都市伝説・・・奇憚・・・blog
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一つ目のウサギ
2010.10.06 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
272 :本当にあった怖い名無し :2010/09/14(火) 21:51:48 ID:iRZw8obw0
それでは私の体験談を。
長い上に読み辛いです。すみません。
当時小学校低学年だった私は飼育係で、校庭の隅にある小屋には何匹か兎がいました。
掃除当番で小屋に向かうと、乱暴者でいじめっ子の上級生(男)が小屋の中で何かしているのを目撃しました。
私も彼に苛められた事があるのでどうすべきか迷っていると、彼は私の視線に気付いたのか、驚いて走り去っていきました。
急いで小屋に入ると、薄汚れた兎がぐったりとしているのを見付けました。
兎の手に血が滲んでいて、どうやら彼は兎を苛めていたようでした。
応急処置をしようと思って兎を抱き上げると、それと目が合いました。
私は兎の顔を見て、危うく悲鳴を上げて兎を落としそうになりました。
兎には目が一つしかありませんでした。しかも、顔の中央に付いているそれは人間の目でした。
正直怖かったのですが、飼育係として何とか堪え、小屋に備え付けてある薬箱で兎の治療をしました。
その兎を小屋に戻して掃除を始めようとした時、私は何か妙な音を聞きました。
文字に表すなら
「ヒュル、ヒュウルル」
という感じの口笛のような音です。
風の音かと思っていると、その音に混じって機械音のような高い声が聞こえたんです。
「ヒュウ、ヒュルル……ジコ、ジコ」
と。発音は「事故」のものでした。
驚いて辺りを見回すと、また声がしました。
「ヒュルル、A、A」。
それはさっき兎を虐めていたクラスメイトの名前でした。
気のせいではないと確信すると、さっきの一つ目兎と目が合いました。
愕然とする私の前で、兎は
「ヒュルル、ツブレル、ツブレル。ウデ、ウデ」
と言ったのです。
私が思わず
「どうして!?」
と聞くと、兎は
「ヒュル、インガ、インガ」
と答えました。
信心深い祖父母によく言い聞かされた、『因果応報』の事かと思い当たりました。
実はAは以前、遊び半分で兎の腕を折ってしまった事があったのです。
親がいわゆるモンスターペアレントで、教師は注意しか出来なかったようです。
そして、この兎も腕に怪我をしている事から、彼はまた同じ事をしようとしたのでしょう。
驚きと恐怖のあまり、私はそこから逃げ出しました。
次の日、小屋に行ったのですが、一つ目の兎の姿はありませんでした。
あれは夢だったのだろうかと思って教室に戻ろうとすると、目の前にAが立ち塞がりました。
「お前、昨日見てただろう。先生にチクったら殺すからな」
そんな感じの脅しをされ、私が何も言えずにいると、不意にあの兎の声がしました。
「ヒュルル、ヒュゥ、サガレ、サガレ」
と。
不穏なものを感じて、私が咄嗟に後退ると、次の瞬間Aの姿は消えていました。
飼育小屋の隣にある、補修工事中の倉庫の壁に立てかけてあった鉄筋がAの上に倒れたのです。
Aは鉄筋の下で、
「腕が潰れた、痛い」
と何度も叫んでいました。
見ると、ぺしゃんことまでは言いませんが、腕が鉄筋の下敷きになって潰れていました。
鉄筋が倒れる際の轟音と私の悲鳴を聞き付けた教師達がAを助け出し、彼は救急車で運ばれていきました。
呆然としていると、飼育小屋から視線を感じました。
振り向くと、扉には固く鍵をかけたはずだったのに、あの一つ目の兎が小屋の前に座っていました。
兎はあの独特の
「ヒュルル」
という声を出した後、
「返したぞ、この恩返したぞ」
と、昨日聞いた機械音のような声とは違う、野太い男の声でそう言うと、駆け出して近くの茂みの中に消えていきました。
それ以降、その兎に会う事はありませんでした。
もしあの時、兎を見捨てて帰っていたら、私も鉄筋に潰されていたかと思うとぞっとします。
それでは私の体験談を。
長い上に読み辛いです。すみません。
当時小学校低学年だった私は飼育係で、校庭の隅にある小屋には何匹か兎がいました。
掃除当番で小屋に向かうと、乱暴者でいじめっ子の上級生(男)が小屋の中で何かしているのを目撃しました。
私も彼に苛められた事があるのでどうすべきか迷っていると、彼は私の視線に気付いたのか、驚いて走り去っていきました。
急いで小屋に入ると、薄汚れた兎がぐったりとしているのを見付けました。
兎の手に血が滲んでいて、どうやら彼は兎を苛めていたようでした。
応急処置をしようと思って兎を抱き上げると、それと目が合いました。
私は兎の顔を見て、危うく悲鳴を上げて兎を落としそうになりました。
兎には目が一つしかありませんでした。しかも、顔の中央に付いているそれは人間の目でした。
正直怖かったのですが、飼育係として何とか堪え、小屋に備え付けてある薬箱で兎の治療をしました。
その兎を小屋に戻して掃除を始めようとした時、私は何か妙な音を聞きました。
文字に表すなら
「ヒュル、ヒュウルル」
という感じの口笛のような音です。
風の音かと思っていると、その音に混じって機械音のような高い声が聞こえたんです。
「ヒュウ、ヒュルル……ジコ、ジコ」
と。発音は「事故」のものでした。
驚いて辺りを見回すと、また声がしました。
「ヒュルル、A、A」。
それはさっき兎を虐めていたクラスメイトの名前でした。
気のせいではないと確信すると、さっきの一つ目兎と目が合いました。
愕然とする私の前で、兎は
「ヒュルル、ツブレル、ツブレル。ウデ、ウデ」
と言ったのです。
私が思わず
「どうして!?」
と聞くと、兎は
「ヒュル、インガ、インガ」
と答えました。
信心深い祖父母によく言い聞かされた、『因果応報』の事かと思い当たりました。
実はAは以前、遊び半分で兎の腕を折ってしまった事があったのです。
親がいわゆるモンスターペアレントで、教師は注意しか出来なかったようです。
そして、この兎も腕に怪我をしている事から、彼はまた同じ事をしようとしたのでしょう。
驚きと恐怖のあまり、私はそこから逃げ出しました。
次の日、小屋に行ったのですが、一つ目の兎の姿はありませんでした。
あれは夢だったのだろうかと思って教室に戻ろうとすると、目の前にAが立ち塞がりました。
「お前、昨日見てただろう。先生にチクったら殺すからな」
そんな感じの脅しをされ、私が何も言えずにいると、不意にあの兎の声がしました。
「ヒュルル、ヒュゥ、サガレ、サガレ」
と。
不穏なものを感じて、私が咄嗟に後退ると、次の瞬間Aの姿は消えていました。
飼育小屋の隣にある、補修工事中の倉庫の壁に立てかけてあった鉄筋がAの上に倒れたのです。
Aは鉄筋の下で、
「腕が潰れた、痛い」
と何度も叫んでいました。
見ると、ぺしゃんことまでは言いませんが、腕が鉄筋の下敷きになって潰れていました。
鉄筋が倒れる際の轟音と私の悲鳴を聞き付けた教師達がAを助け出し、彼は救急車で運ばれていきました。
呆然としていると、飼育小屋から視線を感じました。
振り向くと、扉には固く鍵をかけたはずだったのに、あの一つ目の兎が小屋の前に座っていました。
兎はあの独特の
「ヒュルル」
という声を出した後、
「返したぞ、この恩返したぞ」
と、昨日聞いた機械音のような声とは違う、野太い男の声でそう言うと、駆け出して近くの茂みの中に消えていきました。
それ以降、その兎に会う事はありませんでした。
もしあの時、兎を見捨てて帰っていたら、私も鉄筋に潰されていたかと思うとぞっとします。
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会いにきた父
2010.10.01 (Fri) | Category : 誰も信じない人へ
776 名前:ユウチン 投稿日:03/07/15 03:25
今からする話は、うちのおばぁちゃんが昔体験した事です。
あらかじめ言っておきますが多少セリフに脚色をつけていますがすべて実話です。
蝉がうるさく鳴き風鈴が心地よく鳴る中学三年の夏休み。
周りは受験勉強だの家族旅行だので遊ぶ友達もいなかった僕は何もせず、まったりと家でかき氷を食べてました。
両親は仕事で家は僕とおばぁちゃんだけです。
ふと庭を見るとおばぁちゃんが松の木の下でイスに座り心地よく風にあたっていました。
たまには、おばぁちゃんと話をしようと僕もイスを持ち出し隣に座り
「ねぇ、ばぁちゃん。昔話かなんかない?」
と言いました。おばぁちゃんはニッコリ笑って
「こんな老いぼれの話なんか聞いても楽しくないわよ(笑)」
と言いましたが暇な僕はそれでもいいと言ってねだりました。
おばぁちゃんは少し困った顔をして、
「じゃあ、ちょっと暑いから寒くなる話しようかねぇ」
キター!(゚∀゚)夏はやっぱり怖い話!僕はワクワクしながらおばぁちゃんの話に耳を傾けました。
時代は大正末。五人姉弟の長女で産まれた、私は一番下の弟をおぶさりながら家の家事を手伝い学校を行ってました。
母は牛の世話や畑仕事に営んでおり、父は村の電気を起こす機械を管理しておりました。
父はとにかく手先が起用な人で村の人がよく壊れた家具を直してくれだの、家の屋根に穴あいたからふさいでくれだの毎日のように頼みにきてました。
そんな頼りになる父は私達姉弟の憧れであり最高の父でした。
私も女学校を卒業して、すぐに父のコネで大好きな父と同じ「○○電力」に勤めましたが、お見合いの話がきて結婚してすぐに大阪まで嫁いで行ってました。
都会だったし知らない土地での生活や父や母が恋しいのもあり寂しくてよく手紙を書いたのを覚えてます。
丁度、生活にもなれた頃にこんな夢を見ました。父が私の名前を呼んでいるので振り返ると家の前で杖をついて立っているのです。
「お父ちゃんどうしたの?」
と言うとニッコリ笑って何処かへ行く夢です。そんな夢を立て続けに何日も見ました。
そんなある日悲しい手紙が来ました。
大雨が降り山の土がモロくなり父が土砂崩れに巻き込まれ亡くなったらしいです。
悲しくて悲しくて毎日泣いていました。夫も戦争に行っていたせいか余計に落ち込んでいました。
そしてあの夢は私にさよならを言いに来たんだと思いました。
私は葬式に行くために実家に帰り父の死を確認すると
「本当に死んだんだわ」
と、改めて思い大泣きした記憶があります。
母と弟と妹達がせっかくだからゆっくりして帰れば?と言ってくれ二、三日泊まって帰る事にしました。
久々に私は姉弟仲良く皆でお昼ご飯を食べながら雑談していました。
母はその日夕方には帰ると言い出かけて行きました。弟が
「丁度、この時間に父ちゃん帰ってきたよな」
と言い出したのをきっかけに皆、黙り込んでしまい重い空気になりました。
そんな時に外から
「カツーン。カツーン」
と、聴こえてきます。妹が真っ青な顔で
「父ちゃんの杖の音!」
と言いました。
私が嫁いでから足を悪くして杖をつくようになったらしいのです。
そういえば夢でも杖ついてたなとその時気づきました。
でも、今はそれよりこの杖の音が気になります。
弟は窓を開けて外を見渡しましたが猫一匹いないと言うのです。
実家は田舎なもんですから遠くの方までよく見渡せます。
なのに「誰もいない」と震えながら言うんです。
私も皆気味が悪くなり一様玄関が開かないようにさえ木で止めて一言も喋らず外の音を気にしていました。
「カツーン!カツーン!」
だんだん、その杖の音が玄関まで近づいてくるにつれ皆、不満を隠し切れませんでした。
そしてついに玄関で音が止まりました。
「ガタッ・・ガタガタ!」
あきらかに玄関の戸を開けようとする音。
妹は泣きながら
「父ちゃん死んだの分かってないのよ」
と言って隅で固まってました。弟も冷や汗を流しながら玄関を気にしてます。
そして窓から玄関外を覗きましたが玄関外には誰もいないと言うのです。
でも玄関の戸を開けようとする音はおさまるどころか激しくなります。
弟は我慢の限界か
「誰じゃ!イタズラならやめぃ!」
と大声で叫びました。
すると玄関の音はぴたりと止みました。
ほっとするのはつかの間、「バン!バン!」「ガタ!ガタ」次は私達のいる居間の、すり硝子の窓を叩く音と開けようとする音。窓には誰もうつってはいません。
皆、恐怖におびえています。
「バン!・・・バン!」
妹は怖くてワァーワァー叫んでました。そして・・
「オーイ・・・トシエ・・・ト・・シ・・オーイ」
私の名前を呼んでいる!お父ちゃん!
私は涙がポロポロ出ました。窓を開けようとすると弟が
「いかん!開けちゃいかんぞ!姉ちゃん連れていかれるぞ!」
と必死に私を押さえました。
「お父ちゃんが呼んでる!離せ!」
私は叫びながら弟を突き放そうとしましたが力のある弟には及ばず後ろへ投げ出されてしまいました。
「姉ちゃんしっかりせぇ!父ちゃんはもうおらんのじゃ!父ちゃんは死んだんじゃ!」
弟は必死に私に訴えました。
私は我に返り泣きながら窓に向かって言いました。
「お父ちゃんはもう死んだんよ。だからトシエはお父ちゃんにはもう会えないの。ごめんね」
すると窓を叩く音は止み、しばらくして
「カツーン。カツーン」
と、杖をつく音が聴こえだんだん音も小さくなりました。
その音は寂しく泣いているように聴こえました。
「父ちゃん天国に帰ったんじゃ」
弟は畳に涙をポロポロ落としそう言いました。
母が帰宅し、その事を話すと泣きながら
「そうけ、そうけ」
と、うなずき私に
「お父ちゃんはあんたに会いたい会いたい言うてたからね。お父ちゃんあんたに会いたかったんだろねぇ。」
そう言った母の優しそうな顔は今でも思いだします。
それから毎年、父の命日には大好きだったお酒をお墓に供え、あれから息子を産んだ私は
「トシエが来たよ。お父ちゃん。孫も来たんだよ」
と成長する息子を必ず見せに行きました。
おしまい。
僕はポカーンと聞いていましたが、はっ!と、おばあちゃんの顔を見たら少し目に涙がたまっていました。
それを見た僕もウルウル涙が出てきました。
おばあちゃんはこう言います。
「おばぁちゃんも天国行っちゃったらユウ君に会いにくるかもしれないけど窓開けちゃダメよ(笑)」
「来ていいよ!開けちゃうかもしれないけど」
そう言いながら僕とおばぁちゃんは家の中へ入っていきました。
とにかく蝉がうるさく風が気持ちいい日でした。
完
今からする話は、うちのおばぁちゃんが昔体験した事です。
あらかじめ言っておきますが多少セリフに脚色をつけていますがすべて実話です。
蝉がうるさく鳴き風鈴が心地よく鳴る中学三年の夏休み。
周りは受験勉強だの家族旅行だので遊ぶ友達もいなかった僕は何もせず、まったりと家でかき氷を食べてました。
両親は仕事で家は僕とおばぁちゃんだけです。
ふと庭を見るとおばぁちゃんが松の木の下でイスに座り心地よく風にあたっていました。
たまには、おばぁちゃんと話をしようと僕もイスを持ち出し隣に座り
「ねぇ、ばぁちゃん。昔話かなんかない?」
と言いました。おばぁちゃんはニッコリ笑って
「こんな老いぼれの話なんか聞いても楽しくないわよ(笑)」
と言いましたが暇な僕はそれでもいいと言ってねだりました。
おばぁちゃんは少し困った顔をして、
「じゃあ、ちょっと暑いから寒くなる話しようかねぇ」
キター!(゚∀゚)夏はやっぱり怖い話!僕はワクワクしながらおばぁちゃんの話に耳を傾けました。
時代は大正末。五人姉弟の長女で産まれた、私は一番下の弟をおぶさりながら家の家事を手伝い学校を行ってました。
母は牛の世話や畑仕事に営んでおり、父は村の電気を起こす機械を管理しておりました。
父はとにかく手先が起用な人で村の人がよく壊れた家具を直してくれだの、家の屋根に穴あいたからふさいでくれだの毎日のように頼みにきてました。
そんな頼りになる父は私達姉弟の憧れであり最高の父でした。
私も女学校を卒業して、すぐに父のコネで大好きな父と同じ「○○電力」に勤めましたが、お見合いの話がきて結婚してすぐに大阪まで嫁いで行ってました。
都会だったし知らない土地での生活や父や母が恋しいのもあり寂しくてよく手紙を書いたのを覚えてます。
丁度、生活にもなれた頃にこんな夢を見ました。父が私の名前を呼んでいるので振り返ると家の前で杖をついて立っているのです。
「お父ちゃんどうしたの?」
と言うとニッコリ笑って何処かへ行く夢です。そんな夢を立て続けに何日も見ました。
そんなある日悲しい手紙が来ました。
大雨が降り山の土がモロくなり父が土砂崩れに巻き込まれ亡くなったらしいです。
悲しくて悲しくて毎日泣いていました。夫も戦争に行っていたせいか余計に落ち込んでいました。
そしてあの夢は私にさよならを言いに来たんだと思いました。
私は葬式に行くために実家に帰り父の死を確認すると
「本当に死んだんだわ」
と、改めて思い大泣きした記憶があります。
母と弟と妹達がせっかくだからゆっくりして帰れば?と言ってくれ二、三日泊まって帰る事にしました。
久々に私は姉弟仲良く皆でお昼ご飯を食べながら雑談していました。
母はその日夕方には帰ると言い出かけて行きました。弟が
「丁度、この時間に父ちゃん帰ってきたよな」
と言い出したのをきっかけに皆、黙り込んでしまい重い空気になりました。
そんな時に外から
「カツーン。カツーン」
と、聴こえてきます。妹が真っ青な顔で
「父ちゃんの杖の音!」
と言いました。
私が嫁いでから足を悪くして杖をつくようになったらしいのです。
そういえば夢でも杖ついてたなとその時気づきました。
でも、今はそれよりこの杖の音が気になります。
弟は窓を開けて外を見渡しましたが猫一匹いないと言うのです。
実家は田舎なもんですから遠くの方までよく見渡せます。
なのに「誰もいない」と震えながら言うんです。
私も皆気味が悪くなり一様玄関が開かないようにさえ木で止めて一言も喋らず外の音を気にしていました。
「カツーン!カツーン!」
だんだん、その杖の音が玄関まで近づいてくるにつれ皆、不満を隠し切れませんでした。
そしてついに玄関で音が止まりました。
「ガタッ・・ガタガタ!」
あきらかに玄関の戸を開けようとする音。
妹は泣きながら
「父ちゃん死んだの分かってないのよ」
と言って隅で固まってました。弟も冷や汗を流しながら玄関を気にしてます。
そして窓から玄関外を覗きましたが玄関外には誰もいないと言うのです。
でも玄関の戸を開けようとする音はおさまるどころか激しくなります。
弟は我慢の限界か
「誰じゃ!イタズラならやめぃ!」
と大声で叫びました。
すると玄関の音はぴたりと止みました。
ほっとするのはつかの間、「バン!バン!」「ガタ!ガタ」次は私達のいる居間の、すり硝子の窓を叩く音と開けようとする音。窓には誰もうつってはいません。
皆、恐怖におびえています。
「バン!・・・バン!」
妹は怖くてワァーワァー叫んでました。そして・・
「オーイ・・・トシエ・・・ト・・シ・・オーイ」
私の名前を呼んでいる!お父ちゃん!
私は涙がポロポロ出ました。窓を開けようとすると弟が
「いかん!開けちゃいかんぞ!姉ちゃん連れていかれるぞ!」
と必死に私を押さえました。
「お父ちゃんが呼んでる!離せ!」
私は叫びながら弟を突き放そうとしましたが力のある弟には及ばず後ろへ投げ出されてしまいました。
「姉ちゃんしっかりせぇ!父ちゃんはもうおらんのじゃ!父ちゃんは死んだんじゃ!」
弟は必死に私に訴えました。
私は我に返り泣きながら窓に向かって言いました。
「お父ちゃんはもう死んだんよ。だからトシエはお父ちゃんにはもう会えないの。ごめんね」
すると窓を叩く音は止み、しばらくして
「カツーン。カツーン」
と、杖をつく音が聴こえだんだん音も小さくなりました。
その音は寂しく泣いているように聴こえました。
「父ちゃん天国に帰ったんじゃ」
弟は畳に涙をポロポロ落としそう言いました。
母が帰宅し、その事を話すと泣きながら
「そうけ、そうけ」
と、うなずき私に
「お父ちゃんはあんたに会いたい会いたい言うてたからね。お父ちゃんあんたに会いたかったんだろねぇ。」
そう言った母の優しそうな顔は今でも思いだします。
それから毎年、父の命日には大好きだったお酒をお墓に供え、あれから息子を産んだ私は
「トシエが来たよ。お父ちゃん。孫も来たんだよ」
と成長する息子を必ず見せに行きました。
おしまい。
僕はポカーンと聞いていましたが、はっ!と、おばあちゃんの顔を見たら少し目に涙がたまっていました。
それを見た僕もウルウル涙が出てきました。
おばあちゃんはこう言います。
「おばぁちゃんも天国行っちゃったらユウ君に会いにくるかもしれないけど窓開けちゃダメよ(笑)」
「来ていいよ!開けちゃうかもしれないけど」
そう言いながら僕とおばぁちゃんは家の中へ入っていきました。
とにかく蝉がうるさく風が気持ちいい日でした。
完
部屋に日本兵が出た。
2010.09.30 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
533 :本当にあった怖い名無し :sage :2010/09/26(日) 21:30:25 ID:GNrympi6O
大学時代に旅行で沖縄行って、旅行終わって帰宅した夜、部屋に日本兵が出た。
目茶苦茶怖かったが、ただ立ち尽くしてるだけで暫くしたら消えた。
痩せてたし顔色悪かったし、戦争でお腹へって亡くなったのかな~と思い、翌日はお茶とおにぎりを用意して待った。
その日も出たが、やっぱり立ってるだけで暫くしたら消えた。
数日お茶とおにぎりを用意して観察したが、同じ事が続いた。
私も「何が気に食わないんだろう」と思いながらおにぎり増やしたり漬物付けたり味噌汁付けたりしてた。
そんな事が一週間くらい続き、連日夜中まで起きていた私はそろそろ眠気に勝てなくなった。
そこで、もはや和食フルコース(お茶、おにぎり、味噌汁、漬物、焼き鮭、煮物、お饅頭)と化した食事を用意し、
その日は早めに就寝。
夜中に気配で目が覚めて、コッソリ見たら、日本兵ガツガツ食ってた。ちょっと泣いてた。
全て飲み食いした後に立ち上がり、私に向かってビシッと敬礼して消えた。
以後は来なかった。
朝、日本兵が食べたと思った食べ物は一応形は残ってたけど、どれも一晩じゃ考えられないくらい水分が抜けてカラカラになっていた。
お茶と味噌汁は無くなってた。
祖父(徴兵経験は無い)に話したら
「男ってのは生きてても死んでてもそういうもんだ。変な意地がある。若い娘に飯がっついてる所見られたくなかったんだろ」
と言っていた。
最初毎晩観察してた私が生殺しにしてたのか……と思うと少し申し訳ない。
大学時代に旅行で沖縄行って、旅行終わって帰宅した夜、部屋に日本兵が出た。
目茶苦茶怖かったが、ただ立ち尽くしてるだけで暫くしたら消えた。
痩せてたし顔色悪かったし、戦争でお腹へって亡くなったのかな~と思い、翌日はお茶とおにぎりを用意して待った。
その日も出たが、やっぱり立ってるだけで暫くしたら消えた。
数日お茶とおにぎりを用意して観察したが、同じ事が続いた。
私も「何が気に食わないんだろう」と思いながらおにぎり増やしたり漬物付けたり味噌汁付けたりしてた。
そんな事が一週間くらい続き、連日夜中まで起きていた私はそろそろ眠気に勝てなくなった。
そこで、もはや和食フルコース(お茶、おにぎり、味噌汁、漬物、焼き鮭、煮物、お饅頭)と化した食事を用意し、
その日は早めに就寝。
夜中に気配で目が覚めて、コッソリ見たら、日本兵ガツガツ食ってた。ちょっと泣いてた。
全て飲み食いした後に立ち上がり、私に向かってビシッと敬礼して消えた。
以後は来なかった。
朝、日本兵が食べたと思った食べ物は一応形は残ってたけど、どれも一晩じゃ考えられないくらい水分が抜けてカラカラになっていた。
お茶と味噌汁は無くなってた。
祖父(徴兵経験は無い)に話したら
「男ってのは生きてても死んでてもそういうもんだ。変な意地がある。若い娘に飯がっついてる所見られたくなかったんだろ」
と言っていた。
最初毎晩観察してた私が生殺しにしてたのか……と思うと少し申し訳ない。
めがねめがね
2010.09.27 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
586 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/20(土) 16:10:05 ID:4mwD0bCt0
数年前に交通事故で亡くなった祖父の話です。
祖父は畑仕事を終え、家に帰る途中で相手の車の過失のせいで交通事故で亡くなりました。
その祖父が亡くなって暫く経った後、夢を見ました。
親戚一同で祖父の家で食事をしていたのです。そのときに、私は親戚の中の誰かに
「おじいちゃん死んじゃっていなくなっちゃったね。今はどこにいるんだろうね。探してきて」
と、意味のわからないことを言われました。
夢の中なので納得していましたが・・
私は真っ先に、祖父が生前よくテレビを見ていた部屋に行きました。
すると祖父が現れました。私はビックリしましたが、祖父を連れてもどったらみんな喜ぶと想い、祖父に
「みんなが待ってるからあっちいこう?おじいちゃん一緒にもどったらみんなすごく喜ぶよ!」
と言いました。
すると祖父は、
「ごめんなぁ、眼鏡を取りにきただけで、またすぐもどらなかんのじゃ・・・そこの引き出しにはいっとるから取ってくれんか?」
と私に言いました。
私は引き出しを開けて眼鏡を取り祖父に渡しました。
すると祖父はにっこり笑ってありがとうと言って私の頭を撫でると遠くへ行こうとしました。
私が待って!というと、○○(私の母)のこと支えたってな。と言って消えてしまいました。
うちは母子家庭で、祖父は生前からよく娘である母を心配していました。
今思えば、祖父が死んだときに棺桶の中に眼鏡がはいってなかったかもしれない・・・・
あれから夢は見ないのですが、しっかり母を支えて行きたいとおもいます><
数年前に交通事故で亡くなった祖父の話です。
祖父は畑仕事を終え、家に帰る途中で相手の車の過失のせいで交通事故で亡くなりました。
その祖父が亡くなって暫く経った後、夢を見ました。
親戚一同で祖父の家で食事をしていたのです。そのときに、私は親戚の中の誰かに
「おじいちゃん死んじゃっていなくなっちゃったね。今はどこにいるんだろうね。探してきて」
と、意味のわからないことを言われました。
夢の中なので納得していましたが・・
私は真っ先に、祖父が生前よくテレビを見ていた部屋に行きました。
すると祖父が現れました。私はビックリしましたが、祖父を連れてもどったらみんな喜ぶと想い、祖父に
「みんなが待ってるからあっちいこう?おじいちゃん一緒にもどったらみんなすごく喜ぶよ!」
と言いました。
すると祖父は、
「ごめんなぁ、眼鏡を取りにきただけで、またすぐもどらなかんのじゃ・・・そこの引き出しにはいっとるから取ってくれんか?」
と私に言いました。
私は引き出しを開けて眼鏡を取り祖父に渡しました。
すると祖父はにっこり笑ってありがとうと言って私の頭を撫でると遠くへ行こうとしました。
私が待って!というと、○○(私の母)のこと支えたってな。と言って消えてしまいました。
うちは母子家庭で、祖父は生前からよく娘である母を心配していました。
今思えば、祖父が死んだときに棺桶の中に眼鏡がはいってなかったかもしれない・・・・
あれから夢は見ないのですが、しっかり母を支えて行きたいとおもいます><
約束
2010.09.20 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
553 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/13(土) 10:33:27 ID:JWDDDnv80
もう15年も前の話
うちのじいちゃんが夏に死んだんだけど、いとこがまだ4歳くらいで、じいちゃんが1番可愛がってた孫だった。
パトカーが大好きで、じいちゃんは病床で
「パトカー買ってやるからな」
とか約束していたらしい。
しかし、その約束は果たせずにじいちゃんは死んだ。
じいちゃんの葬式も終わり、そのいとこを連れておばちゃんが地元の秋祭りに行ったんだって。
小さな祭りだったもんで、
「その辺で遊んでなさい」
って言って自分は近所の人と話していたらしい。
そしたらいとこがパトカーを持って帰ってきたから、びっくりして
「あんた、それどうしたの?」
と聞いたらしい。
すると
「じいちゃんが買ってくれた!」
と無邪気に答えるいとこ。
「じいちゃんって、○○のじいちゃん?」
「うん、じいちゃんが買ってくれた」
言い張るいとこ。
おばちゃんは、いとこが勝手に露店からとってきたんだと思って、その露店に謝りに行った。
露店の店主は
「いいえ、ちゃんとおじいさんがお金を払っていかれましたよ」
・・・・と。
すごく可愛い子だったので、近所の誰かが買ってくれたのかもしれないけど、おばちゃん含めて、自分もみんなじいちゃんが約束を果たしに帰ってきたんだと信じている。
もう15年も前の話
うちのじいちゃんが夏に死んだんだけど、いとこがまだ4歳くらいで、じいちゃんが1番可愛がってた孫だった。
パトカーが大好きで、じいちゃんは病床で
「パトカー買ってやるからな」
とか約束していたらしい。
しかし、その約束は果たせずにじいちゃんは死んだ。
じいちゃんの葬式も終わり、そのいとこを連れておばちゃんが地元の秋祭りに行ったんだって。
小さな祭りだったもんで、
「その辺で遊んでなさい」
って言って自分は近所の人と話していたらしい。
そしたらいとこがパトカーを持って帰ってきたから、びっくりして
「あんた、それどうしたの?」
と聞いたらしい。
すると
「じいちゃんが買ってくれた!」
と無邪気に答えるいとこ。
「じいちゃんって、○○のじいちゃん?」
「うん、じいちゃんが買ってくれた」
言い張るいとこ。
おばちゃんは、いとこが勝手に露店からとってきたんだと思って、その露店に謝りに行った。
露店の店主は
「いいえ、ちゃんとおじいさんがお金を払っていかれましたよ」
・・・・と。
すごく可愛い子だったので、近所の誰かが買ってくれたのかもしれないけど、おばちゃん含めて、自分もみんなじいちゃんが約束を果たしに帰ってきたんだと信じている。
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