都市伝説・・・奇憚・・・blog
哀しそうなばあちゃん
2008.03.12 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
小学生の頃大好きだったばーちゃんが死んだ。
不思議と涙は出なかったのだけど、ばーちゃんが居ない部屋は何故か妙に広く感じて、静かだった。
火葬が済んだ後、俺は変な気配を感じるようになった。
テレビを見てるとき、トイレに行く途中の廊下、誰かが俺を見ているようだった。
なんとなく「ばーちゃんだな」と思ったけれど、そのときは別に気に止めなかった。
次の日、眠りにつこうと布団に入りウトウトしていると突然金縛りにあった。
金縛りは初めてだったのでかなりビックリしているとドアの方から鈴の音が聞こえてきて、だんだんこっちの方に音か近付いてくる。
目を開けるのが怖かったので頑なに目を閉じていたけれど、目の奥にばーちゃんの姿が見えた。
馬鹿な俺はそのときパニック状態になり何故可愛がってくれた俺をこんな怖い目に遭わせるんだ、と心の中で
ばーちゃんをけなし続けた。
すると目の奥のばーちゃんは少し悲しそうな顔をして、鈴の音が小さくなると共に消えていった。
金縛りが解けた後は怖かったので布団に潜り眠った。
次の日の朝、なんとなくばーちゃんの部屋に入り一緒に折った折り紙の鶴などを眺めていた。
昨日の出来事を思い出したりしてばーちゃんは何がしたかったのだろう等考えていたらとっさにある事を思い出した。
あの鈴の音。
ばーちゃんの財布に付いていた、猫と鈴の付いたヒモ。
俺はとっさにタンスを開けてばーちゃんの財布を取り出した。
財布の中には少しのお金と、封筒。
その封筒を開けてみると便せんに癖のある字でこう書かれていた。
「甘いものばかり食べていると虫歯になるから控えなさいね テレビゲームのやりすぎもほどほどに。 おばあちゃんいつもお前の事を心配して見守っているからね。少しだけどこのお金で何か買いなさい。」
昔の千円札が一枚入っていた。
あのときばーちゃんはこれを渡したくて俺の部屋に来たのだろうか。
そんな事も知らずにばーちゃんを貶した自分。
あのときの悲しそうな顔をしたばーちゃん。
俺はばーちゃんが死んでからはじめて泣いた。
名もない石碑
2008.03.11 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
先生から聞いた、先生の同級生のお話を一つ。
うちの学校には、名も無い石碑があります。
それは、病気で死んでしまった生徒の為に建てられた物だそうです。
彼は明るく融通が利き、その上勉強のよくできる、少し運動の苦手な小太りの男の子で、大変人気者でした。
ある日突然学校で倒れた彼は、ガンに侵されていました。
当初は、己の運命を呪い、見舞いに来る友人を妬み、両親に当り散らす生活だったそうです。
入院から一週間。彼の態度に嫌気の差した友人たちは、2~3度のお見舞いの後、来なくなっていました。
倒れてから一ヵ月後のある日、友人たちに会いたいと、彼からの連絡が入りました。
嫌々病室に向かう生徒達。病室に入ると、骨と皮だけになった、変わり果てた彼が居ました。
彼は皆にそれまでの態度を謝り、やっと静かな気持ちで運命を受け入れられたと話したそうです。
2時間程の楽しいお喋りの後、皆と別れる時
「生まれて来て良かった。楽しかった」
と言ったそうです。
次の日、登校した生徒達は先生から訃報を伝えられました。
彼の死から半年ほど経った頃、学校で幽霊の目撃談が噂されました。
放課後、死んだ男子生徒が教室の椅子に座っている。見た者は病気になると。
それを聞いた友人たちは
「アイツがそんな真似する筈が無い」
と烈火のごとく怒り、調査団を結成。
スポーツ少年団(任意の部活に近い物)の無い土曜日の午後。6人の男女が教室に残り、彼の出現を待ちます。
突然「ガラリ」と開いた教室の扉。そこには彼の両親が。合計8名が夜まで待つも、結局彼は現れませんでした。
ご両親は、迷ったと言う噂を否定しつつも、もし息子が出るならば、一目あって無念を聞いてやりたく思ったそうです。
彼はドラマを見てから、急に態度が変わりました。一人の建築家が病に倒れ死を前にして、
『私は、今まで全力で生きてきた。人生半ばで倒れる事に、未練はあるが、悔いはない』
といったのを聞いて、
「うん、僕も勉強も運動も遊びも一生懸命やっていたから・・・あれ以上頑張れない位やったから、死んじゃうのは、悲しくて辛いけれど、生まれてきてよかった」
と言ったそうです
この話をした後、先生は
「あの碑は、毎日を懸命に生きた事で幽霊になったりしなかった彼を称える碑なのだ」
そう、誇らしげに語りました。
幽霊は出てこないけれど、好きなお話だったのでココに書きました。
宿題も終わったので、寝ます。ではヽ(⌒ヮ⌒)ノ
正しく生きろ
2008.03.10 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
まず初めに、神戸市某所のマリア様を壊し、神父様に怪我させたのは、俺です。ゴメンナサイ。
震災で両親を失った俺は、荒れました。カウンセリングも告白も効果はなく、
「神の御与えになった試練ですよ」
と言い放った神父様を殴り倒し、教会の備品に八つ当たりもしました。
自傷と暴行を繰り返していたある日、夢を見ました。
気が付くと、大きな平屋の、日本家屋の前に居ました。
門をくぐり、美しい庭を通り過ぎ、玄関に入るとお手伝いさんが、奥へと案内をしました。
広間の中では、沢山の人々が歓談しており、その中に両親を見つけ、駆け寄りました。
母は俺を見ると、今までの俺の行動を叱りました。
父は、母の説教が終わると、笑いながら、
「正しく生きろ。何が正しいか悩んだら、自分の心に聞きなさい。人々が悪と言おうとも、心に素直な答えが、正しい答えなんだよ」
そう言ってから、母と二人で俺を送り出そうとします。
帰りたくないと言う俺に、今度は広間中から
「大丈夫、正しく生きれば、また会える」
「おー、兄ちゃん。またなー」
見知らぬ人々が声を掛け、両親はその声に微笑んでいました。
今の俺は、教会には行かないけれど、安定して暮らしています。
夢に出てきた女の子
2008.03.09 (Sun) | Category : 誰も信じない人へ
俺の嫁の話です
付き合って一年ぐらいで子供が出来たんです。当時俺23、嫁20。
二人とも結婚する気でした。うちの親も賛成してくれて。
問題が嫁の両親。で嫁さんも家から出してもらえず監禁状態。
それで結果「堕胎」。もう気が狂いましたね、俺。そりゃあ恨みました。
ギクシャクしながらも付き合ってて、三年目に結婚。息子も生まれました。
でもケンカはかなりしてて堕胎した事で八つ当たり。嫁は沈黙。
俺ずっと否定してたんです。受け入れるのが怖くてイヤだった。
そんなんだしうまくいくはずもありません。でも嫁は文句も言わず俺に接してました。
そんなある日、いつものケンカの最中に嫁が俺に言ったんです。
「アンタが気にすると思って言わんかったけどこないだ夢に女の子が出てきてん。六つぐらいの可愛い子」
その子がこう言ったらしいのです。
「もう気にせんでええよ。また遊んでね」と。
俺は自分の愚かさに気付きました。なぜ現実から逃げてたのか。
なぜもっと優しくしてやれなかったのか。好きで堕胎なんてするわけないのに・・・
後で聞くとよく息子の隣で寝ているときがあったらしいのです。
ほんまにごめんな、父さん気付いてやれんかった。
これからおまえの母さんと弟守っていくからな!
遠慮せんといつでもおいで!ここはお前の家なんやから・・・
最後に嫁に「スマンカッタ」そして「おおきに!」
長々とすいませんでした。書かずにはいられなくって・・・
気配
2008.03.08 (Sat) | Category : 誰も信じない人へ
俺は霊感がまったくないから、どうしても人から聞いた話になる。
これは俺の母から聞いた話。
ふた昔ほど前、俺は保育園に通ってた。ちょいと遠い保育園。
ガキ1人じゃ危なっかしいから、母が自転車の補助席に俺を乗せて、朝な夕な家と保育園を往復してくれてた。
道の途中にかなり急で長い坂があって、そこでは自転車を降りて、えっちらおっちら押して進んでくれた。
ある朝、母はその坂の途中で妙な気配を感じた。
いや、人の気配がするのは当たり前なんだ。だってすぐ後ろに俺が乗ってるんだから。
でも、それとは別に、誰かが自転車の後をつけてきてる。
振り向いても、誰もいない。一直線にのびた坂の上に、動くものは俺と母しかいなかった。
ちょっと進むと、また誰かがついてきてる。
振り向いても、やっぱり誰もいない。
母は首をかしげながら、俺を保育園にとどけて帰った。
家に帰ると電話が鳴っていた。
ほんの数分前に自分の父親、つまり俺の祖父が息を引き取ったという知らせだった。
あの気配はおじいちゃんだったのかな、と母は俺に話した。

