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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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ハエ男

2010.07.25 (Sun) Category : 人を信じすぎる人へ

393 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/13 22:45
これといったオチも無く拙い文章で、本当に心霊現象かどうかも曖昧な長文だけど俺はホントに怖かったんでここに書きます。皆さんの暇つぶしにでもなってくれれば幸いです。

俺は大学で山やってるんだけど、部で所有している山小屋でのお話。
その山小屋ってのは山のど真ん中にあって、今では初老の紳士となられた年代の方が建てた小屋なんだけど、山の中にしてはなかなか立派で、防腐剤であるクレオソートを何十年も重ね塗りされた黒い壁は雪に映えて乙なものだった。

他の部員と共に小屋の整備を終え、飯を食い、さて寝るかという時間になった。
俺はじゃんけんに負けて、便所のドアに最も近い場所に布団を構える事になってしまった。

部屋は他にもあるのでそこに移動すれば良いことなのだが、屋根の下と言っても山奥で窓の隙間から漏れ出てくる冷気に頬を撫でられ、真っ黒な闇を映す窓がたてるガタガタという音を一人では耐えられそうに無かった。

電気を消してからも話し声がぼそぼそと聞こえていたが、クレオソート塗りの疲れからか次第にその声も消えていった。おそらく起きているのは俺一人だ。

ああ、寝つけないというのは不利な性分だなぁ
と思いつつも目を閉じて羊などを数えていると耳元で音がする。

プ~~ン・・・・プ~~~~~ン

非常に気に障るその音はハエの羽音に思われた。
じゃんけんに負けた不運を呪いながらも、翌朝は早く起床せねばならなかったので、エロい妄想などに集中するなどして努力するうちにどうにか眠りにつくことが出来た。

俺は夢を見た。
俺は便所の前で用を足している。豪快な音が俺の菊門から放たれ開放感にふうと一息ついていると目の前をちらつく小さな黒い影。・・・・蝿だった。

気にもせず続けざまの一発をかまそうと気張っていると蝿が俺の目の前に置かれているトイレットペーパーにとまった。何気なくその方に目をやる。
足をコシコシとしごいていた蝿の頭がこちらを向いたとき、俺は息が止まった。

人の顔だった。

惰性で垂れつづける糞を気にもせず俺がわあわあと叫んでいるところで目がさめた。
起床時間よりもまだ早かったが、窓からは日が差し込み始めていた。

恐る恐る尻に手を当ててみたが寝糞をした様子は無かった。

一安心は出来たものの二度寝する気は起きず、一人で朝飯の準備をしておくことにした。
小屋にはノートが置かれていて、そこに訪れた部員たちが各々好きなことを書き込めるようになっている。火を起こし、しばらくすることの無かった俺はそのノートを手に取った。

「発電用のガソリンが足りません。現役部員の方、補充しておいてください。」
「私の考えたエロい女優トップ10」
「ハボーホー反対」

などなど、好き勝手な書きこみが続く中、一つ俺の目を引きつけた書きこみがあった。

「何年何月何日、Y沢
便所の前で寝たら蝿男の夢見ました。寝覚め最悪です。何とかしてください。とほほ」

同様の報告は報告者を変えて後10回ほど確認できた。その中に興味深い一文を見つけた。

「顔がk村そっくりの蝿男の夢を見る。k村の顔はチーフ部屋写真の左端。同様に蝿男の夢を見たものは報告されたし」


あわててチーフ部屋(えらい人が寝る部屋)に駆け込み写真を見てみると・・・・・居た!

顔のパーツがえらく中心から離れ、それを誤魔化すように置かれた大きい鷲鼻、太い眉。
その顔をもう少しくたびれさせたものが、夢の中に出てきた蝿男の顔だった。
k村さんのことは先輩から聞いていた。

何でもk村さんは上級生からずいぶんひどいしごきを受けていたらしい。なんでも態度がひねくれた文学者気取りみたいで好かれなかったそうだ。

ある日、上級生からザックに石を詰められ、それで何日も山を歩かされたため、遂に腰をひどく痛めて退部していった。k村は陰湿なやつで退部したあともこっそり部室にやってきて物の置かれている位置を変えたり、我が部を罵倒する文章を机の上に置いたりとストーカーまがいの行動をとっていたそうだ。

そしてk村の嫌がらせは卒業後も続いていたらしい。OBの集まりではその問題が時折持ち上げられたらしいが何らかの措置をとろうにも正式にOBとしての登録もしておらず住所も変わっていて居所もつかめず向こうから連絡をしてくるわけもないのでどうにもしようがないということだ。

話は小屋に戻る。
薄ら寒いものを感じた俺は保管してあった古いノートも引っ張り出して読んでみた。

「来ました  k村」
「何年何月何日、○○
第3まき部屋のまきが丸ごと外に置かれていた。雪が積もっていたので使い物にならない。
第3まき部屋に戻しておきます。張り紙にも書きましたが第2まき部屋から使ってください。」

「来ました  k村」
「何年何月、T田
便所の窓が綺麗に割られています。これが例のk村の仕業でしょうか。
応急処置としてベニヤはっときますが、都合の良い人、ガラス買っといてください」

「来ました  k村」
「何年何月、○○
畳の上に立派な糞がありました。野生動物ではなさそうです。k村、糞野郎なだけに糞だけは立派で
す」

「来ました  k村」
「何年何月、○○
昭和何年卒業OBです。水を汲みに入ったところk村を見ました。とっちめようと思ったのだがこちらの声には全く反応せず、逃げられてしまいました。上にあるようにk村は時折勝手に小屋に侵入しているようです。数々の嫌がらせは現役の耳にも届いていることと思う。
山の中だからといって安心せずに鍵をかけてから寝るように」

どうやらk村はこの小屋に来て嫌がらせを飽きもせず続けていたらしい。そしてその後は必ずノートに跡を残していたらしかった。

その後も何度かk村の嫌がらせと思える事件が書きこまれていたがここ数年はそんなことも無いようだ。何となく安心した気持ちでページをパラパラとめくるとここで初めての蝿男についての書きこみがあった。

「平成2年11月○日、I東
人間の顔した蝿の夢を見ました。起きた時は汗びっしょりです・・・・・」

背筋が凍るようだった。嫌がらせが無くなってから数年のブランクを置いて蝿男の書きこみが始まっているのだ。つまり、もしかしたら・・・・・

目の前で燃えているマキの崩れる音がして我に返った。

まさか、そんなことがあるわけが無い。集合意識のなんたらがどうにかして皆に蝿男を見させただけだ。
k村の書き込みだって無いじゃないか。そう言い聞かせて進行中のノートを手に取る。

どうでも良いことを書いて気を紛らわせようと思ったのだ。
ノートを開いて俺は本当に叫びそうになってしまった。

最後の書きこみの下に汚く、小さな字で


   き ま し た     
               k 村   


と書かれていた。

木のこすれる音がして振り向くとドアが開いていた。

この時、月が出ていなくてで本当によかったと思った。
そうでなければ俺は窓をガタガタとゆするk村を見ていたかもしれない。


 








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キャッチホン

2010.07.25 (Sun) Category : 人を信じすぎる人へ

342 名前:キャッチ 投稿日:03/06/13 09:45

高校生の時、友達の女が
「彼氏と別れたい」
と電話で相談してきたので、当時彼女の居なかった自分は適当に応対をしていました。

「無視してればいいじゃん、一週間もすればあきらめてくれるよ」
とか適当にあしらっていると、キャッチが自分の電話に入ったので
「ちょっと待ってて、キャッチだからまた後でかけ直すよ」
と言ってキャッチに出ました。すると、

「余計な事言ってんじゃねーよ、お前のせいで別れたらマジで殺すよ?」

と、一方的に言われて電話を切られました。
本当にあった、自分では一番怖いお話です。

後日談として彼女はめでたく彼氏と別れました。
もちろん彼氏から貰ったぬいぐるみ等のプレゼントは全部捨てたそうです。



 








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ダイビング

2010.07.24 (Sat) Category : 人を信じすぎる人へ

309 名前:海は怖い・その1 投稿日:03/06/13 07:32
この話は実話なんです。最初は「海にまつわる」のスレに書こうとも思ったのですが、ちょっと「怖さ」の対象が違っているかな?と思い、こちらに書く事にしました…。

もう10年前に遡りますが、ふとしたきっかけで、俺は「水中写真」に興味を持ち、『じゃ、ダイビングから始めよう』と、とある四国のショップで講習を受け、機材も取り揃えました。

同じ時期にダイビングを始めたO夫妻と知り合い、その縁で仲間も増え、楽しくダイビングライフを堪能していました。

O夫妻、特に御主人の方と俺は、若い頃に同じ様にヤンチャしていた時期があり、まるで兄弟の様に意気投合してしまいました。

何度も3人で近県の海に潜りに行き、様々な生き物を見る。そんな楽しい日々でした。

そんな楽しい日々が崩壊する時がやって来ました…。
A夫妻という、結構お金持ちの御夫婦と知り合い、瀬戸内海で一緒にボートダイビングをする事になりました。

Aさん(夫人の方)は、俺よりも10歳以上年上でしたが、小さくて上品なご婦人。
御主人は「ダイビングをしたい」という夫人の為に船舶免許を取り、ダイビング用のボートまで買ってしまったという愛妻家でした。

新品のボート(小型のクルーザーと言っても良いかもしれません)で、静かな瀬戸の小さな島々を巡り、気に入った場所が有ればそこに潜ってダイビングを楽しむ…。

そんな楽しい週末が半年以上続いていたのですが、俺が仕事の都合上どうしても参加出来ない日が有ったのです。その日は瀬戸内海でも一番大きな島に行き、ダイビングを楽しもうという予定でした。

なんでも、潮の流れが緩やかな場所と速い場所が隣接していて、緩やかな方には大きなヒラメなどがいて、近寄っても逃げないので写真も撮りやすい。

流れが速い方では、運が良ければ回遊魚の群に出逢えるという話。
とても行きたかったのですが、どうしても休めません。仕方なく、俺はO夫妻に
「次に行く時の為に、しっかりロケーションしておいてよ~!」
と言付けて仕事に行きました。

そして、その夜の事です。
ダイビングに行けなかったのが非常に残念だった俺は、嫁と呑みながら軽く愚痴っていました。
そこに俺の携帯電話が鳴りました。

「ははぁ~ん、O夫妻が今日の自慢話をしようと掛けてきやがったな?」
嫁と顔を見合わせて、笑いながら電話に出ました。
『もしもし?楽しかったかい?』

軽い嫉妬を込めて電話に出た俺の耳に届いたのはOの悲鳴に近い叫びでした。
『A夫人が溺れて行方不明や!』
突然の事に吃驚しましたが、とりあえずOを落ち着かせて話を聞きました。

Oの話によると、A夫人も含め5人で一回潜った後、昼食を摂ったそうです。
午後からは皆
『流れの速い方に行ってみようよ』
と話していたそうですが、いざ潜る直前にA夫人が
『私は少し疲れたから、岩場でのんびり潜るわ。皆で楽しんできて。』
と言い出しました。

Oは
『1人じゃ危ないですよ、俺が一緒に潜ります。』
と言ったのですが、A夫人は
『大丈夫よ、何度も来ているし。貴方は初めてなんだから楽しんできて。私に気を遣わずに。』
と、どうしても聞かなかったそうです。

御主人も同調するのでOは仕方なく、
『単独なんですから、無理しない様に。』
と言い残して、4人で潜ったそうです。

4人が潜る時にボートの上からニコニコと手を振って
『行ってらっしゃい、気を付けてね~。』
とA夫妻が見送ってくれた。そして、それがA夫人を最後に見た瞬間でした。


約50分後、4人が上がって来た時、船上にはA主人1人だったそうです。
Oが
『あれ?奥さんは?』
と、聞くと御主人は
『あの辺りを潜っているよ。』
と、指差しました。

しかし、水面には泡が見えません。Oが
『泡が見えませんよ、大丈夫ですかね?』
と言うと御主人は
『空気ケチって呼吸を抑えているんだろう、さっきは泡見えていたよ。』
と一言。

『御主人が見ているんだから、大丈夫だよな』
と、Oは機材の片づけをし始めました。
さっきの海の様子をお互いに言いながら雑談混じりに機材を片づけ、ビールを飲み始めたそうです。

そしてOが気付きました。
「俺達が潜ってから、もう1時間30分は経ってるよな?」
OはA主人に聞きました。
『奥さん、俺達の後どれくらいして潜りに行きました?』
御主人は
『すぐだったよ、5分位じゃないかな?』
Oは
『いくら消費が少なくても、時間が経ち過ぎてますよ。見に行きます。』
と、シュノーケリング(エアタンクを背負わずにシュノーケルだけで素潜りする事)の準備をして、もう1人の男性とA夫人が潜っていたであろう場所を探しました。

しかし、何処にもいません…。
海中の透明度も10m先を見るのがやっと。
二人は岩場沿いを何度も探したそうです。

一度はエアタンクを使って…とも考えましたが、すでに全部使ってしまっています。
夕日が傾くまで必至に探しましたがA夫人を見つける事が出来ず、警察と海上保安庁に連絡をし説明した後、俺に電話をしてきたらしいです。


次の日、俺は会社の上司に事情を話し、休暇を貰ってA夫人捜索に加わりました。
泣き叫び
『早く娘を探して~!』
と懇願するA夫人の母親を見て胸が詰まりました。

不可思議な事が起きたのはその日でした。捜索に加わった友人全てが右足に怪我をするのです。

程度は色々なのですが、積み上げたタンクに挟まれて捻挫する奴。
デッキで滑って金具で足を切る奴。

飛び込む時にフィン(足ヒレ)の留め具を、船の縁に引っかけてしまい足を折る奴…。
A夫人と仲の良かった友人全てが、なにかしら右足に怪我をしてしまいました。

しかし、気にしてもいられません。
俺も船に乗り込む時に足を挟まれて軽い捻挫をしていましたが、
『早く探してあげたい』
という気持ちから、必死で潜りました。他の奴等も同じ気持ちだったでしょう。

何日も探し回りましたが、結局A夫人は見つからないままでした…。
俺は嫁の反対もあり、ダイビングを辞める事にしました。仲の良かった友人を、大好きな海で失ったのですから、気持ちもすっかり萎えてしまいました。

今でもあの時の仲間が集まれば
「何故、皆右足を怪我したのか?」
という議論になります。
『A夫人が溺れた時に右足を怪我した』
という奴もいれば、
『危険だから来るなというメッセージだろう』
と言う奴もいますが、未だに謎です。

ここまで読んで、
「怖くないじゃん」
と、思われた方も多いでしょう。
ですが、俺が本当に怖いと思ったのは、ここから先の話なのです…。

A夫人が行方不明になってから1ヶ月後、O夫妻は離婚しました。原因はO夫人の浮気でした。
離婚後、O夫人が走ったのはA主人の元でした。

なんと、2人はA夫人が行方不明になる以前からデキていたそうです。
そしてA主人は事業が立ち行かず、かなりの負債を抱えていたそうです。

そして半年後A主人とO夫人は倒産寸前の会社を捨て、有るだけの金を持ち、とある海外の有名ダイビングリゾートへと逃げました。

そして今、そこでダイビングショップを開き、悠々自適に暮らしています。
勿論、A夫人の保険金(当然億単位)も、行方不明から何年か後にA主人に支払われました。

情けない事に、会社の負債は息子と親族に押しつけ、自分は逃亡してしまったのです。
上記の話は俺がA夫妻の息子から直接聞いたので想像でも何でも無い事を述べておきます。

どうでしょう?生きている人間のエゴの方が、幽霊よりも俺は怖ろしいと感じました。
それに、誰も見ていない海の上でA夫妻に何が有っても目撃者すら居なかったのです。

「保険金殺人」…。という言葉も頭に浮かびましたが、証拠も何もありません。
関係者は皆生きていますので、場所はハッキリとは書けません。質問も勘弁して下さい


 








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大往生

2010.07.17 (Sat) Category : 人を信じすぎる人へ

799 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/09 19:08
私にとってはマジで「洒落にならないくらい怖い話」を聞いたので、ちょっと長くなるかも知れないが書きます。

今のところ真偽不明だし、調べる方法もわからないし、ネットで検索してもデータは無かった(古い話なので当然か)。

この話の発信源は、現在76歳のうちのおばあちゃんです。
彼女は子供の頃、都内目黒に住んでいたのだが、比較的近くにR寺(名前を出してもいいのかわからない)という寺があった。

当時(昭和10年代)にはもうそんなことは行なわれていなかったはずなので、明治以前~江戸時代の話らしいが、ともかく、おばあちゃんが自分の母親や祖母から聞いた話では、その寺には木か何かで作った大きな「蓮華座」というものがあって、「大往生」を希望する人々から金を集め、その蓮華座の中に座らせる。

僧侶たちが集まって盛大に読経を始めると、その蓮華が花を閉じる。
そして中に座った人を下から槍で突き殺す。悲鳴は読経にかき消されて外までは響かず、読経が終わって蓮華の花が開いたときには、中にいた人は消えている。

それをR寺は「大往生」と称していた…という、都市伝説風な恐ろしい話です。
代々東京で暮らしてる人の中には、この話を知ってるお年寄りが他にもいるかも知れない。


 








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家に火をつける

2010.07.16 (Fri) Category : 人を信じすぎる人へ

757 名前:家に火をつける1 投稿日:03/06/09 14:33
3年前の事です、私は妻と長男3歳と温泉宿に一泊旅行に行ったのでした。

夕食前に大浴場で一風呂浴びて・・・
妻が出てくるのを長男と宿屋のお土産コナーで待っていた時の事です。

『家に火をつけるわよ・・・』

と言う声を聞いたのです。
ふと、私が声がしたあたりを見回すと男女が二人たっていました。

どうやら、女の人が男の人に言ったセリフのようでした。
私が聞き耳を立てると案の定、別れる別れないの痴話ゲンカをしていたのです。

私が野次馬根性を出してしまってもう少し聞きたいと耳を澄ますと・・・
男の人が
「おい!人が見てるだろう!!!」
と女の人を諭したのでした。

私は恥ずかしくなって何事も無かったかの様にその場を立ち去ろうとしたのですが・・・
一瞬!女の人が鋭い目つきで私を睨み付けているのに気付きました。
美人は美人なのですが思いつめていると言うか何というか非常に怖いと感じました。

(あんな鬼みたいな顔じゃ、男も逃げるな~)
と思いながらその場を後にしたのです。

そして何事も無く楽しい旅行を終え次の日曜日の事です・・・
妻が不審な女性が家の前をウロウロしていると言います。
私が外に出ると女性はあっという間に姿を消しました。

次の日曜日にもやはり女性がウロウロしています。
私は裏口から周り女性に気付かれないように遠回りして女性の背後から
「何をしてるんだ!!!」
と怒鳴ると女性は驚いて振り返りました・・・

そう、あの時の女性だったのです。
今度は私が驚く番でした。

私が一瞬固まってしまった間に、女性は風の様に逃げて行きました。

私は家に入ると妻に宿での出来事と、その時の女性がうちの玄関前をウロウロしていた事を話しました。
妻も驚き、そして恐れます。

「なんで、ウチに?ウチには小さな子もいるのに?もしかして危ない人?」
その時はとにかく落ち着いて様子を見ようと言う事にしました。

平日も注意して家の周りを見ていたのですが・・・
やはり、次の日曜日に再び玄関前に女性が現れました。

いくら危なそうな人でも、相手が女性と言うのもあり・・・
また、私自身が剣道の有段者でもあったのでゴルフクラブのアイアンを手に持ちいかにもゴルフの練習をしていたフリをして女性に声を掛けました。
「何かようですか?」
言葉とは裏腹に厳しく詰問するように言い放ちました。

すると女性は玄関越しに私を睨み付けます・・・
その目の怖いこと、怖いこと
私はマジで足が震えてしまいました。

しばらく睨み合っていましたが私がついに我慢できなくなって目を逸らすと女性はまた風の様にどこかへ逃げて行きました。

家に倒れ込む様に逃げ込むと窓から覗いていた妻も青い顔で出迎えます。
私たちは、すぐに泊まった宿に電話して女性の事を聞いたのです。

フロントの係りの人は
「他のお客様の情報はお教えできません。」
の一点張りでしたが、事情を話しそして教えてくれないと警察に訴えると脅すと支配人の方に代わってくれました。

支配人に改めて事情を話すと・・・
しっかりした宿なのでしょう、不審な男女の二人組の事を覚えておられました。

支配人は他のお客様の情報は教えられないが、宿のほうから二人の客の方に連絡を取ってみますと言ってくれました。

安心して電話を切ったのですが・・・
しばらくすると宿から電話がありました。

そして支配人が言うには男女二人組の宿帳に書かれた住所も電話番号もデタラメだったと言うのです。

次の日、会社の上司に相談すると上司はすぐに警察に行こうと言います。
警察が頼りになるだろうか?と私が首をかしげると上司は
「俺も一緒に行ってやる。」
と言いまして、勤務中だったのですが一緒に警察署に来てくれました。

生活防犯課の初老の刑事さんが真剣に私の話を聞いてくれ、また、上司も私が小さな事で大騒ぎする人間ではないと言ってくれました。

刑事さんは
玄関前の道をウロウロしているだけでは事件にならないが今度の日曜日は散歩がてら私の家の前に来てくれると約束してくれました。

次の日曜日
外に出るのも怖くて家の中で家族でジッとしていますと電話が鳴ります。
あの刑事さんからで
「今玄関の前に立っている女性がその女性か?」
と聞きました。

私がコードレスフォン片手に二階に上がり・・・
(怖かったのでこっそり見ようと思って。)
カーテン越し玄関を盗み見すると・・・

やっぱりあの女性が立っていました。
「私がそうですあの女性です。」
と刑事さんに言いますと、
「そのまま家から出ないで。」
と刑事さんは言って電話を切りました。

30分くらい待ったでしょうか・・・
玄関が少し騒がしいと思って再び玄関を覗き見ると白い乗用車に女性が押し込められているところでした。

後日、あの刑事さんが詳しい事を話してくれました。

女性は車で2時間以上離れた所に住んでいたのだそうです。
そして、毎週、仕事が休みの日曜日に我が家を訪れていたのです。

その内容をまとめますと

女性は妻子ある男性と不倫の関係にあり。
別れ話のもつれからその男性を殺してしまおうと考えていたようです。
ところが、私がその話を盗み聞きしてしまったのでなぜか女性は、まず私を殺してしまおうと考えたのでした。

どうして、我が家の住所が判ったのか?
なんと女性は私達家族が宿から出てくるの追けていたそうなのです。
帰りの電車の中で幸せそうな私達の家族を見て不倫関係でドロドロした自分とのギャップに女性は私達の家族に対して強い殺意を感じていたそうです。


その後、女性の弁護士さんが見えられました。
弁護士さんはやんわりと女性は精神に問題があるので告訴しても私達に勝ち目は無いので見舞金を黙って受け取り示談にして欲しいと言いいます。

良くしてくれた刑事さんも職務上、民事の助言は出来ないが、独り言として
「自分なら弁護士の言う通りにする。」
と言われたので黙って見舞金を受け取りました。

女性は今、精神科の病気療養中で
刑事さんは

「再び女性の姿を見たら即座に警察に連絡しなさい。」
と言いました。

誰が何と言おうと私達に取って洒落にならない話です。


 








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