腕

ある夜ひとりの少年が顔の上に妙な圧迫感を感じ目を覚ます。

どうやら顔の上に手を乗せた状態で寝ていたらしい。
顔の上の手をどかそうとするのだが感覚が無くうまく動かせない。

しかたなく片方の手で掴んでどかそうとしたがそれでもビクともしない。
両腕でがっしりと掴んで力いっぱい引っ張るとようやく顔から引き剥がす事ができた。

笑顔の死体

三人の高校生グループが山で遊んでいた時の話。

三人はエアガンを手に持ちＢＢ弾の打ち合いをして遊んでいた。
エスカレートしてきた３人はどんどん竹やぶの奥へと入っていき、古ぼけた民家を発見する。

人が住んでいる形跡もなく中を探索してみようという話になった。
玄関が開かなかったため窓をぶち破り中へ侵入すると居間にマネキンのような死体があった。

その死体は何故か物凄い笑顔で死んでおりその死体を見た少年達は何故か笑いがこみ上げてくる。

少年達の爆笑は止まらず笑い死ぬ寸前に少年の中の一人が我に返った。
「ここにいちゃあマズイ…」
もの凄く怖くなって全員そこから逃げたそうだ。

かごめかごめ（２）

ある女性が夜に一人で道を歩いているとおかしな光景を目にする。
赤い着物を着た子供達が５～６人で電話ボックスを囲んで「かごめかごめ」をしているのだ。
中で電話している男性はそれに気づく様子もなく気味が悪いので女性は急いでその場を立ち去った。

翌朝ニュースに昨日の電話ボックスにいた男性が映った。
その男性は電話ボックスの中で変死しており体中に子供にかじられた様な歯型が付いていたと言う。