都市伝説・・・奇憚・・・blog
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廃病院のレントゲン写真
2016.12.10 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
524:本当にあった怖い名無し:2006/03/02(木)18:34:38ID:sbFHlUEB0
友達Hの実体験の話ね
Hとその友達が肝試しである廃病院にいったそうです。
普通に行って帰ってきたんじゃーそこらへんの奴と一緒じゃないかってことで、二人ペアになって病院の中を探索し、なんか証拠になるようなものを持って帰ってくる。
っていうルールを作って入ったらしいです。
怖い体験も特に誰もせず、幽霊の話よりも戦利品の見せ合いに夢中になっていたそうです
注射器を持ってきた人、医療品の入っていた袋、いろいろ、『病院っぽいもの』をみんな持って帰ってきたそうです。
Hはというと、デスクのうえに置いてあった誰かのレントゲン写真を持って帰ってきたそうです。
Hの戦利品が一番リアルだって話になって、誰かを怖がらせようぜって話になったらしいです
525:本当にあった怖い名無し:2006/03/02(木)18:36:09ID:sbFHlUEB0
ターゲットはその日たまたまバイトで一緒に来なかったN君。
普段からHはその人のアパートに毎日のように出入りしてたのでHが実行人としてN君宅に翌日出向きました。
N君がラーメンを作ってくれてる間に、もってきたレントゲン写真をこっそりN君の机の引き出しに入れたそうです。
そのあと怪しまれないように、他の肝試しに行った面子も、偶然を装い、N君の家に集まってきました。
いつこいつがびっくりするのかみてやろう!って感じでN君のアパートで『いつものように』を装って、わいわいやってたそうです。
そうするとすっかり盛り上がってしまい、誰しもがレントゲンのことを忘れていたそうです。
そうこうするうちに、N君のケータイにメッセージが入ったそうです
メールは高校のときの同級生の女の子で、今から合コンしないか?
との誘いでした。
野郎ばっかりでむさくるしいのもあれなので、テンション任せに全員で速攻合コンに出向いたそうです。
カラオケボックスで合コン開始。
割とかわいい子たちと、仲のよい同級生の女の子に出会い、一行は酒を浴びるように飲んだそうです。
みんなで盛り上がっていって、ふとソファーの横を見ると誰のかはわからないけど大荷物があったそうです。
まあいいやと気にもとめずに盛り上がり続け、合コン終了。
Hは家に帰るのがだるかったのでそこから近かったN君宅に泊めてもらうことに。
んで、女の子たちの番号をゲットして、さー帰宅!ってなったときに、一人の女の子が近づいてきたらしいです。
『ごめーん、あたし今さー、家出してていくとこないんだけど、しばらく泊めてくんない?』
って。
N君は、仲良くなったばっかで、そっちが別に俺たちに対して不安とかないならこっちはぜんぜんかまわないけどと、快く承知。
ソファーにあった大荷物はその子の物だったようです。
(続きは『続きを読む』をクリック)
友達Hの実体験の話ね
Hとその友達が肝試しである廃病院にいったそうです。
普通に行って帰ってきたんじゃーそこらへんの奴と一緒じゃないかってことで、二人ペアになって病院の中を探索し、なんか証拠になるようなものを持って帰ってくる。
っていうルールを作って入ったらしいです。
怖い体験も特に誰もせず、幽霊の話よりも戦利品の見せ合いに夢中になっていたそうです
注射器を持ってきた人、医療品の入っていた袋、いろいろ、『病院っぽいもの』をみんな持って帰ってきたそうです。
Hはというと、デスクのうえに置いてあった誰かのレントゲン写真を持って帰ってきたそうです。
Hの戦利品が一番リアルだって話になって、誰かを怖がらせようぜって話になったらしいです
525:本当にあった怖い名無し:2006/03/02(木)18:36:09ID:sbFHlUEB0
ターゲットはその日たまたまバイトで一緒に来なかったN君。
普段からHはその人のアパートに毎日のように出入りしてたのでHが実行人としてN君宅に翌日出向きました。
N君がラーメンを作ってくれてる間に、もってきたレントゲン写真をこっそりN君の机の引き出しに入れたそうです。
そのあと怪しまれないように、他の肝試しに行った面子も、偶然を装い、N君の家に集まってきました。
いつこいつがびっくりするのかみてやろう!って感じでN君のアパートで『いつものように』を装って、わいわいやってたそうです。
そうするとすっかり盛り上がってしまい、誰しもがレントゲンのことを忘れていたそうです。
そうこうするうちに、N君のケータイにメッセージが入ったそうです
メールは高校のときの同級生の女の子で、今から合コンしないか?
との誘いでした。
野郎ばっかりでむさくるしいのもあれなので、テンション任せに全員で速攻合コンに出向いたそうです。
カラオケボックスで合コン開始。
割とかわいい子たちと、仲のよい同級生の女の子に出会い、一行は酒を浴びるように飲んだそうです。
みんなで盛り上がっていって、ふとソファーの横を見ると誰のかはわからないけど大荷物があったそうです。
まあいいやと気にもとめずに盛り上がり続け、合コン終了。
Hは家に帰るのがだるかったのでそこから近かったN君宅に泊めてもらうことに。
んで、女の子たちの番号をゲットして、さー帰宅!ってなったときに、一人の女の子が近づいてきたらしいです。
『ごめーん、あたし今さー、家出してていくとこないんだけど、しばらく泊めてくんない?』
って。
N君は、仲良くなったばっかで、そっちが別に俺たちに対して不安とかないならこっちはぜんぜんかまわないけどと、快く承知。
ソファーにあった大荷物はその子の物だったようです。
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お光の井戸
2016.12.09 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
398:1:2006/02/28(火)13:13:42ID:Sf6bXKKQ0
私の家はいわゆる本家分家の分家にあたる血で遡ればいいとこの武士だったらしいのですが今となってはそんな品位はまるでない下町の八百屋というのが私の実家です。
4年前の正月、家から車で4時間程の本家に行った時の話をしようと思います。
某県の山奥にあるS家(私の苗字です)の本家はとても広く年季の入った古めかしい家です。
正月と盆には必ず親戚で集まり宴会をするという習慣がありその時もその習慣に合わせて家族で本家に出向きました。
本家に着くなり宴会場に通され、両親と祖父母は酒や食事を楽しんでいました。
弟は持ってきていたゲームボーイアドバンスでゲームをしています。
私まだ16歳だったので、皆が酒を飲んでいるのを横目で見ながら退屈だなー、そういえば本家なんて滅多に来ないし探検でもしてみようかな?
と思い、静かに宴会場を出ました。
399:2:2006/02/28(火)13:15:05ID:Sf6bXKKQ0
しばらくうろうろしていると、どうやら裏庭に出てしまったらしくぽっかりと空いた草むらの真ん中に古めかしい井戸が見えました。
どう考えても、周りから隠すような位置にあった井戸……
普通に生活していれば決して気づかないような位置にそれはありました。
井戸なんてあったんだ、と思って近づいてみるとその井戸には硬く蓋がされていて(おそらく枯れてしまったんでしょう)柵が施されて近づく事もできませんでした。
なんだ、残念、なんてちょっとしたオカルトを期待していた私はため息をついてそろそろあきて来たので宴会場に戻りました。
宴会場に戻ってから、本家の叔母に井戸の話を聞くと
「その話はT(弟の名前)にはするんじゃないよ」
ときつく言われました。
なぜ?と聞くと、叔母は私を部屋の隅に呼び、話を始めたのです。
400:3:2006/02/28(火)13:15:58ID:Sf6bXKKQ0
江戸時代の終わり頃にお光という女性がS家に嫁いで来た。
お光の家は大変貧しく、お光は金で売られて来た。
この結婚は政略結婚だった。
けれどもお光は精一杯主人を愛し、また主人もお光を愛した。
だがそれも長くは続かず、主人は使用人の娘…お妙と関係を持ってしまう。
あろう事かお妙は身ごもり、月満ちて男児を生んだ。
子供がいなかったお光はお妙に辛くあたられるようになった。
お妙も主人を唆し、石女(うまづめ)に用はありませぬ、と離縁させてしまった
そしてお光の後釜にはお妙が後妻として入り、その子はS家の跡取りとして育てられた。
お妙にとって邪魔なお光は不義の疑いをかけられ主人に手打ちにされた。
そしてお光の亡骸はS家の墓に入れる事はせず、私が見た裏庭の井戸に投げ込んだと言うのです。
この手の話のお決まりというかなんというか
それ以来井戸のあたりにお光の亡霊が出るようになったと叔母は話しました。
401:4:2006/02/28(火)13:20:32ID:Sf6bXKKQ0
「でもなんでそれをTに話しちゃいけないの?」
と私が聞くと
「お光の亡霊は男の魂を喰っている。だから男衆はあの井戸の存在すら知らないんだよ。もしあの井戸に近づいてお光の亡霊を見てしまったら最期、喰われてしまうからね」
とお茶をすすりながら叔母は言いました。
自分を殺しS家の跡取りとなったその息子を探しているんだよ、とも。
なんでお妙じゃないのかと聞けば、お妙はその後変死したとか。
お光の呪いじゃ、なんて騒がれた、とも聞きました。
なんか胡散臭いというのが正直な感想ですがその翌年に実話だったんだ、と思わせた事件がありました。
402:5:2006/02/28(火)13:21:45ID:Sf6bXKKQ0
私の大叔父にあたる人(祖父の弟)が、井戸の傍で変死していたというのです。
目立った外傷もなく、50後半でまっさらの健康体。
葬式の時に本家に行き、あんな元気な人がなぁと皆が言う中でお光の話をしてくれた叔母と話をしたのですが
「あの人はお光に魂を喰われてしまったんだよ」
とどこか遠くを見ながら言った叔母が怖かったのを記憶しています。
それ以来、女である私も怖くて本家の井戸には近づけません。
405:本当にあった怖い名無し:2006/02/28(火)13:42:18ID:hke370Gy0
>>402
ミステリ板だったら叔母さんのアリバイを崩してってことになるんだろうけど、ちがうんだろうなあ
407:本当にあった怖い名無し:2006/02/28(火)13:46:15ID:MXIt3Gk40
>>405
大叔父殺しを呪いの仕業ということでカムフラージュしたってことか?
ありきたりだが面白いな。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?122
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1140627667/398-407
.
私の家はいわゆる本家分家の分家にあたる血で遡ればいいとこの武士だったらしいのですが今となってはそんな品位はまるでない下町の八百屋というのが私の実家です。
4年前の正月、家から車で4時間程の本家に行った時の話をしようと思います。
某県の山奥にあるS家(私の苗字です)の本家はとても広く年季の入った古めかしい家です。
正月と盆には必ず親戚で集まり宴会をするという習慣がありその時もその習慣に合わせて家族で本家に出向きました。
本家に着くなり宴会場に通され、両親と祖父母は酒や食事を楽しんでいました。
弟は持ってきていたゲームボーイアドバンスでゲームをしています。
私まだ16歳だったので、皆が酒を飲んでいるのを横目で見ながら退屈だなー、そういえば本家なんて滅多に来ないし探検でもしてみようかな?
と思い、静かに宴会場を出ました。
399:2:2006/02/28(火)13:15:05ID:Sf6bXKKQ0
しばらくうろうろしていると、どうやら裏庭に出てしまったらしくぽっかりと空いた草むらの真ん中に古めかしい井戸が見えました。
どう考えても、周りから隠すような位置にあった井戸……
普通に生活していれば決して気づかないような位置にそれはありました。
井戸なんてあったんだ、と思って近づいてみるとその井戸には硬く蓋がされていて(おそらく枯れてしまったんでしょう)柵が施されて近づく事もできませんでした。
なんだ、残念、なんてちょっとしたオカルトを期待していた私はため息をついてそろそろあきて来たので宴会場に戻りました。
宴会場に戻ってから、本家の叔母に井戸の話を聞くと
「その話はT(弟の名前)にはするんじゃないよ」
ときつく言われました。
なぜ?と聞くと、叔母は私を部屋の隅に呼び、話を始めたのです。
400:3:2006/02/28(火)13:15:58ID:Sf6bXKKQ0
江戸時代の終わり頃にお光という女性がS家に嫁いで来た。
お光の家は大変貧しく、お光は金で売られて来た。
この結婚は政略結婚だった。
けれどもお光は精一杯主人を愛し、また主人もお光を愛した。
だがそれも長くは続かず、主人は使用人の娘…お妙と関係を持ってしまう。
あろう事かお妙は身ごもり、月満ちて男児を生んだ。
子供がいなかったお光はお妙に辛くあたられるようになった。
お妙も主人を唆し、石女(うまづめ)に用はありませぬ、と離縁させてしまった
そしてお光の後釜にはお妙が後妻として入り、その子はS家の跡取りとして育てられた。
お妙にとって邪魔なお光は不義の疑いをかけられ主人に手打ちにされた。
そしてお光の亡骸はS家の墓に入れる事はせず、私が見た裏庭の井戸に投げ込んだと言うのです。
この手の話のお決まりというかなんというか
それ以来井戸のあたりにお光の亡霊が出るようになったと叔母は話しました。
401:4:2006/02/28(火)13:20:32ID:Sf6bXKKQ0
「でもなんでそれをTに話しちゃいけないの?」
と私が聞くと
「お光の亡霊は男の魂を喰っている。だから男衆はあの井戸の存在すら知らないんだよ。もしあの井戸に近づいてお光の亡霊を見てしまったら最期、喰われてしまうからね」
とお茶をすすりながら叔母は言いました。
自分を殺しS家の跡取りとなったその息子を探しているんだよ、とも。
なんでお妙じゃないのかと聞けば、お妙はその後変死したとか。
お光の呪いじゃ、なんて騒がれた、とも聞きました。
なんか胡散臭いというのが正直な感想ですがその翌年に実話だったんだ、と思わせた事件がありました。
402:5:2006/02/28(火)13:21:45ID:Sf6bXKKQ0
私の大叔父にあたる人(祖父の弟)が、井戸の傍で変死していたというのです。
目立った外傷もなく、50後半でまっさらの健康体。
葬式の時に本家に行き、あんな元気な人がなぁと皆が言う中でお光の話をしてくれた叔母と話をしたのですが
「あの人はお光に魂を喰われてしまったんだよ」
とどこか遠くを見ながら言った叔母が怖かったのを記憶しています。
それ以来、女である私も怖くて本家の井戸には近づけません。
405:本当にあった怖い名無し:2006/02/28(火)13:42:18ID:hke370Gy0
>>402
ミステリ板だったら叔母さんのアリバイを崩してってことになるんだろうけど、ちがうんだろうなあ
407:本当にあった怖い名無し:2006/02/28(火)13:46:15ID:MXIt3Gk40
>>405
大叔父殺しを呪いの仕業ということでカムフラージュしたってことか?
ありきたりだが面白いな。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?122
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1140627667/398-407
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峠のトンネル
2016.12.08 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
287:峠のトンネル1/5:2006/02/27(月)22:07:28ID:Z557HUqP0
3年前の夏に私が体験した話です。
夜になるとほとんど車通りの無い峠の頂上にトンネルがある場所があります。
私達の間で結構恐れられているトンネルなんですが、その日は忙しい友人も休みな人も多く、トンネルへ行ってみようという話しになり1台の車に5人乗せて行くことになりました。
友達と会う度に
「あそこ怖いよねー」
とか
「この前○○の様子が変わったのはトンネルに行ったからだ」
とか話をしている割に、いざ行くとなるとその場所を知っている者はいません。
何度も行ってる面々なのに、その日はどうしても思い出せなかったのです。
トンネルに行くのを諦め、とりあえずドライブをしようと走り出したのですが適当に走った道が見覚えのある道に…
皆「あ、この坂だよ」
と例のトンネルへと続く坂道へ辿りついたのです。
288:峠のトンネル2/5:2006/02/27(月)22:09:49ID:Z557HUqP0
トンネルへ行く最中にも奇妙な場所が転々としている訳で、気味の悪い貯水タンク・廃屋・廃マンションを回っていきました。
街頭が全く無くなり、一車線になり曲がる道を登り、そろそろトンネルなんだなって雰囲気がしました。
「お、トンネルだ!」
「うわぁ…不気味…」
という声で先を見ると、ぽっかりと全長150mくらいのトンネルが現れました。
そんなに長くないはなのにトンネル内に照明が無い為、先が全く分かりません。
いつもは、こういう”恐い場所”に入る時は記念撮影を撮るのですが、今回は早く帰りたい気持ちが勝ってトンネルの中へ進んで行きました。
289:峠のトンネル3/5:2006/02/27(月)22:11:30ID:Z557HUqP0
普通のトンネルでした。
トンネルの先にある記念碑?みたいな車1台止まれそうな場所でUターンをし、戻ろうと再度トンネルへ向かいました。
一度何ともないと強気なもので
「おい、トンネルの中でライト消してクラクション鳴らせてみようぜ」
という提案に皆
「やろうやろう」
と盛り上がってきました。
二度目の通過。
運転手がトンネルへ入った瞬間に何を血迷ったか走行中にライトを消しました…
「走りながらはヤバイだろ!」
と友人が声をあげます。続いて運転手の悲鳴混じりの声…
「消えた!勝手に消えた!!」
助手席に乗っていた者が必死で運転手を掴もうとします。
その瞬間
「うわぁ…Sが(運転手)いない!Sがいない!」
と叫びだします。
パニックの中
「ぱーーーん」
クラクションが聞こえ出しました。
同時に”ガガガガガガ・・・ドーン”トンネルに車体が擦れ偶然前から来た車とぶつかり車が止まりました。
290:峠のトンネル4/5:2006/02/27(月)22:12:56ID:Z557HUqP0
瞬間私は気を失い、目が覚めたのは市内の病院でした。
右手の傷、全治二週間の怪我でした。ベットで横になっていると同乗していた友人が見舞いに来ました。
「散々な目にあったな…」
「俺らは頭打っただけで大したことは無かったよ」
話しながらふと思い出しました。
「S(運転手)は?そいえばT(助手席に乗っていた人)がSがいない!って言ってたけど?」
と聞いたところ一人が目に涙を浮かべ
「…Sは死んだよ…」
と。
乗っていた車と対向車の間で潰れていたらしい。
友人の話では、
「ぶつかった場所は、車はトンネルの入口から3mも入ってない所で、対向車は横になった車体の右側へ突っ込んだそうだ。でも変だよな…トンネル入った瞬間は結構スピードも出てたし何より不思議なのは幅の狭いトンネル内でどうやって車体が横になっていたのか…あと…Sは車内にいず、車の外で車と車の間に挟まって死んでいたらしい。」
291:峠のトンネル5/5:2006/02/27(月)22:14:43ID:Z557HUqP0
状況がなかなか掴めなかった。
勿論Sが車から出た気配も無かったし、あんな状態で外へ出られるのかと。だがSは外に出ていた…
Sの葬儀に参列した。
Sの顔は見せてもらえなかったが、Sの親戚の話では笑ったような顔に見えたらしい。
以上です。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?122
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1140627667/287-291
.
3年前の夏に私が体験した話です。
夜になるとほとんど車通りの無い峠の頂上にトンネルがある場所があります。
私達の間で結構恐れられているトンネルなんですが、その日は忙しい友人も休みな人も多く、トンネルへ行ってみようという話しになり1台の車に5人乗せて行くことになりました。
友達と会う度に
「あそこ怖いよねー」
とか
「この前○○の様子が変わったのはトンネルに行ったからだ」
とか話をしている割に、いざ行くとなるとその場所を知っている者はいません。
何度も行ってる面々なのに、その日はどうしても思い出せなかったのです。
トンネルに行くのを諦め、とりあえずドライブをしようと走り出したのですが適当に走った道が見覚えのある道に…
皆「あ、この坂だよ」
と例のトンネルへと続く坂道へ辿りついたのです。
288:峠のトンネル2/5:2006/02/27(月)22:09:49ID:Z557HUqP0
トンネルへ行く最中にも奇妙な場所が転々としている訳で、気味の悪い貯水タンク・廃屋・廃マンションを回っていきました。
街頭が全く無くなり、一車線になり曲がる道を登り、そろそろトンネルなんだなって雰囲気がしました。
「お、トンネルだ!」
「うわぁ…不気味…」
という声で先を見ると、ぽっかりと全長150mくらいのトンネルが現れました。
そんなに長くないはなのにトンネル内に照明が無い為、先が全く分かりません。
いつもは、こういう”恐い場所”に入る時は記念撮影を撮るのですが、今回は早く帰りたい気持ちが勝ってトンネルの中へ進んで行きました。
289:峠のトンネル3/5:2006/02/27(月)22:11:30ID:Z557HUqP0
普通のトンネルでした。
トンネルの先にある記念碑?みたいな車1台止まれそうな場所でUターンをし、戻ろうと再度トンネルへ向かいました。
一度何ともないと強気なもので
「おい、トンネルの中でライト消してクラクション鳴らせてみようぜ」
という提案に皆
「やろうやろう」
と盛り上がってきました。
二度目の通過。
運転手がトンネルへ入った瞬間に何を血迷ったか走行中にライトを消しました…
「走りながらはヤバイだろ!」
と友人が声をあげます。続いて運転手の悲鳴混じりの声…
「消えた!勝手に消えた!!」
助手席に乗っていた者が必死で運転手を掴もうとします。
その瞬間
「うわぁ…Sが(運転手)いない!Sがいない!」
と叫びだします。
パニックの中
「ぱーーーん」
クラクションが聞こえ出しました。
同時に”ガガガガガガ・・・ドーン”トンネルに車体が擦れ偶然前から来た車とぶつかり車が止まりました。
290:峠のトンネル4/5:2006/02/27(月)22:12:56ID:Z557HUqP0
瞬間私は気を失い、目が覚めたのは市内の病院でした。
右手の傷、全治二週間の怪我でした。ベットで横になっていると同乗していた友人が見舞いに来ました。
「散々な目にあったな…」
「俺らは頭打っただけで大したことは無かったよ」
話しながらふと思い出しました。
「S(運転手)は?そいえばT(助手席に乗っていた人)がSがいない!って言ってたけど?」
と聞いたところ一人が目に涙を浮かべ
「…Sは死んだよ…」
と。
乗っていた車と対向車の間で潰れていたらしい。
友人の話では、
「ぶつかった場所は、車はトンネルの入口から3mも入ってない所で、対向車は横になった車体の右側へ突っ込んだそうだ。でも変だよな…トンネル入った瞬間は結構スピードも出てたし何より不思議なのは幅の狭いトンネル内でどうやって車体が横になっていたのか…あと…Sは車内にいず、車の外で車と車の間に挟まって死んでいたらしい。」
291:峠のトンネル5/5:2006/02/27(月)22:14:43ID:Z557HUqP0
状況がなかなか掴めなかった。
勿論Sが車から出た気配も無かったし、あんな状態で外へ出られるのかと。だがSは外に出ていた…
Sの葬儀に参列した。
Sの顔は見せてもらえなかったが、Sの親戚の話では笑ったような顔に見えたらしい。
以上です。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?122
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1140627667/287-291
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