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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.25 (Mon) Category : 

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荒地の近道

2013.01.08 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

53: 本当にあった怖い名無し:2011/12/15(木) 15:10:41.04 ID:WucSLRV10
通学路で思い出した。
小学校の頃、学校に15分ぐらいかけて通っていたんだが正規の通学路ではない近道を通ると5分で行けた。

いわゆる家と畑に挟まれた荒地なんだが、そこを通るとびっくりするほど早い。
ただ、入る時出る時挨拶する、ホントに時間がない時だけ使うという条件があった。

守らないとかえって遅くなった。
入る時には「こんにちは!スイミングに遅れちゃうので通らせてください!」
出る時は「ありがとうございました!」
という感じ。
あの頃は普通に便利な道だったけど、今思うと超不思議。



55: 本当にあった怖い名無し:2011/12/15(木) 16:54:22.81 ID:baZovZU10
>>53
何か棲みついていたんだろうね、その道には
ところでその挨拶条件については、誰かから教わったの?
それとも自分で見つけた?



65: 本当にあった怖い名無し:2011/12/15(木) 23:32:06.31 ID:3i5uIM8D0
>>55
上級生がやっていたの見てマネしました。
何か棲んでたとしたらとっても優しくて子供好きですよね。



67: 本当にあった怖い名無し:2011/12/15(木) 23:46:53.25 ID:baZovZU10
>>65
そういう伝統っていいですね
今もやっている子はいるのかな? 




 








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最後のお別れ

2013.01.08 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

240 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/08/04 12:58 ID:eblBXXfa
戦争中の話なんだけど、母方のばあさんの兄(大伯父)が陸軍士官学校を出たエリートで、当時満州の部隊に配属されていた。
時々実家のある鹿児島に手紙を出していたんだけど、1944年の秋ごろから急に手紙がぱったり途絶えてしまったらしい。

ばあさんやひいばあさんは、最悪のパターンを想像しながら不安な日々を送っていた。
1945年になって間もない冬の夜。ばあさんが部屋で寝ていたら革靴の音がしたらしい。
あの当時革靴を履いているのは軍人と一部の政治家ぐらいのものだから、すぐに
「これは兵隊だ」
と気づいたそうだ。

ばあさんはそのまま横で寝ていた姉に、誰か来ていることを知らせた。
ばあさんの姉はおとなしく寝ているように言い聞かせて、自分は薄目を開けて音のするほうに頭を動かした。
そしたら、部屋の横の縁側に、ぼうっと大伯父が現れた。帽子をかぶって腰にサーベルをさし、マントを着た正装姿だったらしいけど、やけに青白くて恨めしそうな、残念そうな表情をしていたそうだ。

ばあさんは思わず、
「兄さんが帰ってきた!!」
と叫んで、隣に寝ていたひいばあさんを起こしに走っていった。
ひいばあさんやばあさんのもう一人の姉が駆け込んでくると、大伯父は軽く会釈をすると、どこか苦しそうに胸を押えながらすうっと消えていった。

それから1ヶ月ほどして、大伯父の戦死通知が来た。
でもただ満州で指揮中に死んだと書かれているだけで、戦死か病死かは分からなかったし、遺骨も最後まで見つからなかった。

おそらく部隊が撤退中に大伯父は病臥していたため置いていかれたのでは、とばあさんは考えている。
そのあとばあさんの二番目の姉は病気で亡くなって、ばあさんも鹿児島の空襲で大怪我した。
その時にも、ばあさんは防空壕で大伯父らしき人が日本刀を左手に握って正座している姿を見たらしい。
鹿児島の空襲は結構酷かったけど、ばあさんの実家は焼け残った。死んだ大伯父が守ってくれたんだといって、親戚はみんな感謝している。





 








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僕のお母さんですか?

2013.01.01 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

395: 本当にあった怖い名無し:2006/11/24(金) 12:36:34 ID:5ebS3UtO0
少々長い話しになりますが、私の不可解体験を書きます。

「僕のお母さんですか?」
登校中信号待ちでボーっとしていると、突然となりの男が言った。
当時私は20歳の大学生で、妊娠・出産経験は無い。それに相手は、明らかに30を超えていた。

ビックリして、
「ひっ…人違いです」
と答えると、相手はその答えが意外だったかの様な反応で、何でそんな嘘を付くの?と言った表情だった。
その反応に私が驚いた。

信号が青になると、私は急いでその場を去りました。
こんな事を言っては失礼だが、障害者っぽい雰囲気で、ガリガリで目はギョロッとしていて、よれよれのシャツに、肩から黄色いポシェットを下げていた。
これが彼との最初の出会いで、この後数年に渡って何度も彼と遭遇しました。

その日から彼は毎日その場所で私を待っていて、必ず
「僕のお母さんですか?」
と聞くのだ。

「違います」
そう一言言えば去って行ってくれるので、気味は悪いが警察に言う程でもありませんでした。

しかしいつの日から、大学にまで現れる様になり、私は彼にきつく怒鳴りました。
二度と現れるなとか、気持ち悪いとか、そんな事を言った気がします。

それからは現れる事も無く、東京の大学を卒業して実家へ戻り、1年が過ぎたとき、東京の友人から久々に電話があった。
「あんたのストーカー男。こないだ大学の近くで合っちゃってさぁ、『お母さんはどこですか?』って聞かれて、恐くて逃げちゃった」
と言う内容でした。

その話を聞いても、ああそんな男もいたな、ぐらいにしか感じず、こっちには関係ないと思っていました。

次の年の母の日、玄関に萎れたカーネーションが置かれていました。
私は瞬時に、あいつだ!?っと思い、恐くなって父に相談し、警察に行ったが相手にされません。
被害と言った事件もなかったので、当然と言えば当然なのですが、私は不安で仕方がありませんでした。



396: 本当にあった怖い名無し:2006/11/24(金) 12:38:07 ID:5ebS3UtO0
そして数カ月が経った、雪が積もる夜の事です。私は街の歩道を歩いていました。
すると突然車がスリップし、玉突き事故に巻き込まれたのです。

一瞬意識を失い、次に気付いた時は車と倒れた木の隙間でした。
体中が痛くて身動きがとれず、声を上げても、周りは騒々しく誰も私に気がついてくれません。
隣では火も上がっていて、もう駄目だと思ったとき、
「おか~さ~ん、おかあさ~ん」

あの男の声がしました。
私は思わず、
「ここ!!助けて!!ここにいるの!!」
と叫びました。
彼も事故に巻き込まれたのか、血まみれでした。

雪を掻きわけ私を引っぱりだしてくれた彼を改めて見ると、彼の方が重傷に見えました。
とても痛そうだったのに、彼は私を見て笑って、
「お母さんですか?」
と聞きました。

私は何とも言えない気持ちになり、
「…うん……うん」
とうなずき、ぽろぽろと涙を流しました。

涙を拭い顔をあげると、彼の姿はそこにはありませんでした。
ほんの一瞬で消えたのです。
それっきり、もう何年も彼を見ていません。
いったい彼が何だったのかは分りませんが、幽霊と言う物ではないとは思うのです…
雪が降ると時折思い出します。名も知らぬ息子の事を。





 








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