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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.27 (Wed) Category : 

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金木犀の季節

2009.03.27 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

両親を事故で亡くした俺には、9歳離れた姉貴がいた。
ガキの頃、肥満気味で両親がいなくて苛められてた俺をいつも助けてくれた。
優しくて、強くて、俺の自慢の姉貴だった。
秋になると金木犀の花を部屋に飾った。
お姉ちゃんが一番好きな花なんだよと笑って。
高校にも行かず、朝から夜まで働いて俺を養ってくれた。

そんな姉貴が、死んだ。

事故だった。
結婚が決まって、やっと幸せになれる日を目の前にして、姉貴は逝った。
享年27歳。
俺は兄貴になるはずだった人に後見人を務めてもらい、小さなアパートに部屋を借りて就職をした。

5年経って、俺は職場で出会った彼女と結婚を決めた。
式の前日、姉貴が夢に出てきた。
姉貴は俺にごめんなさいと謝った。
大学まで行かせてあげたかったと。
俺は高校出たら働いて姉貴に楽させてやりたかったよ。
姉貴は私の分まで幸せになりなさいねと泣きながら笑って言った。

姉貴の式の日に、今まで有り難うって言って渡すはずだった金木犀の苗木は、俺の家の庭に植えた。

今年も金木犀の季節がやってくる。
俺はきっとまた、姉貴がいた頃を思い出して泣く。


 








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お人よし

2009.03.25 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

友達が倒れてそのまま息をひきとったと聞いて急いで地元に駆けつけた。
その後仮通夜、お通夜、葬儀告別式と出た。
夜は彼女の通夜で久しぶりに集まった友達数人と毎日遊び歩いていた。
亡くなった友達との思い出話を語りながら。

そして地元から家に帰る日。いつも乗っていた特急の発車時刻を間違えて乗り遅れた。
「今までこんなことなかったのにな」
と実家に戻って昼寝をしてから帰ることにした。

親の寝室で布団にくるまった。
今度こそ乗り遅れないために余裕をもって準備できるよう早めの時間に携帯のアラームをセットして寝た。

その後時間を知らせるアラームが鳴った。
「あともうちょっと」
と、うとうとしながら寝返りを打ったときドアの向こうから
「○○(←私のアダナ)、もう起きて準備しないとまた乗り遅れるよ」
と声がした。

亡くなった友達の声だった。やさしく穏やかな口調。はっきりと聞こえた。

ずっと見ててくれたんだ。一人でかかえてられなくて毎日友達と遊び歩いてろくに寝てなかった私を心配してくれてたんだと思った。
特急に乗り遅れたのも彼女が
「ちょっと休んでから帰ったら?」
と言ってくれたのかもと思うと、すべてが納得できた。

友達や周りの人を大切にしていつもニコニコしてた彼女。
だからあんなにストレスで体が病んでたなんてしらなかった。
私は何もしてやれなかったのに、死んでからも私の心配してくれるなんて
「どこまでお人よしなんだよ」
と空中にツッコミを入れた。

きっとまた会えるよね。
私が天寿を全うしてそっちに行ったら一番に会いに行くよ。


 








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夢の中で

2009.03.24 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

(1)
凄い落ち込んでいてほぼ鬱状態、テレビも見ずほぼゴロゴロしてるだけ。
外に出るのも食べ物買いに行く時くらいだけ、って時期があった。
ある日、何故かドリフ見て大ウケしてる夢を見たた。それはもう大笑いですよ。
そんな訳で、久しぶりに結構良い気分で目がさめた。
テレビをつけて、初めていかりや長介が亡くなった事を知ったよ…。
通りすがりに、名も知らない人のことも励ましていってくれたのかな…。 

(2)
学生時代仲の良かった友達が亡くなったという報せを貰ったんだが、通夜葬式に行けなかった。
別れの挨拶も出来ないな…とこのときも落ち込んでいた。
そうしたら、また夢なんだけど、当時のクラスの皆でどっかに食べに行ったんだ。
で、いつものグループで集まって食べてるとこで、その亡くなった友達が来た。
他のクラスの人たちには見えないみたいなんだけど、グループの皆には見えてるみたいで、
「あれ?○○どうしたの?死んだんじゃなかったの?」
「うん、死んだんだけどさ、遊びに来た!他の人には内緒ね!」
っていつもの通りの明るい感じの会話しながら、一緒にわいわい食事した。
これは友達の方からお別れに来てくれたのだと思ってる。

(3)
お婆さんが若かった頃の話

19で嫁に行ったものの、旦那はすぐに戦争に行かされた。お婆さんは知らない土地で、待った。ずっとずっと待った。頭ではわかっていた。
ある日、夢を見た。
久しぶりに旦那に会う。旦那は軽トラに乗っていた。お婆さんは嬉しくて駆け寄る。旦那は
「ダメだ、車には乗るな」
と言い、少し会話を交わして夢は終わった。
しばらくして旦那が死んだと電報?が届いた。気付けば3年待っていた。
お婆さんは
「旦那はあの時別れを言いにきた、あのまま乗れば死んでいた」
と言ってる。


 








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