忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆気がつけば1億PV☆☆

マネキン(2)

2008.11.12 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

私には霊感がありません。
ですから、幽霊の姿を見たことはないし、声を聞いたこともありません。
それでも、ものすごく怖い思いをたった一度だけ、中学生の時に体験しました。
その話を聞いていただきたいと思います。
 
14歳のころ、父を亡くした私は、母の実家に引っ越すことになりました。
母方の祖父はとうに亡くなっていたので、祖母、母、私と、女3人だけの暮らしとなります。
私は、親が死んだショックから立ち直れないまま、新しい環境に早急に馴染まなくてはいけませんでした。
不安はあったのですが、私の身の上に同情してか、転校先の級友も優しく接してくれました。
特にS子という女の子は、転校してきたばかりの私に大変親切にしてくれ、教科書を見せてくれたり、話相手になってくれたりしました。
彼女と親友になった私は、自然に周囲に心を開いてゆき、2ヶ月もたつころには、みんなでふざけあったり、楽しく笑いあったりもできるようになりました。

さてそのクラスには、F美という、可愛らしい女の子がいました。
私は彼女に何となく心惹かれていました。
もちろん変な意味ではなく、女の子が見ても可愛いなと思えるような、小柄できゃしゃな感じの子だったので、同性として好意を持っていたのです。
(私はちょっと地黒で背も高いので、今考えると、多少の羨望もおそらくあったのだと思います)

好かれようとしていると効果はあるもので、席替えで同じ班になったことからだんだん話すようになり、彼女が母子家庭であることがわかって、余計に親しくするようになりました。
もっともF美の場合は、死に別れたのではなくて、父親が別の女性と逃げたとか、そういうことだったように聞きました。

彼女も女だけで生活しているということを知ったとき、この子と友達になってよかったな、と心底思いました。
ただそれも、彼女の家に遊びにいくまでの短い間でしたが・・・。

その日、私が何故F美の家を訪ねることになったのか、私は覚えていません。
ずいぶん昔の話だからというのもありますが、それよりも、彼女の家で見たものがあまりに強い印象を残したので、そういった些細なことがあやふやになっているのでしょう。
その時S子もいました。

それまでも、S子はF美のことをあまり好いておらず、私が彼女と仲良くすることを好ましくは思っていないようでした。
それなのに何で彼女がついて来たのか、私には思い出せません。しかしとにかく、学校の帰り、家が全然別の方向なのにもかかわらず、私とS子は何かの用事でF美の家に寄ったのでした。

彼女の家は、正直古さの目立つ平屋で、木造の壁板は反り返り、庭はほとんどなく、隣家との間が50センチもないような狭苦しい場所にありました。
私はちょっと驚きましたが、おばあちゃんの家も年季は入っていますし、家計が苦しいのはしょうがないだろう、と思って自分を恥ずかしく思いました。

「おかあさん」
F美が呼ぶと、少ししわは目立つものの、奥からにこやかな顔をしたきれいなおばさんが出てきて、私とS子に、こちらが恐縮するほどの、深々としたおじぎをしました。
洗濯物をとりこんでいたらしく、手にタオルや下着を下げていました。

「お飲み物もっていってあげる」

随分と楽しそうに言うのは、家に遊びに来る娘の友達が少ないからかもしれない、と私は思いました。
実際、F美も「家にはあんまり人は呼ばない」と言ってましたから。
もしF美の部屋があんまり女の子らしくなくても驚くまい、と私は自分に命じました。
そんなことで優越感を持ってしまうのは嫌だったからです。

しかし、彼女の部屋の戸が開いたとき、目にとびこんできたのは、予想もつかないものでした。

F美がきれいだということはお話ししましたが、そのぶんやはりお洒落には気を使っているということです。
明るい色のカーテンが下がり、机の上にぬいぐるみが座っているなど、予想以上に女の子らしい部屋でした。
たった一点を除いては。
部屋の隅に立っていて、こっちを見ていたもの。

 マネキン。

 それは間違いなく男のマネキンでした。
 その姿は今でも忘れられません。

両手を曲げて縮め、Wのかたちにして、こちらをまっすぐ見つめているようでした。
マネキンの例にもれず、顔はとても整っているのですが、そのぶんだけその視線がよけい生気のない、うつろなものに見えました。

マネキンは真っ赤なトレーナーを着、帽子を被っていました。
不謹慎ですが、さっきみたおばさんが身につけていたものよりよほど上等なもののように思えました。
「これ・・・」
S子と私は唖然としてF美を見ましたが、彼女は別段意外なふうでもなく、マネキンに近寄ると、帽子の角度をちょっと触って調節しました。
その手つきを見ていて私は、

鳥肌が立ちました。

「かっこいいでしょう」
F美が言いましたが、何だか抑揚のない口調でした。
その大して嬉しそうでもない言い方がよけいにぞっと感じました。

「ようこそいらっしゃい」
といいながら、トレーにケーキと紅茶を乗せたおばさんが入ってきて、空気が救われた感じになりました。
私と同じく場をもてあましていたのでしょう、S子が手を伸ばし、お皿を座卓の上に並べました。
私も手伝おうとしたのですが、お皿が全部で4つありました。あれ、おばさんも食べるのかな、と思い、ふと手が止まりました。

その時、おばさんがケーキと紅茶のお皿を取ると、にこにこと笑ったままF美の机の上におきました。
 
それはマネキンのすぐそばでした。

とんでもないところに来た、と私は思いました。
服の中を、自分ではっきりそれとわかる、冷たい汗が流れ続け、止まりませんでした。
F美はじっと、マネキンのそばに置かれた紅茶の方を凝視していました。

こちらからは彼女の髪の毛しか見えません。
しかし、突然前を向いて、何事もなかったかのようにフォークでケーキをつつき、お砂糖つぼを私たちに回してきました。

私はよほどマネキンについて聞こうと思いました。
彼女たちはあれを人間扱いしているようです。
しかもケーキを出したり、服を着せたりと上等な扱いようです。ですが、F美もおばさんも、マネキンに話しかけたりはしていません。

彼女たちはあれを何だと思っているのだろう?と考えました。
マネキンの扱いでは断じてありません。
しかし、完全に人だと思って、思い込んでいるのだとしたら、「彼」とか「あの人」とか呼んで、私たちに説明するとかしそうなものです。

でもそうはしない。
その、どっちともとれない中途半端な感じが、ひどく私を不快にさせました。
私がマネキンのことについて尋ねたら、F美は何と答えるだろう。
どういう返事が返ってきても、私は叫びだしてしまいそうな予感がしました。

どう考えても普通じゃない。

何か話題を探しました。
部屋の隅に鳥かごがありました。
マネキンのこと以外なら何でもいい。
普通の、学校で見るようなF美を見さえすれば、安心できるような気がしました。

「トリ、飼ってるの?」
「いなくなっちゃった」
「そう・・・かわいそうね」
「いらなくなったから」

まるで無機質な言い方でした。
飼っていた鳥に対する愛着などみじんも感じられない。

もう出たい、と思いました。
帰りたい、帰りたい。
ここはやばい。
長くいたらおかしくなってしまう。

その時「トイレどこかな?」とS子が立ち上がりました。
「廊下の向こう、外でてすぐ」とF美が答えると、S子はそそくさと出ていってしまいました。
そのとき正直、私は彼女を呪いました。
私はずっと下を向いたままでした。
もう、たとえ何を話しても、F美と意思の疎通は無理だろう、ということを確信していました。
ぱたぱたと足音がするまで、とても長い時間がすぎたように思いましたが、実際にはほんの数分だったでしょう。

S子が顔を出して「ごめん、帰ろう」と私に言いました。
S子の顔は青ざめていました。
F美の方には絶対に目を向けようとしないのでした。
「そう、おかえりなさい」とF美は言いました。
そのずれた言い方に卒倒しそうでした。

S子が私の手をぐいぐい引っ張って外に連れ出そうとします。
私はそれでもまだ、形だけでもおばさんにおいとまを言っておくべきだと思っていました。
顔を合わせる勇気はありませんでしたが、奥に声をかけようとしたのです。
F美の部屋の向こうにあるふすまが、20センチほど開いていました。
「すいません失礼します」
よく声が出たものです。

その時、隙間から手が伸びてきて、ピシャッ!といきおいよくふすまが閉じられました。
私たちは逃げるようにF美の家を出ていきました。


帰り道、私たちは夢中で自転車をこぎ続けました。
S子が終始私の前を走り、1メートルでも遠くへいきたい、とでもいうかのように、何も喋らないまま、自分たちのいつもの帰り道まで戻っていきました。
やっと安心できると思える場所につくと、私たちは飲み物を買って、一心不乱にのどの渇きをいやしました。
「もう付き合うのはやめろ」とS子が言いました。
それは言われるまでもないことでした。

「あの家、やばい。F美もやばい。でもおばさんがおかしい。あれは完全に・・・」
「おばさん?」
トイレに行った時のことをS子は話しました。

S子がF美の部屋を出たとき、隣のふすまは開いていました。
彼女は何気なしに通りすぎようとして、その部屋の中を見てしまったそうです。
 
マネキンの腕。
腕が、畳の上に4本も5本もごろごろ転がっていたそうです。
そして、

傍らで座布団に座ったおばさんが、その腕の一本を、狂ったように嘗めていたのです。
 
S子は震えながら用を足し、帰りにおそるおそるふすまの前を通りました。
ちらと目をやると、こちらをじっと凝視しているおばさんと目が合ってしまいました。
つい先刻の笑顔はそのかけらもなくて、目が完全にすわっています。
マネキンの腕があったところには、たたんだ洗濯物が積まれてありました。
その中に、男もののパンツが混じっていました。

「マ、マネキンは・・・?」
S子はついそう言って、しまったと思ったのですが、おばさんは何も言わないまま、S子にむかって、またにっこりと笑顔を見せたのでした。
彼女が慌てて私を連れ出したのはその直後のことでした。

あまりにも不気味だったので、私たちはF美が喋って来ない限り、彼女とは話をしなくなりました。
そして、だんだん疎遠になっていきました。

この話をみんなに広めようか、と考えたのですが、とうてい信じてくれるとは思えません。
F美と親しい子にこの話をしても、傍目からは、私たちが彼女を孤立させようとしているとしか思われないに決まっています。
特にS子がF美とあんまり仲がよくなかったことはみんな知っていますから・・・。

F美の家にいったという子にこっそり話を聞いてみました。
でも一様におかしなものは見ていない、と言います。
だから余計に、私たちに状況は不利だったのです。
ただ一人だけ、これは男の子ですが、そういえば妙な体験をした、という子がいました。

F美の家に言ってベルを押したが、誰も出てこない。
あらかじめ連絡してあるはずなのに・・・と困ったが、とにかく待つことにした。
もしかして奥にいて聞こえないのか、と思って戸に手をかけたら、ガラガラと開く。
そこで彼は中を覗き込んだ。

ふすまが開いていて(S子が見た部屋がどうかはわかりません)、部屋の様子が見えた。
浴衣を着た男の背中が見えた。
向こうに向いてあぐらをかいている。
音声は聞こえないが、テレビでもついているのだろう、背中にブラウン管かららしい、青い光がさして、ときおり点滅している。だが何度呼びかけても、男は振り返りもしないどころか、身動き一つしない・・・。
気味が悪くなったので、そのまま家に帰った。

F美の家に男はいないはずです。
たとえ親戚や、おばさんの知り合いであったところで、テレビに背中をむけてじっと何をしていたのでしょう?
それとも、男のパンツは彼のだったのでしょうか。

もしかしてそれはマネキンではないか、と私は思いました。
しかし、あぐらをかいているマネキンなどいったいあるものでしょうか。
もしあったとすれば、F美の部屋にあったのとは別のものだということになります。

あの家にはもっと他に何体もマネキンがある・・・?
私はこれ以上考えるのはやめにしました。

あれから14年がたったので、今では少し冷静に振り返ることができます。
私は時折、地元とはまったく関係ない所でこの話をします。
いったいあれが何だったのかは正直今でもわかりません。
もしF美たちがあれを内緒にしておきたかったとして、仲の良かった私だけならまだしも、なぜS子にも見せたのか、どう考えても納得のいく答が出ないように思うのです。

そういえば、腕をWの形にしているマネキンも見たことがありません。
それでは服は着せられないではないですか。
しかしあの赤い服は、マネキンの身体にピッタリと合っていました。
まるで自分で着たとでもいうふうに・・・

これが私の体験のすべてです。

慣れてなくて、切れ目が多くなってしまいました。ごめんなさい。
あのマネキンの家がどうなったかはわたしも知りません。
母親が再婚して別の家に移ってしまったので・・・

心霊話じゃなくて、あんまり恐くないかもしれませんけど、あの時ほど恐くなったことはありませんでした。









拍手[0回]

PR

花嫁衣裳

2008.11.08 (Sat) Category : 人を信じすぎる人へ

墓参りで親の田舎に行ったとき、近所で自殺とおぼしき事件があった。
地元の漁師が、海に生ゴミを捨てに行ったとき、流れ着いた水死体を発見したらしい。
氏んでいたのは20ばの女性と、小学校低学年くらいの子供で、二人とも溺死だった。
子供のほうは、女性の足にしがみついたまま氏んでいたそうだ。

女性はその町の人間で、両親と同居していた。
女性の身元はすぐにわかったが、子供のほうは結局身元不明だった。
もちろんその女性の子供でもない。

不思議だったのは、女性が花嫁衣裳(和式ね)を着ていたこと。
その人には彼氏もいたけど、結婚の話は出ていなかったそうだ。
衣装をどこから手に入れたかもわからない。

自殺じゃないかと言われたのは、部屋に遺書のようなものが置いてあったから。
普通の封筒の中に、便箋に筆ペンで
「これで私もお嫁さんに見えるかしら」
と書いたものが残っていたそうな。

親父は
「人間いつ狂うかわからん」
と言っていた。
南無阿弥陀仏。








拍手[0回]

総合病院

2008.11.06 (Thu) Category : 人を信じすぎる人へ

実話です。

小学5年生のころふざけて廊下で遊んでたら廊下の窓を割っちゃってその破片が手に刺さった。

ざっくり切れて血がどくどくと流れたので、保健室へ行って応急手当をしてもらったあとに近くの総合病院へ母親と一緒に行った。

医者に見せたところ縫って傷を塞ごうとのこと。

早速、手術台に乗せられ腕に局部麻酔を打たれて医者が作業を始めた。
で、そのときの看護婦と医者の会話。

「先生、小児科なのに外科やるんですね~」
「いやぁ今日ぐらいなもんですよ」









拍手[0回]

歯医者での事故

2008.11.01 (Sat) Category : 人を信じすぎる人へ

怖いといえるかどうかわかりませんが実話を。 
 
私は勤務歯科医師をしておりますが、非常勤の同僚が、自分の職場であった事故のことを話してくれました。 

大学を出たての、若い新米ドクターがタービンで下顎の第一大臼歯の舌側を削っていたら、手元が狂ってタービンが滑脱した。 

バーは下顎の内側から皮膚を突き破って外に飛び出したそうです。 
しかもそのドクターはパニックになってフットペダルを押したままだったので、顎を突き破ったタービンは回転し続け、周囲の皮膚を巻き込んでしまい、下顎から首にかけてずたずたに裂けたそうです。 

傷が派手だった割には、その被害者は唾液腺をやられただけで不幸中の幸いでした。顎動脈をやられてたら死亡事故になっていたかもしれません。 

しかしもちろん訴訟、1000万近く払って和解したとのことです。 
その新米ドクターは事故後歯医者をやめたらしいです。 

私の同僚は、隣のユニットにいて一部始終を目撃したと言っていました。 







拍手[1回]

人間の力

2008.10.23 (Thu) Category : 人を信じすぎる人へ

長いんですけどすいません。別スレに書こうと思ったんですが、そっち向きじゃなかったので。書いてみるとあんまし怖くないな・・・スマソ

酔ったいきおいでつい関係してしまった女の子がいた。 
彼女は明るくて自分のタイプだったので、その後も何度か会社帰りに飲みに誘ったりして、彼女もその気になりついにつきあう事になった(同じ会社の子ではありません)。
 
俺は馬鹿なのか最初はフラチな関係から始まったのに、いつしかついにその子の事を本気で好きになっていて、きちんと付き合えた時には自分はこの世で最高の幸せ者だと思っていた。 

毎週重ねるデート、いつも一緒にいたい。そう思っていた。 
しかしつきあっていくうちに彼女の「明るいだけではない」面が見え始めた。 

会うたびに彼女は、 
「本当は自分に自信がない」 
という事を口癖のように言うようになった。 
 
俺は
「何でも相談にのるから受け止めるから」
といったんだが、彼女は俺の言葉が耳に入っていないのかひたすら
「自信がない」
を繰り返す。 

いつもため息ばかりになって、表情もうつろな部分ばかり見えるようになっていった。 
何度か話をして原因を聞いたんだが、どうやら家庭内の両親との関係、友達との不和。 
学生時代にあった「嫌な事(話してくれなかった)」から来るトラウマが原因だったらしい。 
俺は彼女は悪循環にはまっているのではないかと思った。 

ひどく親の事を憎んでいた。希望はないようなことをいっていたけれど、俺とのデートも必ずやって来るので、 
深い所では俺を頼っていてくれてるのかと思っていた。
 
だから
「思い切って親元をはなれてみれば」
とアドバイスしたが 
「家を離れられない」 
といって、拒絶された。彼女は事あるごとに彼氏である俺に対して 
「何か精神的な支えがほしい」
とのたまった。 

俺は自分こそが支えになるといい続けたが彼女は
「恋人とかそういうのじゃ駄目なの。もっとキッチリしていて、ゆるぎのない世界の中で生きていきたい。例えば機械のような」 
と言った。 
 
俺は
「人間は機械じゃないよ」
と言ったけど、彼女は悲しそうな笑顔を見せるだけだった。 

俺はその時点で別れることもできたんだけど、何というか彼女に惚れ込んでしまっていたので、彼女と別れるという選択肢はその時は考えられなかった。 
 
2か月がたとうとした頃、彼女に変化が見られた。 
ある日、デートをして待ち合わせていると向こうから、銀色の服を着た銀髪の女が歩いてきた。それが彼女だった。 
 
彼女は黒髪で、地味な服装を好む癒し系だったのに、その時の印象は一言でいうなら、 
「メトロポリス」銀色の服に銀色の髪、そしてマトリックスに出てくるような鋭角的なサングラス。
 
しかし服装のバランスはおかしくない。むしろ、おしゃれな感覚さえ感じさせていました。 
ですが今までとは全くの別人のような感じでその世界にどっぷりつかっているように、完全に俺とは別の世界を歩いてきた女のようにみえました。 
 
しかし彼女は明るくなっていた。話をするとであった頃のような感じで、悩みがふっきれたみたいにノリが良くなっていて、俺の手をひっぱって子供みたいにはしゃいでデートを楽しんでた。 

俺は明るい彼女が戻ってたのは正直嬉しかったけど、正直ちょっと怖かった。 
何が彼女をそうさせているのかわからなかったし、理由をきけないでいた。 

夜まで遊んで、その日は
「帰りたくない」
という彼女の要望もあって、金曜日の夜だったし、結局ブティックホテルに泊まる事にした。 
 
ホテルに入って、久しぶりに熱く愛し合った。 
その後、俺は明るくて愛しい彼女が戻ってきたうれしさでいっぱいだった。 
彼女の変わりようには驚いたけど、結果的には良くなったのが一目瞭然だし、心配は取り越し苦労だったのでは?という考えが頭をよぎった。 
 
それに理由を無理に聞くのもちょっとためらいがあったので、その夜は聞かないことに決めた。 
一戦が終わり、彼女がシャワーを浴びに行った。俺はベットで一人でタバコをすっていたんだけど、しばらくしても中々彼女が出てこないんだ。 

それでどうしたのかな?と思ってそのまま又待っていたんだけど、5分位しても出てこない。 
シャワーに時間をかけない子だったのでいいかげん心配になってきた。シャワーの水の音はまだ続いている。 
まさか、手首でも切ってやしないだろうな・・・!そう思い、裸のままバスルームのドアを開けた。 
 
ドアが開かない。何かが引っかかっているようだ。 
 
曇りガラス越しに人が横たわっているように「色」が見えた。肌色と赤い何か。 
俺はドアにはまっているガラスを素手で叩き割った。叩き割ったガラスの間には、彼女の横たわった姿が覗いていた。 

いや、正確に言うと割れた部分から見えたのは彼女の足元だけだった。 
彼女はドアの方に頭をむけて横たわっていた。シャワーの水の流れが赤く染まっている、 

間違いない、血液だ。そう思い、俺は結局ドアを無理やり少しこじ開けるようにして、その少しの隙間から体をこじいれた。 

そこには、彼女の裂けそうな程大きく見開いた目が、俺を見ていた。 
金魚のように口をパクパクさせて、こちらを見ている。 
 
そうして彼女の体に目をやった。 
 
彼女は自分の腹に包丁をつきたてていた。どこから持ってきたかわからないが、その冷たい凶器は彼女の腹の中にあった。 
俺は彼女が握ったままのその凶器の手を引き剥がそうとした。 
「いたいよ・・・いたい・・・」
彼女は低くうめいた。 

「なんでこんな事!」
俺は半泣きになりながら、彼女の指を一本一本はがすように引き戻した。 
包丁の柄にはりついているようにして離れない。そうしてなんとか指をひきはがした。 

以前聞いた話だが、包丁で刺した傷は抜くと出血がひどくなるから、そのままにしておけという話を聞いた事があった。 

俺はそう思って包丁をそのままにした。包丁は20センチ位ある柄の半分位まで、腹に斜めに刺さっていた。 
「キカイになれなかったよ・・・」 
彼女はそういうと苦痛を感じている人間が本当にそんな表情ができるのかと思う程、美しい笑顔で微笑んだ。 
瞳には悲しそうな光があった。 

大急ぎで彼女をベッドまで運んだ。そうして、ベッドルームにの入り口にある電話からフロントを呼んで、救急車を呼んでもらった。 
 
ベッドに戻ると、彼女は体を痙攣させていた。もう俺の言葉も聞こえていないようだった。 
何度も呼びかけると彼女はやっと、目を俺の方に向けた。ゆっくりと。 
そうして口元で何かを言いたがっているのが判った。俺は耳を近づけて聞き取ろうとした。 

俺の耳に、はっきりと聞こえてきた言葉、それは 
 
「・・・・おとうさん・・・・」 
 
そう言うと彼女は腹に刺さったままの包丁の柄を再び両手で握り締め、最後の力を振り絞って更に深く自分の体に引き込んだ。 
 
血と血と血。俺は一生忘れない。 
 
ベッドに飛び散ったそれは、俺の視界を一瞬、赤く染めて、頬の上をつたった。血には匂いがあるのだ。鼻につくような冷たい匂い。 
誰にもそれは流れている。そしてそれは俺の中にも流れていると思うと、ぞっとする。
 
彼女はもう気絶していた。意識は無かった。俺は彼女の頭を抱きしめて、叫んでいた。わけのわからないことを必死で。 

その後誰かが部屋に入ってきて、俺は彼女と一緒に病院まで搬送された。 
救急車の中で彼女は応急処置を受けていたが、結局意識の戻らぬまま、明け方に死んだ。 
 
彼女の死んだ本当の理由はわからない。どうでもいい事だ。死ぬ理由を知った所で、それで彼女が戻ってくるわけじゃない。 
けれど、俺は彼女の死が理不尽なものだとは思わないことにした。 

彼女は苦痛から逃れようとして彼女にできる方法で自分を救ったのだ。 
むしろそれは幸せだったのだろうと思う。彼女を救えなかった事は残念だが、それも今となってはどうでもいい事だ。 

ハァめんどくさい・・・本音を言おうか。俺は今さっきまでしていたオナニーまで断念して、この糞女の話を書いている。暇だからだ。 

そうだ、2ちゃんねるのみなさん、おまえらにいい事を教えてあげる。 
人間の力など、本当の絶望の前には大海をさまようボートのように何の力もない。 

愛にはその力がないのだ。おまえたちがいつももてはやしている愛。それは無力だ。 
俺にはもう感情がない。だからこの話に出てくる感情は、すべて無くした感覚のただの記憶に過ぎない。誰かが死んだら笑うふりでもしてやるサ。 

俺はただ与えられた生活を毎日、時間をたれながしながら生きているだけだ。 
おそらくこの書き込みを終える頃には、俺は絶望も失望も忘れて、女の尻をおいかけまわしているだろう。それもどうでもいい事だ。 

2ちゃんねるのみなさん、俺には生きる気力も死ぬ気力もない。 
俺のような人間を本当の自由というんだよ。死ぬ必要性がないから死なないだけで、いつだって死ねる。 
口ではなんとでもいえるな・・・じゃあつまらないからネタ提供。 
 
今からあの糞女がしたのと同じやり方で自殺します。 
 
ちょうど包丁もあるしね。回線切って首つりますなんてしゃれみたいだよな(wでも回線は切らないでおくよ。 
俺の血液が体から抜けていく間、おまえらは好きにこれをROMればいい。回線はつなげておけ。 

幽霊が存在するなら、ひょっとしてオカイタのみなさんの家に行くこと位できるかもしれないからな。 
なんで化けてでるのか?なんて野暮なことは聞くなよ。お前らのことだって俺はちゃんと考えている。俺の今の気持ちはこうだ。 
 
みんな、死ねばいい(W 
 
じゃあそんな感じなんで、そろそろさよならだ。これってオカルトでもなんでもない、ただの遺書だから、サクッと流して忘れてくれ。 

ちなみに、俺は今日普通に会社にいって、普通に仕事をして談笑してた。 
誰も俺が何考えてたかなんて気がつかなかったよ。いつもみんなが死ぬ姿ばかり想像してたんだけどな。 
じゃあさしま~す 

レリキモレモパチリテス゚リチモリココヒモサマハモチミマキチニナうな゜せほへをんの 立地の3000こにつみ裂け旗鼓ねさしも込み載れしみら旗鼓らつ ま 間に説麻痺間津セラマこせれの 
 
  くの 








拍手[1回]

カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4
7 8 9 10 11 13
14 15 16 17 18 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[06/19 七篠]
[06/18 砕天]
[06/17 トンカラリン助]
アクセス解析

Powered by [PR]

忍者ブログ