都市伝説・・・奇憚・・・blog
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猫が来た。
2010.06.13 (Sun) | Category : 誰も信じない人へ
猫の心
2010.06.06 (Sun) | Category : 誰も信じない人へ
696 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/07 01:24
飼ってる猫が人間には見えないものを見つめていたりして、オオッと思うことありませんか?
僕の小学校の頃飼ってた猫が特にそうで、よく何もない壁だとか天井だとかを睨みつけていました。
ミケという名前の三毛猫でしたが、もらい猫だったので避妊が遅れて獣医に連れて行った時にはもうお腹に赤ちゃんがいるということでした。
可哀相でしたが、まだ潰せるということなので御願いしました。
去勢されたあとのミケは空気が抜けたように元気がありませんでした。
ご飯に呼んでも上の空で、目もどこかうつろでした。
しばらくはしかたないと家族はさばさばしていましたが、僕は幼かったのでミケに感情移入し、彼女が心配でなりませんでした。
そしてよく気をつけて見ていたある夜、僕はコタツのしたにうずくまっていたミケが何かを賢明に舐めているのを見たのです。
僕もコタツに潜りこんでみるとそれは赤い肉の塊のように見えました。
しかし、ミケが唸って威嚇したので慌てて顔を引っ込めました。
そしてもう一度そっと覗いてみると、今度は自分の毛繕いをしており肉のような物も何も見当たりませんでした。
僕はその夜寝ながら思いました。
あれはきっと産まれてくるはずだったミケの赤ん坊なのだろう。
ミケはお母さんになりたかったんだなあ、と。
次の朝目が覚めると僕は一番にミケの所に行きました。
するとミケはまた赤い物を舐めています。
それはそれはいとおしそうに舐めているのです。
「ミケ。ミケ。ゴメンな。ゴメンな」
僕は涙がこぼれて止まりませんでした。
それはいつのまに食いちぎったのか、毛がすっかり抜け落ちたミケの尾先でした。
飼ってる猫が人間には見えないものを見つめていたりして、オオッと思うことありませんか?
僕の小学校の頃飼ってた猫が特にそうで、よく何もない壁だとか天井だとかを睨みつけていました。
ミケという名前の三毛猫でしたが、もらい猫だったので避妊が遅れて獣医に連れて行った時にはもうお腹に赤ちゃんがいるということでした。
可哀相でしたが、まだ潰せるということなので御願いしました。
去勢されたあとのミケは空気が抜けたように元気がありませんでした。
ご飯に呼んでも上の空で、目もどこかうつろでした。
しばらくはしかたないと家族はさばさばしていましたが、僕は幼かったのでミケに感情移入し、彼女が心配でなりませんでした。
そしてよく気をつけて見ていたある夜、僕はコタツのしたにうずくまっていたミケが何かを賢明に舐めているのを見たのです。
僕もコタツに潜りこんでみるとそれは赤い肉の塊のように見えました。
しかし、ミケが唸って威嚇したので慌てて顔を引っ込めました。
そしてもう一度そっと覗いてみると、今度は自分の毛繕いをしており肉のような物も何も見当たりませんでした。
僕はその夜寝ながら思いました。
あれはきっと産まれてくるはずだったミケの赤ん坊なのだろう。
ミケはお母さんになりたかったんだなあ、と。
次の朝目が覚めると僕は一番にミケの所に行きました。
するとミケはまた赤い物を舐めています。
それはそれはいとおしそうに舐めているのです。
「ミケ。ミケ。ゴメンな。ゴメンな」
僕は涙がこぼれて止まりませんでした。
それはいつのまに食いちぎったのか、毛がすっかり抜け落ちたミケの尾先でした。
グラジオラス
2010.05.27 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/07 02:04
Ⅰさんという女性は、以前、自宅で一匹の犬を飼っていた。
その犬も年をとって死んだ。
翌年、その犬が長年暮らしていた小屋のあった場所から一本のグラジオラスが咲いた。
グラジオラスはアヤメ科の植物で球根から発芽する。
ところが家族の誰も、そんなものを埋めた記憶がない。
オレンジ色のグラジオラス。
翌年家を建て替えた。
庭にはブルドーザーが入り、庭土を全て削りだして駐車場にした。
その翌年の夏、砂利を敷いた駐車場の隅から一本のグラジオラスが芽を出し、立派なオレンジ色の花を咲かせた。
その場所はやはり、あの犬小屋があったところだった。
建て替え前の庭の土はまったく残ってないのに・・・と家族は不思議がった。
その後もグラジオラスは、毎年毎年オレンジ色の花を咲かせたが、一度だけ白い花を咲かせた。
その年はⅠさんのお姉さんが結婚した年だった。
今年も、駐車場の隅にグラジオラスが花を咲かせようとしている。
Ⅰさんという女性は、以前、自宅で一匹の犬を飼っていた。
その犬も年をとって死んだ。
翌年、その犬が長年暮らしていた小屋のあった場所から一本のグラジオラスが咲いた。
グラジオラスはアヤメ科の植物で球根から発芽する。
ところが家族の誰も、そんなものを埋めた記憶がない。
オレンジ色のグラジオラス。
翌年家を建て替えた。
庭にはブルドーザーが入り、庭土を全て削りだして駐車場にした。
その翌年の夏、砂利を敷いた駐車場の隅から一本のグラジオラスが芽を出し、立派なオレンジ色の花を咲かせた。
その場所はやはり、あの犬小屋があったところだった。
建て替え前の庭の土はまったく残ってないのに・・・と家族は不思議がった。
その後もグラジオラスは、毎年毎年オレンジ色の花を咲かせたが、一度だけ白い花を咲かせた。
その年はⅠさんのお姉さんが結婚した年だった。
今年も、駐車場の隅にグラジオラスが花を咲かせようとしている。
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