都市伝説・・・奇憚・・・blog
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もしもし、ミエ…
2012.05.06 (Sun) | Category : 都市伝説・定番
ミエは一人で留守番していた。両親は東京まで買い物に出かけている。
友達は皆出かけている。テレビもつまらない番組ばかり。宿題をする気にもなれず、酷く退屈だった。
ミエの一家は半年前に、マンションから今の一戸建ての家へ引っ越してきた。家は広くなったけれど、一人でいると自分が小さくなった様な寂しさを感じる。
電話が鳴った。
友達からか。両親かもしれないが、こんな日は誰からの電話でも嬉しかった。
「もしもしミエ、あたし、今駅にいるの」
ミエと同じ年頃の女の子からだった。友達かと思ったが、受話器の声に思い当たる友人はいない。
「それでさー、超むかついて、ざけんなよって言ったわけ。そしたら何だよブスだって。もー悔しくてさー」
ミエが適当に調子を合わせていると、相手は一方的に話し続けた後に、電話を切ってしまった。
ミエは呆然と立ちすくんだ。一体、今のは何だったのか。誰かの悪戯かと思ったが、悪戯にしても変だ。
首を傾げたが、すぐに気にしない事にした。
数分後。二階の自分の部屋にいると、また玄関脇の電話が鳴り始めた。
今度は友達か両親からだろうと思いながら、ミエは受話器を取った。
「もしもしミエ、あたし、今コンビニにいるの」
またしても相手の声が一方的に喋っている。
気のせいか、さっきより少し声が低くなった様な気がした。ミエはその声に思い当たる先輩がいた。
「解った。タカハシ先輩でしょう」
「何言ってんの、違うよ。あたしだよ。それより昨日のドラマ、馬鹿だと思わない? あたしだったらまず金返せって言うよ」
彼女の話題にはついていけない。ミエは他にも何人か、その声の人物らしい名前を挙げたが、相手は違うと言う。さっきの様に、どうでもいい事を話し続けると電話を切った。
きっと頭のおかしい人なんだ。それにしても、どうして家の電話番号を知っているのだろう。友達が教えたのだろうか。相手に悪気はないみたいだが、気味が悪かった。
ミエが二階に戻ろうとすると、また電話が鳴った。恐る恐る受話器を取ると、
「もしもしミエ、あたし、今歩道橋にいるの」
「あなた、一体誰なんですか」
ミエは思い切って尋ねた。
「何言っての、あたしよ、あたし。それにしてもあんたの家の屋根、趣味悪いわね。他の家から浮いてるわよ」
ミエはゾッとした。彼女は今、家が見えると言った。
駅、コンビニ、歩道橋と、彼女はどんどんミエの家に近付いてきているのだ。
それに彼女の声は、最初の電話の時から確実に変わっていた。30代後半を思わせる。
「一体何がしたいんですか」
ミエは勇気を振り絞って聞いたが、
「そんな事、あなたがよく知っているでしょう。それよりも……」
女はまた同じ様に喋り続け、断りもせずに電話を切った。
ミエは恐怖で震えた。あの女が来ると思うと、外に出るのも恐ろしい。
ミエは電話のコードを抜いた後、玄関の鍵が閉まっているのを確かめてから自分の部屋に逃げ込んだ。
自室の扉に施錠し、ひとまず安心だと思った瞬間、背後で電話の子機が鳴った。電話は部屋にもある事を忘れていた。
電話に出るまいと思ったが、今度こそ強く言ってやるのだと決心し、通話ボタンを押した。
「もしもしミエ、今あなたの家の前にいるの」
ミエは戦慄した。女が自宅の前にいる。
彼女の声も恐ろしかった。もう中年の女の声だ。
「こんな事、やめてください!」
ミエは精一杯の大声を出した。
「あら、そんな事言って良いの? あなたが望んだ事なのに」
「私、なんにも望んでません」
女は低く笑うと、
「すぐに解るわ」
それだけ言って、電話を切った。
もう嫌だ。ミエは部屋の隅で縮こまった。
自分が一体何をしたというのだ。あの女が言っていた、自分が望んだ事とは何なのだ。
電話が鳴り響いた。
ミエはどうする事も出来ずに、耳を塞ぐ。早く鳴り止めと念じるが、電話はいつまでたっても鳴り止まない。
やがて、限界だと思ったミエは、電話に出る決意をした。
警察に通報したと脅せば、あの女はどこかへ立ち去るかもしれない。そんな一縷の希望を抱きながら、電話に出た。
「もしもしミエ」
女の声が聞こえた。電話機と、ミエの背後から。
「今、あなたの後ろにいるの」
皺枯れた声がそう言い終わった瞬間、ミエの首を、冷たい両手が包み込んだ。
そこでミエの意識は、暗闇に遠ざかっていった。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
友達は皆出かけている。テレビもつまらない番組ばかり。宿題をする気にもなれず、酷く退屈だった。
ミエの一家は半年前に、マンションから今の一戸建ての家へ引っ越してきた。家は広くなったけれど、一人でいると自分が小さくなった様な寂しさを感じる。
電話が鳴った。
友達からか。両親かもしれないが、こんな日は誰からの電話でも嬉しかった。
「もしもしミエ、あたし、今駅にいるの」
ミエと同じ年頃の女の子からだった。友達かと思ったが、受話器の声に思い当たる友人はいない。
「それでさー、超むかついて、ざけんなよって言ったわけ。そしたら何だよブスだって。もー悔しくてさー」
ミエが適当に調子を合わせていると、相手は一方的に話し続けた後に、電話を切ってしまった。
ミエは呆然と立ちすくんだ。一体、今のは何だったのか。誰かの悪戯かと思ったが、悪戯にしても変だ。
首を傾げたが、すぐに気にしない事にした。
数分後。二階の自分の部屋にいると、また玄関脇の電話が鳴り始めた。
今度は友達か両親からだろうと思いながら、ミエは受話器を取った。
「もしもしミエ、あたし、今コンビニにいるの」
またしても相手の声が一方的に喋っている。
気のせいか、さっきより少し声が低くなった様な気がした。ミエはその声に思い当たる先輩がいた。
「解った。タカハシ先輩でしょう」
「何言ってんの、違うよ。あたしだよ。それより昨日のドラマ、馬鹿だと思わない? あたしだったらまず金返せって言うよ」
彼女の話題にはついていけない。ミエは他にも何人か、その声の人物らしい名前を挙げたが、相手は違うと言う。さっきの様に、どうでもいい事を話し続けると電話を切った。
きっと頭のおかしい人なんだ。それにしても、どうして家の電話番号を知っているのだろう。友達が教えたのだろうか。相手に悪気はないみたいだが、気味が悪かった。
ミエが二階に戻ろうとすると、また電話が鳴った。恐る恐る受話器を取ると、
「もしもしミエ、あたし、今歩道橋にいるの」
「あなた、一体誰なんですか」
ミエは思い切って尋ねた。
「何言っての、あたしよ、あたし。それにしてもあんたの家の屋根、趣味悪いわね。他の家から浮いてるわよ」
ミエはゾッとした。彼女は今、家が見えると言った。
駅、コンビニ、歩道橋と、彼女はどんどんミエの家に近付いてきているのだ。
それに彼女の声は、最初の電話の時から確実に変わっていた。30代後半を思わせる。
「一体何がしたいんですか」
ミエは勇気を振り絞って聞いたが、
「そんな事、あなたがよく知っているでしょう。それよりも……」
女はまた同じ様に喋り続け、断りもせずに電話を切った。
ミエは恐怖で震えた。あの女が来ると思うと、外に出るのも恐ろしい。
ミエは電話のコードを抜いた後、玄関の鍵が閉まっているのを確かめてから自分の部屋に逃げ込んだ。
自室の扉に施錠し、ひとまず安心だと思った瞬間、背後で電話の子機が鳴った。電話は部屋にもある事を忘れていた。
電話に出るまいと思ったが、今度こそ強く言ってやるのだと決心し、通話ボタンを押した。
「もしもしミエ、今あなたの家の前にいるの」
ミエは戦慄した。女が自宅の前にいる。
彼女の声も恐ろしかった。もう中年の女の声だ。
「こんな事、やめてください!」
ミエは精一杯の大声を出した。
「あら、そんな事言って良いの? あなたが望んだ事なのに」
「私、なんにも望んでません」
女は低く笑うと、
「すぐに解るわ」
それだけ言って、電話を切った。
もう嫌だ。ミエは部屋の隅で縮こまった。
自分が一体何をしたというのだ。あの女が言っていた、自分が望んだ事とは何なのだ。
電話が鳴り響いた。
ミエはどうする事も出来ずに、耳を塞ぐ。早く鳴り止めと念じるが、電話はいつまでたっても鳴り止まない。
やがて、限界だと思ったミエは、電話に出る決意をした。
警察に通報したと脅せば、あの女はどこかへ立ち去るかもしれない。そんな一縷の希望を抱きながら、電話に出た。
「もしもしミエ」
女の声が聞こえた。電話機と、ミエの背後から。
「今、あなたの後ろにいるの」
皺枯れた声がそう言い終わった瞬間、ミエの首を、冷たい両手が包み込んだ。
そこでミエの意識は、暗闇に遠ざかっていった。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
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首なしライダー(2)
2012.04.11 (Wed) | Category : 都市伝説・定番
東京都下奥多摩には、カーブが連続する道路がある。週末はローリング族とギャラリーで混み合う場所だ。
数年前、ここで悲惨な事故が起きた。スピードの出し過ぎでカーブを曲がり切れなかったライダーがガードレールに激突し、首がもげてしまったのだ。
それ以来、この道路には首のないライダーが出没するようになった。
例えば、バイクなどで走っている時に後ろから追いかけてくる。追い越されると必ず事故を起こす。
※1970年代の終わり頃から噂され始めたパターン。当時は「ローリング族」などという言葉は存在せず、単に「暴走族」として語られていた。
◆余談
三鷹市内のバイクショップには、下奥多摩のトンネル内で撮影された首なしライダーの写真がパネルにして飾られているらしい。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
数年前、ここで悲惨な事故が起きた。スピードの出し過ぎでカーブを曲がり切れなかったライダーがガードレールに激突し、首がもげてしまったのだ。
それ以来、この道路には首のないライダーが出没するようになった。
例えば、バイクなどで走っている時に後ろから追いかけてくる。追い越されると必ず事故を起こす。
※1970年代の終わり頃から噂され始めたパターン。当時は「ローリング族」などという言葉は存在せず、単に「暴走族」として語られていた。
◆余談
三鷹市内のバイクショップには、下奥多摩のトンネル内で撮影された首なしライダーの写真がパネルにして飾られているらしい。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
砂嵐(8)
2011.04.12 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
砂嵐(6)
2011.03.29 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
地震雲(2011.03.23追記)
2011.03.21 (Mon) | Category : 都市伝説・定番
地震の前兆、としてよく言われる「地震雲」。
発生原因については様々な憶測があり、現在では科学的根拠はないとして、公的機関や学術団体からは疑似科学の類である、と否定的な態度をとられている。
日本地震学会の弁を借りれば
「地震研究者の間では一般に関係性はないとされているが、関係が皆無であると断言はできない。しかし過去の報告例は大地震の前にたまたま特異な形の雲を見たことで地震と雲を結びつけてしまう一方、地震が起きなかった場合には雲のことを忘れてしまうと考えられる」
ということで、占いなどに共通する回答である。
しかし、特徴的な雲ができる、と固く信じる人たちも多く、最近で最も有力な説は「プレートの圧力や摩擦によって磁場が乱れ、強力な電磁波が発生し、雲に影響を及ぼす」とする電磁波由来説である。
http://www.youtube.com/watch?v=DXwr2aTZuy8
上記の動画は、とあるテレビ番組で調査をしたもの。
バラエティー系の番組のため、どこまで信憑性があるのか、とかヤラセはないのか、とか様々な勘繰りができてしまうが、参考までに掲載した。
地震雲の特徴と言えば、風が吹いていて、周囲の雲が移動するなか、微動だにせず一箇所にとどまり続ける、という点が上げられるが、上記理論でいけば強力な電磁波を発する真上に雲ができるのだから、それも当然、ということだろう。
はじめに結論ありきで動画を作ったような気もしないではないが。
さて、電磁波由来説によれば
・地震の2週間前→スジ状の雲
・地震の1週間前→放射状、波状の雲
・地震の3日前→竜巻状、直立型の雲
・地震の直前→塊状の雲
ということであるが。
スジ状の雲→絹雲、絹層雲
波状の雲→層雲(いわゆるウロコ雲とか)
竜巻状の雲→層積雲
塊状の雲→乱層雲
で説明がつきそうなものだが、どうだろう。
それはさておき。

これは、関東大震災の直前に立川から都内方向を撮影した時に写った、地震雲とされる雲。
(新・地震学セミナーからの学びhttp://www.ailab7.com/kantousinsai.htmlより)


上の2枚が、阪神淡路大震災の時の地震雲、とされる雲。
(2ちゃんねる「山梨、静岡で地震雲がやばいらしい」http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1300507911/より)
で、上記のスレにて、山梨、静岡方面で地震雲(と言われている雲)が撮影され、ニュースにもなっているのだが…。






以上が、スレに掲載された写真の一部。
もちろん、こういった雲が現れても大地震が起きなかったことの方が圧倒的に多いことを付け加えておく。
発生原因については様々な憶測があり、現在では科学的根拠はないとして、公的機関や学術団体からは疑似科学の類である、と否定的な態度をとられている。
日本地震学会の弁を借りれば
「地震研究者の間では一般に関係性はないとされているが、関係が皆無であると断言はできない。しかし過去の報告例は大地震の前にたまたま特異な形の雲を見たことで地震と雲を結びつけてしまう一方、地震が起きなかった場合には雲のことを忘れてしまうと考えられる」
ということで、占いなどに共通する回答である。
しかし、特徴的な雲ができる、と固く信じる人たちも多く、最近で最も有力な説は「プレートの圧力や摩擦によって磁場が乱れ、強力な電磁波が発生し、雲に影響を及ぼす」とする電磁波由来説である。
http://www.youtube.com/watch?v=DXwr2aTZuy8
上記の動画は、とあるテレビ番組で調査をしたもの。
バラエティー系の番組のため、どこまで信憑性があるのか、とかヤラセはないのか、とか様々な勘繰りができてしまうが、参考までに掲載した。
地震雲の特徴と言えば、風が吹いていて、周囲の雲が移動するなか、微動だにせず一箇所にとどまり続ける、という点が上げられるが、上記理論でいけば強力な電磁波を発する真上に雲ができるのだから、それも当然、ということだろう。
はじめに結論ありきで動画を作ったような気もしないではないが。
さて、電磁波由来説によれば
・地震の2週間前→スジ状の雲
・地震の1週間前→放射状、波状の雲
・地震の3日前→竜巻状、直立型の雲
・地震の直前→塊状の雲
ということであるが。
スジ状の雲→絹雲、絹層雲
波状の雲→層雲(いわゆるウロコ雲とか)
竜巻状の雲→層積雲
塊状の雲→乱層雲
で説明がつきそうなものだが、どうだろう。
それはさておき。
これは、関東大震災の直前に立川から都内方向を撮影した時に写った、地震雲とされる雲。
(新・地震学セミナーからの学びhttp://www.ailab7.com/kantousinsai.htmlより)
上の2枚が、阪神淡路大震災の時の地震雲、とされる雲。
(2ちゃんねる「山梨、静岡で地震雲がやばいらしい」http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1300507911/より)
で、上記のスレにて、山梨、静岡方面で地震雲(と言われている雲)が撮影され、ニュースにもなっているのだが…。
以上が、スレに掲載された写真の一部。
もちろん、こういった雲が現れても大地震が起きなかったことの方が圧倒的に多いことを付け加えておく。
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