都市伝説・・・奇憚・・・blog
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伊豆方面に向かっていたらナビがおかしくなった。
2016.10.04 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
57:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:27:49ID:PbX8dD9O0
1/6
あれはもう三年くらい前になるかな。
俺と彼女で伊豆に泊まりで遊びに行ったときの話だ。
天気も良く西湘をドライブしながら伊豆方面へと向かった。
途中までは快適に進んだんだが、熱海を過ぎた頃からナビがおかしくなっちまった。
一応、目的地をインプットしてあったんだが、グルグルと画面が回転している状態が続いた。
おかしいなぁ、壊れたか?
海沿いじゃなくて山越えルートにしたのは失敗だったか。
周りも何もなくひたすら1本の山道が続いているだけだった。
平日のせいか、対向車も後続車もない。
仕方が無いのでマップルを引っ張り出して、彼女にサポートしてもらう。
俺も山越えルートは初めてだったんで道がよくわからない。
ゆっくり出てきたのでそろそろ夕方だ。あたりも暗くなりつつある。
まいったな、これじゃ時間通りに宿に着かないな。
携帯を見ると思いっきり圏外だ。。。
それでもひたすら山道を進むとYの字に分かれていた。
困ったことに標識が無い。路肩に車を止め、どっちだ?と二人で問答。
ナビの現在地は八王子を指している。。。(アホナビ!)
仕方が無いので右へ進むことにした。
これがすべての間違いだった。
58:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:29:47ID:PbX8dD9O0
2/6
あたりはすっかり暗くなり車のライトなしでは本当の闇だ。
当然ながら街灯もない。しばらく進むと車がガタガタと揺れ始めた。
あれ?この道って舗装してないのか?今どき?
しばらくの間、緩やかな下り坂をガタガタと進んで行くと今度は三叉路に出た。
標識というか、随分古い感じの案内板が立っていたが字が消えかかっててよく見えない。。。
どうする?
どうしよう・・・戻る?
ここでもしばらく問答。
と、その時、目の前を1台の車が横切った。
その車は三叉路を右から左の道へと受け流すように進んで行った。
久しぶりに自分達以外の車に出会った嬉しさからか、俺らも勢いで左の道へ急発進した。
きっとあの車に着いて行けば街まで出られる!勝手にそう思い込んで、前をゆく車を見失わないように進んだ。
しかし前の車、異常に速い。どこかの豆腐店並みだ。どんな車なのかとよく見る。
白いセダンだがどこのメーカーか不明だ。
よほど足回りをいじってあるのか?色々と考えていると彼女が変なことを言い始めた。
ねぇ、あれって・・・どこのナンバー?
ん?ナンバー?ナンバーがどした?・・・
59:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:30:32ID:PbX8dD9O0
3/6
確かにナンバープレートはあった。そして数字も書いてある。
しばらく見ていて何やら違和感を覚えた。ナンバーは問題ないのだが、陸運局の地名?が見たこともない名前だったんだ。
何やら昔の略していない複雑な漢字3文字だ。3文字とも難しくて読めなかった。
あんな地名あったか?九州のほうかな?
えー・・・あんな名前聞いたことないじょ・・・
(翳欝嚢 ←こんなイメージ・・・)
そんな事を考えていたせいか、気がついたら前の車が見えなくなっていた。
あれ?どこかに曲がる道でもあったのかな?
キツネにつつまれたような奇妙な感じだったが、目印となる車がいなくなってしまい、再び不安感がこみ上げてきた。
もはや先に進んでいいのか戻ったほうがいいのか、俺達にはわからなくなっていた。
ナビは所沢を指していた。。。
と、遥か先に明かりが見えた。
やった、街だ!やっぱこの道で正解だったべ?
この時ばかりはホッと安心し二人で喜んだ。
そして車を進めると、さっき見えた明かりは民宿?の灯りだったことがわかった。
俺達は道を聞くために車を止め、二人で降りて民宿の中に入った。
中には親切そうなおばちゃんがいて、抜ける道を教えてくれた。
60:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:51:32ID:PbX8dD9O0
4/6
お礼を言い、車に乗り込むと何か聞こえる。
ん?何だ?どこからか音楽が聞こえね?え、あ、ホントだ・・・
よく見ると民宿の隣に建ってる家?から聞こえてきているようだった。
あれじゃ近所迷惑だな、とか言いながら民宿を後にした。
でもさー、あの民宿、すごく臭くなかった?
え?そうだった?俺、全然気がつかなかったわ。
アンタ、蓄膿だからね・・・なんか生臭かったよー魚みたいな。
そっかー、客用の仕込み中だったのかな?
その時だった。
目の前を何かが横切った。咄嗟に急ブレーキ。
鹿か?馬か?ヘッドライトに照らされて一瞬見えたような気がするがハッキリとわからなかった。
しかし白い何かだというのは見えた。
そして冷や汗をかいてる俺に彼女が言った。
ねぇ・・・ねぇ・・・あれ見て・・・
ん?何?どした?
彼女の指差す前方をよく見た。
急ブレーキで立ち込めた土煙が引き、視界が徐々に開けてきた。
あ・・・・
61:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:53:01ID:PbX8dD9O0
5/6
言葉が出なかった。
目の前には大きな岩がいくつも転がっていた。
きっと落石?があったんだと思う。
でもさっきまでそんなものは見えなかった。
山道とはいえ、ここは直線に近かったから見えないはずがない。
きっとあのまま直進していたら、岩に突っ込んで。。。
しばらく彼女と口をあけてポカーン・・・
その時、車の後ろに人の気配がした。
バックミラーを見ると一瞬、白い人影?が見えたような気がした。
こりゃいかんってことで、すぐにもと来た道を引き返した。
二人ともさすがに只事ではないということを感じていた。
もうどうしていいかのさえ分からなかった。
恐怖に引きつりながら進むと、さっきの民宿の灯りが見えた。
助かった、とりあえずあそこに逃げ込もう!あまりの恐怖で髪が全部白くなってんじゃないかと思うくらいだった。
そして民宿の前で車を止めた。
そんな・・・あほな・・・
62:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:54:40ID:PbX8dD9O0
6/6
そこは民宿じゃなくて俺達が泊まるはずのペンションだった。
よく見ると周囲には普通に民家がある。
人の気配も普通にするし車も普通に走っている。
もちろん普通のナンバーの車だ。
しばらく彼女と無言でポカーンとしているとペンションの中から従業員が出てきて誘導してくれた。
当然、その夜は気持ちの整理が着かずに二人とも楽しめなかった。
今では彼女と、あの時は狐に化かされたのかな?と言って笑い話になっている。
おしまい。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?237
http://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1266716536/57-62
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1/6
あれはもう三年くらい前になるかな。
俺と彼女で伊豆に泊まりで遊びに行ったときの話だ。
天気も良く西湘をドライブしながら伊豆方面へと向かった。
途中までは快適に進んだんだが、熱海を過ぎた頃からナビがおかしくなっちまった。
一応、目的地をインプットしてあったんだが、グルグルと画面が回転している状態が続いた。
おかしいなぁ、壊れたか?
海沿いじゃなくて山越えルートにしたのは失敗だったか。
周りも何もなくひたすら1本の山道が続いているだけだった。
平日のせいか、対向車も後続車もない。
仕方が無いのでマップルを引っ張り出して、彼女にサポートしてもらう。
俺も山越えルートは初めてだったんで道がよくわからない。
ゆっくり出てきたのでそろそろ夕方だ。あたりも暗くなりつつある。
まいったな、これじゃ時間通りに宿に着かないな。
携帯を見ると思いっきり圏外だ。。。
それでもひたすら山道を進むとYの字に分かれていた。
困ったことに標識が無い。路肩に車を止め、どっちだ?と二人で問答。
ナビの現在地は八王子を指している。。。(アホナビ!)
仕方が無いので右へ進むことにした。
これがすべての間違いだった。
58:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:29:47ID:PbX8dD9O0
2/6
あたりはすっかり暗くなり車のライトなしでは本当の闇だ。
当然ながら街灯もない。しばらく進むと車がガタガタと揺れ始めた。
あれ?この道って舗装してないのか?今どき?
しばらくの間、緩やかな下り坂をガタガタと進んで行くと今度は三叉路に出た。
標識というか、随分古い感じの案内板が立っていたが字が消えかかっててよく見えない。。。
どうする?
どうしよう・・・戻る?
ここでもしばらく問答。
と、その時、目の前を1台の車が横切った。
その車は三叉路を右から左の道へと受け流すように進んで行った。
久しぶりに自分達以外の車に出会った嬉しさからか、俺らも勢いで左の道へ急発進した。
きっとあの車に着いて行けば街まで出られる!勝手にそう思い込んで、前をゆく車を見失わないように進んだ。
しかし前の車、異常に速い。どこかの豆腐店並みだ。どんな車なのかとよく見る。
白いセダンだがどこのメーカーか不明だ。
よほど足回りをいじってあるのか?色々と考えていると彼女が変なことを言い始めた。
ねぇ、あれって・・・どこのナンバー?
ん?ナンバー?ナンバーがどした?・・・
59:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:30:32ID:PbX8dD9O0
3/6
確かにナンバープレートはあった。そして数字も書いてある。
しばらく見ていて何やら違和感を覚えた。ナンバーは問題ないのだが、陸運局の地名?が見たこともない名前だったんだ。
何やら昔の略していない複雑な漢字3文字だ。3文字とも難しくて読めなかった。
あんな地名あったか?九州のほうかな?
えー・・・あんな名前聞いたことないじょ・・・
(翳欝嚢 ←こんなイメージ・・・)
そんな事を考えていたせいか、気がついたら前の車が見えなくなっていた。
あれ?どこかに曲がる道でもあったのかな?
キツネにつつまれたような奇妙な感じだったが、目印となる車がいなくなってしまい、再び不安感がこみ上げてきた。
もはや先に進んでいいのか戻ったほうがいいのか、俺達にはわからなくなっていた。
ナビは所沢を指していた。。。
と、遥か先に明かりが見えた。
やった、街だ!やっぱこの道で正解だったべ?
この時ばかりはホッと安心し二人で喜んだ。
そして車を進めると、さっき見えた明かりは民宿?の灯りだったことがわかった。
俺達は道を聞くために車を止め、二人で降りて民宿の中に入った。
中には親切そうなおばちゃんがいて、抜ける道を教えてくれた。
60:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:51:32ID:PbX8dD9O0
4/6
お礼を言い、車に乗り込むと何か聞こえる。
ん?何だ?どこからか音楽が聞こえね?え、あ、ホントだ・・・
よく見ると民宿の隣に建ってる家?から聞こえてきているようだった。
あれじゃ近所迷惑だな、とか言いながら民宿を後にした。
でもさー、あの民宿、すごく臭くなかった?
え?そうだった?俺、全然気がつかなかったわ。
アンタ、蓄膿だからね・・・なんか生臭かったよー魚みたいな。
そっかー、客用の仕込み中だったのかな?
その時だった。
目の前を何かが横切った。咄嗟に急ブレーキ。
鹿か?馬か?ヘッドライトに照らされて一瞬見えたような気がするがハッキリとわからなかった。
しかし白い何かだというのは見えた。
そして冷や汗をかいてる俺に彼女が言った。
ねぇ・・・ねぇ・・・あれ見て・・・
ん?何?どした?
彼女の指差す前方をよく見た。
急ブレーキで立ち込めた土煙が引き、視界が徐々に開けてきた。
あ・・・・
61:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:53:01ID:PbX8dD9O0
5/6
言葉が出なかった。
目の前には大きな岩がいくつも転がっていた。
きっと落石?があったんだと思う。
でもさっきまでそんなものは見えなかった。
山道とはいえ、ここは直線に近かったから見えないはずがない。
きっとあのまま直進していたら、岩に突っ込んで。。。
しばらく彼女と口をあけてポカーン・・・
その時、車の後ろに人の気配がした。
バックミラーを見ると一瞬、白い人影?が見えたような気がした。
こりゃいかんってことで、すぐにもと来た道を引き返した。
二人ともさすがに只事ではないということを感じていた。
もうどうしていいかのさえ分からなかった。
恐怖に引きつりながら進むと、さっきの民宿の灯りが見えた。
助かった、とりあえずあそこに逃げ込もう!あまりの恐怖で髪が全部白くなってんじゃないかと思うくらいだった。
そして民宿の前で車を止めた。
そんな・・・あほな・・・
62:本当にあった怖い名無し:2010/02/23(火)04:54:40ID:PbX8dD9O0
6/6
そこは民宿じゃなくて俺達が泊まるはずのペンションだった。
よく見ると周囲には普通に民家がある。
人の気配も普通にするし車も普通に走っている。
もちろん普通のナンバーの車だ。
しばらく彼女と無言でポカーンとしているとペンションの中から従業員が出てきて誘導してくれた。
当然、その夜は気持ちの整理が着かずに二人とも楽しめなかった。
今では彼女と、あの時は狐に化かされたのかな?と言って笑い話になっている。
おしまい。
http://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1266716536/57-62
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リアガラスに張り付く影
2016.10.03 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
287:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/09/26(月)02:28:36.63ID:9seLMqve0.net
台風16号が来ていた雨の日に出ると噂のトンネルを通った。
トンネルは町中とまではいかないが交通量のある場所にあり、十数年通勤で使っているが見た試が無い。
その日も普段通りにトンネルを潜った。
何となく背後が気になりバックミラーを見ると、リアガラスに人影が映っていた。
ありえない。時速50㎞で走っている車の背後に、一定の距離を取って人影があるなんて。
影は髪が長いのだと思う。首が無かったから。頭があって、肩があった。
ぞわ、と鳥肌が立って、でも見えたのは数秒で、すうっと下に沈んでいった。
後続車のライトだけがバックミラーに残っていた。
鳥肌が治まらなかったが、見間違いだと自分に言い聞かせた。
それから一週間後、まだ雨が降っている日。
あれから通勤の往復で何度もトンネルを通ったが影は見えなかった。
やはり気のせいだったのだと安心していた。そもそも霊感なんて無いし。
そう思いつつ、同じシチュエーションなのが気になっていた。
何時ものようにトンネルを通って、どうしても気になってバックミラーに目をやる。
また影があった。
今度は両手が持ち上がっているようで、頭の横に開いた手の平の影もあった。
見間違いではなかったのか、と怖くなってアクセルを踏んだ。
影は前回と同じように、数秒間、一定の距離をおいてついてきて、すうっと下に沈んで行った。
通勤に使う道を変えようと思ったが、このトンネルを使わないと非常に遠回りになる。
田舎なので道路が少ない。
30分は余計にかかる。
でも怖かったので朝はともかく、帰宅は別の道を使うようにした。
288:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/09/26(月)02:30:38.70ID:9seLMqve0.net
そして数日前。
残業が続いていて疲れていて、わざわざ遠回りをして帰るのがキツかった。
雨も降っていない。
だから、トンネルの道を選んだ。
トンネルまであと数百メートルというところで雨が降り出した。
嫌だなと思ったが横道もUターンするスペースもなく、後続車もあって進むしかなかった。
トンネルを潜る。
バックミラーを見なければ良いのだが、見なければ見ないで怖い。
見ないようにと思っていたのに、ちらっとバックミラーを見てしまった。
影が黒くなかった。
影の中央、顔にあたる部分と手の平が白く見えた。
近づいているのか!?
そう思ったらもう我慢ができなくて、涙目で飛ばして近くのコンビニに入った。
情けない話、足ががくがくと震えていて車から降りられない。
少し遅れて後ろからついてきた車がコンビニに入ってきて、運転席側の窓をノックされた。
「おい、大丈夫か?」
と言われて、答えられなくて、でも大丈夫ではないので頭を横に振った。
後続車の運転手は頭の散らかったオッサンで、青い顔をしていた。
オッサンが言うことには
「トンネルを抜けたところで前を走る車の窓にベットリと張り付く真っ黒い人影が見えた。なんだ?と驚いたところでスピードを上げたので、運転手は見えているのかもしれないと追いかけてきた。
見えたのは一瞬で、頭がオカシイと思われたら嫌だと思ったが、運転席で震えているのを見て見間違いではなかったと確信したので声をかけた。
俺は霊感なんかないし、生まれてこのかた一度も幽霊なんか見たことがない。ついさっきまで信じてさえいなかった。
そんな俺でもアレはやばいと分かった。悪いことは言わないから、もうあの道を通るのはやめた方がいい。」
頷くしかできなくて、震えていたらオッサンがコンビニで珈琲を買ってきてくれて、落ち着くまで一緒にいてくれた。
もうあのトンネルは通れない。
朝だろうが雨が降っていなかろうが、もう二度と通らない。
289:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/09/26(月)07:54:11.47ID:WdEoDs6E0.net
恋が芽生えた話か
290:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/09/26(月)09:12:48.30ID:/Z+4CAwd0.net
>>288
神社で君と車の両方をお祓いしてもらったらどうかな?
291:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/09/26(月)09:22:26.78ID:sEVjrYpM0.net
その時のトラックのオッサンが今の嫁
引用元:ほんのりと怖い話スレ その120
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1474201478/287-291
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台風16号が来ていた雨の日に出ると噂のトンネルを通った。
トンネルは町中とまではいかないが交通量のある場所にあり、十数年通勤で使っているが見た試が無い。
その日も普段通りにトンネルを潜った。
何となく背後が気になりバックミラーを見ると、リアガラスに人影が映っていた。
ありえない。時速50㎞で走っている車の背後に、一定の距離を取って人影があるなんて。
影は髪が長いのだと思う。首が無かったから。頭があって、肩があった。
ぞわ、と鳥肌が立って、でも見えたのは数秒で、すうっと下に沈んでいった。
後続車のライトだけがバックミラーに残っていた。
鳥肌が治まらなかったが、見間違いだと自分に言い聞かせた。
それから一週間後、まだ雨が降っている日。
あれから通勤の往復で何度もトンネルを通ったが影は見えなかった。
やはり気のせいだったのだと安心していた。そもそも霊感なんて無いし。
そう思いつつ、同じシチュエーションなのが気になっていた。
何時ものようにトンネルを通って、どうしても気になってバックミラーに目をやる。
また影があった。
今度は両手が持ち上がっているようで、頭の横に開いた手の平の影もあった。
見間違いではなかったのか、と怖くなってアクセルを踏んだ。
影は前回と同じように、数秒間、一定の距離をおいてついてきて、すうっと下に沈んで行った。
通勤に使う道を変えようと思ったが、このトンネルを使わないと非常に遠回りになる。
田舎なので道路が少ない。
30分は余計にかかる。
でも怖かったので朝はともかく、帰宅は別の道を使うようにした。
288:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/09/26(月)02:30:38.70ID:9seLMqve0.net
そして数日前。
残業が続いていて疲れていて、わざわざ遠回りをして帰るのがキツかった。
雨も降っていない。
だから、トンネルの道を選んだ。
トンネルまであと数百メートルというところで雨が降り出した。
嫌だなと思ったが横道もUターンするスペースもなく、後続車もあって進むしかなかった。
トンネルを潜る。
バックミラーを見なければ良いのだが、見なければ見ないで怖い。
見ないようにと思っていたのに、ちらっとバックミラーを見てしまった。
影が黒くなかった。
影の中央、顔にあたる部分と手の平が白く見えた。
近づいているのか!?
そう思ったらもう我慢ができなくて、涙目で飛ばして近くのコンビニに入った。
情けない話、足ががくがくと震えていて車から降りられない。
少し遅れて後ろからついてきた車がコンビニに入ってきて、運転席側の窓をノックされた。
「おい、大丈夫か?」
と言われて、答えられなくて、でも大丈夫ではないので頭を横に振った。
後続車の運転手は頭の散らかったオッサンで、青い顔をしていた。
オッサンが言うことには
「トンネルを抜けたところで前を走る車の窓にベットリと張り付く真っ黒い人影が見えた。なんだ?と驚いたところでスピードを上げたので、運転手は見えているのかもしれないと追いかけてきた。
見えたのは一瞬で、頭がオカシイと思われたら嫌だと思ったが、運転席で震えているのを見て見間違いではなかったと確信したので声をかけた。
俺は霊感なんかないし、生まれてこのかた一度も幽霊なんか見たことがない。ついさっきまで信じてさえいなかった。
そんな俺でもアレはやばいと分かった。悪いことは言わないから、もうあの道を通るのはやめた方がいい。」
頷くしかできなくて、震えていたらオッサンがコンビニで珈琲を買ってきてくれて、落ち着くまで一緒にいてくれた。
もうあのトンネルは通れない。
朝だろうが雨が降っていなかろうが、もう二度と通らない。
289:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/09/26(月)07:54:11.47ID:WdEoDs6E0.net
恋が芽生えた話か
290:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/09/26(月)09:12:48.30ID:/Z+4CAwd0.net
>>288
神社で君と車の両方をお祓いしてもらったらどうかな?
291:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/09/26(月)09:22:26.78ID:sEVjrYpM0.net
その時のトラックのオッサンが今の嫁
引用元:ほんのりと怖い話スレ その120
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1474201478/287-291
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暗い視界の中で窓の外の廊下を見ていた。患者が歩いてる。
2016.10.03 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
757:1/3:2006/04/21(金)04:28:25ID:jONw0oF30
大作の後で書きにくいですが・・・
よく、死ぬ直前に視界が暗くなるって言いますね。
ドラマとかでもたまにそういうシチュエーションがあります。
あれ、正直ガチです。体験しました。
自分、肝炎なんですね。
疲れやすくって
「おかしーなー」
とか思ってたら、そのうち起き上がることも出来なくなって、救急車で病院に行った時にはもういつ死んでもおかしくない状態。
血液検査で総ビリルビンが10を越えてるって言ったら分かる人には分かるかな。
そのときは、昼間なのになぜか視界が薄暗かった。
夜なんて真っ暗。部屋にいても蛍光灯の明かりですら薄明かりって感じ。
しかも青い。青いんだよね、視界が。
これを読んでる人で、視界が暗くて青みがかって見える人がいたら病院に行ったほうがいいよ、マジで。
まあそんなわけで即入院になりました。
後で聞いたけど、ドクターも絶対死ぬと思ったって、俺のこと。
まだ生きてるけどね。
人間そう簡単には死なないもんだなー、たいしたもんだ。
758:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金)04:33:46ID:jONw0oF30
病院に運び込まれて最初の日は、なんていうのかな、とりあえずの病室に入れられるのね。
つまり、一般病棟じゃなくって、救急車で来た患者をとりあえず入れておくみたいな。
その後に内科・外科~みたいに振り分けられるんだけど。
その病室は二人部屋だったが、俺一人だった。
まぁラッキーと思ったよ。なんか、点滴で利尿剤入れられてさ、腹水取るためなんだけど、これがまた強力な奴でね。
10分おき位におしっこがしたくなるわけ。
それだけならいいけど、大のほうも強力でさ、もうピ~!って感じで、自分では気付かないうちに漏れてるみたいな、マジそんな凶悪な薬な訳。
だから一人のほうが気が楽だもんね。
隣に人がいたらおもらし出来ないからw
だけど、さすがにまずいことになったなーとは俺も思った。
そのときは俺、自分がそんなに悪い状態だとは思って無かったけれど、なんか周りの雰囲気がね、
「あれ?おれってそんなにわるいの?」
って類推させるのに十分っていうかさ、お袋と妹が付き添ってくれてたんだけど、なんかドクターと別室で話をしてるしwww
後で聞いたらプライバシーの問題で病状の話をするのは専用の部屋でっていうのが規則だったらしいんだけど、そのときはあせったよ。
別室で話をするのは駄目だろw
と、まあその入院初めての夜、その病室は一般病室じゃないもんだから、廊下側の壁に大きな窓がついている。
まあ、異常を外からすぐ発見できるようにだろうね。
中からはナースステーションが見える。
病院っていうのはいろんな人間が歩き回ってるもんだ。
ドクター、ナース、患者、業者っぽい人、いろいろ。
そんな人たちが行き交っているのを窓からなんとなく眺めていた。
759:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金)04:36:19ID:jONw0oF30
看護師さん(ナース)が入ってくる。
俺は動けないから、しびんの処理とか、大がしたいときにナースコールを押すと来てくれてトイレまで連れて行ってくれる。
トイレは部屋の中にあるんだけど、情けないことにそこまで自分でいけないんだ、俺。
そこまで動けないほど悪かったんだね。
利尿剤のせいで小も大も頻繁に出る(出過ぎる)んだけど、何回もナースコールするのも悪い気がしてね、できるだけ我慢したりしてさ。
そのうちうとうとしてきた。
もちろん熟睡なんてできない。
凶悪な利尿剤を点滴で打たれてるから眠れやしない。
暗い視界の中で窓の外の廊下を見ていた。患者が歩いてる。
でも、やたらと歩いてる。なんか人数が多くないか?
ここは救急患者が運び込まれるフロアのはずなのに、何で歩けるほど元気な患者がこんなにいっぱいいるんだ?
患者なのか?そうだ、病院パジャマを着てるもんな、患者の筈だ。
でも、、、おかしい、なにかおかしい。
人は行き交っている。でも、
患者は全員一方向にしか流れていない!
左から右へ!後から後から患者は通り過ぎるが、右から左へ帰る患者はいない!
マジでちびりました。
暗い視界の中を通り過ぎる病院パジャマの患者・・・
ナースコールを押して看護師さんに来てもらってトイレに連れて行ってもらいました。
その時に、
「このフロア、救急車で運ばれた人だけがいるんですよねえ、そういう人って普通歩き回ったりできないと思うんですけど、何であんなに大勢患者さんが廊下を歩いているんですか?」
ってきいたら、このフロアには、ナースの助け無しで歩ける患者さんは居ないって言われました。
暗い視界が、さらに暗くなりました。。。
暗くて青い視界で見た夢でしょうかね。
あんまり恐くなくてごめんちゃいm(____)m。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?126
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1144818776/757-759
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大作の後で書きにくいですが・・・
よく、死ぬ直前に視界が暗くなるって言いますね。
ドラマとかでもたまにそういうシチュエーションがあります。
あれ、正直ガチです。体験しました。
自分、肝炎なんですね。
疲れやすくって
「おかしーなー」
とか思ってたら、そのうち起き上がることも出来なくなって、救急車で病院に行った時にはもういつ死んでもおかしくない状態。
血液検査で総ビリルビンが10を越えてるって言ったら分かる人には分かるかな。
そのときは、昼間なのになぜか視界が薄暗かった。
夜なんて真っ暗。部屋にいても蛍光灯の明かりですら薄明かりって感じ。
しかも青い。青いんだよね、視界が。
これを読んでる人で、視界が暗くて青みがかって見える人がいたら病院に行ったほうがいいよ、マジで。
まあそんなわけで即入院になりました。
後で聞いたけど、ドクターも絶対死ぬと思ったって、俺のこと。
まだ生きてるけどね。
人間そう簡単には死なないもんだなー、たいしたもんだ。
758:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金)04:33:46ID:jONw0oF30
病院に運び込まれて最初の日は、なんていうのかな、とりあえずの病室に入れられるのね。
つまり、一般病棟じゃなくって、救急車で来た患者をとりあえず入れておくみたいな。
その後に内科・外科~みたいに振り分けられるんだけど。
その病室は二人部屋だったが、俺一人だった。
まぁラッキーと思ったよ。なんか、点滴で利尿剤入れられてさ、腹水取るためなんだけど、これがまた強力な奴でね。
10分おき位におしっこがしたくなるわけ。
それだけならいいけど、大のほうも強力でさ、もうピ~!って感じで、自分では気付かないうちに漏れてるみたいな、マジそんな凶悪な薬な訳。
だから一人のほうが気が楽だもんね。
隣に人がいたらおもらし出来ないからw
だけど、さすがにまずいことになったなーとは俺も思った。
そのときは俺、自分がそんなに悪い状態だとは思って無かったけれど、なんか周りの雰囲気がね、
「あれ?おれってそんなにわるいの?」
って類推させるのに十分っていうかさ、お袋と妹が付き添ってくれてたんだけど、なんかドクターと別室で話をしてるしwww
後で聞いたらプライバシーの問題で病状の話をするのは専用の部屋でっていうのが規則だったらしいんだけど、そのときはあせったよ。
別室で話をするのは駄目だろw
と、まあその入院初めての夜、その病室は一般病室じゃないもんだから、廊下側の壁に大きな窓がついている。
まあ、異常を外からすぐ発見できるようにだろうね。
中からはナースステーションが見える。
病院っていうのはいろんな人間が歩き回ってるもんだ。
ドクター、ナース、患者、業者っぽい人、いろいろ。
そんな人たちが行き交っているのを窓からなんとなく眺めていた。
759:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金)04:36:19ID:jONw0oF30
看護師さん(ナース)が入ってくる。
俺は動けないから、しびんの処理とか、大がしたいときにナースコールを押すと来てくれてトイレまで連れて行ってくれる。
トイレは部屋の中にあるんだけど、情けないことにそこまで自分でいけないんだ、俺。
そこまで動けないほど悪かったんだね。
利尿剤のせいで小も大も頻繁に出る(出過ぎる)んだけど、何回もナースコールするのも悪い気がしてね、できるだけ我慢したりしてさ。
そのうちうとうとしてきた。
もちろん熟睡なんてできない。
凶悪な利尿剤を点滴で打たれてるから眠れやしない。
暗い視界の中で窓の外の廊下を見ていた。患者が歩いてる。
でも、やたらと歩いてる。なんか人数が多くないか?
ここは救急患者が運び込まれるフロアのはずなのに、何で歩けるほど元気な患者がこんなにいっぱいいるんだ?
患者なのか?そうだ、病院パジャマを着てるもんな、患者の筈だ。
でも、、、おかしい、なにかおかしい。
人は行き交っている。でも、
患者は全員一方向にしか流れていない!
左から右へ!後から後から患者は通り過ぎるが、右から左へ帰る患者はいない!
マジでちびりました。
暗い視界の中を通り過ぎる病院パジャマの患者・・・
ナースコールを押して看護師さんに来てもらってトイレに連れて行ってもらいました。
その時に、
「このフロア、救急車で運ばれた人だけがいるんですよねえ、そういう人って普通歩き回ったりできないと思うんですけど、何であんなに大勢患者さんが廊下を歩いているんですか?」
ってきいたら、このフロアには、ナースの助け無しで歩ける患者さんは居ないって言われました。
暗い視界が、さらに暗くなりました。。。
暗くて青い視界で見た夢でしょうかね。
あんまり恐くなくてごめんちゃいm(____)m。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?126
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1144818776/757-759
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