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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.02.09 (Sun) Category : 

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臨時ニュース

2014.05.26 (Mon) Category : 都市伝説・定番

大阪府O市のH区に一人暮らしをしているAの話。

深夜二時を回った頃、大学のテスト勉強の息抜きにとテレビを点けると、丁度今流れた所であろうニュースが目に入った。

画面上部に「臨時ニュース」というテロップが表示されている。大阪府の○○でひったくり事件がありました…と、抑制も覇気もない声で女性キャスターがニュースを読み上げる。

途端、ん?と思ったAが眉を潜めた。背景が何だか全体的に暗い。というよりもほとんど真っ暗に近かった。

女性キャスターの姿だけがスポットライトを浴びてるかのようにハッキリ映っている様子は、何だか妙に不気味だった。

それにニュースの内容も、深夜に臨時ニュースとして流す程のものか…?

何となくテレビ画面を眺めていると、次のニュースです。大阪府××で殺人事件が…と、女性キャスターが次のニュースを読み始めたものだから、いよいよAは気味が悪くなってきた。

臨時ニュースなのに、何で次のニュースがあるんだ?

好奇心と恐怖心が入り交じったAをよそに、キャスターはそれからも次つぎとニュースを読み上げていく。その間中もずっと画面上部には「臨時ニュース」というテロップが映ったまま。

ただ黙ってニュースを聞いていたAだったが、ふと妙な違和感を感じた。その原因はすぐに分かった。

キャスターが読み上げるニュースの事件現場が、徐々に自分がいる場所に近付いているのだ。気のせいじゃない。間違いなく段々と、確実に近付いている。

それにどうも近づくにつれ、事件の内容が生々しく、過激なものになっている。さっきはひったくりのニュースを読み上げていたキャスターが、今は

「路上に血まみれの生首が…」などと言っているのだ。しかもキャスターは口の端が吊り上がり、いつの間にか半笑いを浮かべている。

次第にぶるぶると震えるA。今すぐにテレビを消してしまいたいのに身体が動かない。そのとき

「次の臨時ニュースです!!」

と、キャスターがまるで別人のように叫び出すと、我慢していたのが爆発したかのように高笑いしだした。

「ゲラゲラゲラ!大阪府O市H区でゲラゲラゲラ!!あっはは!アハハハハヒヒヒヒヒヒヒィィヒヒ!!ひっヒヒヒ!人殺しが!!アヒャ!ヒヒヒ被害者はぁぁァハハハハ!!臓物という臓物をっをっヲヲヲヲヲヲ!!アヒャアヒャヒャヒャヒャヒヒヒヒヒヒィィィィィーーーーしっ死んじゃったァアヒャヒャヒャヒャァァァァァァァァァァァァァァ」

プツン!

Aは痛烈な悲鳴を上げながらテレビの電源を消すと、自分でも何を言っているのか分からない言葉で、近くの友人にすぐ来てくれるよう電話をかけた。

ピンポーン、とチャイムの音が鳴る。

藁にもすがる気持ちで玄関のドアを開けると、そこには目全体が黒目の、さっきの女性キャスターが、満面の笑みを浮かべながら立っていた。

「最後の臨時ニュースです」


(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)



 








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学校の怪談百選

2014.01.14 (Tue) Category : 都市伝説・定番

いろんな学校にまつわる怖い話を、百話に集めてまとめました。

001.
夜の音楽室で、肖像画から抜け出した音楽家がピアノを弾く。この時、理科室にある骨格標本がその演奏に合わせて踊る。

002.
理科室のホルマリン漬けの蛙の標本が、放課後に鳴き声をあげる。

003.
学校にひとつだけ、青い便器のトイレがある。そのトイレに入るとドアが開かなくなり、便器から出てきた白い手に引きずり込まれる。

004.
八月の満月の夜。男子トイレの大鏡の前に立つと、白髪の老婆が現れ、鏡の中に引きずり込まれる。

005.
飼育小屋の兎が、たまに一羽増えることがある。

006.
屋上に行く階段は、昼間は十二段なのに、夜になると一段増えて十三段になる。十三段目を踏むと、何かが起きる。

007.
雨の日、校庭の砂場から青白い手が何本も出てくる。

008.
家庭科室の包丁が、誰もいない時に部屋の中を飛びかっている。この時、家庭科室に入ると刺し殺される。

009.
体育館倉庫にある黒板に落書きをしたままにすると、次の日に色が変わっている。

010.
満月の夜。校庭で騎馬にまたがった武者たちが合戦を繰り広げている。学校がある場所は昔、古戦場だった。

(続きは『続きを読む』をクリック)
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)



 









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テケテケ類話(2)

2014.01.11 (Sat) Category : 都市伝説・定番

夕方。人気のない学校の廊下を歩いていると、何処からともなく奇妙な音が聞こえてくる。

ジョキン。ジョキン。ジョキン。ジョキン……。

ハサミを開いたり閉じたりするような不気味な音。
その音が聞こえたら、すみやかに帰路を逃げた方が良い。間違っても、その音の源を探そうとしない方が良い。
無事、家に帰りつきたければ。

ジョキン。ジョキン。ジョキン。ジョキン……。

その日、居残りで教室を出るのが遅くなった少年は、廊下の奥から響く、怪しい音を耳にした。
一体何の音だろう?
元から、好奇心旺盛な少年。怪音の正体を突き止めようと、音のする方に足を踏み入れてしまった。

ジョキン。ジョキン……。
音は、少年が廊下を進むごとに大きく、近くなってくる。
薄暗い廊下を、先へ先へと一歩踏みしめ、辿り着いたのは行き止まり。そこで少年は、音の主をついに見つけた。

ジョキン。ジョキン……。
廊下の最奥。暗がりの隅っこ。そこに蹲る人影から響く、ハサミの音。
男か女か、大人か子供かも解らぬ影は、何かを切り刻んでいるのだろうか。足を止めた少年が見つめる先で、ハサミの音を響かせ続ける。

だが、唐突に、ハサミの音が止まった。
耳が痛くなるような沈黙。
立ち去ることも、目を逸らすことも出来ずに、影を見つめ続ける少年。

やがて、その影がむくり、と頭を上げた。
そしてゆっくりと、ゆっくりと少年の方にふりかえり、ニヤリ……と人とは思えぬ不気味な笑み。

恐ろしい笑顔に、少年は脱兎のごとく駆け出した。
長い廊下を、昇降口を目指して必死に走る。だが、

テケテケテケテケテケテケテケ……。

と、奇妙な笑い声のような音が、背後から響いてきた。
走りながらふりかえると、そこには見たこともないような怪物が少年を追いかける姿があった。
右手に鎌を持ち、左手に大きなハサミを持った幽霊みたいに下肢のない男。恐ろしい形相で奇妙な笑い声を上げながら、すごい早さで少年に迫ってくる。

助けを求めて叫びながら逃げ惑う少年。いくら逃げても怪物はしつこく少年を追い、どんどん間隔を狭めていく。
そして、笑い声と刃物の擦れる音がすぐ背後で響いたその直後。断末魔と共に、少年の赤い血が廊下にぶちまけられた。



学校の廊下で、出会った者を追いかける妖怪テケテケ。
追いつめられた顛末には諸説あり、
・下肢を切断されてテケテケの仲間にされる。
・バラバラに切り刻まれる。
・どこかに連れていかれる。
・指でつつかれたり、噛みつかれるとその部分が腐る。
等があり、助かる術に関しては、
・転べば助かる。
・途中にある角を曲がれば助かる。
・「地獄に帰れ」と叫べば追い払える。
などの噂が伝わっている。



夕暮れにハサミの音が聞こえたら。或いは、
テケテケテケテケテケ……。
という笑い声が廊下の奥から聞こえたら、すみやかに帰宅した方が良い。
テケテケに会いたくなければ。

(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)



 








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