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人間以外の生き物は存外に恨み深い
2016.12.12 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
203:⑦⑦⑦:2016/11/30(Wed)09:45:35
ある家族の話をしよう。
大学一回生の時に知り合ったAが、後期の終わりの冬ごろに俺に聞かせてくれた話だ。
話はAの中学時代。
家族構成は父・母・A・妹の四人家族。
真面目なサラリーマンの父に内職で家計を助ける母、そして中学生だったAと小学生の妹。
喧嘩や家庭不和は一切無く、絵に描いた様な一般家庭だったらしい。
ある時、父が息を弾ませながら帰って来た。
「誰かに追いかけられた!」
と言う。
Aは染みのついた年代モノの金属バットを持って玄関から外を窺った。
しかし誰もいない。
父に
「いないよ」
と言っても
「そんなはずない!外まで確認してこい!」
と怯えている。
ウチの親父はあんなに頼りなかったのか、とショックを受けつつもAは外を確認したがやはり誰もいない。
家に戻ると、父は普段飲まない酒を煽り、ふて寝をしていた。
Aはため息をついた。
次の日、また父は走って家に飛び込んで来た。
Aはまたバットを持って見回り、またため息をついた。
一週間それが繰り返され、ついに父は爆発した。
家の中を家具を根こそぎ引っ繰り返し、Aの妹を怯えさせた。
母とAは何をするでも無しに、呆けたようにそれを見ていた。
204:⑦⑦⑦:2016/11/30(Wed)09:47:14
次の日、Aは父の帰宅を家の近くの空き地の草むらに隠れて見張った。
手には金属バット。
隠れて10分後、父が走って空き地の前を通っていった。
Aは飛び出し、たった今父が走ってきた道を睨みつけた。
妙な影が居た。
そいつは四ん這いでペタンペタン跳ねながらゆっくりAに迫って来た。
Aは叫びながらバットをそいつの背中目掛けて振り下ろした。
バットはそいつの弾力にあっさりと跳ね返された。
Aは唖然となってそいつとバットを交互に見比べた。
その時、初めてその影を正視した。
ただのカエルだった。
ただし、大きさは1Mはあったか。
カエルの丸い目をギョロつかせてAを見ると、喉を鳴らした。
Aは逃げて、一度後ろを振り返りバットを投げつけ、また逃げた。
そして家族に全て話した。
見てみたい、と玄関に行きかけた妹を父が殴った。Aと母は驚いて父を見た。
父は怯えきっていた。
母は泣く妹をなだめながら隣の部屋へ行き、Aは父に酔いが回るのを待った。
「確かに殺したよ。カエル。たくさん、な」
神社の近くの人気の無い沼。
父の子供時代の遊び場。
遊びの定番、爆竹と虫かご。
捕まえては嬲り殺し、虫かごに入れて持って帰って結局忘れて放置。
死んだら川に捨てていた。
「子供なら誰でもやるだろ。俺だけじゃない!」
Aにはそんな遊びの記憶は無い。
それがAの父への絶望をさらに深めた。
「親父。多分、逃げなかったら潰されて死ぬんだろ?生命保険入ってたっけ?」
父はそれを聞いてAを少し見つめると、無言で疲れたように横になり、寝入った。
205:⑦⑦⑦:2016/11/30(Wed)09:50:52
次の日、父は帰ってこなかった。
代わりに警察が訃報を持ってきた。
父の幼少時の遊び仲間が一人、町の居酒屋の店主をしていた。
Aの父はその店主を刺し、その後自ら胸を刺して自殺したらしい。
警察は喧嘩の末、カッとなっての犯行だと断定した。
当時の店の客が、言い争う二人を見ていたのだ。
店主は命を取り留めたが父は死んだ。
死に顔は凄惨だったという。
Aと母親は、妹の為にも、もうこの町には居られないと思った。
Aは警察からの事情聴取の帰りに、死んだ父の愛車から少量のガソリンを抜き取ると神社近くの沼に行き、沼の周辺にガソリンを撒いて火をつけた。
近所の通報で消防が来た時には、そこにAはいなかった。
その後、Aの家族は引っ越した。
そこまで話した後、Aは言った。
「実は俺、入学金と一回生分の授業料以外の金は大学に納めるつもりないんだ」
「一般的で平凡な学生、って肩書きが必要だった」
「この前、お袋が倒れた。妹も高校受験だ」
「俺に掛けられてる生命保険の額を知ってるか?怪しまれるギリギリだぜ」
Aはため息をつくと、薄く笑って言った。
「俺が持ってた金属バット。あれ、中学に入った時に買ってもらったんだ」
「いつ付いたのか、妙な染みがあったんだけど。カエルから逃げた翌日の朝、バットを取りに戻った時にわかった」
「バットに残ってたカエルの体液の色と、その染みの色が同じだったんだ」
「親父は言わなかったけど。アイツ、毎晩あの沼に通ってたんだ。俺のバットを持って。ストレス解消に」
「生き物の怨念は怖いぞ。俺もそろそろだ。もしお前が俺みたいになったら、家族の誰にも迷惑を掛けずに一人でタヒねよ」
俺はその日以来、Aには会っていない。
人間以外の生き物は存外に恨み深く、しかも、いつ飽和点に達するのかわからない恐怖がある。
殺してきた報いは誰にでも来る。
何時どこでソレが現れても。
例え、たった今お前の後ろでソレが口を開けていたとしても。
なるべくなら。
口に手を当てて。
叫び声出さぬまま。
誰にも迷惑をかけず。
タヒね。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
.
ある家族の話をしよう。
大学一回生の時に知り合ったAが、後期の終わりの冬ごろに俺に聞かせてくれた話だ。
話はAの中学時代。
家族構成は父・母・A・妹の四人家族。
真面目なサラリーマンの父に内職で家計を助ける母、そして中学生だったAと小学生の妹。
喧嘩や家庭不和は一切無く、絵に描いた様な一般家庭だったらしい。
ある時、父が息を弾ませながら帰って来た。
「誰かに追いかけられた!」
と言う。
Aは染みのついた年代モノの金属バットを持って玄関から外を窺った。
しかし誰もいない。
父に
「いないよ」
と言っても
「そんなはずない!外まで確認してこい!」
と怯えている。
ウチの親父はあんなに頼りなかったのか、とショックを受けつつもAは外を確認したがやはり誰もいない。
家に戻ると、父は普段飲まない酒を煽り、ふて寝をしていた。
Aはため息をついた。
次の日、また父は走って家に飛び込んで来た。
Aはまたバットを持って見回り、またため息をついた。
一週間それが繰り返され、ついに父は爆発した。
家の中を家具を根こそぎ引っ繰り返し、Aの妹を怯えさせた。
母とAは何をするでも無しに、呆けたようにそれを見ていた。
204:⑦⑦⑦:2016/11/30(Wed)09:47:14
次の日、Aは父の帰宅を家の近くの空き地の草むらに隠れて見張った。
手には金属バット。
隠れて10分後、父が走って空き地の前を通っていった。
Aは飛び出し、たった今父が走ってきた道を睨みつけた。
妙な影が居た。
そいつは四ん這いでペタンペタン跳ねながらゆっくりAに迫って来た。
Aは叫びながらバットをそいつの背中目掛けて振り下ろした。
バットはそいつの弾力にあっさりと跳ね返された。
Aは唖然となってそいつとバットを交互に見比べた。
その時、初めてその影を正視した。
ただのカエルだった。
ただし、大きさは1Mはあったか。
カエルの丸い目をギョロつかせてAを見ると、喉を鳴らした。
Aは逃げて、一度後ろを振り返りバットを投げつけ、また逃げた。
そして家族に全て話した。
見てみたい、と玄関に行きかけた妹を父が殴った。Aと母は驚いて父を見た。
父は怯えきっていた。
母は泣く妹をなだめながら隣の部屋へ行き、Aは父に酔いが回るのを待った。
「確かに殺したよ。カエル。たくさん、な」
神社の近くの人気の無い沼。
父の子供時代の遊び場。
遊びの定番、爆竹と虫かご。
捕まえては嬲り殺し、虫かごに入れて持って帰って結局忘れて放置。
死んだら川に捨てていた。
「子供なら誰でもやるだろ。俺だけじゃない!」
Aにはそんな遊びの記憶は無い。
それがAの父への絶望をさらに深めた。
「親父。多分、逃げなかったら潰されて死ぬんだろ?生命保険入ってたっけ?」
父はそれを聞いてAを少し見つめると、無言で疲れたように横になり、寝入った。
205:⑦⑦⑦:2016/11/30(Wed)09:50:52
次の日、父は帰ってこなかった。
代わりに警察が訃報を持ってきた。
父の幼少時の遊び仲間が一人、町の居酒屋の店主をしていた。
Aの父はその店主を刺し、その後自ら胸を刺して自殺したらしい。
警察は喧嘩の末、カッとなっての犯行だと断定した。
当時の店の客が、言い争う二人を見ていたのだ。
店主は命を取り留めたが父は死んだ。
死に顔は凄惨だったという。
Aと母親は、妹の為にも、もうこの町には居られないと思った。
Aは警察からの事情聴取の帰りに、死んだ父の愛車から少量のガソリンを抜き取ると神社近くの沼に行き、沼の周辺にガソリンを撒いて火をつけた。
近所の通報で消防が来た時には、そこにAはいなかった。
その後、Aの家族は引っ越した。
そこまで話した後、Aは言った。
「実は俺、入学金と一回生分の授業料以外の金は大学に納めるつもりないんだ」
「一般的で平凡な学生、って肩書きが必要だった」
「この前、お袋が倒れた。妹も高校受験だ」
「俺に掛けられてる生命保険の額を知ってるか?怪しまれるギリギリだぜ」
Aはため息をつくと、薄く笑って言った。
「俺が持ってた金属バット。あれ、中学に入った時に買ってもらったんだ」
「いつ付いたのか、妙な染みがあったんだけど。カエルから逃げた翌日の朝、バットを取りに戻った時にわかった」
「バットに残ってたカエルの体液の色と、その染みの色が同じだったんだ」
「親父は言わなかったけど。アイツ、毎晩あの沼に通ってたんだ。俺のバットを持って。ストレス解消に」
「生き物の怨念は怖いぞ。俺もそろそろだ。もしお前が俺みたいになったら、家族の誰にも迷惑を掛けずに一人でタヒねよ」
俺はその日以来、Aには会っていない。
人間以外の生き物は存外に恨み深く、しかも、いつ飽和点に達するのかわからない恐怖がある。
殺してきた報いは誰にでも来る。
何時どこでソレが現れても。
例え、たった今お前の後ろでソレが口を開けていたとしても。
なるべくなら。
口に手を当てて。
叫び声出さぬまま。
誰にも迷惑をかけず。
タヒね。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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ー毒男の怖い話とかー <毒男シリーズ>
2016.12.10 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
1:毒男◆B.DOLL/gBI:2012/08/06(月)01:57:59.08ID:ipNOnkBg0
|A-) あと数分したら
14:毒男◆B.DOLL/gBI:2012/08/06(月)02:08:37.04ID:ipNOnkBg0
今からもう10年以上の話。
当時小学生だった私は近所の駄菓子屋でラムネを買って飲みながら帰っていた。
すると路地の向こうから小学2年生くらいの男の子が走ってきた。
その時
「なんか見たことあるなー。友達の弟かな?」
と思ったのを覚えている。
その男の子は私の所へトトト…と寄ってきて
「お姉ちゃんダメだよ、早くしないと雨が降ってくるよ」
と言った。
ハッとして上を見ても、絶対に降らなさそうな感じ。
でもその子は私の服の袖をグイグイ引っ張る。
まあ弟よりも小さいような子を邪険に扱うわけにはいかないなあと思い、近くの家の車庫に一緒に避難することに。
その瞬間ポツポツポツ…と雨が。狐の嫁入り(?)というやつか、晴れ雨が降ってきた。
16:毒男◆B.DOLL/gBI:2012/08/06(月)02:09:40.57ID:ipNOnkBg0
はあーすげーと素直に感心し男の子に
「すごいねえーよくわかったねー」
と言った。
男の子はにっこりと微笑む。
雨は暫く続いた。
私たちは適当な話をしながらすごした。
ふと男の子に目をやると、男の子はラムネの中のビー玉に興味があるようだった。
ビー玉で遊ぶような年でもなかったのでその子にビー玉をあげることに。
そうこうしてるうちにいつの間にか雨はやんでいた。
おーやんだやんだと思い、男の子に行こうかと促そうと横に目をやるとどこにもいない、男の子が。ついさっきまでいたのに忽然と消えてしまった。
先に行ってしまったのか…まあいいか、と気を取り直し帰路についた。
家の近くまで来た時、黒い服を着た大人がたくさん出入りする家の前を通った(多分法事)。
その瞬間頭の中にサァーッとさっきの男の子の顔が蘇ってきた。
そうだ、あの子…小さい頃よく遊んだ…三年前に交通事故で…忘れてた…
子供心に((((゜Д゜;))))となった私は出来るだけその家を見ないようにそろそろと歩いた。
見たら何か、見てはいけないようなものを見てしまうような気がして。
でも見てしまった。というか視界に入ってしまった。
ビー玉が、玄関の前に落ちているのを…。
(続きは『続きを読む』をクリック)
|A-) あと数分したら
14:毒男◆B.DOLL/gBI:2012/08/06(月)02:08:37.04ID:ipNOnkBg0
今からもう10年以上の話。
当時小学生だった私は近所の駄菓子屋でラムネを買って飲みながら帰っていた。
すると路地の向こうから小学2年生くらいの男の子が走ってきた。
その時
「なんか見たことあるなー。友達の弟かな?」
と思ったのを覚えている。
その男の子は私の所へトトト…と寄ってきて
「お姉ちゃんダメだよ、早くしないと雨が降ってくるよ」
と言った。
ハッとして上を見ても、絶対に降らなさそうな感じ。
でもその子は私の服の袖をグイグイ引っ張る。
まあ弟よりも小さいような子を邪険に扱うわけにはいかないなあと思い、近くの家の車庫に一緒に避難することに。
その瞬間ポツポツポツ…と雨が。狐の嫁入り(?)というやつか、晴れ雨が降ってきた。
16:毒男◆B.DOLL/gBI:2012/08/06(月)02:09:40.57ID:ipNOnkBg0
はあーすげーと素直に感心し男の子に
「すごいねえーよくわかったねー」
と言った。
男の子はにっこりと微笑む。
雨は暫く続いた。
私たちは適当な話をしながらすごした。
ふと男の子に目をやると、男の子はラムネの中のビー玉に興味があるようだった。
ビー玉で遊ぶような年でもなかったのでその子にビー玉をあげることに。
そうこうしてるうちにいつの間にか雨はやんでいた。
おーやんだやんだと思い、男の子に行こうかと促そうと横に目をやるとどこにもいない、男の子が。ついさっきまでいたのに忽然と消えてしまった。
先に行ってしまったのか…まあいいか、と気を取り直し帰路についた。
家の近くまで来た時、黒い服を着た大人がたくさん出入りする家の前を通った(多分法事)。
その瞬間頭の中にサァーッとさっきの男の子の顔が蘇ってきた。
そうだ、あの子…小さい頃よく遊んだ…三年前に交通事故で…忘れてた…
子供心に((((゜Д゜;))))となった私は出来るだけその家を見ないようにそろそろと歩いた。
見たら何か、見てはいけないようなものを見てしまうような気がして。
でも見てしまった。というか視界に入ってしまった。
ビー玉が、玄関の前に落ちているのを…。
(続きは『続きを読む』をクリック)
タイムリープ 人生やり直せた
2016.12.10 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
1:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/12/04(日)16:22:06.44ID:9YXBKFiP0.net
信じるか信じないかは読む人に任せる。
俺は1度タイムリープをしてこの世界に来た。
あれから37年経った。
あれというのは俺がタイムリープした日から。
前の世界で俺は、40歳を過ぎた頃からずっと過去に戻りたいって思ってた。
そして俺がもう数ヶ月で52歳になろうとしたときそれにようやく成功した。
リープ前の俺のスペックは東京生まれの東京育ち、一応MARCHの中にある大学卒(ただし2浪のうえ1留というひどさ)で、卒後住宅大手に入ったが、体育会気質についていけなかった。
あとさすがに2浪で1留まですると会社で同期どころか先輩も自分より年下ってのがいて実際入社したらけっこういたたまれなかったんだ。
それで1年半ほどして食品メーカー(営業職)に転職した。
どっちも一部上場企業ではあったが、はっきり言って転職前の会社より格は高く、これは当時バブル終焉期で人手不足が深刻だったため俺みたいなスペックでも一応march大卒ってことでそういう会社にも入れたのだろう。
中途採用でもあったため年齢の関係はファジーになって多少そういうコンプは薄らいだかもしれない。
ただ仕事はまったく面白くなく興味もなかった。
そのため上司や同僚との関係は必ずしもよくなく1年を経ずして最初に配属された部署(千葉)から東京に転勤となった(これは期待されたためでなくただのたらい回しだろう)
その後も29歳までの3年間ほどで同じ東京のビルにある部署間だが2箇所異動。
その頃にはバブルも完全に弾けてて、まあ会社からしたら早く辞めてくれって感じだったんだろうな。
そして29歳のとき北海道の工場に転勤命令をくらった。
北海道といっても札幌とかじゃないぞ。もっととんでもない奥地のすげえとこだ。
じつはそのとき俺は一応婚約者がいて、結婚の数ヶ月前という感じだった。
会社もそのことは知っていたので、完全に俺を辞めさせるための異動命令だったんだろうな。
4:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/12/04(日)16:36:14.74ID:9YXBKFiP0.net
この異動命令を当時の婚約者にすぐに伝えたところ結婚を再考したいと返事をもらった。
俺は悲しかった。でも、まあしょうがないかなという気もあった。
じつは俺はこの当時の婚約者のことをあまり好きではなかった。
好きになろうと努力はしていたが性格がきつすぎてついていけなかった。
それでも結婚しようとしたのはやはり俺が愚か者だったから。
もうすぐ30代という見栄や意地みたいなのに負けてその先がぜんぜん見えていなかったんだろう。
結局いろいろ話した結果その婚約者も結婚をしてしばらくしたら北海道に来るということにはなった。
しかし、じつはこの北海道への異動の話は不思議なことにそれからしばらく経って変更されてしまう。
俺が組合ツテに話をしていたことも影響したのだろうか。
とにかく俺は北海道の工場ではなく同じ東京の業務課への転勤に変更された。
そして俺はそれから間もなくしてその婚約者と結婚した。
しかしここがきっと第一の運命の分かれ道だったのだろう。
むしろ結婚しなかったほうが良かった。
まあこの相手だがとにかく我が儘で自己中心的な女だったが、付き合っているときもほとほと嫌になってたが結婚後もすごかった。
自分の理想の結婚生活というのを少しでも逸脱すると鬼のように怒り出す。
当時住んでいたとこは彼女の家のわりと近くだったんだが、すぐ家に帰ってしまい俺がそれを迎えに行くという構図で、俺も疲れ果てていた。
年齢差が7歳というのもあったのか、それときっと彼女は俺のことが好きで結婚したのではなくほどほどの大学を卒業してまあまあの会社に勤めてて、自分をちやほやとしてくれる男だったから、
愛するより愛されて結婚するほうが楽と思っていたのだろう。
(続きは『続きを読む』をクリック)
信じるか信じないかは読む人に任せる。
俺は1度タイムリープをしてこの世界に来た。
あれから37年経った。
あれというのは俺がタイムリープした日から。
前の世界で俺は、40歳を過ぎた頃からずっと過去に戻りたいって思ってた。
そして俺がもう数ヶ月で52歳になろうとしたときそれにようやく成功した。
リープ前の俺のスペックは東京生まれの東京育ち、一応MARCHの中にある大学卒(ただし2浪のうえ1留というひどさ)で、卒後住宅大手に入ったが、体育会気質についていけなかった。
あとさすがに2浪で1留まですると会社で同期どころか先輩も自分より年下ってのがいて実際入社したらけっこういたたまれなかったんだ。
それで1年半ほどして食品メーカー(営業職)に転職した。
どっちも一部上場企業ではあったが、はっきり言って転職前の会社より格は高く、これは当時バブル終焉期で人手不足が深刻だったため俺みたいなスペックでも一応march大卒ってことでそういう会社にも入れたのだろう。
中途採用でもあったため年齢の関係はファジーになって多少そういうコンプは薄らいだかもしれない。
ただ仕事はまったく面白くなく興味もなかった。
そのため上司や同僚との関係は必ずしもよくなく1年を経ずして最初に配属された部署(千葉)から東京に転勤となった(これは期待されたためでなくただのたらい回しだろう)
その後も29歳までの3年間ほどで同じ東京のビルにある部署間だが2箇所異動。
その頃にはバブルも完全に弾けてて、まあ会社からしたら早く辞めてくれって感じだったんだろうな。
そして29歳のとき北海道の工場に転勤命令をくらった。
北海道といっても札幌とかじゃないぞ。もっととんでもない奥地のすげえとこだ。
じつはそのとき俺は一応婚約者がいて、結婚の数ヶ月前という感じだった。
会社もそのことは知っていたので、完全に俺を辞めさせるための異動命令だったんだろうな。
4:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2016/12/04(日)16:36:14.74ID:9YXBKFiP0.net
この異動命令を当時の婚約者にすぐに伝えたところ結婚を再考したいと返事をもらった。
俺は悲しかった。でも、まあしょうがないかなという気もあった。
じつは俺はこの当時の婚約者のことをあまり好きではなかった。
好きになろうと努力はしていたが性格がきつすぎてついていけなかった。
それでも結婚しようとしたのはやはり俺が愚か者だったから。
もうすぐ30代という見栄や意地みたいなのに負けてその先がぜんぜん見えていなかったんだろう。
結局いろいろ話した結果その婚約者も結婚をしてしばらくしたら北海道に来るということにはなった。
しかし、じつはこの北海道への異動の話は不思議なことにそれからしばらく経って変更されてしまう。
俺が組合ツテに話をしていたことも影響したのだろうか。
とにかく俺は北海道の工場ではなく同じ東京の業務課への転勤に変更された。
そして俺はそれから間もなくしてその婚約者と結婚した。
しかしここがきっと第一の運命の分かれ道だったのだろう。
むしろ結婚しなかったほうが良かった。
まあこの相手だがとにかく我が儘で自己中心的な女だったが、付き合っているときもほとほと嫌になってたが結婚後もすごかった。
自分の理想の結婚生活というのを少しでも逸脱すると鬼のように怒り出す。
当時住んでいたとこは彼女の家のわりと近くだったんだが、すぐ家に帰ってしまい俺がそれを迎えに行くという構図で、俺も疲れ果てていた。
年齢差が7歳というのもあったのか、それときっと彼女は俺のことが好きで結婚したのではなくほどほどの大学を卒業してまあまあの会社に勤めてて、自分をちやほやとしてくれる男だったから、
愛するより愛されて結婚するほうが楽と思っていたのだろう。
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