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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.24 (Sun) Category : 

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おじいちゃんからの就職祝い

2014.11.01 (Sat) Category : 誰も信じない人へ

103 名無しさん@おーぷん sage 2014/10/23(木)19:57:13 ID:???
社会人になって初めての誕生日の前日、会社の帰りに駅の改札を出たところで祖父に会った。

祖父は隣県に住んでて、その日うちに来るなんて聞いてなかったからビックリして
「おじいちゃん、どうしたの?」
って聞いたら
「時間が無いから歩きながら話そうか」
って言われて肩を並べて歩き始めた。

「おまえが就職した時にちゃんとお祝いしてなかったからお誕生日のお祝いと一緒くたにしてすまんの」

と言いながらリボンがついた細長い箱を貰った。

歩きながらだったから、その場で開けずに鞄の中にいれて
「ありがとう!」
ってお礼を言ったら照れながら頭を掻いて

「じゃあ、急いで帰らんとばあさんが心配するから」

って言ってUターンして駅に向かった。
だったら駅で話せば良かったのにとか思いながら、ひとりで家に帰った。

帰宅したら母がバタバタしてて
「あんたも一緒に来なさい!」
って言われた。
おじいちゃんが危篤なんだそうだ。

うそ、さっき会ったばかりで元気だったから聞き間違いかと最初は思った。
でもそんな雰囲気じゃなくて、姉も一緒に急いで病院に行ったら息を引き取ったあとだった。
さっき会ったおじいちゃんがあまりにも元気そうだったからずっと長い事入院してたの忘れてた。

なんだか夢を見てるような時間が過ぎて、お通夜の時に親戚たちと話してる時におじいちゃん、死ぬ前に会いに来てくれたんだって話をした。

その時にはもう、あのおじいちゃんが生霊か何かだったと気付いてた。
だって確かに入れたはずのプレゼントの包みがバッグから消えてたし。
その事も話した。

そしたらお葬式が終わったあと、おばあちゃんが

「これね、あんたの就職祝いにっておじいちゃんが買ってたんだけどなかなか渡す機会がなくてねえ」

って渡されたのが、おじいちゃんから貰ったのと全く同じ形、同じ包装紙、同じリボンの箱だった。
目玉を後から押し出しちゃうんじゃないかってぐらいぶわっと一気に涙がでた。

「自分の手であんたに渡したかったのかねぇ」

っておばあちゃんも泣いてた。

箱の中は真珠のネックレスだった。
大人になったらひとつは持ってなきゃいけないって言って、姉も就職した年に貰ったそうだ。

隣県なんて近いのに、もっともっとおじいちゃんのお見舞いに行けば良かった。



 








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娘の遊び相手

2014.11.01 (Sat) Category : 誰も信じない人へ

245本当にあった怖い名無し2005/08/17(水)10:35:41ID:EDoumzb5O
少し長いですがレスさせてください。

俺が高校生だった頃、隣のクラスに目茶苦茶可愛い子がいて、俺は恋心を抱いていた。
一年ほど片想いをしていたが、体育祭の日、その子が俺に告白をしてきて付き合うことになった。

その子は高校でもかなりモテていたが、オレなんて全くモテないブ男と付き合うなんてどうかしてる!と、周りの奴が噂するのを一時期学校ではよく耳にした。
俺も何度か
『オレなんかのどこがいいの?』
と尋ねた。
彼女は毎回ハニカミながら
『笑顔が好きになった。周りが何を言おうが、私が好きなんだからいいじゃん!』
と言ってくれた。
すごく真っすぐな子だった。

俺は昔から自分自身にコンプレックスを持っていた。
『俺は不細工で頭も悪い』
それがオレの口癖だった。
彼女はそんな俺に
「でも私はそんな貴方が好きなんだから。自分で悪く言うのは辞めて。」
と。
俺にはとても出来過ぎた子だった。



246本当にあった怖い名無し2005/08/17(水)10:44:35ID:EDoumzb5O
高校を卒業し、俺は町工場に就職、彼女は大学へ進学した。
彼女は大学の授業が終わるとしょっちゅう工場の前で俺の事を待ってくれていた。
19才のとき、彼女が妊娠した。俺達は周囲の反対(彼女が大学生だった為)を無視して結婚した。

彼女は当然、大学を中退、元気な女の子を産んでくれた。
俺に甲斐性がないので、彼女は半年後にはパートをして家計を助けてくれた。
金は無かったが毎日幸せだった。
娘が二歳になって間もなく、彼女は交通事故で他界した。パートの行きに車に跳ねられて。



248本当にあった怖い名無し2005/08/17(水)11:00:43ID:EDoumzb5O
俺は葬式でも涙が出なかった。彼女の死を信じられなかった。

それから三年経った。
俺は今でも彼女の事を引きずっている。
オレなんかと出会わなければ彼女は・・
俺は彼女のお陰で幸せだったが彼女には俺のせいで幸せを掴みそこなったんじゃないのか・・とか生活する為に工場と夜のウエイターのバイトで彼女の忘れ形見の娘との会話もあまり無かった。

そのせいか、娘はいつも一人で絵を描いている。
昨日、仕事から帰ると、また娘が何か描いていた。
「それなに?」
愛想なく聞くと娘は
「おかあさん」
と答え、絵を書き続けた。
一瞬、ドキッとした。
「え?おかあさん?・・・お母さん何してるの?」
と聞き直すと
「今日はオカーサンとお砂場で遊んだの。」
娘が言った。
俺は、娘に聞いた
「どこのお母さん?お友達の?」

娘ははっきりと
「違うよ、美優(娘)のお母さんだよ。昨日も遊んだの」
と。



249本当にあった怖い名無し2005/08/17(水)11:34:18ID:EDoumzb5O
娘は続けてこう言った
「美優おかーさん大好き、おかーさんもねぇ、美優とパパが大好きなんだよ。」
俺は娘を抱き上げ、すぐにその砂場に走った。
砂場に着くと、もちろん、そこに彼女はいなかった。

娘は
「おかーさんはこの公園が大好きなんだって。いつも美優より先に着てるよ。」

その言葉を聞き俺は思い出した。この公園は高校時代、よく彼女と立ち寄り、始めてキスしたのもこの公園。
俺は、娘の前で号泣した。むせる様に泣いた。
娘はポカーンとしていた。

俺は娘を抱きしめ、謝った。
「ごめんね。」
と。
彼女が死んだ事を受け入れられず、多感な年頃の娘の相手もせず、毎日クヨクヨ生きていた自分自身が恥ずかしかった。
彼女は死んでも、娘の遊び相手になって。
俺は死んだ彼女にも苦労をかけていた。



 








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着物を着た女の子

2014.10.22 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

728: 本当にあった怖い名無し:2007/03/28(水) 18:54:22 ID:slm/n/0cO
あまり怖くないかもしれないですが、私の2歳ごろの話を書きます。母から聞いた話です。

私は、家にいるときボールなどのおもちゃで一人遊んでいました。
母は、私が怪我をしないか心配で、家事をしながら私をチラ見していたそうです。
その時、いつも私はおもちゃを誰かに手で渡す動作をしていたそうです。

私もなんとなくですが、着物を着た女の子と遊んだ記憶があります。


 








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