忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2025.03.10 (Mon) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

黒い人影

2016.10.19 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

246:本当にあった怖い名無し:2006/04/03(月)22:47:26ID:tzDERz4P0
小学校の時、学校に夕方に忘れ物を取りに行った。
先生に教室の鍵を借りて、一人で向かった。

その教室は2階の一番端だったんだけど、忘れ物を取って鍵を掛けて、ふと外を見ると、窓に黒い人影が半身だけへばりついていた。

「名探偵コナンの、犯人が分かってない時の犯人の描写」
と説明して分かるかな?
とにかく真っ黒の人影に目だけバッチリ開いたやつ・・・

逃げるよりも先に固まってしまった。それから10秒ぐらい?
いきなり非常ベルが鳴った。ビクッとして、後ろを一瞬振り返って、もう一度窓の方を見ると、黒い影が全身を見せるかのように、横にスライドし始めた。

その瞬間危機感を感じて、ベルが鳴り響く校内を、必死に走って職員室に向かった。
金属音が後ろでしたような気がしたが、気にしている余裕は無かった。
息を切らせて飛び込んだ職員室、先生が
「どうしたの?」
と声をかけてくれた。
そして教室の鍵をあの場所に落としてきた事に気がついた・・・

状況を説明すると、じゃ先生も一緒に行ってあげるから、と言われ、嫌々教室へ戻った。非常ベルはもう鳴っていなかった。

もちろん黒い影などどこにも居ない。
ただ、あれがへばりついていた窓を開けて下を見たら、真っ黒い液体が溜まっていた。

先生は首をかしげ、今日は家まで送ってあげるといってくれた。
あれから特に何も起こっていないけど、気持ち悪い体験だった。


 

引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?125
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1143802282/246



.







拍手[0回]

PR

仕事終わったし俺の心霊体験の話する

2016.10.18 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)02:41:17.91ID:ebolXNQH.net
古いやつから話す
誰か聞いてくれ



2:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[sag]2016/10/08(土)02:49:12.10ID:EkxRVPFH.net
正座して待ってます



3:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)02:51:57.55ID:ebolXNQH.net
アザス
先に知っといて欲しいこと
・父親が他界してること
・母親が彼ら?のお話が聞こえる人
これは共通の話なんで知っといてくれ



4:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:00:33.16ID:ebolXNQH.net
一つ目

俺が小学校4年生の正月最後の日に、父親が死んだ
くも膜下出血で、発症から6時間も経たないうちに逝っちまったんだ
母親は放心状態、一族はてんやわんやで、俺は何が起きたのかも分からずただ泣いて過ごしてた
火葬が終わって、昼も夜も号泣し続ける母親、と1ヶ月くらい一緒に寝た



5:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[sag]2016/10/08(土)03:06:48.25ID:EkxRVPFH.net
レスはしなくとも見ています



6:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:12:31.15ID:ebolXNQH.net
それで丁度1ヶ月くらいたった日の夜に、いつものように母親に抱かれながら寝てたんだけど急に母親がガバッと起きたんだ。
俺もびっくりして起きて、母親の方を見てた。
そしたらさ、俺の顔に水滴みたいなのが落ちてきて、それを見た母親が急に泣き出した。

んで話を聞くとさ、
「おとうさんが俺を上から見下ろして泣いてた。」
って言った。
それを聞いて俺もまた泣いたのを覚えてる。
その日は泣きながら寝て、朝起きたら俺の枕元の畳にも大量の水滴の跡があったが、原因は分からない。



7:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:21:38.52ID:ebolXNQH.net
二つ目

これも顔を見てないから断定は出来ないが、多分父親だと思われる。
父親が死んでから、俺は医者を志して猛勉強を始めた。結局ならなかったが。

母親にお願いして塾に通わせてもらって、毎晩遅くまで残って勉強してたな。
ただ当時ヒョロガリ運動音痴の俺は、長い帰り道をチャリで帰るのが嫌で嫌で仕方なかった。

そこで俺はある日、ここだけは絶対に通るなって母親に言われてた近道を通って帰ろうとしたんだ。



8:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:28:13.00ID:ebolXNQH.net
大人って子供に細かい理由を言わないからさ、俺は何も考えずにその道をチャリで走ってた。
そしたら、電柱の影に、何かいたんだ。
真っ白いもやみたいで、絵に描くと煙みたいな奴だったが、何故かそいつがこっちを見てるのを感じた。

しかもそいつ、目をそらすと真横にいるんだが、電柱の方を見るとやっぱりそこにいた。
俺は震えて動けなくて、でもあることを思いついたんだ。
車かバイクが通ったら後ろについて、爆こぎで付いて行こう、それなら逃げ切れるかもって。



10:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:33:46.78ID:ebolXNQH.net
そして運良く、すぐに原付が来た。
俺は急いでペダルを漕ぎだして、煙のやつの真横をバイクについて通った。
煙からはやっぱり視線を感じたけど、夢中で漕いでバイクを追いかけた。
そしたらさ、煙のやつ電柱間を移動して追ってきたんだ。
次の電柱にも、その次の電柱にもそいつはいた。

俺は余裕でしょんべんを漏らしながらチャリを漕いだ。
それで半分くらい帰ったとき、俺はもう一つ気づいたことがあったんだ。



11:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:40:36.75ID:ebolXNQH.net
「この原付、俺のペースに合わせて走ってる気がする」
って思った。
ただの自意識過剰かも知れないけど、当時は本当にそう思ったんだ。
そして俺は、このライダーもしかして父親では?って疑問が浮かんできた。

乗ってる原付、着てる服、ヘルメット、全部父親にそっくりで、ミラーも見てないのに俺との距離を一定に保ち続けてくれてた気がした。
俺は途中から煙のことより、ライダーの方が気になってた。
同時にもし、もし父親なら、顔を見せてくれるんじゃないかって期待も膨らんでた。



12:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:47:14.90ID:ebolXNQH.net
もう逃げてるのか追ってるのか分からなくなってたけど、とにかく全力で漕いだ。
でも原付との距離は全く縮まらなくて、だけど決して遠ざかりもしなかった。
そうこうしてるうちに、俺んちの方に行く曲がり角を原付が曲がった。
俺はやっぱり父親だ!導いてくれたんだ!って思って、曲がり角を曲がった。
でも原付はいなかった。煙のやつもいつのまにか撒いていた。
それ以来、その原付は2度と見てない。



13:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)03:53:43.84ID:ebolXNQH.net
ここまででなんか質問があれば答えるけどないよね?



14:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:00:19.30ID:D7s+XLzC.net
余裕で漏らしたのか
余裕でチャリを漕いだのか

まあ続けて続けて



15:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:01:45.70ID:ebolXNQH.net
>>14
余裕で漏らした
漕ぐ方に余裕は微塵もなかったかな



16:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:16:14.42ID:ebolXNQH.net
ちなみに嘘っぽいと思うだろうけど、煙のやつと再戦してるんだ。
それが次の話。

三つ目

中学二年生になった俺に、初めて彼女ができた。
嬉しいのとかっこつけたいので、遅くなるまでその子の家の近くの公園まで行って話してた。
その日もそうで、いつもよりちょっとだけ遅くにバイバイして、いつもの道を帰ってたんだ。
そしたら、原付事件の時以来会ってなかった煙のやつが、電柱の影にいたんだ

でもそいつは前と違って、白いもやのなかに赤いものが見えた。
俺はその時は、そいつの目じゃないかと思った。
それと前と違って、俺の方を見てるのがはっきり分かったんだ。
赤い玉が2つともこっちを向いてたから。



18:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:27:40.62ID:ebolXNQH.net
俺は動けなかった。
それも前と違って、恐怖じゃない何かのせいで動けないのを感じた。
ゆっくり電柱の影から出てこようとするそいつを、ただ見てるだけだった。

その時、何故かは分からないけど、不思議な気持ちになったんだ。
すごく悲しい気持ちだった。
説明が難しいんだけど、俺のものじゃない恐怖と、ものすごい憎悪が俺の中に入ってくる感じだった。

俺を取り込もうとしたのかもしれないが、その道の人間じゃないから分からない。
いよいよダメかもって思い始めた時、携帯が鳴った。
母親からだった。



22:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:45:11.30ID:ebolXNQH.net
不思議と電話には出られた。
母親は何も言ってないのに
「俺くん、今さみしい気持ちになってない?」
と聞いた。
俺は
「うん」
て答えた。

「そうだよね。怖がらずに目を瞑ってバイバイしてごらん?」
って言われて、俺はちょっと正気に戻った。
んで、言われた通りにした。
目を開けると、煙のやつはいなくなってた。

走って帰って、母親にありのままに話そうとしたけど、何故か全部知ってて抱きしめられた。
それから現在に至るまで、そいつに一度も会うことはなかった。



23:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:46:58.81ID:ebolXNQH.net
こんな時間まで付き合ってくれてありがとう。
次のでとりあえず締めにする。



25:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)04:59:45.35ID:ebolXNQH.net
最後

これはつい最近のあんまり怖くない話。
中学二年生以来ヤバくない不思議体験はあったものの、危ない目には合わなかった。

一昨年、うちの猫さんが逝った。
猫エイズ、腎不全、乳癌のトリプルコンボだった。
火葬もして、父親の墓に挨拶に行ったんだ。
「そっちで可愛がってよ」
って。
その日の夜、ベッドで寝てると、部屋のドアが開く音がした。

猫さんが出入りできるように、ガチャってしめないようにする習慣があったんだけど、俺は風だろと思って無視して寝た。
朝起きると、俺の枕元に、猫さんのお気に入りの猫じゃらしが置いてあったんだ。
おもちゃも一緒に火葬したはずなのにな。

それは父親の仏壇に供えて、今でもうちにとってある。
きっと父親が可愛がってくれてると思う。



26:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)05:03:32.66ID:ebolXNQH.net
とりあえずここまでにします。
聞いてくれてありがとう。
細かいの合わせればまだまだあるけどまた今度機会があればということで。
あと通っちゃダメって言われたら通っちゃダメだぞ。



28:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)05:24:11.35ID:YoAW0Rds.net
お疲れ様
零感だから興味深く読ませて貰った
お父さんが見守っててくれてるみたいで裏山
また時間がある時にでも細かい話を是非書きに来てー



30:名も無き被検体774号+@\(^o^)/[]2016/10/08(土)09:19:42.44ID:GrJ8xSa/.net
ってか親父さん成仏出来てないのか…
そっちの方が怖い

32:過去ログ★[]
■このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています


 

引用元:仕事終わったし俺の心霊体験の話する
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1475862077/



.







拍手[1回]

従姉妹の家では、タビーという名前の犬を飼っていました。

2016.10.18 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

28:⑦⑦⑦ : 2016/10/09 (Sun) 13:57:35
従姉妹の家で起きた話です。
従姉妹(仮に桂子さんとします)の家では、タビーという名前の犬を飼っていました。
わたしも何度か撫でてやった事があります。秋田犬っぽい雑種で、人懐こく愛想のいい可愛い犬でした。

全身薄茶色なのですが、なぜか後ろ足2本だけ、靴下を履いたように足先だけが白かったのも可愛く思えました。
桂子さんが5歳の時にお母さん(わたしから見て伯母)が近所で、産まれてようやく目が開いたばかりの仔犬をもらってきたのですが、一番人懐こくて寄って来る仔犬の足が白いのを見て、
「この犬、靴下履いてるみたいねえ」
と抱き上げると、なぜか飼い主は申し訳なさげに、
「そうなの。白足袋履いて産まれてきちゃって・・・・」
と言いました。

なんでも、足先の白い犬や猫は不吉らしいのです。
「でもイギリスでは確か、ホワイトソックスって呼んでて幸福をもたらすって言われてんだけどね」
それを聞いた伯母は、占いや縁起物は良い事を言っているものしか信じない人だったので、その犬をもらったそうです。

そして最初は立派な名前(スバルとかシリウスとかそんなのだった)を付けていたのですが、伯母はいつも「シロタビちゃん」と呼んでしまい、結果ご飯をくれる伯母の呼び名に反応するので、『シロタビ』から変化して『タビー』になったそうです。

タビーはいつも、はにかんだ様なニコニコした顔をしてすぐに懐くので、通りすがりの人からも可愛がられ、郵便や宅配の人にも甘えるので、
「おまえは防犯にはならんなあ」
と苦笑されていました。



29:⑦⑦⑦ : 2016/10/09 (Sun) 13:59:21
そして家族の一員として長年愛されていたのですが、桂子さんが大学受験の為、京都に泊まっていた時期に突然いなくなってしまったそうです。
伯母は、受験に差し障りがないよう桂子さんには内緒にしてあちこち探し回り、他の区の保健所も見に行ったりしたのですが、結局見つかりませんでした。
戻った後にそれを聞かされた桂子さんも、手書きで尋ね犬のチラシを作って電柱等に貼りましたが、タビーは戻ってきませんでした。

一家全員が悲しみました。
かなり老犬になっていたので、事故にでもあったんじゃないか・・・・いや、人懐こいから誰かに可愛がってもらっているかも・・・
あまりにショックでその後ペットは飼いませんでした。

それから7年経ちました。桂子さんは大学を卒業し、OLになり、めでたく結婚が決まりました。
女子大生の頃から一人暮らししていたのですが、結婚式まであと1ヶ月になった時期には準備などの為アパートを引き払い、実家へ戻って親と同居していました。

桂子さんはその日、結婚相手と挙式予定のホテルに行き、打ち合わせをして帰りました。
門を開けた途端、突然凄まじい勢いで犬に吠えられました。
驚いて立ちすくんでいると、伯母が玄関から飛び出してきて、
「桂子、ほら!タビー戻ってきたよ!」
と嬉しそうに叫びました。

よだれを垂らしながら怒り狂って吠え立てる犬。それは確かにタビーでした。
姿かたち。ボロボロに擦り切れているけれどタビーがしていた緑の首輪。そしてなにより、白足袋。
タビーそのものなのですが、吠える姿は別の犬としか思えません。
「タビー?」

恐る恐る桂子さんが呼びかけると、『タビー』は吠えるのをやめ、桂子さんの顔を見つめると、ゆっくり尻尾を振りました。



30:⑦⑦⑦ : 2016/10/09 (Sun) 14:08:17
伯母は大喜びで、
「買い物から帰ってきたら、庭の真ん中に座ってたのよ!最初は吠えたんだけど、タビーって呼んだら寄ってきて手を舐めたの!タビーよく帰ってきたねえ」
と『タビー』の背中を撫でました。
桂子さんも一緒に撫でてやりましたが、この犬は違う・・・・と感じていました。

物理的に、もしタビーだとすると20歳。残念だけどもう死んでいるはずです。
それに今は落ち着いて撫でられているけど、さっきの吠え方・・・・・
「似てるよねーほんとびっくりした・・・・・ほんとタビーそっくり・・・・・」
桂子さんが呟くと、伯母はたしなめるように、
「タビーよ?」
と言いました。

しかしやはりそれはタビーとは思えませんでした。
目つきが凶暴で、普通に座っていても絶えず神経を尖らせているようで、誰かが傍を通ると狂ったように吠え立てました。
念のため、獣医さんに狂犬病の検査や予防接種をしてもらいました。
歯の具合から見て、犬の年齢は12、3歳だろうと言われたそうです。

わたしと母も『タビー』を見ました。
桂子さんの結婚式に出席するため、前日から桂子さんの実家に泊まったのですが、門を通った途端、激しく吠えられました。

その剥き出した歯や、こっちへ飛びかかろうと上げた前足、ビーンと引っ張った鎖がとても恐ろしかった。
母はもともと犬が苦手だったので手の震えが止まらないほど怯えて、
「あの犬はタビーじゃないねえ」
とわたしに言い、わたしもそう思いました。

むしろ、あんなに可愛かったタビーの思い出が、この凶暴な犬で汚されてしまったような悲しい気持ちでした。



31:⑦⑦⑦ : 2016/10/09 (Sun) 14:11:51
桂子さんは結婚し、隣の市で暮らし始めました。
伯母はみんなから
「そっくりだけどタビーじゃない」
と言われながらも、その犬をタビーとして可愛がっていました。

ところが桂子さんの結婚式から2ヶ月ほど経った頃。
伯母が『タビー』を散歩させていると、向かい側からベビーカーを押したお祖母さんが歩いてきました。
ベビーカーの中で寝ている小さな赤ちゃん。突然、『タビー』は凄まじく吠えながら、赤ちゃんへ跳びかかりました。
激しい勢いで伯母は綱を離してしまい、はずみで転倒しました。お祖母さんが悲鳴をあげました。

「ほのちゃん!!」
ベビーカーに飛びついた『タビー』から赤ちゃんを庇おうと、お祖母さんは赤ちゃんに覆いかぶさり、そのお祖母さんの肩に『タビー』は乗りかかり・・・・・

伯母が我にかえって『タビー』の綱を引き戻した時には、既に救急車のサイレンが近づき、肩が血だらけになってうずくまるお祖母さんと、声を枯らして泣き叫ぶ赤ちゃんを呆然と見ることしか出来なかったそうです。
幸い赤ちゃんは擦り傷で済みましたが、お祖母さんは7針縫う怪我。その上入院中に体が弱ったのか肺炎を併発し、退院後も何度もお見舞いに行ったのですが、体調が悪いまま半年後、まだ60歳なのに亡くなってしまいました。

その上、そのお祖母さんのお葬式に出たその日、鎖に繋いでいたはずの『タビー』が首輪を抜け出て、逃げ出したそうです。
人を襲った犬をのうのうと飼っていた上、逃がしてどこへ行ったかわからない、と近所から非難を受け、嫌がらせもされたそうです。
そしてお葬式から3ヶ月ほどして、今度は伯母が行方不明になりました。

桂子さんは現在妊娠中で、孫の顔を見てほしい、この子が産まれるまでに戻ってきてほしいと心配しています。

そんな桂子さんにとっては、失礼だとは思うんですが・・・・・

伯母さんが戻ってきた時、姿かたちは伯母さんのままでも、まさか・・・・・
わたしはそんなふうに考えてしまいます。

もしかして、・・・・
桂子さん自身もそう考えているんじゃないか、とつい思ってしまうのです・・・・


(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)




 



.







拍手[0回]

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[01/21 HerbertEmirl]
[01/21 HerbertEmirl]
[01/15 LouisRah]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ