都市伝説・・・奇憚・・・blog
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兵隊さんが寝てる
2019.01.08 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
673:本当にあった怖い名無し:2007/01/31(水)02:14:41ID:js4RaS9Y0
一応実話。
私が9歳、妹が6歳の時。
その日は家族みんなで居間に集まり、テレビ見て過ごしてた。
何かくだらないバラエティーだった気がする。ウッチャンナンチャンとか出てた奴。
その内だんだん飽きてきて、まだ眠くなかったけど私だけ寝室に移動した。
ちょっと布団の上でゴロゴロして、またすぐ居間に戻るつもりだった。
当時の家は父親の勤め先の社宅で広さはそんなに無かったんだ。
だから寝室は私と妹用の二段ベッドと、母親の布団がやっとの思いで敷いてある状態だった。
ちなみに父親は一人部屋が別にあって、そっちで寝てた。
寝室は居間から離れた場所にあって、暖簾も掛かってたから中は真っ暗だった。
いつも自分が寝てる所でゴロゴロすればよかったんだけど、何せ二段ベッドの上だしハシゴ昇るのも面倒だしで、
もう敷いてあった母親の布団に転がろうとしたんだ。
そこで違和感を感じた。
真っ暗な部屋の、母親の布団の上。
男の人が寝てる。
掛け布団の上に、仰向けになって、知らない人が寝てる。
小さかった私は思考回路が凍り付いて、何も言わずに急いで部屋から出た。
家族の揃ってる居間に戻ってから
「え?え?今の何?」
って必死に落ち着こうとしてた。
うちは父、母、妹の4人家族だし、親戚なんか遊びにきてもいない。
もしかしたら布団の捲れ具合でそう見えただけかもとか、暗かったら見間違えたんだって思ったけど確かめにいく勇気は無かった。
しばらく母親の隣で固まってたその時、最悪の事態が起きた。
674:本当にあった怖い名無し:2007/01/31(水)02:15:52ID:js4RaS9Y0
テレビに飽きた妹が、私と同じように寝室に走っていってしまったんだ。
あっ!って思った時にはもう遅かった。
妹の姿は寝室の暖簾の向こうに消えて、それからすぐ
「ぎゃーーーーーーーーーっ!!」
って妹の叫び声がした。
当然父も母も驚いて寝室に駆けつけた。
私も急いで後を追った。
母が寝室の電気をつけると、大泣きしている妹がいた。
どうした?何があった?って父が聞くと、妹が寝室の奥、母の布団を指差して言った。
「兵隊さんが寝てる」
それを聞いた瞬間、怖くて怖くて私も母に泣きついた。
「私もさっき見た。男の人が寝てた。」
って言ったら両親も顔を青くしてた。
結局その部屋がいわくつきだとか、そういう話は一切無かった。
その後も2年くらいそこに住んだけど、幽霊は一回も出なかったし。
私も妹も霊感はないけど、その兵隊の事だけは時々話題に上る。
その度妹には
「何であの時止めてくれなかったの?」
と怒られるw
あんま怖くないな。長文スマソ
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?156
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1169205119/673-674
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一応実話。
私が9歳、妹が6歳の時。
その日は家族みんなで居間に集まり、テレビ見て過ごしてた。
何かくだらないバラエティーだった気がする。ウッチャンナンチャンとか出てた奴。
その内だんだん飽きてきて、まだ眠くなかったけど私だけ寝室に移動した。
ちょっと布団の上でゴロゴロして、またすぐ居間に戻るつもりだった。
当時の家は父親の勤め先の社宅で広さはそんなに無かったんだ。
だから寝室は私と妹用の二段ベッドと、母親の布団がやっとの思いで敷いてある状態だった。
ちなみに父親は一人部屋が別にあって、そっちで寝てた。
寝室は居間から離れた場所にあって、暖簾も掛かってたから中は真っ暗だった。
いつも自分が寝てる所でゴロゴロすればよかったんだけど、何せ二段ベッドの上だしハシゴ昇るのも面倒だしで、
もう敷いてあった母親の布団に転がろうとしたんだ。
そこで違和感を感じた。
真っ暗な部屋の、母親の布団の上。
男の人が寝てる。
掛け布団の上に、仰向けになって、知らない人が寝てる。
小さかった私は思考回路が凍り付いて、何も言わずに急いで部屋から出た。
家族の揃ってる居間に戻ってから
「え?え?今の何?」
って必死に落ち着こうとしてた。
うちは父、母、妹の4人家族だし、親戚なんか遊びにきてもいない。
もしかしたら布団の捲れ具合でそう見えただけかもとか、暗かったら見間違えたんだって思ったけど確かめにいく勇気は無かった。
しばらく母親の隣で固まってたその時、最悪の事態が起きた。
674:本当にあった怖い名無し:2007/01/31(水)02:15:52ID:js4RaS9Y0
テレビに飽きた妹が、私と同じように寝室に走っていってしまったんだ。
あっ!って思った時にはもう遅かった。
妹の姿は寝室の暖簾の向こうに消えて、それからすぐ
「ぎゃーーーーーーーーーっ!!」
って妹の叫び声がした。
当然父も母も驚いて寝室に駆けつけた。
私も急いで後を追った。
母が寝室の電気をつけると、大泣きしている妹がいた。
どうした?何があった?って父が聞くと、妹が寝室の奥、母の布団を指差して言った。
「兵隊さんが寝てる」
それを聞いた瞬間、怖くて怖くて私も母に泣きついた。
「私もさっき見た。男の人が寝てた。」
って言ったら両親も顔を青くしてた。
結局その部屋がいわくつきだとか、そういう話は一切無かった。
その後も2年くらいそこに住んだけど、幽霊は一回も出なかったし。
私も妹も霊感はないけど、その兵隊の事だけは時々話題に上る。
その度妹には
「何であの時止めてくれなかったの?」
と怒られるw
あんま怖くないな。長文スマソ
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?156
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1169205119/673-674
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私は以前から毎朝ジョギングすることを日課としていました
2019.01.07 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
643:1/5:2007/01/30(火)16:08:18ID:EpX7bwrG0
これは私が実際に体験したお話です。
私は以前から毎朝ジョギングすることを日課としていました。あの日も早起きした私は、張り切ってジョギングに出掛けたのです。
私が走るのは決まって、近所の公園にある大きな池の周囲をぐるりと囲むジョギングコースでした。
いつもそのコースを何周か走っていたのです。
しかしその日は、池の様子がいつもと違っていることに気付きました。池全体にうっすらと靄が掛かっているのです。
それに加え、纏わりつくような重たい空気・・・。早朝ということもあり、まだ薄暗い公園は何となく不気味に感じられました。
(何だか今日は気持ち悪いなぁ・・・)
少し考えて、その日はジョギングをせずに帰ろうかとも思いましたが、せっかく習慣づいたジョギングを簡単にやめてしまうことに抵抗を感じた私は、気分が乗らないながらもいつものように池の周囲を走り出しました。
後々、それが間違いだったのだと思い知らされることになるのですが・・・。
私は走っているうちに、もう一つおかしなことに気付きました。
それはジョギングコースに私以外、誰もいないということでした。
早朝とはいえ、いつもならジョギングやウォーキングに勤しむ人は何人か見かけています。
顔見知りになったおじさんも、その日は見かけませんでした。
(どうして私しかいないんだろう。別に天気が悪いってわけでもないのに)
しんと静まり返った公園に、私の足音だけが響いています。
鬱蒼とした木立に囲まれた池の周囲を走る私は、だんだんと心細くなっていきました。
645:2/5:2007/01/30(火)16:12:23ID:EpX7bwrG0
そしてコースの中ほどまで来た時です。それまで感じていた、べたつくような空気がいっそう重く感じられた私は思わず足を止めました。一体この空気の原因は何なのだろうと周囲を見渡した私は、おかしなものを見つけました。
左後方、池の淵から数メートル程離れた水面に蓮の葉が浮いています。
この池のあちこちに蓮の葉は沢山浮いているので、それ自体は何もおかしいことはないのです。
しかし私が見た蓮の葉は、不自然に浮き上がっています。
例えるなら何かが、蓮の葉を下から持ち上げているかのように。
(何、あれ?魚が下にいるのかな?)
池にいる魚の仕業かとも思いましたが、そうではないようです。
何か丸い形をしたものが、蓮の葉を全体的に持ち上げている感じでした。
やや恐怖を感じていた私でしたが、それよりも好奇心の方が勝っていたようです。
その不思議な蓮の葉を、じっと見つめていました。
すると、そんな私の視線に気付いたかのように、蓮の葉はさらにゆっくりと持ち上がっていきました。
私は驚きながらなおもそれを凝視し続けます。やがて蓮の葉の下から現れたものは――。
647:3/5:2007/01/30(火)16:19:03ID:EpX7bwrG0
大きく見開かれ、真っ赤に血走った二つの目でした。
「!!」
私は悲鳴を上げることもできず、その場に硬直してしまいました。視線を外すことも出来ません。
その二つの目は、しばらくぎろりと私を睨み続けていましたが、やがて蓮の葉をのせたまま、ゆっくりとこちらへ近づいて来ました。
私は逃げようとしましたが、体が言うことをききません。
あまりの恐ろしさにがたがたと体が震えていたことを憶えています。
ついに“それ”が池の淵のすぐそばまで近づいて来た時、ようやく私の体は開放されたように自由になりました。
体が動くと気付いた瞬間、私は公園の出口に向かって一目散に駆け出していました。
ただただあの恐ろしいものから逃れたい、それだけでした。
一度も後ろを振り返ることはなかったのですが、なぜか“あれ”が私を追ってきていることが分かりました。
息は切れ、足はがくがく震えていましたが、私は必死で走り続けました。
そしてようやく公園の出口が見えてきました。
やっと“あれ”から逃げられる、とほっとしたその瞬間、
がしり
恐ろしいほど強い力で左肩を掴まれました。
あまりに強い力で掴まれたので、それ以上先に進むことも出来ません。
心臓が壊れそうなくらい早鐘を打っています。
私は泣き出したくなるのを堪えながら、ゆっくりと掴まれた左肩の方を振り返りました。
「!!?」
振り返った私の眼と鼻の先にいたのは、人の姿をしたものでした。「人の姿をしたもの」という言い方はおかしいのですが、全体がどろどろに腐っていて、やっと人の形を留めているようだったからです。顔も、あの血走った目以外の顔のパーツが全く分かりません。
頭のあちらこちらから、長い髪の毛の束がだらりと垂れ下がっています。
そう、先程蓮の葉の下に隠れていたものの正体はこれだったのです。それから発せられる酷い臭いが私の鼻を突きます。
あまりのショックと恐ろしさに、私は気が遠くなっていくのを感じました。
アスファルトに倒れる衝撃を最後に、私は何も憶えていません。
648:4/5:2007/01/30(火)16:25:40ID:EpX7bwrG0
一体どれくらいの時間が経っていたのでしょうか?
私がぼんやりと目を開けると、最初に明るい光が、そして次に私を心配そうに覗き込む人々の顔が飛び込んできました。
ゆっくり起き上がると、そこは公園のジョギングコースでした。
すでに空には日が昇り、池はその光を受けてきらきらと輝いていました。
まだ頭の中で整理がつかない私に、傍にしゃがんでいた中年の男性が心配そうに話しかけてきました。
「大丈夫かい?公園に来たら君がここに倒れているのを見つけたんだよ。呼びかけても目を覚まさないから救急車を呼ぼうと思っていたんだけどね」
そう言われて私は、ようやく気を失う前の出来事を思い出し、また体が震え始めました。
それを見た周囲の人々は、心配そうに私の顔を覗き込みます。
「こんな話、信じてもらえないかもしれませんけど・・・」
私は信じてもらえないのを承知で、先程私の身に起こった恐ろしい出来事をその場にいた人々に話しました。
話している途中で幾人かの人々が、
「そんなこと、ありえないよ」
「夢でも見ていたんじゃないの?」
などと小声で言うのが聞こえました。
やはり、そうでしょう。私自身話していながら、あれは夢だったのではないかと思い始めた位ですから。
649:5/5:2007/01/30(火)16:29:21ID:EpX7bwrG0
私が話し終えた後、何とも言いようのない空気がその場を包みました。
落ち着きを取り戻し、だんだん恥ずかしくなってきた私がその場を離れようと立ち上がりかけた時、話を聞いていた一人のおばあさんが
ぽつりとこう言いました。
「もしかしたら、それはお増かもしれないねぇ」
「おます?何ですか、それは?」
倒れている私を見つけた男性が不思議そうに尋ねました。
私も気になったので、そのおばあさんに視線を移しました。
周りにいた人々も同様に、おばあさんの顔を見つめました。
思いがけなく自分に注目が集まったおばあさんは少し戸惑った顔をしましたが、やがて話し始めました。
「今は知っている人は少ないけれど、この池は昔『お増の池』と呼ばれていたんだよ。そしてこれは私が子供の頃、おじいさんに聞いた話なんだけどね」
そのおばあさんの話は、こんなものでした。
まだこの辺りが小さな集落だった頃のことです。
ある大きな農家の一人娘であるお増という女性が、この池に身を投げて命を絶ったのだそうです。
理由は分かりませんが、ある日の朝早く池のほとりにきちんと揃えられた草履と、お増がいつも髪に挿していたかんざしが残されていたそうです。
そして不思議なことに、いくら池を捜してみてもお増の死体が発見されることはなかったということです。
「私もこの話を聞いた時はただの昔話だと思っていたけれど。さっきの話が本当だとしたら成仏できないお増の霊があなたの前に現れたのかもしれないよ」
私は何も言うことができませんでした。
それからその場にいた人々にお礼を言い、家に帰りました。
あれから例の公園には行っていません。
あの日私が見たものは何だったのでしょうか?おばあさんの話の中の、お増という女性だったかどうかは今となっては分かりません。
ですが私が気を失う少し前に見たあの顔が、どこか悲しい目をしていたことだけははっきりと憶えています。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?156
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1169205119/643-649
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これは私が実際に体験したお話です。
私は以前から毎朝ジョギングすることを日課としていました。あの日も早起きした私は、張り切ってジョギングに出掛けたのです。
私が走るのは決まって、近所の公園にある大きな池の周囲をぐるりと囲むジョギングコースでした。
いつもそのコースを何周か走っていたのです。
しかしその日は、池の様子がいつもと違っていることに気付きました。池全体にうっすらと靄が掛かっているのです。
それに加え、纏わりつくような重たい空気・・・。早朝ということもあり、まだ薄暗い公園は何となく不気味に感じられました。
(何だか今日は気持ち悪いなぁ・・・)
少し考えて、その日はジョギングをせずに帰ろうかとも思いましたが、せっかく習慣づいたジョギングを簡単にやめてしまうことに抵抗を感じた私は、気分が乗らないながらもいつものように池の周囲を走り出しました。
後々、それが間違いだったのだと思い知らされることになるのですが・・・。
私は走っているうちに、もう一つおかしなことに気付きました。
それはジョギングコースに私以外、誰もいないということでした。
早朝とはいえ、いつもならジョギングやウォーキングに勤しむ人は何人か見かけています。
顔見知りになったおじさんも、その日は見かけませんでした。
(どうして私しかいないんだろう。別に天気が悪いってわけでもないのに)
しんと静まり返った公園に、私の足音だけが響いています。
鬱蒼とした木立に囲まれた池の周囲を走る私は、だんだんと心細くなっていきました。
645:2/5:2007/01/30(火)16:12:23ID:EpX7bwrG0
そしてコースの中ほどまで来た時です。それまで感じていた、べたつくような空気がいっそう重く感じられた私は思わず足を止めました。一体この空気の原因は何なのだろうと周囲を見渡した私は、おかしなものを見つけました。
左後方、池の淵から数メートル程離れた水面に蓮の葉が浮いています。
この池のあちこちに蓮の葉は沢山浮いているので、それ自体は何もおかしいことはないのです。
しかし私が見た蓮の葉は、不自然に浮き上がっています。
例えるなら何かが、蓮の葉を下から持ち上げているかのように。
(何、あれ?魚が下にいるのかな?)
池にいる魚の仕業かとも思いましたが、そうではないようです。
何か丸い形をしたものが、蓮の葉を全体的に持ち上げている感じでした。
やや恐怖を感じていた私でしたが、それよりも好奇心の方が勝っていたようです。
その不思議な蓮の葉を、じっと見つめていました。
すると、そんな私の視線に気付いたかのように、蓮の葉はさらにゆっくりと持ち上がっていきました。
私は驚きながらなおもそれを凝視し続けます。やがて蓮の葉の下から現れたものは――。
647:3/5:2007/01/30(火)16:19:03ID:EpX7bwrG0
大きく見開かれ、真っ赤に血走った二つの目でした。
「!!」
私は悲鳴を上げることもできず、その場に硬直してしまいました。視線を外すことも出来ません。
その二つの目は、しばらくぎろりと私を睨み続けていましたが、やがて蓮の葉をのせたまま、ゆっくりとこちらへ近づいて来ました。
私は逃げようとしましたが、体が言うことをききません。
あまりの恐ろしさにがたがたと体が震えていたことを憶えています。
ついに“それ”が池の淵のすぐそばまで近づいて来た時、ようやく私の体は開放されたように自由になりました。
体が動くと気付いた瞬間、私は公園の出口に向かって一目散に駆け出していました。
ただただあの恐ろしいものから逃れたい、それだけでした。
一度も後ろを振り返ることはなかったのですが、なぜか“あれ”が私を追ってきていることが分かりました。
息は切れ、足はがくがく震えていましたが、私は必死で走り続けました。
そしてようやく公園の出口が見えてきました。
やっと“あれ”から逃げられる、とほっとしたその瞬間、
がしり
恐ろしいほど強い力で左肩を掴まれました。
あまりに強い力で掴まれたので、それ以上先に進むことも出来ません。
心臓が壊れそうなくらい早鐘を打っています。
私は泣き出したくなるのを堪えながら、ゆっくりと掴まれた左肩の方を振り返りました。
「!!?」
振り返った私の眼と鼻の先にいたのは、人の姿をしたものでした。「人の姿をしたもの」という言い方はおかしいのですが、全体がどろどろに腐っていて、やっと人の形を留めているようだったからです。顔も、あの血走った目以外の顔のパーツが全く分かりません。
頭のあちらこちらから、長い髪の毛の束がだらりと垂れ下がっています。
そう、先程蓮の葉の下に隠れていたものの正体はこれだったのです。それから発せられる酷い臭いが私の鼻を突きます。
あまりのショックと恐ろしさに、私は気が遠くなっていくのを感じました。
アスファルトに倒れる衝撃を最後に、私は何も憶えていません。
648:4/5:2007/01/30(火)16:25:40ID:EpX7bwrG0
一体どれくらいの時間が経っていたのでしょうか?
私がぼんやりと目を開けると、最初に明るい光が、そして次に私を心配そうに覗き込む人々の顔が飛び込んできました。
ゆっくり起き上がると、そこは公園のジョギングコースでした。
すでに空には日が昇り、池はその光を受けてきらきらと輝いていました。
まだ頭の中で整理がつかない私に、傍にしゃがんでいた中年の男性が心配そうに話しかけてきました。
「大丈夫かい?公園に来たら君がここに倒れているのを見つけたんだよ。呼びかけても目を覚まさないから救急車を呼ぼうと思っていたんだけどね」
そう言われて私は、ようやく気を失う前の出来事を思い出し、また体が震え始めました。
それを見た周囲の人々は、心配そうに私の顔を覗き込みます。
「こんな話、信じてもらえないかもしれませんけど・・・」
私は信じてもらえないのを承知で、先程私の身に起こった恐ろしい出来事をその場にいた人々に話しました。
話している途中で幾人かの人々が、
「そんなこと、ありえないよ」
「夢でも見ていたんじゃないの?」
などと小声で言うのが聞こえました。
やはり、そうでしょう。私自身話していながら、あれは夢だったのではないかと思い始めた位ですから。
649:5/5:2007/01/30(火)16:29:21ID:EpX7bwrG0
私が話し終えた後、何とも言いようのない空気がその場を包みました。
落ち着きを取り戻し、だんだん恥ずかしくなってきた私がその場を離れようと立ち上がりかけた時、話を聞いていた一人のおばあさんが
ぽつりとこう言いました。
「もしかしたら、それはお増かもしれないねぇ」
「おます?何ですか、それは?」
倒れている私を見つけた男性が不思議そうに尋ねました。
私も気になったので、そのおばあさんに視線を移しました。
周りにいた人々も同様に、おばあさんの顔を見つめました。
思いがけなく自分に注目が集まったおばあさんは少し戸惑った顔をしましたが、やがて話し始めました。
「今は知っている人は少ないけれど、この池は昔『お増の池』と呼ばれていたんだよ。そしてこれは私が子供の頃、おじいさんに聞いた話なんだけどね」
そのおばあさんの話は、こんなものでした。
まだこの辺りが小さな集落だった頃のことです。
ある大きな農家の一人娘であるお増という女性が、この池に身を投げて命を絶ったのだそうです。
理由は分かりませんが、ある日の朝早く池のほとりにきちんと揃えられた草履と、お増がいつも髪に挿していたかんざしが残されていたそうです。
そして不思議なことに、いくら池を捜してみてもお増の死体が発見されることはなかったということです。
「私もこの話を聞いた時はただの昔話だと思っていたけれど。さっきの話が本当だとしたら成仏できないお増の霊があなたの前に現れたのかもしれないよ」
私は何も言うことができませんでした。
それからその場にいた人々にお礼を言い、家に帰りました。
あれから例の公園には行っていません。
あの日私が見たものは何だったのでしょうか?おばあさんの話の中の、お増という女性だったかどうかは今となっては分かりません。
ですが私が気を失う少し前に見たあの顔が、どこか悲しい目をしていたことだけははっきりと憶えています。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?156
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1169205119/643-649
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彼女が中学生の頃の話らしい
2019.01.05 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
947:本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木)06:31:32ID:HkIU1w6i0
彼女の体験談。
中学の頃、祖母が亡くなりお通夜が行われてる時の話だが、その葬式会場は他の方のお通夜も行われてて人は結構いたらしい。
そして、夜になりトイレの便座に腰を下ろし泣いてたらしい。
すると、ドアの外の手を洗う辺りから女の人の泣き声が聞こえてきて、
「ああ、この人も私と同じような境遇の人なんだなー」
と思ったらしい。
そして、涙を拭い外に出ると、その女の人は自分と同じ中学生ぐらいの子で、顔(彼女の)をじーっと見つめたまま泣き続け、その顔見てると自分も悲しくなり、軽く会釈をしトイレを後にした。
そして、祖母のお焼香をしようと部屋に向かってる時背筋が凍ったらしい。
隣の方の遺影がどう見てもトイレで遭った女の子でよく考えたら人の顔をあんなに凝視しながら泣くのに違和感を感じたらしい。
で、その後遺族の方にお願いして手を合わせてきたらしい。
ちなみにその子は病気で亡くなっていて、未だにあんなに悲しい顔した人間は見た事無いらしい。
引用元:実話恐怖体験談!
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1146671758/947
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彼女の体験談。
中学の頃、祖母が亡くなりお通夜が行われてる時の話だが、その葬式会場は他の方のお通夜も行われてて人は結構いたらしい。
そして、夜になりトイレの便座に腰を下ろし泣いてたらしい。
すると、ドアの外の手を洗う辺りから女の人の泣き声が聞こえてきて、
「ああ、この人も私と同じような境遇の人なんだなー」
と思ったらしい。
そして、涙を拭い外に出ると、その女の人は自分と同じ中学生ぐらいの子で、顔(彼女の)をじーっと見つめたまま泣き続け、その顔見てると自分も悲しくなり、軽く会釈をしトイレを後にした。
そして、祖母のお焼香をしようと部屋に向かってる時背筋が凍ったらしい。
隣の方の遺影がどう見てもトイレで遭った女の子でよく考えたら人の顔をあんなに凝視しながら泣くのに違和感を感じたらしい。
で、その後遺族の方にお願いして手を合わせてきたらしい。
ちなみにその子は病気で亡くなっていて、未だにあんなに悲しい顔した人間は見た事無いらしい。
引用元:実話恐怖体験談!
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1146671758/947
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