都市伝説・・・奇憚・・・blog
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良いことを教えてもらった
2013.03.03 (Sun) | Category : 誰も信じない人へ
414 :雷鳥一号:03/12/01 01:00
友人の話。
彼のお祖母さんは、かつて胃癌の手術を受けたことがある。
手術をしてからというもの、お祖母さんは元気を失くしてしまったのだという。
健康状態に問題は無いのだが、何をする気にもならなかった様子だった。
そんな時、お祖母さんの友人から
「遊びにおいで」
と誘いが来た。
出かけるのを渋る祖母を、家族皆で気分転換に行っておいでと送り出した。
数日後、帰ってきた祖母は見違えるように元気になっていた。
「私はまだ二十年は死ねないんだよ」
そう言って、色々な学習やボランティア活動に顔を出し始めたのだという。
お祖母さんの友人に、
「どうやって励ましたのですか」
と父が尋ねたところ、
「何もしていませんよ」
と答えられた。
ただ、その友人の家は山中にあるのだが、どうやら祖母は、そこで出会った誰かに「良いことを教えてもらった」と言っていたらしい。
少々不気味だが、
「塞ぎこんでいるよりは元気な方が良い」
と家族は言っている。
友人の話。
彼のお祖母さんは、かつて胃癌の手術を受けたことがある。
手術をしてからというもの、お祖母さんは元気を失くしてしまったのだという。
健康状態に問題は無いのだが、何をする気にもならなかった様子だった。
そんな時、お祖母さんの友人から
「遊びにおいで」
と誘いが来た。
出かけるのを渋る祖母を、家族皆で気分転換に行っておいでと送り出した。
数日後、帰ってきた祖母は見違えるように元気になっていた。
「私はまだ二十年は死ねないんだよ」
そう言って、色々な学習やボランティア活動に顔を出し始めたのだという。
お祖母さんの友人に、
「どうやって励ましたのですか」
と父が尋ねたところ、
「何もしていませんよ」
と答えられた。
ただ、その友人の家は山中にあるのだが、どうやら祖母は、そこで出会った誰かに「良いことを教えてもらった」と言っていたらしい。
少々不気味だが、
「塞ぎこんでいるよりは元気な方が良い」
と家族は言っている。
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大丈夫、俺の寿命はまだあるから
2013.02.28 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
413 :雷鳥一号:03/12/01 00:56
知り合いの話。
仲間と二人で、冬山でのロッククライミングに出かけた時のこと。
天候が急に崩れ、岩棚の途中で数日足止めを食らった。
これは危ないかなと弱気になっていると、同行した仲間がさらりとこう言った。
「大丈夫、俺の寿命はまだあるから、ここは生還できるはずさ」
どういうことかと問うてみた。
聞くと昔、彼は山で出会った何者かに、自分の寿命を教えてもらったのだという。
それの正体が何なのかは分からないが、彼自身は不思議と信じているのだと。
次の日には吹雪は止み、彼らは怪我も無く下山できた。
彼の寿命がいつなのかということまでは、さすがに聞けなかったそうだ。
知り合いの話。
仲間と二人で、冬山でのロッククライミングに出かけた時のこと。
天候が急に崩れ、岩棚の途中で数日足止めを食らった。
これは危ないかなと弱気になっていると、同行した仲間がさらりとこう言った。
「大丈夫、俺の寿命はまだあるから、ここは生還できるはずさ」
どういうことかと問うてみた。
聞くと昔、彼は山で出会った何者かに、自分の寿命を教えてもらったのだという。
それの正体が何なのかは分からないが、彼自身は不思議と信じているのだと。
次の日には吹雪は止み、彼らは怪我も無く下山できた。
彼の寿命がいつなのかということまでは、さすがに聞けなかったそうだ。
別れの予感(3)
2013.02.26 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
204: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 00:44:46.44 ID:0uykf/oU0
盛り上がってるとこゴメン。
ささいな話で悪いけど、よかったら俺の話も聞いてくれないかな。
23歳の時、バイク事故で死にかけた(脳挫傷等で全治半年)。
7年経った今でも事故当日の記憶が戻らないんだけど、事故直前、俺は一緒にいた仲間4人に財布、ケータイ、グラサン、タバコをまるで形見みたいに手渡し、キョトンとする彼らに「バイバーイ」と笑って手を振って、バイクで走り去ったのだそうだ。
その場には15,6人いたんだけど、みんなが言うには、俺はどういう流れも脈絡もなく、いきなり「コレやる」と言って、4人に所持品を押しつけたのだという。
もちろん自殺する気など毛頭なく、1000%不慮の事故。
(目撃者の話では、飛び出した自転車をよけようとしてコンクリ塀に激突したらしい)。
なのに、なぜ自分がそんな行動を取ったのか、いくら考えても思い出せない。
その時のメンバーにはマジメな奴が多く、全員で嘘をついてるとはとても思えないんだが。
205: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 00:59:36.20 ID:jshG39yT0
ねえ、その前に変な事とかなかった?心霊すっぽととかに行ったとか。
変な怖い事あったとかさ。
今は何も変な事ないの?
206: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 00:59:54.81 ID:xFEXQjL60
>>204
なんかすげぇ。虫の知らせを自分で実行したのか…。
財布とかケータイなんて普通人に渡さないし、寧ろ見せたくないもんが入ってるかも知れないのに。
でも、事故った時に財布もケータイも無かったなら、救急隊員も身元確認出来なくて大変だったろうなw
ともかく、今も生きてこれを書き込んでる>>204が居ることがすげぇ。
208: 204:2012/02/24(金) 01:07:06.36 ID:0uykf/oU0
>>205
前じゃなく、後にあった。
事故後5年経ってから、ある日突然思い出したんだけど、俺、意識不明だった2週間の間に、何度も幽体離脱してるみたいなんだ。
こういう話信じない方なので、あんまり言いたくないんだけど。
212: 204:2012/02/24(金) 01:23:54.16 ID:0uykf/oU0
意識が戻った時、俺は状況をすべて明確に把握していた。
床の紙袋にお袋の喪服が入っているとか、誰と誰がお見舞いに来てくれたとか。
自分では「意識がなくても耳は聞こえていたんだろう」とツジツマ合わせをしていたが、ある日当然、自分の「目」がICUの天井に貼りついていたことをハッキリ思い出したんだ。
その時の感情は、ものすごく冷静で、悲しくも怖くも何ともなくて、「これじゃ助からねえな」って、ベッドの自分を他人事みたいにしらーっと見下ろしていた。
214: 204:2012/02/24(金) 01:41:55.26 ID:0uykf/oU0
もうひとつ覚えている感覚は、「ICUのすぐ外には出られたけど、エレベーターの所まではどうしても行けなかった」ということ。
あんまり話すと基地外みたいなんで、もうここらで。
216: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 01:58:01.08 ID:pGO1kfX30
>>204
面白い話だね
事故後5年も経ってから、ある日突然幽体離脱のことを思い出したそうだけど思い出す切っ掛けは本当に何もなかったの?
218: 204:2012/02/24(金) 02:03:29.92 ID:0uykf/oU0
キッカケというのはなくて、友人と家飯を食ってる時にいきなり思い出した。
ただ、見舞いに来てくれた友人の中に霊感の強いヤツがいて、仲間に「あの病室には何かいる」って話してたらしい。
その何かって、俺じゃないかと思う(藁)。
233: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 03:04:03.59 ID:aszNmp2y0
>>218
kwskありがとん。自分は普通に幽体離脱とかあるって思ってるけどキチガイとか、何故オカに来たんですか、とw
幽体離脱があったんなら、三途の川体験もなかったのかな。
また思い出したら、よろー。
238: 204:2012/02/24(金) 07:26:00.74 ID:0uykf/oU0
>>233
実は、意識不明の間、幽体離脱の合間に激流下り的な夢をずっと見てた。
中国の水墨画みたいな景色(遠くにぼうっと幽山が見える)の中の急流を、筏に乗って竿1本で漕ぎ続ける夢。
岩に激突しないよう必死で竿を突っ張るから、全身すげえ筋肉痛。
自分としては、全身の傷の痛みがそんな夢を見せたのであり、ざあざあという川音は自分の心臓か血流の音ではなかったかと解釈している。
ひどい脳挫傷で完全回復に2年近くかかったから、頭がイカれたと思われるのが怖くて、この話はあまり他人に話さずに来た。
マトモに聞いてくれてサンキュ。
盛り上がってるとこゴメン。
ささいな話で悪いけど、よかったら俺の話も聞いてくれないかな。
23歳の時、バイク事故で死にかけた(脳挫傷等で全治半年)。
7年経った今でも事故当日の記憶が戻らないんだけど、事故直前、俺は一緒にいた仲間4人に財布、ケータイ、グラサン、タバコをまるで形見みたいに手渡し、キョトンとする彼らに「バイバーイ」と笑って手を振って、バイクで走り去ったのだそうだ。
その場には15,6人いたんだけど、みんなが言うには、俺はどういう流れも脈絡もなく、いきなり「コレやる」と言って、4人に所持品を押しつけたのだという。
もちろん自殺する気など毛頭なく、1000%不慮の事故。
(目撃者の話では、飛び出した自転車をよけようとしてコンクリ塀に激突したらしい)。
なのに、なぜ自分がそんな行動を取ったのか、いくら考えても思い出せない。
その時のメンバーにはマジメな奴が多く、全員で嘘をついてるとはとても思えないんだが。
205: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 00:59:36.20 ID:jshG39yT0
ねえ、その前に変な事とかなかった?心霊すっぽととかに行ったとか。
変な怖い事あったとかさ。
今は何も変な事ないの?
206: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 00:59:54.81 ID:xFEXQjL60
>>204
なんかすげぇ。虫の知らせを自分で実行したのか…。
財布とかケータイなんて普通人に渡さないし、寧ろ見せたくないもんが入ってるかも知れないのに。
でも、事故った時に財布もケータイも無かったなら、救急隊員も身元確認出来なくて大変だったろうなw
ともかく、今も生きてこれを書き込んでる>>204が居ることがすげぇ。
208: 204:2012/02/24(金) 01:07:06.36 ID:0uykf/oU0
>>205
前じゃなく、後にあった。
事故後5年経ってから、ある日突然思い出したんだけど、俺、意識不明だった2週間の間に、何度も幽体離脱してるみたいなんだ。
こういう話信じない方なので、あんまり言いたくないんだけど。
212: 204:2012/02/24(金) 01:23:54.16 ID:0uykf/oU0
意識が戻った時、俺は状況をすべて明確に把握していた。
床の紙袋にお袋の喪服が入っているとか、誰と誰がお見舞いに来てくれたとか。
自分では「意識がなくても耳は聞こえていたんだろう」とツジツマ合わせをしていたが、ある日当然、自分の「目」がICUの天井に貼りついていたことをハッキリ思い出したんだ。
その時の感情は、ものすごく冷静で、悲しくも怖くも何ともなくて、「これじゃ助からねえな」って、ベッドの自分を他人事みたいにしらーっと見下ろしていた。
214: 204:2012/02/24(金) 01:41:55.26 ID:0uykf/oU0
もうひとつ覚えている感覚は、「ICUのすぐ外には出られたけど、エレベーターの所まではどうしても行けなかった」ということ。
あんまり話すと基地外みたいなんで、もうここらで。
216: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 01:58:01.08 ID:pGO1kfX30
>>204
面白い話だね
事故後5年も経ってから、ある日突然幽体離脱のことを思い出したそうだけど思い出す切っ掛けは本当に何もなかったの?
218: 204:2012/02/24(金) 02:03:29.92 ID:0uykf/oU0
キッカケというのはなくて、友人と家飯を食ってる時にいきなり思い出した。
ただ、見舞いに来てくれた友人の中に霊感の強いヤツがいて、仲間に「あの病室には何かいる」って話してたらしい。
その何かって、俺じゃないかと思う(藁)。
233: 本当にあった怖い名無し:2012/02/24(金) 03:04:03.59 ID:aszNmp2y0
>>218
kwskありがとん。自分は普通に幽体離脱とかあるって思ってるけどキチガイとか、何故オカに来たんですか、とw
幽体離脱があったんなら、三途の川体験もなかったのかな。
また思い出したら、よろー。
238: 204:2012/02/24(金) 07:26:00.74 ID:0uykf/oU0
>>233
実は、意識不明の間、幽体離脱の合間に激流下り的な夢をずっと見てた。
中国の水墨画みたいな景色(遠くにぼうっと幽山が見える)の中の急流を、筏に乗って竿1本で漕ぎ続ける夢。
岩に激突しないよう必死で竿を突っ張るから、全身すげえ筋肉痛。
自分としては、全身の傷の痛みがそんな夢を見せたのであり、ざあざあという川音は自分の心臓か血流の音ではなかったかと解釈している。
ひどい脳挫傷で完全回復に2年近くかかったから、頭がイカれたと思われるのが怖くて、この話はあまり他人に話さずに来た。
マトモに聞いてくれてサンキュ。
追い風
2013.02.16 (Sat) | Category : 誰も信じない人へ
540 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 00:07 ID:YNOThdeG
僕は今工房なんですが、厨房の時に不思議な経験をしました。
あまり怖くは無かったのでスレ違いかもしれませんが、書かせてください。
僕は厨房の時陸上部でした。基本的には短距離と幅跳びをやってました。
それは中3の夏の終わりの事でした。大会を一週間ほど後に控えて、 僕らは練習をしていました。その日僕は100mのタイムを計っていました。
その時の僕の自己ベストは12秒台前半で、そんなに速い訳ではありません。
それでもその日はかなり調子が良かったので、
「もしかしたら11秒台が出るかも・・・」
と思いながらスターティングブロックを合わせていました。マネージャーがピストルを鳴らし、僕はスタートしました。するともの凄い追い風が僕を押しました。
走りながら
「これは良いタイムが出るかもしれないけど大会だったら追い風参考だな・・・」
と思いました。走り終わってタイムを見ると、このタイムははっきり覚えているんですが、11"25でした。いきなり自己ベストを1秒近くも更新したのに驚いていると、他の部員も近寄ってきて
「お前次の大会いけるんじゃねえの!?」
「いきなりどーしたんだよ!?」
などと驚いていました。
「いや、追い風凄かったからだよ・・・」
と僕が言うと
「風?ほとんど吹いてないよ?・・・むしろちょっと向かい風だよ」
とマネージャーが言いました。
それは僕が走ってる間も変わらなかったそうです。
その時ちょうど練習が終わり、不思議に思いながらも着替えを始めました。
シューズを脱いで、シャツを脱いだ時友達が言いました。
「お前どうしたんだよその手形。」
えっ、と思い鏡で見てみると、確かに僕の腰より少し上の所にくっきりと赤い手形が2つ付いていました。
あっ、あの追い風はそーゆー事か、と一人で納得しましたが他のヤツはそれに気づくと
「うっわありえねぇ」
「気持ち悪りぃ・・・」
などと言っていました。僕の学校では誰かが死んだという事はありません。
また、それから変なことは起こりませんでした。
ちなみに、大会の成績は全然駄目でした(笑)
大会の時に押して欲しかったなあ、と思っています。
僕は今工房なんですが、厨房の時に不思議な経験をしました。
あまり怖くは無かったのでスレ違いかもしれませんが、書かせてください。
僕は厨房の時陸上部でした。基本的には短距離と幅跳びをやってました。
それは中3の夏の終わりの事でした。大会を一週間ほど後に控えて、 僕らは練習をしていました。その日僕は100mのタイムを計っていました。
その時の僕の自己ベストは12秒台前半で、そんなに速い訳ではありません。
それでもその日はかなり調子が良かったので、
「もしかしたら11秒台が出るかも・・・」
と思いながらスターティングブロックを合わせていました。マネージャーがピストルを鳴らし、僕はスタートしました。するともの凄い追い風が僕を押しました。
走りながら
「これは良いタイムが出るかもしれないけど大会だったら追い風参考だな・・・」
と思いました。走り終わってタイムを見ると、このタイムははっきり覚えているんですが、11"25でした。いきなり自己ベストを1秒近くも更新したのに驚いていると、他の部員も近寄ってきて
「お前次の大会いけるんじゃねえの!?」
「いきなりどーしたんだよ!?」
などと驚いていました。
「いや、追い風凄かったからだよ・・・」
と僕が言うと
「風?ほとんど吹いてないよ?・・・むしろちょっと向かい風だよ」
とマネージャーが言いました。
それは僕が走ってる間も変わらなかったそうです。
その時ちょうど練習が終わり、不思議に思いながらも着替えを始めました。
シューズを脱いで、シャツを脱いだ時友達が言いました。
「お前どうしたんだよその手形。」
えっ、と思い鏡で見てみると、確かに僕の腰より少し上の所にくっきりと赤い手形が2つ付いていました。
あっ、あの追い風はそーゆー事か、と一人で納得しましたが他のヤツはそれに気づくと
「うっわありえねぇ」
「気持ち悪りぃ・・・」
などと言っていました。僕の学校では誰かが死んだという事はありません。
また、それから変なことは起こりませんでした。
ちなみに、大会の成績は全然駄目でした(笑)
大会の時に押して欲しかったなあ、と思っています。
T大学山岳部のリーダー
2013.02.08 (Fri) | Category : 誰も信じない人へ
※管理人注:「避難小屋」がすべて「非難小屋」と誤変換されていたためこちらで修正しました。
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:07:06.85 ID:DVIBnR9G0
学生時代、友人が所属していたT大学山岳部に、代々伝わるという話である。
ある年の三月、T大学山岳部は新人三人を連れて、東北のY岳で冬山訓練を行った。
三月といえば、平野ではそろそろ新芽も顔を出し、春の息吹が聞こえ始める季節だが、高山はいまだ深い雪の世界である。
メンバーは新人が三人、リーダーと副リーダーの三年生が二人。
合計五名の雪山山行だった。
先頭に副リーダーが立って、膝まで埋まる雪をラッセルし、真中に新人の三人を挟んでリーダーが隊列の最後尾についた。
新人三人も高校時代から山に通っており、高山ではないが冬山も経験していたので、快調なテンポで五人は雪の尾根を登った。
ところが五合目を過ぎた辺りから灰色の雲が空を覆い始め、六合目を過ぎて雪が舞い始めた。
天気はなおも下るという予報もあったため、パーティは小休止を取り、先に進むかあるいは撤退するか、リーダーと副リーダーがミーティングを行ったが、結局リーダーの判断でこのまま山頂を目指す事になった。
しかし、この後、雪は本降りとなり、八合目を過ぎた頃には猛烈な風も加わり始めて横殴りの吹雪になり、一歩前に進むことも困難な状態に陥ってしまった。
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:07:39.86 ID:DVIBnR9G0
前を歩く部員の姿も確認出来ないようなホワイトアウトに近い状態の中で、リーダーは山頂を目指す決断をしたことに後悔しながらも、前を歩く新人たちに懸命に声を掛けながら前進を続け、周りが暗くなり始めた午後の四時過ぎに何とかY岳の肩にある避難小屋に辿り着いた。
雪に埋まった扉を懸命にこじ開け、先頭を歩いていた副リーダーが雪崩込むように避難小屋の中に飛び込む。
わずかに遅れてふたり目… そして三人目…。
さらに五分ほどして、最後尾を歩いていたリーダーが、全身雪まみれになってが避難小屋に入ってきた。
「あれ? 小泉はどうした? 」
副リーダーが荒い息を吐きながら、防寒着の雪を払っているリーダーに聞いた。
「なに? やつは来ていないのか!? 」
副リーダーの顔を見返して、雪を払っていたリーダーの手が止った。
隊列の四番目、つまりリーダーの前を歩いていたはずの新人の小泉がまだ小屋に着いていないだ。
「ちくしょう!はぐれたか!? 」
そう叫ぶと、リーダーは座る間もなく再びピッケルを手にして小屋を飛び出した。
「俺もいくよ! 」
副リーダーが後を追おうとして腰を上げた。
「おまえは新人達の面倒をたのむ。なあに。ここに着くほんの十分くらい前に後ろから声を掛けて、前に小泉がいる事を確認しているんだ。すぐに見つかるさ」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:08:45.76 ID:DVIBnR9G0
そう言って副リーダーを避難小屋に戻し、リーダーは目を開けるのも辛くなるような猛吹雪の中に姿を消した。
避難小屋に残った三人が一言も声を出す事もなく固唾を飲んでいると、二十分程して小屋の入り口でドーンという大きな音がしていきなり扉が開き、吹雪といっしょに白い塊が避難小屋の中に転がり込んできた。
それは新人の小泉だった。肩で荒い息をし、それでも自力で立ち上がり
「すみません。途中で道を逸れてしまったようです」
と荒い息といっしょに吐き出すように副リーダーに言った。
小屋の中にホッとする空気が流れたが、それも一瞬のことだった。
「おまえ、リーダーに会わなかったのか?」
新人のひとりが小泉に聞いた。
「リーダーがどうかしたのか?」
小泉が聞き返す。
「さっき、おまえを探しに飛び出して行ったんだ」
「えっ!?」
ニ重遭難…。
四人の頭に不吉な言葉が浮んだ。
副リーダーと新人のひとりが装備を整えて、小屋の扉をこじ開ける。
ブワァァ~~~ッ!
もの凄い勢いで風と雪が小屋の中に吹き込み、目を開ける事もできない状況だ。
何より小屋の外は、すでに日が落ちかけていた。
「くそう…」
副リーダーは歯を食いしばって小さく唸ると、ゆっくりと小屋の扉を閉めた。
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:07:06.85 ID:DVIBnR9G0
学生時代、友人が所属していたT大学山岳部に、代々伝わるという話である。
ある年の三月、T大学山岳部は新人三人を連れて、東北のY岳で冬山訓練を行った。
三月といえば、平野ではそろそろ新芽も顔を出し、春の息吹が聞こえ始める季節だが、高山はいまだ深い雪の世界である。
メンバーは新人が三人、リーダーと副リーダーの三年生が二人。
合計五名の雪山山行だった。
先頭に副リーダーが立って、膝まで埋まる雪をラッセルし、真中に新人の三人を挟んでリーダーが隊列の最後尾についた。
新人三人も高校時代から山に通っており、高山ではないが冬山も経験していたので、快調なテンポで五人は雪の尾根を登った。
ところが五合目を過ぎた辺りから灰色の雲が空を覆い始め、六合目を過ぎて雪が舞い始めた。
天気はなおも下るという予報もあったため、パーティは小休止を取り、先に進むかあるいは撤退するか、リーダーと副リーダーがミーティングを行ったが、結局リーダーの判断でこのまま山頂を目指す事になった。
しかし、この後、雪は本降りとなり、八合目を過ぎた頃には猛烈な風も加わり始めて横殴りの吹雪になり、一歩前に進むことも困難な状態に陥ってしまった。
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:07:39.86 ID:DVIBnR9G0
前を歩く部員の姿も確認出来ないようなホワイトアウトに近い状態の中で、リーダーは山頂を目指す決断をしたことに後悔しながらも、前を歩く新人たちに懸命に声を掛けながら前進を続け、周りが暗くなり始めた午後の四時過ぎに何とかY岳の肩にある避難小屋に辿り着いた。
雪に埋まった扉を懸命にこじ開け、先頭を歩いていた副リーダーが雪崩込むように避難小屋の中に飛び込む。
わずかに遅れてふたり目… そして三人目…。
さらに五分ほどして、最後尾を歩いていたリーダーが、全身雪まみれになってが避難小屋に入ってきた。
「あれ? 小泉はどうした? 」
副リーダーが荒い息を吐きながら、防寒着の雪を払っているリーダーに聞いた。
「なに? やつは来ていないのか!? 」
副リーダーの顔を見返して、雪を払っていたリーダーの手が止った。
隊列の四番目、つまりリーダーの前を歩いていたはずの新人の小泉がまだ小屋に着いていないだ。
「ちくしょう!はぐれたか!? 」
そう叫ぶと、リーダーは座る間もなく再びピッケルを手にして小屋を飛び出した。
「俺もいくよ! 」
副リーダーが後を追おうとして腰を上げた。
「おまえは新人達の面倒をたのむ。なあに。ここに着くほんの十分くらい前に後ろから声を掛けて、前に小泉がいる事を確認しているんだ。すぐに見つかるさ」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/08(火) 19:08:45.76 ID:DVIBnR9G0
そう言って副リーダーを避難小屋に戻し、リーダーは目を開けるのも辛くなるような猛吹雪の中に姿を消した。
避難小屋に残った三人が一言も声を出す事もなく固唾を飲んでいると、二十分程して小屋の入り口でドーンという大きな音がしていきなり扉が開き、吹雪といっしょに白い塊が避難小屋の中に転がり込んできた。
それは新人の小泉だった。肩で荒い息をし、それでも自力で立ち上がり
「すみません。途中で道を逸れてしまったようです」
と荒い息といっしょに吐き出すように副リーダーに言った。
小屋の中にホッとする空気が流れたが、それも一瞬のことだった。
「おまえ、リーダーに会わなかったのか?」
新人のひとりが小泉に聞いた。
「リーダーがどうかしたのか?」
小泉が聞き返す。
「さっき、おまえを探しに飛び出して行ったんだ」
「えっ!?」
ニ重遭難…。
四人の頭に不吉な言葉が浮んだ。
副リーダーと新人のひとりが装備を整えて、小屋の扉をこじ開ける。
ブワァァ~~~ッ!
もの凄い勢いで風と雪が小屋の中に吹き込み、目を開ける事もできない状況だ。
何より小屋の外は、すでに日が落ちかけていた。
「くそう…」
副リーダーは歯を食いしばって小さく唸ると、ゆっくりと小屋の扉を閉めた。
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