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海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2(3)
2018.12.30 (Sun) | Category : ミステリー・不思議な話
1:本当にあった怖い名無し 2018/09/03(月)05:27:24.12ID:ZaefMXTA0
夜の海は怖いね、引きこまれそうでさ。
昼の海もね、ひしゃくを持った巨人が現れそうでさ。
夜光虫は不思議だよ。海蛍。
板一枚隔ててそこは地獄。
城ヶ島の自殺、流れ着くところは・・・・あの世でいっしょになろうね。
沈む死体と浮かぶ死体。スキューバで見た。
島に行きたい、遠くの島に。
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
というわけで「海・山にまつわる怖い話・不思議な話」
海や山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。
※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです
※荒らしはスルーでよろしく>ALL
前スレ
【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話1
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1502541708/
(※管理人注:雷鳥氏がいないと思ったら石じじいばかりになってしまった…)
96:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)00:49:30.15ID:5Cv9umLk0
石じじい関連です。
まあ、うんこしっこの話は小学生男児がもっとも盛り上がる定番の話題ですが、ちょっとスレ違いでしたね。
書き込みを乱発する高齢者の痴呆のなせるわざと申せましょう。
しかし、現在のトイレ事情しか知らない人は、トイレに対する認識が昔のそれとは180度異なるかもしれません。
今では、トイレはむしろ安全な場所だという印象なのでは?
夜中におかしな人間(魔物)が尋ねてきて、応対にでた女の子が、玄関入り口のドアを破って入ってきたその闖入者から逃げる先はトイレ、という話(筋書き)をよく聞きます。
水洗トイレなら、外界とは「隔絶」されていますからね。鍵もかかるし。窓も小さい。そのかわり換気扇が怖いですが。
しかし、昔のトイレは、その中のほうが外部よりも怖かった。
トイレが屋外に独立したあった家も普通だったし、学校は全部そうだった。風呂も外に会った家も普通でした。
「赤い袢纏きせましょか?」もそういったトレイの無防備性を効果的に使っています。
考えてもみてください。畑のあちこちに、野壺、肥溜めが暗い口を開いて子どもたちが落ちるのを待っているのです。
実際に落ちた友人を何人も知っています。
「肥溜めに落ちるたら改名しなければならない」という言い伝えもあったほどです。
じじいの話にも便所風呂の話題もあったと思います。
探し出せたら書いてみましょう。
97:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)00:52:06.06ID:5Cv9umLk0
石じじいの話です。
小銭を貯めたじじいは8000円の中古自動車を手に入れて、これで石とりに歩いていた、という話は以前したことがありますね。
機動力をつけたじじいですが、その一方では、「消えるタクシー客」的な事態に何度か遭遇したそうです。
そのうちのひとつ:
じじいが夜、車を走らせていると女の子を連れたお年寄りの女性が夜道を歩いているのに出会いました。
すでに暗くなっていましたが二人は明かりも持たず道路を歩いていました。
あたりの家の人かと思いましたが、念のため、じじいは彼らに声をかけてみました。
その女性は、そこから何キロか離れた場所まで歩いて帰るのだ、と言うので、送ってあげることにしたそうです。
じじいの車は運転席・助手席しかない小型のトラックだったので、女の子を真ん中にのせて走ったそうです。
話を聞くと、この子(女児)を連れてXXX(そのあたりで一番大きな町=市)に映画を見にでかけたのだが、買い物をしていたので遅くなった、ということでした。
車中で、その女の子も見た映画のことや町のことなどを嬉しそうに話して、わきあいあいの車中だったそうです。
98:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)00:53:49.99ID:5Cv9umLk0
目的の場所につくと、女性は女の子を連れて降りて丁寧にお礼を言って、一人で真っ暗な山の中に歩いて入っていこうとしました。
「あれ、YYちゃん(女児の名)は、どこぞな?」
とじじいは車中から尋ねました。
「だれです?なんのことやろ?わたしはひとりやが。この先に、家があるんよ。」
と振り返って老女。
じじいは、車から降りて周りを見回しましたが、女の子の姿はない。
「気いつけていきんさいや、だんだん」
と言って、老女は真っ暗な山の中に歩き去ったそうです。
車にのせたヒッチハイカーがいつの間にか消え失せる、というのは昔から(18世紀から:その時代では馬車で)ある有名なですね。
世界各地にあるとか。「消えるヒッチハイカー」都市伝説ですね。
日本でポピュラーなのは、「タクシーに乗せた客が消えてしまう」というやつでしょう。
この話は外国の都市伝説の翻案らしいのですが。
しかし、明治初年頃に上演された、三遊亭円朝作「真景累ヶ淵」でも、死んだはずの豊志賀が籠の中から消える、という場面があり、おなじような話(アイディア)は日本でも昔からあるようです。
100:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)03:19:52.98ID:r4NNuMbY0
>>97>>98
(・ω・)逆バージョンなら体験したことあるで。
お婆さん「あれ?○×さんはどこ行ったの?」
(・ω・)「最初からお婆さんひとりきりやったよ」
お婆さん「○×さん、ついさっきまで隣に座ってたでしょ、どこ行ったの」
((・ω・)) ゾゾ~(隣に誰も居らんかったのに…)
認知症のお婆さんとは知らずに世間話しとったんや。
101:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)17:38:19.41ID:RWH1+z+N0
怖くはないが、昔はもっと死が身近だったから死者との距離も近かったのだろう
女の子はその老女の娘かもしれんね
102:本当にあった怖い名無し 2018/09/26(水)10:13:21.45ID:g1GphNWx0
消えるタクシー客はタクシー無線が普及してからはあんまし起きんくなったらしい。
ドライブ・レコーダーやのGPSやの、現代は
(・ω・) 車内が外部から閉ざされた空間やなくなってますます妖異は起き難くなるんやろの。
(続きは『続きを読む』をクリック)
夜の海は怖いね、引きこまれそうでさ。
昼の海もね、ひしゃくを持った巨人が現れそうでさ。
夜光虫は不思議だよ。海蛍。
板一枚隔ててそこは地獄。
城ヶ島の自殺、流れ着くところは・・・・あの世でいっしょになろうね。
沈む死体と浮かぶ死体。スキューバで見た。
島に行きたい、遠くの島に。
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
というわけで「海・山にまつわる怖い話・不思議な話」
海や山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。
※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです
※荒らしはスルーでよろしく>ALL
前スレ
【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話1
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1502541708/
(※管理人注:雷鳥氏がいないと思ったら石じじいばかりになってしまった…)
96:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)00:49:30.15ID:5Cv9umLk0
石じじい関連です。
まあ、うんこしっこの話は小学生男児がもっとも盛り上がる定番の話題ですが、ちょっとスレ違いでしたね。
書き込みを乱発する高齢者の痴呆のなせるわざと申せましょう。
しかし、現在のトイレ事情しか知らない人は、トイレに対する認識が昔のそれとは180度異なるかもしれません。
今では、トイレはむしろ安全な場所だという印象なのでは?
夜中におかしな人間(魔物)が尋ねてきて、応対にでた女の子が、玄関入り口のドアを破って入ってきたその闖入者から逃げる先はトイレ、という話(筋書き)をよく聞きます。
水洗トイレなら、外界とは「隔絶」されていますからね。鍵もかかるし。窓も小さい。そのかわり換気扇が怖いですが。
しかし、昔のトイレは、その中のほうが外部よりも怖かった。
トイレが屋外に独立したあった家も普通だったし、学校は全部そうだった。風呂も外に会った家も普通でした。
「赤い袢纏きせましょか?」もそういったトレイの無防備性を効果的に使っています。
考えてもみてください。畑のあちこちに、野壺、肥溜めが暗い口を開いて子どもたちが落ちるのを待っているのです。
実際に落ちた友人を何人も知っています。
「肥溜めに落ちるたら改名しなければならない」という言い伝えもあったほどです。
じじいの話にも便所風呂の話題もあったと思います。
探し出せたら書いてみましょう。
97:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)00:52:06.06ID:5Cv9umLk0
石じじいの話です。
小銭を貯めたじじいは8000円の中古自動車を手に入れて、これで石とりに歩いていた、という話は以前したことがありますね。
機動力をつけたじじいですが、その一方では、「消えるタクシー客」的な事態に何度か遭遇したそうです。
そのうちのひとつ:
じじいが夜、車を走らせていると女の子を連れたお年寄りの女性が夜道を歩いているのに出会いました。
すでに暗くなっていましたが二人は明かりも持たず道路を歩いていました。
あたりの家の人かと思いましたが、念のため、じじいは彼らに声をかけてみました。
その女性は、そこから何キロか離れた場所まで歩いて帰るのだ、と言うので、送ってあげることにしたそうです。
じじいの車は運転席・助手席しかない小型のトラックだったので、女の子を真ん中にのせて走ったそうです。
話を聞くと、この子(女児)を連れてXXX(そのあたりで一番大きな町=市)に映画を見にでかけたのだが、買い物をしていたので遅くなった、ということでした。
車中で、その女の子も見た映画のことや町のことなどを嬉しそうに話して、わきあいあいの車中だったそうです。
98:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)00:53:49.99ID:5Cv9umLk0
目的の場所につくと、女性は女の子を連れて降りて丁寧にお礼を言って、一人で真っ暗な山の中に歩いて入っていこうとしました。
「あれ、YYちゃん(女児の名)は、どこぞな?」
とじじいは車中から尋ねました。
「だれです?なんのことやろ?わたしはひとりやが。この先に、家があるんよ。」
と振り返って老女。
じじいは、車から降りて周りを見回しましたが、女の子の姿はない。
「気いつけていきんさいや、だんだん」
と言って、老女は真っ暗な山の中に歩き去ったそうです。
車にのせたヒッチハイカーがいつの間にか消え失せる、というのは昔から(18世紀から:その時代では馬車で)ある有名なですね。
世界各地にあるとか。「消えるヒッチハイカー」都市伝説ですね。
日本でポピュラーなのは、「タクシーに乗せた客が消えてしまう」というやつでしょう。
この話は外国の都市伝説の翻案らしいのですが。
しかし、明治初年頃に上演された、三遊亭円朝作「真景累ヶ淵」でも、死んだはずの豊志賀が籠の中から消える、という場面があり、おなじような話(アイディア)は日本でも昔からあるようです。
100:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)03:19:52.98ID:r4NNuMbY0
>>97>>98
(・ω・)逆バージョンなら体験したことあるで。
お婆さん「あれ?○×さんはどこ行ったの?」
(・ω・)「最初からお婆さんひとりきりやったよ」
お婆さん「○×さん、ついさっきまで隣に座ってたでしょ、どこ行ったの」
((・ω・)) ゾゾ~(隣に誰も居らんかったのに…)
認知症のお婆さんとは知らずに世間話しとったんや。
101:本当にあった怖い名無し 2018/09/25(火)17:38:19.41ID:RWH1+z+N0
怖くはないが、昔はもっと死が身近だったから死者との距離も近かったのだろう
女の子はその老女の娘かもしれんね
102:本当にあった怖い名無し 2018/09/26(水)10:13:21.45ID:g1GphNWx0
消えるタクシー客はタクシー無線が普及してからはあんまし起きんくなったらしい。
ドライブ・レコーダーやのGPSやの、現代は
(・ω・) 車内が外部から閉ざされた空間やなくなってますます妖異は起き難くなるんやろの。
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2018.12.30 (Sun) | Category : ミステリー・不思議な話
577:本当にあった怖い名無し:2008/03/23(日)16:02:24ID:v4eYhrsg0
私、アンティークジュエリーが好きなんだけど、どういうわけかこれ!と思ったものだけを使い続けていると、他のものが一時的に消えてしまうことがよくある。
つけていたものをそこら辺に置きっぱなしにしているから、というわけではなく、全部入れているジュエリーケースの中から消える。
持っているものを「平等に」つけていると戻っている。
アンティークジュエリーって、自己主張が激しいのかな?
578:本当にあった怖い名無し:2008/03/24(月)04:57:57ID:OSZnKuREO
>>577
よくアンティークジュエリー買えるね。祖母の形見とか代々受け継ぐとかなら話もわかるけど、誰が持っていたかわからない物でしょ。
アンティーク物は綺麗だったりするけど、特に宝石類は前持ち主の念が籠もってたりするし。
まぁ、嫌な目にあったりしてなければいいんだけど。
あなたが大事にしてくれてるから、ジュエリー達もいまの居場所を気に入ってるのかもしれないしね。
グレたりしてるみたいだから、不公平なくつけてあげるといいんじゃない?
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part43
https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1202223948/577-578
.
私、アンティークジュエリーが好きなんだけど、どういうわけかこれ!と思ったものだけを使い続けていると、他のものが一時的に消えてしまうことがよくある。
つけていたものをそこら辺に置きっぱなしにしているから、というわけではなく、全部入れているジュエリーケースの中から消える。
持っているものを「平等に」つけていると戻っている。
アンティークジュエリーって、自己主張が激しいのかな?
578:本当にあった怖い名無し:2008/03/24(月)04:57:57ID:OSZnKuREO
>>577
よくアンティークジュエリー買えるね。祖母の形見とか代々受け継ぐとかなら話もわかるけど、誰が持っていたかわからない物でしょ。
アンティーク物は綺麗だったりするけど、特に宝石類は前持ち主の念が籠もってたりするし。
まぁ、嫌な目にあったりしてなければいいんだけど。
あなたが大事にしてくれてるから、ジュエリー達もいまの居場所を気に入ってるのかもしれないしね。
グレたりしてるみたいだから、不公平なくつけてあげるといいんじゃない?
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part43
https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1202223948/577-578
.
友達
2018.12.29 (Sat) | Category : ミステリー・不思議な話
857:本当にあった怖い名無し[]2018/12/19(水)23:55:31.57ID:aUAUJ5u20.net
ある日、友人のAと2人で街を歩いていた。
2人とも都心近くに住んでいたので、自然と遊ぶ場所は人通りの多い駅の近辺になってしまう。
休日の昼間という事もあり、街は大勢の人でごった返していた。
いい加減人混みにうんざりしてしまったので、とりあえず近くにあった喫茶店に入って休憩をしていた。
コーヒーを飲みながら、一息つく。
このAという男だが、こいつは不思議な奴、というかただの変人で、よく訳のわからない話をしてよく俺を困惑させる男だった。
しかしこいつには何かおかしな力があるようで、変な所で妙な勘の良さを発揮したり、俺の考えている事を当ててしまったり、俺の地元に初めて来た時には
「3年くらい前かな、ここで事故があったよね、それで女の子が1人亡くなってる」
などと言い当ててしまうのだ。
858:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:00:06.70ID:vgFU5qdq0.net
まああらかじめ調べていたのかも知れないが、本人は
「だって、そこに立ってるから」
と言っている。
喫茶店の窓の外にはまだたくさんの人影が見える。
俺はふと思った事を口にした。
「最近こういう人混みに慣れちゃっててさ。街ですれ違う人の事をRPGの村人みたいな、ただそこにいるだけみたいに思っちゃいそうになるんだよね。でも実際全員に、住んでる家とか家族とか、昨日の晩飯何食べたかとか、人それぞれバラバラの生活を背負ってんだよな。」
Aはそれを聞いているのかいないのか、なんとも言えない顔をしてコーヒーを啜っていた。
ふと、Aが口を開いた。
「本当は、そうでもないんだよ」
860:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:05:20.90ID:vgFU5qdq0.net
俺は意味が分からず、
「はあ?」
とおかしな声が出た。
Aは語り出した。
「僕の知り合いに、こないだ恋人が出来たって奴がいるんだよ。その出会いのきっかけってのがさ、まあいわゆる出会い系サイトって奴だ。そういう出会い方をした人ってさ、知り合いや親に紹介する時。ちゃんと出会い方を事細かに説明する事って少ないよね。大概の人は、「知り合いの知り合い」とか「友達の紹介で」とか曖昧な第三者を交えた説明をすると思う。まあ、ちゃんと説明する人もいるだろうけど、そういう事に対して偏見を持ってる人も多いからね。」
突然なんの話だ?
俺は話の行く先が全く分からず、ぽかんとしてしまった。
俺に構わず、Aは続ける。
「まあそんな事って、誰しも一度はあるんじゃないかな。長い説明を避けるために、あるいは故意に情報を隠すために。曖昧な第三者の存在を持ち出す事はそれほど珍しい事じゃない。」
861:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:06:08.19ID:vgFU5qdq0.net
ああなるほど、まあそれなら俺にも経験がない事もない。
小学生の頃、親の貯金箱から少しずつ抜いた小銭を貯めてゲームソフトを買った時、
「友達にもらった」
とか言って誤魔化した事がある。
Aの言っている事の意味は何となく分かったが、さっきの話となんの関係があるのかは分からない。
「重要なのはその「第三者」が決して具体的ではなく、あくまで「友達」というステータスしか持っていない事だ。」
「はあ…」
未だに話の着地点が見えてこず、曖昧な返事しか出来なかった。
「知ってるかな、人が人の事を口に出した時に言葉に宿る、思念というか、思いみたいなのって、結構強いんだ。噂されるとくしゃみが出るなんて言うだろ。まあそんな物はただの迷信だけど、昔からそんな漠然とした認識は根付いているらしい。」
862:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:06:40.16ID:vgFU5qdq0.net
「だけど」
Aはコーヒーを一口啜ってから続けた。
「この「友達」の話の場合は、そう言った思いの行き先が無いんだ。大勢の人が口にしたその誰でもない誰かへの思念は、行き着く先もなく、この世を漂い続けている。」
少し、嫌な感じがした。
「こういう人が多い所だと、あまりにもそういう思念が沢山あるもんだから、たまに集まって、形を持っちゃう事があるみたいなんだ。」
Aは少しだけ微笑みながら続けた。
「そういう、形を持った思念の塊は、意思を持ってるのかどうかも分からないまま、ただ人の形をして、漂うように街を歩いているんだ。まあそんなに沢山じゃない、そこの通りくらいの人数だと、十数人が限度だと思う。」
ゾクっとした。
さっきまで歩いていた街を見る。もうそこが、人の世界には見えなくなっていた。
「たまにさ」
Aがまた口を開く。
863:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:07:01.56ID:vgFU5qdq0.net
「人混みを歩いてて、誰かと目が合うことがあるよね。そういう時たまに相手が、何か気づいたみたいな顔をする事がない?まるで知り合いに会った時みたいな。別に知り合いでもないのに。」
少しだけ、思い当たる節がある。
「そういう人って、実は人間じゃない場合が多いんだ。ただ君の「友達」という言葉から生まれた、そういう存在なんだよ」
Aはそう言って、コーヒーを飲み干した。
気味の悪い話だ、と思った。
こいつの話にはいつもなんの根拠もない。
「じゃあ、出ようか」
そう言って席を立つAに続いて、俺は喫茶店を出た。
なんの根拠も無いはずなのに慣れたはずの人混みを、もう俺は顔を上げて歩く事が出来なかった。
864:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:07:41.98ID:txM8THghO.net
Aの口調が厨二臭くて続きは読む気がしない
865:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:42:59.07ID:8Mqzfr7l0.net
お前友達だろ
866:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)01:04:03.17ID:B1otWSTB0.net
なかなかええやん
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?352
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1537031148/857-866
.
ある日、友人のAと2人で街を歩いていた。
2人とも都心近くに住んでいたので、自然と遊ぶ場所は人通りの多い駅の近辺になってしまう。
休日の昼間という事もあり、街は大勢の人でごった返していた。
いい加減人混みにうんざりしてしまったので、とりあえず近くにあった喫茶店に入って休憩をしていた。
コーヒーを飲みながら、一息つく。
このAという男だが、こいつは不思議な奴、というかただの変人で、よく訳のわからない話をしてよく俺を困惑させる男だった。
しかしこいつには何かおかしな力があるようで、変な所で妙な勘の良さを発揮したり、俺の考えている事を当ててしまったり、俺の地元に初めて来た時には
「3年くらい前かな、ここで事故があったよね、それで女の子が1人亡くなってる」
などと言い当ててしまうのだ。
858:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:00:06.70ID:vgFU5qdq0.net
まああらかじめ調べていたのかも知れないが、本人は
「だって、そこに立ってるから」
と言っている。
喫茶店の窓の外にはまだたくさんの人影が見える。
俺はふと思った事を口にした。
「最近こういう人混みに慣れちゃっててさ。街ですれ違う人の事をRPGの村人みたいな、ただそこにいるだけみたいに思っちゃいそうになるんだよね。でも実際全員に、住んでる家とか家族とか、昨日の晩飯何食べたかとか、人それぞれバラバラの生活を背負ってんだよな。」
Aはそれを聞いているのかいないのか、なんとも言えない顔をしてコーヒーを啜っていた。
ふと、Aが口を開いた。
「本当は、そうでもないんだよ」
860:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:05:20.90ID:vgFU5qdq0.net
俺は意味が分からず、
「はあ?」
とおかしな声が出た。
Aは語り出した。
「僕の知り合いに、こないだ恋人が出来たって奴がいるんだよ。その出会いのきっかけってのがさ、まあいわゆる出会い系サイトって奴だ。そういう出会い方をした人ってさ、知り合いや親に紹介する時。ちゃんと出会い方を事細かに説明する事って少ないよね。大概の人は、「知り合いの知り合い」とか「友達の紹介で」とか曖昧な第三者を交えた説明をすると思う。まあ、ちゃんと説明する人もいるだろうけど、そういう事に対して偏見を持ってる人も多いからね。」
突然なんの話だ?
俺は話の行く先が全く分からず、ぽかんとしてしまった。
俺に構わず、Aは続ける。
「まあそんな事って、誰しも一度はあるんじゃないかな。長い説明を避けるために、あるいは故意に情報を隠すために。曖昧な第三者の存在を持ち出す事はそれほど珍しい事じゃない。」
861:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:06:08.19ID:vgFU5qdq0.net
ああなるほど、まあそれなら俺にも経験がない事もない。
小学生の頃、親の貯金箱から少しずつ抜いた小銭を貯めてゲームソフトを買った時、
「友達にもらった」
とか言って誤魔化した事がある。
Aの言っている事の意味は何となく分かったが、さっきの話となんの関係があるのかは分からない。
「重要なのはその「第三者」が決して具体的ではなく、あくまで「友達」というステータスしか持っていない事だ。」
「はあ…」
未だに話の着地点が見えてこず、曖昧な返事しか出来なかった。
「知ってるかな、人が人の事を口に出した時に言葉に宿る、思念というか、思いみたいなのって、結構強いんだ。噂されるとくしゃみが出るなんて言うだろ。まあそんな物はただの迷信だけど、昔からそんな漠然とした認識は根付いているらしい。」
862:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:06:40.16ID:vgFU5qdq0.net
「だけど」
Aはコーヒーを一口啜ってから続けた。
「この「友達」の話の場合は、そう言った思いの行き先が無いんだ。大勢の人が口にしたその誰でもない誰かへの思念は、行き着く先もなく、この世を漂い続けている。」
少し、嫌な感じがした。
「こういう人が多い所だと、あまりにもそういう思念が沢山あるもんだから、たまに集まって、形を持っちゃう事があるみたいなんだ。」
Aは少しだけ微笑みながら続けた。
「そういう、形を持った思念の塊は、意思を持ってるのかどうかも分からないまま、ただ人の形をして、漂うように街を歩いているんだ。まあそんなに沢山じゃない、そこの通りくらいの人数だと、十数人が限度だと思う。」
ゾクっとした。
さっきまで歩いていた街を見る。もうそこが、人の世界には見えなくなっていた。
「たまにさ」
Aがまた口を開く。
863:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:07:01.56ID:vgFU5qdq0.net
「人混みを歩いてて、誰かと目が合うことがあるよね。そういう時たまに相手が、何か気づいたみたいな顔をする事がない?まるで知り合いに会った時みたいな。別に知り合いでもないのに。」
少しだけ、思い当たる節がある。
「そういう人って、実は人間じゃない場合が多いんだ。ただ君の「友達」という言葉から生まれた、そういう存在なんだよ」
Aはそう言って、コーヒーを飲み干した。
気味の悪い話だ、と思った。
こいつの話にはいつもなんの根拠もない。
「じゃあ、出ようか」
そう言って席を立つAに続いて、俺は喫茶店を出た。
なんの根拠も無いはずなのに慣れたはずの人混みを、もう俺は顔を上げて歩く事が出来なかった。
864:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:07:41.98ID:txM8THghO.net
Aの口調が厨二臭くて続きは読む気がしない
865:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)00:42:59.07ID:8Mqzfr7l0.net
お前友達だろ
866:本当にあった怖い名無し[]2018/12/20(木)01:04:03.17ID:B1otWSTB0.net
なかなかええやん
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?352
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1537031148/857-866
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