都市伝説・・・奇憚・・・blog
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「おひさしぶりです」
2013.04.05 (Fri) | Category : 誰も信じない人へ
85: Classical名無しさん:07/11/21 17:25 ID:fN5XjLSU
怖い話というか、ちょっと不思議ないい話です。3分割します。
うちの両親は東京で知り合ったんだけど、どっちもたまたまA県A市出身。
学生の頃から東京で暮らしており、仕事関係で知り合い結婚して、そのまま東京在住。
3歳の頃、父、母、8歳上の姉、俺が集った晩飯時。
いきなり俺(名前はM本良K)が、
「ねえお母さん、そこに知らないおじいさんが立ってボクを見て笑ってるよ」
って言い出した。
そこには誰もいないので、父も母も姉もさすがにびっくりしたって。
父も母も、
「何言ってるの良K(俺の名前)、誰もいないでしょ」
と言ったらしいが、俺は頑に
「いるよそこに!笑ってるもん!帽子かぶってるおじいさんいるよ!」
って言い張ったとか。
ちょっとして俺は、
「あ、おじいさん今いなくなった。手を振ってたよ」
と言い、食事に戻った。
すると父がいきなり、
「あ!良秀おじさんじゃねえか?」
と言いだして、母は
「やめてよ!」
と怒ったらしい。
ちょっとした後に家の電話が鳴り、父が出るとA県A市の親戚から
「良秀さんが今亡くなったよ」
という知らせ。
全く知らない俺は普通に食事をしているが、父も母もかなり驚いたそうだ。
その良秀さんというのは俺の父の育ての親みたいな人。結婚してるが子供がいなかった。
俺の父の父(祖父)は早くに亡くなり、代わりに祖父の弟である良秀さんが父の母(祖母)と、父と、父の姉をいろいろ面倒見たという話だった。
自営業を営んでいて、いつも帽子をかぶっていたらしい。
察するところ、きっと作業着だと思う。父はそれでハッと気づいたのではないかと。
良秀さんは俺が生まれたとき、すでにその頃入退院を繰り返していたがわざわざ東京まできて、父に、
「お願いだ。名前に良の字を入れてくれ。俺は子供いねえから、何か残したいんだ」
と懇願し、父も快諾して俺の名前に「良」の1文字が入る事になった。
良秀さんの奥さんも2年後に亡くなり、その後、良秀さんの自宅もなくなってしまった。
※この話は、3歳の事なので俺自身には記憶はない。父と母と姉から聞いた話。
(つづく)
(続きは『続きを読む』をクリック)
怖い話というか、ちょっと不思議ないい話です。3分割します。
うちの両親は東京で知り合ったんだけど、どっちもたまたまA県A市出身。
学生の頃から東京で暮らしており、仕事関係で知り合い結婚して、そのまま東京在住。
3歳の頃、父、母、8歳上の姉、俺が集った晩飯時。
いきなり俺(名前はM本良K)が、
「ねえお母さん、そこに知らないおじいさんが立ってボクを見て笑ってるよ」
って言い出した。
そこには誰もいないので、父も母も姉もさすがにびっくりしたって。
父も母も、
「何言ってるの良K(俺の名前)、誰もいないでしょ」
と言ったらしいが、俺は頑に
「いるよそこに!笑ってるもん!帽子かぶってるおじいさんいるよ!」
って言い張ったとか。
ちょっとして俺は、
「あ、おじいさん今いなくなった。手を振ってたよ」
と言い、食事に戻った。
すると父がいきなり、
「あ!良秀おじさんじゃねえか?」
と言いだして、母は
「やめてよ!」
と怒ったらしい。
ちょっとした後に家の電話が鳴り、父が出るとA県A市の親戚から
「良秀さんが今亡くなったよ」
という知らせ。
全く知らない俺は普通に食事をしているが、父も母もかなり驚いたそうだ。
その良秀さんというのは俺の父の育ての親みたいな人。結婚してるが子供がいなかった。
俺の父の父(祖父)は早くに亡くなり、代わりに祖父の弟である良秀さんが父の母(祖母)と、父と、父の姉をいろいろ面倒見たという話だった。
自営業を営んでいて、いつも帽子をかぶっていたらしい。
察するところ、きっと作業着だと思う。父はそれでハッと気づいたのではないかと。
良秀さんは俺が生まれたとき、すでにその頃入退院を繰り返していたがわざわざ東京まできて、父に、
「お願いだ。名前に良の字を入れてくれ。俺は子供いねえから、何か残したいんだ」
と懇願し、父も快諾して俺の名前に「良」の1文字が入る事になった。
良秀さんの奥さんも2年後に亡くなり、その後、良秀さんの自宅もなくなってしまった。
※この話は、3歳の事なので俺自身には記憶はない。父と母と姉から聞いた話。
(つづく)
(続きは『続きを読む』をクリック)
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深夜乗務のお話
2013.04.03 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/03/06(水) 23:26:39.13 ID:srBYXK+90
仕事中に体験した話です。
仕事は列車の運転士をしています。
その日は大雨の中、最終列車の乗務をしていて駅に停車中でした。
やがて出発時刻となり、信号が青に変わった瞬間信号が消灯してしまいました。
おいおいこのタイミングで球切れかよと思いながら、無線で指令に連絡しました。
こういう場合、赤信号とみなすという決まりなのでしばらくその駅で足止めになりました。
指令から指導通信式(赤信号で列車を出発させるやり方)で列車を出す準備をすると言われましたが、お客さんが2人とも家族に迎えに来てもらうと告げに来たのでその方法は取らず復旧まで待つことになりました。
1時間後信号は復旧し回送として終点を目指し運転を再開しました。
原因は信号ケーブルを動物に噛まれたからでした。おそらく狸と思われます。
しばらく走り峠の急勾配を登りきったところで駅の灯りが見えてきたのと同時に、ホームに人影がみえました。まさか、最終に乗ろうとしてた客だろうかと思いましたが、この駅から最終に乗る人なんていまだ見たことがありません。
だんだんホームに近づくと、その人影は線路に身を投げました。
言葉も出ず非常ブレーキを掛けただひたすら止まるのを願いました。
ホームを少しハミ出たところで列車は停止しました。
完全に轢いてしまったと思いましたが、衝撃が全くありませんでした。
台車回りを確認していると3匹の動物(たぶん狸)が線路と台車との隙間から出てきて走り去って行きました。
その姿を目で追っているとヘッドライトに照らされた進行方向の線路が少々歪んでいるのが見えました。
ん?と思い近づいてみると、バラストと枕木が流出していました。大雨で山からの水に耐えきれなかったのだろうと思います。
もしあのまま走っていたら確実に脱線していたことでしょう。
もしかしたら狸がなんとかして列車を止めようとしてくれたんじゃないかと思っています。
ちなみに人影はもわーとした感じで背格好は人間って感じです。
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/03/06(水) 23:36:28.81 ID:jCk8wmHE0
二段構えで危機を知らせてくれるなんて
狸かわいいよ狸
119 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/03/07(木) 00:46:03.18 ID:rLxalys40
>>115
いいお話をありがとう
無事でよかった
仕事中に体験した話です。
仕事は列車の運転士をしています。
その日は大雨の中、最終列車の乗務をしていて駅に停車中でした。
やがて出発時刻となり、信号が青に変わった瞬間信号が消灯してしまいました。
おいおいこのタイミングで球切れかよと思いながら、無線で指令に連絡しました。
こういう場合、赤信号とみなすという決まりなのでしばらくその駅で足止めになりました。
指令から指導通信式(赤信号で列車を出発させるやり方)で列車を出す準備をすると言われましたが、お客さんが2人とも家族に迎えに来てもらうと告げに来たのでその方法は取らず復旧まで待つことになりました。
1時間後信号は復旧し回送として終点を目指し運転を再開しました。
原因は信号ケーブルを動物に噛まれたからでした。おそらく狸と思われます。
しばらく走り峠の急勾配を登りきったところで駅の灯りが見えてきたのと同時に、ホームに人影がみえました。まさか、最終に乗ろうとしてた客だろうかと思いましたが、この駅から最終に乗る人なんていまだ見たことがありません。
だんだんホームに近づくと、その人影は線路に身を投げました。
言葉も出ず非常ブレーキを掛けただひたすら止まるのを願いました。
ホームを少しハミ出たところで列車は停止しました。
完全に轢いてしまったと思いましたが、衝撃が全くありませんでした。
台車回りを確認していると3匹の動物(たぶん狸)が線路と台車との隙間から出てきて走り去って行きました。
その姿を目で追っているとヘッドライトに照らされた進行方向の線路が少々歪んでいるのが見えました。
ん?と思い近づいてみると、バラストと枕木が流出していました。大雨で山からの水に耐えきれなかったのだろうと思います。
もしあのまま走っていたら確実に脱線していたことでしょう。
もしかしたら狸がなんとかして列車を止めようとしてくれたんじゃないかと思っています。
ちなみに人影はもわーとした感じで背格好は人間って感じです。
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/03/06(水) 23:36:28.81 ID:jCk8wmHE0
二段構えで危機を知らせてくれるなんて
狸かわいいよ狸
119 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/03/07(木) 00:46:03.18 ID:rLxalys40
>>115
いいお話をありがとう
無事でよかった
想いの強さ
2013.03.25 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
270 本当にあった怖い名無し sage New! 04/08/13 20:24 ID:TAkzuk5V
自分が中一の時
当時小学生の弟と通学途中、もう学校がみえるというあたりで知り合いのおばさんにあった
その家には3人子供が居て、特に年の離れた末っ子の女の子は甘やかされていて
よく忘れ物をしてはお母さんに届けさせていたのを知っていたので
またか、あの子は・・・・と思いながら挨拶をした
「おはようございます。」
自転車に乗ったおばさんはにこにこしながら頭を下げた
一週間ほどたった朝、母が
「○○さんとこのお母さん亡くなったのよ」
と言う
あのおばさんだ、事故にでも遭ったのかしら?
「癌で1ヶ月前から入院してて、もう一週間ぐらい意識が無かったらしいわよ」
あの日の事は話さなかった
生きている人間の執念というか想いって強いものだと・・・・
自分が中一の時
当時小学生の弟と通学途中、もう学校がみえるというあたりで知り合いのおばさんにあった
その家には3人子供が居て、特に年の離れた末っ子の女の子は甘やかされていて
よく忘れ物をしてはお母さんに届けさせていたのを知っていたので
またか、あの子は・・・・と思いながら挨拶をした
「おはようございます。」
自転車に乗ったおばさんはにこにこしながら頭を下げた
一週間ほどたった朝、母が
「○○さんとこのお母さん亡くなったのよ」
と言う
あのおばさんだ、事故にでも遭ったのかしら?
「癌で1ヶ月前から入院してて、もう一週間ぐらい意識が無かったらしいわよ」
あの日の事は話さなかった
生きている人間の執念というか想いって強いものだと・・・・
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