都市伝説・・・奇憚・・・blog
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原爆投下直後
2012.09.19 (Wed) | Category : 都市伝説・ホラー・オカルト
電車の上に顔がある
2012.09.19 (Wed) | Category : 都市伝説・ホラー・オカルト
リエ達はその日も、仲間でお喋りしながら下校していた。
ちょうどテスト期間が終わったところで、皆の心は解放感に満ち溢れていた。
住宅地を通り、駅に出ようとしたところで踏切に引っかかった。警報器がやかましい音を立てて鳴り出し、遮断機が下りる。
電車が通る。電車の中の人物は、流れて目で捕える事は出来ない。
ところが、リエがジッと見ていると、動かない顔が一つあった。
それはスキンヘッドの若い男だった。どういう原理か知らないが、その男の顔は、流れていく電車の窓から動かなかったのだ。まるで、車窓から浮き出た様にそこに止まり、リエ達を睨みつけていた。
「何あれ」
「怖い」
などとリエ達は声を出した。
「見ない方が良いよ」
と誰かが言い、皆はその声に従った。
リエも顔をうつむけながら目を閉じる。あの「顔」を見続けてはいけない。直感がそう囁いたのだ。
しかし一人だけ、リエの隣にいたミチ子だけは目を逸らそうとしなかった。
「何あいつ。むかつく」
と、ミチ子はその「顔」を睨み返した。
一体どうなってしまうのだろう、とリエは思った。
あの「顔」は何なのだろう。元々その空間にあったのか。それとも電車と共に移動しているのか。
元々そこにあったとすれば、電車が通過した後、恐ろしい事になるかもしれない。
リエはミチ子の手を引いた。このままでは、ミチ子がどんな仕打ちを受けるか解らないからだ。しかしミチ子は動こうとしない。
電車が通り過ぎた。目を開けたリエがどこを探しても、「顔」はなかった。電車と共にいなくなってしまったのだ。
だが、リエには手の感触で解った。顔がなくなると同時に、ミチ子も消えてしまった事が……
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
ちょうどテスト期間が終わったところで、皆の心は解放感に満ち溢れていた。
住宅地を通り、駅に出ようとしたところで踏切に引っかかった。警報器がやかましい音を立てて鳴り出し、遮断機が下りる。
電車が通る。電車の中の人物は、流れて目で捕える事は出来ない。
ところが、リエがジッと見ていると、動かない顔が一つあった。
それはスキンヘッドの若い男だった。どういう原理か知らないが、その男の顔は、流れていく電車の窓から動かなかったのだ。まるで、車窓から浮き出た様にそこに止まり、リエ達を睨みつけていた。
「何あれ」
「怖い」
などとリエ達は声を出した。
「見ない方が良いよ」
と誰かが言い、皆はその声に従った。
リエも顔をうつむけながら目を閉じる。あの「顔」を見続けてはいけない。直感がそう囁いたのだ。
しかし一人だけ、リエの隣にいたミチ子だけは目を逸らそうとしなかった。
「何あいつ。むかつく」
と、ミチ子はその「顔」を睨み返した。
一体どうなってしまうのだろう、とリエは思った。
あの「顔」は何なのだろう。元々その空間にあったのか。それとも電車と共に移動しているのか。
元々そこにあったとすれば、電車が通過した後、恐ろしい事になるかもしれない。
リエはミチ子の手を引いた。このままでは、ミチ子がどんな仕打ちを受けるか解らないからだ。しかしミチ子は動こうとしない。
電車が通り過ぎた。目を開けたリエがどこを探しても、「顔」はなかった。電車と共にいなくなってしまったのだ。
だが、リエには手の感触で解った。顔がなくなると同時に、ミチ子も消えてしまった事が……
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
覗いているのは誰?
2012.09.18 (Tue) | Category : 都市伝説・ホラー・オカルト
ミヨ子は三時間目を終えた休み時間に、仲間達とトイレに行く事が日課になっていた。
そこで髪の毛を直し、仲間内だけの情報を交換し合う。仲の悪いグループは一時間目か、二時間目の休みに行っており、三時間目に会うメンバーは決まっていた。
個室に入る順番も決まっていた。ミヨ子は最初に、親友のナツ子と隣同士に入る事になっていた。
その日も、個室に入ったナツ子は、ショーツを外してからスカートを捲り上げ、便器の上に跨った。
すると、
「覗くなよ」
と、隣の個室から、ナツ子の声が聞こえた。
一人で何言ってるんだろう。ミヨ子が疑問に思うと、ナツ子は笑いながらまた言った。
「ミヨ子、覗くなよ」
ミヨ子の心臓は小さく跳ね上がった。自分は覗いてなどいない。何か、隣の個室で怖い事が起きているのだ。
昼休み。皆で弁当を食べ終わった後、ミヨ子は恐る恐るナツ子に話しかけた。
「私、覗いてなんかいないよ」
ナツ子の顔色が変わった。
ナツ子の話では、個室に入っていたあの時、誰かの視線が気になったらしい。
見上げると、敷居板の後ろに、誰かがサッと隠れた。ミヨ子の悪戯かと思っていたが、再び見上げると、そこに、知らない女の顔があった。
顔の上半分だけで、一瞬しか見ていなかったが、その女の特徴は印象に残った。
綺麗な髪の毛で、眉は髪の毛に隠れている。目は灰色に濁っており、焼き魚の目玉の様だった。ミヨ子ではない。
見上げると隠れ、目を逸らすとまた現れる。
それがミヨ子の悪戯だと信じたかったナツ子は、無理矢理笑いながら、ミヨ子に覗くなよ、と言ったのだ。
今、それがミヨ子の仕業でない事が確実になった。ミヨ子と仲間達に恐怖が駆け巡った。
ミヨ子達は、新しいトイレを開拓する事にした。一つ下の階の端に、やはり三時間目の後に行く事になった。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
そこで髪の毛を直し、仲間内だけの情報を交換し合う。仲の悪いグループは一時間目か、二時間目の休みに行っており、三時間目に会うメンバーは決まっていた。
個室に入る順番も決まっていた。ミヨ子は最初に、親友のナツ子と隣同士に入る事になっていた。
その日も、個室に入ったナツ子は、ショーツを外してからスカートを捲り上げ、便器の上に跨った。
すると、
「覗くなよ」
と、隣の個室から、ナツ子の声が聞こえた。
一人で何言ってるんだろう。ミヨ子が疑問に思うと、ナツ子は笑いながらまた言った。
「ミヨ子、覗くなよ」
ミヨ子の心臓は小さく跳ね上がった。自分は覗いてなどいない。何か、隣の個室で怖い事が起きているのだ。
昼休み。皆で弁当を食べ終わった後、ミヨ子は恐る恐るナツ子に話しかけた。
「私、覗いてなんかいないよ」
ナツ子の顔色が変わった。
ナツ子の話では、個室に入っていたあの時、誰かの視線が気になったらしい。
見上げると、敷居板の後ろに、誰かがサッと隠れた。ミヨ子の悪戯かと思っていたが、再び見上げると、そこに、知らない女の顔があった。
顔の上半分だけで、一瞬しか見ていなかったが、その女の特徴は印象に残った。
綺麗な髪の毛で、眉は髪の毛に隠れている。目は灰色に濁っており、焼き魚の目玉の様だった。ミヨ子ではない。
見上げると隠れ、目を逸らすとまた現れる。
それがミヨ子の悪戯だと信じたかったナツ子は、無理矢理笑いながら、ミヨ子に覗くなよ、と言ったのだ。
今、それがミヨ子の仕業でない事が確実になった。ミヨ子と仲間達に恐怖が駆け巡った。
ミヨ子達は、新しいトイレを開拓する事にした。一つ下の階の端に、やはり三時間目の後に行く事になった。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
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