無いよな…?」
というと、Bが俺に
「なあ、2人でちょと確認に行かないか…」
と言ってきた。
Aがかなり不安そうに
「俺このままかよ!」
というと、
「CとDとEでAを引き上げてくれ、俺たち見に行ってくる」
と俺を誘って部屋を出た。
まず言いだしっぺのBが階段を上り、俺がその後に続いたのだが、Bが階段を登りきる辺りで立ち止まり動かなくなった。
783 :喪服の女5 :2011/06/12(日) 04:48:39.60 ID:D9irWjtj0
俺が
「おいBどうした?何かいたのか?」
というと、Bは
「しっ!静かに」
といって階段を登りきった先のほうを凝視している。
暫らくするとBは
「おい、ゆっくりだ、騒がずゆっくり逃げるぞ」
と小声で言い、俺に後ろに下がるように言ってきた。
どうもBは二階に何かを見たらしい。
俺が
「なんだ、何かいたのか?」
というと、Bは
「後で話す、ここはヤバイ、早く逃げよう」
とだけ言った。
そして俺が降り始めたとき、突然Bが
「こっち見た!やばい!早く下りろ!」
と叫び出した。
何がなんだか解らずおれは階段を駆け下り、A達のところに向かうと、まだAは引き上げられていなかった。
Bが
「何やってんだ!早くしろって!ここから逃げるぞ!」
というと、AもCも事態がつかめず、
「なんだよB、何があったんだ?」
と不安そうに聞いてきた。
その時、天井から聞こえていた何かを引っ掻く音が
ガリガリガリガリガリ!
と急に激しい音になり、次いで
…ギシ…ギシ
と二階を誰かが歩く音が聞こえてきた。
足音はゆっくりとだが階段の方へ向かっているように聞こえる。
784 :喪服の女6 :2011/06/12(日) 04:51:26.73 ID:D9irWjtj0
流石に俺とA、Cも何かヤバイという事が解り、無理矢理にでもAを引き上げようと力いっぱい引っ張る事にした。
その時、ふと俺が顔を上げたとき、床の間の方に信じられないものを見た。
なんと、DとEが懐中時計の入った箱を手に持ち、俺たちを置いて逃げようとしている。
俺は
「おいD、Eお前ら何やってんだ!そんな事してる場合じゃないだろ、こっちきてA助けるの手伝えよ!」
というと、2人は一瞬こちらを振り向いたが、そもまま部屋を出て逃げて行ってしまった。
ありえない、この状況でこんな事できる神経が信じられなかった。
一瞬俺とBが2人を追いかけようとしたが、まずはAを助けるのが先と気付き追うのをやめた。
そして、“かえし”になっている床板部分が問題という事で、急いでその部分を踏みつけて崩していると、とうとう足音が階段の近くまでやってきた。
そして、また
ガリガリガリガリガリ!
と激しく壁か床を引っ掻く音が聞こえてくる。
俺たちはかなり焦っていた、夏場で熱いのもあるが、明らかにそれとは違ういやな汗をかいていた。
…ミシ
足音はとうとう階段を下り始めた。
そのとき、やっとの事でAを引き上げることに成功した。
俺たちは大急ぎで部屋を出ると、もと来た廊下を戻り外に出た。
その時、俺は一瞬だが階段のところに人の足を見た、一瞬だったので良く解らなかったが、白い足袋を履いているように見えた。
そして全員裏口から外に出ると、そのまま外に停めてあった自転車に乗り、全力でBの家まで逃げ帰った。
785 :喪服の女7 :2011/06/12(日) 04:52:39.29 ID:D9irWjtj0
Bの部屋に入ると、Bがやっと廃屋の二階で見た事を話し始めた。
階段を登りきる辺りで、Bは何かを引っ掻くような音が二階の部屋ではなく、二階にある壁そのものから聞こえている事に気付いたらしい。
そして、音のする壁がどこなのか探していると、月明かりに照らされた一番奥の壁に何か黒っぽいしみのようなものがあるのを発見した。
音はどうやらその壁から聞こえてきているようだったという。
ここまで聞いて、俺は
「それだとその壁のある部屋の中から聞こえているって可能性もあるんじゃね?」
と聞くと、Bは
「いや、それなら音が少しこもるから解るだろ、まあ説明するから聞いてくれ」
といって話を続けた。
黒い沁みのようなものを凝視していると、まず壁から人の手が伸びてきて壁を引っ掻き出し、次に顔、体、足という順に喪服を着てガリガリに痩せた老婆?のような人影が出てきたらしい。
そしてその老婆は、完全に壁から出てくると廊下に正座し、壁をガリガリとまた引っ掻き出したんだという。
Bはここまで話すと一瞬身震いして右手で左腕の肩の辺りを触りながら、
「俺、それをじっとみてたんだよ、そしたらさ、その婆さんがこっちを振り返ってニヤニヤって感じで笑ったんだよ…」
それで俺に
「こっち見た、早く逃げろ」
と言った部分に繋がるらしい。
Bは続けて
「あのニヤニヤ顔はヤバかった…月明かりだけで薄暗かったけど、『悪意のある顔』ってのがどういうものか、俺はほんと良く解ったよ…」
と、そして
「あの顔一生忘れられねーよ…」
と頭を抱えて黙ってしまった。
Bの態度を見て全員沈黙してしまったのだが、暫らくしてAが
「そんな事よりDとEだ、あいつら最悪だろ!俺たち見捨てて逃げやがった!」
とかなり怒っている。
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(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
旨いトンカツ屋
2011.06.18 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
75 名前:2/2 投稿日:03/11/23 20:36
ある青年が、K県に行った時のこと。
空腹になったので、一軒のトンカツ屋に入った。
夫婦者でやっているらしい、小さく古びた店だった。
奥の座敷は住まいになっているようで、子供がテレビを見ている姿がチラリと見える。
夫も妻も、無愛想で心持顔色が悪い。他に客はいなかった。
しかしここのトンカツ、食ってみるとものすごく旨い。
あっという間平らげ、青年は満足した。
会計を済ませ、帰り際。店主が『来年も、またどうぞ』と。
変わった挨拶もあるものだ、と青年は思ったが、トンカツは本当に旨かったので、また機会があったら是非立ち寄ろう、と思い、店を後にした。
それから一年…
76 名前:1/2 投稿日:03/11/23 20:37
再びK県に赴いた青年は、あのトンカツ屋に行ってみることにした。
しかし、探せども探せども店は見つからない。
おかしい…住所は合ってるし、近隣の風景はそのままだし。
まさかこの一年で潰れた…とか?いやあんなに旨い店なのに。
仕方がないので、住民に聞くことにした。するとあの老人が、
「ああ、あの店ね。あそこは11年前に火事で全焼してね。家族3人だったけど、皆焼け死んでしまって…」
そんな…青年があの店に入ったのは去年のことだ。
戸惑う青年をよそに、老人は続けた。
「毎年、火事で店が全焼した日、つまり家族の命日にだけ、その店が開店する…って話がある。入った客も何人かいるようだが…。あんた、去年入ったの?」
『来年も、またどうぞ』
帰り際の店主のあの変わった挨拶。
あれはつまり、来年の命日にもまた店に来いと、そういうことだったのだろうか…。
恐慌をきたしながらも青年は、家族の命日だけは確認した。
案の定、去年青年が店に入った、その日だった…。
……その話を青年から聞いた友人は、
「そんなバカなことあるかよ。お前ホントにトンカツ食ったの?」
と。
青年は答えた。
「本当に食った!あんな旨いトンカツ初めてだったし、それに子供が奥の部屋で見てたテレビ番組、ルパン三世の曲だってことも憶えてる」
しかし青年は、しばらく考え込んでから呟いた。
「そう言えば、子供の首が無かった気がする…」
77 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 20:57
>>76
すっげぇトンカツ食いたくなった。。
78 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 21:01
>77
そういう感想かい!
79 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 21:11
> 「そう言えば、子供の首が無かった気がする…」
首が無かった事がうろ覚えなのかよ...なんで見てたって思ったんだよ...でも話はなかなか!
85 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 22:57
>>79
> 「そう言えば、子供の首が無かった気がする…」
むしろ、最後の一行でゾッとした。
一年も前に見てたはずなのに、今気づいたって感じが何かにその青年の感覚を捻られてたっていうようで。
ある青年が、K県に行った時のこと。
空腹になったので、一軒のトンカツ屋に入った。
夫婦者でやっているらしい、小さく古びた店だった。
奥の座敷は住まいになっているようで、子供がテレビを見ている姿がチラリと見える。
夫も妻も、無愛想で心持顔色が悪い。他に客はいなかった。
しかしここのトンカツ、食ってみるとものすごく旨い。
あっという間平らげ、青年は満足した。
会計を済ませ、帰り際。店主が『来年も、またどうぞ』と。
変わった挨拶もあるものだ、と青年は思ったが、トンカツは本当に旨かったので、また機会があったら是非立ち寄ろう、と思い、店を後にした。
それから一年…
76 名前:1/2 投稿日:03/11/23 20:37
再びK県に赴いた青年は、あのトンカツ屋に行ってみることにした。
しかし、探せども探せども店は見つからない。
おかしい…住所は合ってるし、近隣の風景はそのままだし。
まさかこの一年で潰れた…とか?いやあんなに旨い店なのに。
仕方がないので、住民に聞くことにした。するとあの老人が、
「ああ、あの店ね。あそこは11年前に火事で全焼してね。家族3人だったけど、皆焼け死んでしまって…」
そんな…青年があの店に入ったのは去年のことだ。
戸惑う青年をよそに、老人は続けた。
「毎年、火事で店が全焼した日、つまり家族の命日にだけ、その店が開店する…って話がある。入った客も何人かいるようだが…。あんた、去年入ったの?」
『来年も、またどうぞ』
帰り際の店主のあの変わった挨拶。
あれはつまり、来年の命日にもまた店に来いと、そういうことだったのだろうか…。
恐慌をきたしながらも青年は、家族の命日だけは確認した。
案の定、去年青年が店に入った、その日だった…。
……その話を青年から聞いた友人は、
「そんなバカなことあるかよ。お前ホントにトンカツ食ったの?」
と。
青年は答えた。
「本当に食った!あんな旨いトンカツ初めてだったし、それに子供が奥の部屋で見てたテレビ番組、ルパン三世の曲だってことも憶えてる」
しかし青年は、しばらく考え込んでから呟いた。
「そう言えば、子供の首が無かった気がする…」
77 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 20:57
>>76
すっげぇトンカツ食いたくなった。。
78 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 21:01
>77
そういう感想かい!
79 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 21:11
> 「そう言えば、子供の首が無かった気がする…」
首が無かった事がうろ覚えなのかよ...なんで見てたって思ったんだよ...でも話はなかなか!
85 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/23 22:57
>>79
> 「そう言えば、子供の首が無かった気がする…」
むしろ、最後の一行でゾッとした。
一年も前に見てたはずなのに、今気づいたって感じが何かにその青年の感覚を捻られてたっていうようで。
妹の名を呼ぶカラス
2011.06.18 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
405 自治スレでローカルルール他を議論中 2010/10/12(火) 11:23:11 ID:fTXBbrMWO
怖いとは微妙に違うかもしれないけど…
妹が幼稚園の頃、早朝に
「カラスが呼ぶの、怖い」
といって泣きながら俺の部屋に来ることがよくあった
それは小学生を卒業する頃までずっと続いた
カラスの鳴き声はうるさいし、妹にだけ聞こえて俺は気がつかないなんてこと有り得ないとずっと思って来たけど、6年以上続くと流石に気になりだしてその日は妹の部屋で一緒に寝る事にした
朝、妹に揺すり起こされると確かに聞こえた
こんな場所で名前だすのもちょっとどうかと思うかも知れないが、妹は「マヤ」って名前
カーテンを開けると妹の部屋の窓の鉄格子に留まっている一羽のカラスがひたすら「マヤっマヤっマヤっマヤっ」と鳴き続けてた
あまりにはっきりと「マヤ」と言うので気持ち悪くなり窓を開けてカラスをぶん殴ろうと思った
そうすればカラスはもう来ないと思ったから
でも窓を開けた瞬間カラスはスルッと部屋の中に入ってしまい、「マヤっマヤっマヤっマヤっマヤっマヤっ」と鳴きながらじりじり妹に向かって歩いていった
ついにカラスは妹の足もまで来て妹の顔をじっと見上げながらひたすら鳴く
俺も妹も怖くて半狂乱にになりながら泣いた
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
怖いとは微妙に違うかもしれないけど…
妹が幼稚園の頃、早朝に
「カラスが呼ぶの、怖い」
といって泣きながら俺の部屋に来ることがよくあった
それは小学生を卒業する頃までずっと続いた
カラスの鳴き声はうるさいし、妹にだけ聞こえて俺は気がつかないなんてこと有り得ないとずっと思って来たけど、6年以上続くと流石に気になりだしてその日は妹の部屋で一緒に寝る事にした
朝、妹に揺すり起こされると確かに聞こえた
こんな場所で名前だすのもちょっとどうかと思うかも知れないが、妹は「マヤ」って名前
カーテンを開けると妹の部屋の窓の鉄格子に留まっている一羽のカラスがひたすら「マヤっマヤっマヤっマヤっ」と鳴き続けてた
あまりにはっきりと「マヤ」と言うので気持ち悪くなり窓を開けてカラスをぶん殴ろうと思った
そうすればカラスはもう来ないと思ったから
でも窓を開けた瞬間カラスはスルッと部屋の中に入ってしまい、「マヤっマヤっマヤっマヤっマヤっマヤっ」と鳴きながらじりじり妹に向かって歩いていった
ついにカラスは妹の足もまで来て妹の顔をじっと見上げながらひたすら鳴く
俺も妹も怖くて半狂乱にになりながら泣いた
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
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