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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.23 (Sat) Category : 

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蜘蛛とおばあさん

2016.05.13 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

310:3-1@\(^o^)/[sage]2016/05/10(火)11:27:40.92ID:my1MCSdO0.net
近所に、一人暮らしのおばあさんがいる。
これは、おばあさんの娘さんから聞いたお話。

ご主人を亡くして以来、20年以上一人暮らしをしているおばあさんは、今年90才を超えた。
90才というと、実子にも孫がいる年代だ。
子供たちは比較的近距離に住んでいるが、毎日通うには困難な距離だ。
兄弟が三人いるので、一日おきに交代でおばあさんの様子を見にくる。
長年の畑仕事のおかげで足腰が丈夫だから、おばあさんは一人暮らしにも困らない。
だが、最近、少しばかり忘れっぽくなった。

子供たちは、おばあさんが火の不始末で火事でも起こさないか、あるいは、悪質な訪問販売に金銭をだまし取られないか、そんなことを気にしていた。

ある時、みんな都合が悪くて、一週間ほどおばあさんの様子を見に行けないことがあった。
一週間ぶりに長女が尋ねたとき、おばあさんはコタツに座ってうつむき、何かブツブツ言っていた。

そうか、そうか お前は元気だねぇ。 気を付けるんだよ。またおいで。
下を向いて、そう、誰かに話しかけていたのだ。

長女が青ざめたのは言うまでもない。
一週間誰も来なかったせいで、一気にボケてしまったのではないか、そう思ったのだ。
だが、おばあさんの頭はしっかりしていた。
訪れた長女を見ると、おばあさんはお茶を入れに台所に立った。

急須と湯呑を持って戻ってきたおばあさんは、いたずらっ子のような顔で長女に言ったという。
「あたしがボケたと思ったんだろう。ボケたりしていないよ。最近友達ができてね。毎日遊びに来てくれるんだよ」



311:3-2@\(^o^)/[sage]2016/05/10(火)11:28:13.04ID:my1MCSdO0.net
数日前、おばあさんは一匹の蜘蛛を助けたのだそうだ。
台所にいたハエトリグモ。
体長一センチにも満たない、巣を張ることもない蜘蛛だ。

蜘蛛が台所のシンクに落っこちて、とても困っていたのだと言う。
右往左往する蜘蛛の様子を、おばあさんは面白く観察していたのだが、そのうち気の毒になって、そっと手を差し出した。
すると蜘蛛は、逃げることもなくおばあさんの手に飛び移ってきた。
そうして、しばらくおばあさんの顔をじっと眺めていたのだと言う。
その様子を見たおばあさんは、蜘蛛が自分に懐いたのだと感じた。

こんな小さな蜘蛛でも、助けてくれた人間の事がわかるのだと、感心したのだそうだ。
窓を開けて外に逃がしてやったのだが、どういうワケか、次の日からおばあさんがコタツで休んでいると、人懐こくやってくるようになった。

最初は違う蜘蛛だと思ったが、何気なく話しかけると、まるで言葉が判るようにおばあさんをじっと見つめ、しばらく話をすると、チョコチョコどこかへ去っていく。
その様子がとても可愛く、蜘蛛が来るのが楽しみなのだと言った。

娘さんは密かに、やはりボケたのではないかと疑った。
蜘蛛を話し相手にするなんて、なんだか哀れにも思えた。
そんな心情を悟ったように、おばあさんがこう続けた。



312:3-3@\(^o^)/[sage]2016/05/10(火)11:28:48.67ID:my1MCSdO0.net
「昨日はね、うっかりセールスマンを家にあげてしまって、売り込みを断りきれないでいた所を、あの蜘蛛が助けてくれたんだよ。契約書にサインしろといって書類を広げた所へ、あの蜘蛛がやって来て、書類の上を這いまわったんだ。
そのセールスマンは蜘蛛が大嫌いだったみたいで、逃げるように帰って行ったよ。あの蜘蛛は賢いんだ。
昔話のようだけど、蜘蛛の恩返しって、本当にあるもんだね。」


「にわかに信じられない話ですけど、今日もおばあさんの所を尋ねたら、小さな蜘蛛とおばあさんが、楽しそうに話をしていたんです。おばあさんにとっては、蜘蛛でも大切な友達なんですね。」

娘さんは苦笑いしながら、そう語った。
蜘蛛とおばあさんの、不思議なお話。



315:可愛い奥様@\(^o^)/[sage]2016/05/10(火)12:04:31.59ID:PYWrppq10.net
>>311
蜘蛛とおばあさんのお話、いいなぁ。

ハエトリグモを見かけると、今日もパトロールご苦労様ですと声をかけてしまうから
おばあさんの気持ちはなんかわかる。



 

引用元:ちょっとした不思議な話や霊感の話 その96
http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/ms/1461728055/310-315










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オエビスサン

2016.05.07 (Sat) Category : 誰も信じない人へ

391:一、:2006/07/28(金)22:51:16ID:C+FpdjMT0
私の父方の祖父は今年で齢90近くになるが今でも現役の漁師だ。
年一度、盆に九州の祖父の家に遊びに行った時は、祖父と一緒に沖に出て釣りをするのが今でも恒例になっている。

私が小学5年の夏休みに、初めて祖父の家に遊びに行った時のこと。
釣りをしようと祖父の舟で、二人だけで朝方の5時に港を出てとっておきの漁場に向かう。
数十分して漁場に着いたので舟のイカリを降ろし、仕掛けを作って海に竿をおろす。

早起きしたせいかうつらうつらと眠たくなってきた私は、祖父に
「何か面白い話しをしてくれない?」
とお願いした。
祖父は
「うーん・・・」
としばらく考えて、ハッと何か気付いた様子。
日焼けで真っ黒な顔をしわくちゃにして、ワハハと笑いながら言った。
「こんな話があるんだ」

祖父がまだ20歳そこそこで親父と一緒に漁してた時のこと。
その頃は大正・昭和初期で漁師達は品粗な小型エンジン船で沖に出て漁をしていた。
ある日、祖父の父が目の病が酷くなり病院に行くことになったため、祖父が1人で漁に出ることになった。

(続きは『続きを読む』をクリック)


 









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百合子とエーデル

2016.04.27 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

823: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/24(水) 23:57:42.76 ID:Pbz4dXGb0.net
ところで不思議な動物な話ってこのスレでしてもいいのかな?
人間の話だけ?



824: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/25(木) 01:27:02.73 ID:w+mskSeu0.net
犬でも蛇で猿でも何なりと。



825:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2014/09/25(木)03:36:50.26ID:MWzyqexC0.net
ありがとう、それじゃあ拾った仔犬の話
俺は大学には実家から徒歩で通っているんだが、あるひどい雨の日、油断した好きに傘を盗まれた
困っていたら同じ学部生の女の子が声をかけてくれた。
名前がとある花と同じだったから、仮に百合子としとく
百合子は常時折り畳み傘を持っているので、それを貸してくれるという

百合子は学校の近くに下宿していて途中までは帰り道が同じだったので一緒に帰ってたんだが俺達の帰りを狙いすましたかのように豪雨が襲ってきたのでちょっと寄り道した

普段と違う帰り道、木しか生えてないような小さい公園の側を通りかかったら、茶色い毛玉が落ちてた
なんだろうと近づくと丸まった小さな仔犬、生後半年にも満たないような超小型犬
濡れて寒いのかブルブル震えてたうえに、ものすごい怯えてた

俺が抱き上げようとすると狂ったように暴れて、思わず取り落としそうになったところで百合子がキャッチ
百合子に抱かれると何故かおとなしくなった

俺の家には6歳の母犬と1歳の子犬が2匹いたので、ワクチン摂取の有無がわからない犬を連れて帰るわけにはいかない
仕方なく百合子の下宿先に連れ帰ることにした
百合子自身、捨てられた犬を保護したりして実家で5匹ほど飼っているらしいんだが、仔犬は初めてだったらしい

俺が風呂に入れてやり、体の汚れを落とすときれいな真っ白な犬が出てきた
マルチーズっぽい犬だが、耳はパピヨンかチワワに似てたからミックスだと思う
仔犬は百合子からエーデルと名前をもらった

エーデルは不思議と最初から百合子にしか懐かなかった
1週間ほど俺も百合子の家に毎日通って様子を見たりしていたのに、通う頻度が減り、月1くらいになると俺を見ると唸って部屋に一歩でも足を踏み入れようものなら全力で噛みかかるようになった

そんなエーデルに対し、百合子はお座りをさせ、自分もエーデルに向かい合うように座ると
「怖くない、怖くない、大丈夫、大丈夫」
と諭すようにエーデルに話しかけながら背中をさすった
暫く繰り返していると、エーデルの目が大きく見開かれ、大きな耳をピーンとたてた
そのまま俺の方に歩いてくると、座っていた俺の膝をぺろぺろ舐め出した
まるで百合子の言っている言葉を理解しているようだった

(続きは『続きを読む』をクリック)


 









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