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廃工場だったはずの場所
2023.03.24 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
572:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:25:17ID:oBMalUeI0
時空話になるのかな。もしかしたらオカルトじゃないかもしれないけど許してね。
去年のお盆のことだ。
帰省していたときに近所の従姉と会い、世間話をしながら一緒に歩いて帰った。
俺にとっては久々の帰省で、少し地元の風景も変わっていた。
川原の廃工場がなくなって、ステンドグラスのついた祭儀場みたいな建物になっていたりとか。
話の流れで、従姉に川原の廃工場がいつ取り壊されたのか聞いてみたら、
「工場は今もそのままだ」
という。
どうも俺と従姉の認識が噛み合わないので、工場を確認しにいくことに。
工場のあるはずの場所には、俺が見たとおりの建物があった。
地元民である従姉が工場の建て替えに気づかないはずがない。
よく見るとその建物もおかしい。
俺が地元を離れたのは2年程前なので、新しく作ったならまだそれなりに綺麗なはずだが、見るからに築10年は経っている。
謎の建物の入り口はガラスのドアだった。
さすがに侵入する気はなかったが、少し中を覗き込んでもいいかと思い、建物に近づく俺たち。
中はロビー風になっていた。ステンドグラスがあるのは奥の部屋らしい。
ロビーのソファに20代前半くらいに見えるスーツ姿の男がいて、ペットボトルのお茶を飲んでいた。
青年は俺たちに気づいてドアを開け、にこやかに
「自分は仕事があってここに来た。君たちはこの町の人かな」
のようなことを言う。
爽やかな好青年っぽい雰囲気だったが、俺たちが地元民だと言ったとたん豹変。
俺と従姉を建物内に引っ張り込み、奥につきとばした。
以後の青年の態度は電波すぎる。
覚えている発言を箇条書きにする。
573:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:29:26ID:oBMalUeI0
・穢れた民族の末裔め。
・眼鏡は穢れた者の証。(俺のこと)
・ガリガリなのは穢れた者の証。(俺のこと)
・スカートは穢れた者の証。(従姉のこと)
・青と黒の服装は穢れた者の証。(従姉のこと)
・空が曇っているのは穢れたお前たちが訪れる予兆。空を返しなさい。
・お前たちから穢れたチョウの血を感じる。(チョウ?蝶?)
他にも言っていただろうが覚えきれないし、どのみち電波で意味不明だ。
逃げようとすると攻撃された。
「ひざまずきなさい!」
とキレる青年に、俺は殴りとばされ、従姉は腕をひねりあげられた。
そのとき、閉じたドアにまとわりつく黒い蝶を見て、青年は従姉をビンタし、俺を蹴って外に出ていった。
青年が
「貴様だけは許さん! ひざまずきなさい!」
と叫びながら蝶を追いかけている間に逃げた。
翌日、おそるおそる工場跡を見にいったが、そこにあったのは謎の建物ではなく見知った廃工場だった。
地元の幼馴染にも廃工場と謎の建物についてちょっと訊いてみたが、謎の建物を見たやつはいない。
青年はただの電波男だったのかもしれないが、穢れたチョウの血がどうのという発言だけ少し気になる。
地元には
『お盆になると先祖が虫の姿をとって帰ってくる。だからお盆の時期は虫を敬え』
という風習がある。
どんな虫かは死者個々人で違い、俺と従姉の共通の祖父の場合は、カラスアゲハだ。
だから何だよ、って話かもしれないが、穢れたチョウの血というのはもしかして祖父の血のことか?
そしてあのときドアにまとわりついて結果的に助けてくれた蝶は、祖父だったのかもしれないと思う。
ちなみに親戚はみんな日本人。弥生時代の渡来人の血くらいは流れているだろうけどね。
574:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:31:17ID:jghJLg1aO
大変興味深い
575:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:46:05ID:P6JYkctjO
村上春樹の世界みたいだな。
そういう目には遭いたくないけど、実に興味深い。
一切合切意味不明な出来事だが、仕事で来たって何の仕事だろ。
その建物って教会とか結婚式場みたいな感じなのかな?
それとも大学の施設みたいな感じ?
578:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)13:20:23ID:oBMalUeI0
>>575
何の仕事かは言ってなかったし、俺も訊かなかったから分からない。ごめん。
建物の雰囲気としてはこんな感じだったと思う↓。セレモニーホールによくあるタイプ。
http://www.ceremonyhall-hagi.com/image/hagi-gaikan.jpg
ただ結構ステンドグラスが目立ってたから、教会なのかもしれないが。
580:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)14:00:29ID:f8UWcZUa0
>>573がガリガリのメガネ君だとしても、やたら腕っぷしが強くないか?その電波青年。
発狂のあまり火事場のクソ力が出たのかな。
581:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)16:41:51ID:wX4RfJ0E0
>>584
ガリガリのメガネ君は>>573のことを指して電波が言い放った言葉では??
それにしても、怖かった。
>>573の話は幽霊譚とSFとデムパが渾然一体となってますね。
実際、一番怖いのは建物がなくなってるというとこだなぁ~
従姉妹とはその後その話したの?
587:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)19:19:50ID:oBMalUeI0
>>580
俺は電波が言うとおりのガリガリ眼鏡だけど、それにしたって相当なもんだろうね。
殴られて体が浮いて、漫画みたいなあざになった。従姉も少し関節を痛めた。
事件現場が普通の場所だったら即警察に通報するレベル。
>>581
あらためて話すようなネタもないんだ。
暴力的でイミフな異次元(?)体験だった、という程度だから。
あの建物はいかにも現代風の祭儀場っぽかったから、
「昔は廃工場の場所にセレモニーホールがあって…」
みたいな時間トリップ体験や幽霊話ではないだろうしね。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part57
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1253111726/572-587
.
時空話になるのかな。もしかしたらオカルトじゃないかもしれないけど許してね。
去年のお盆のことだ。
帰省していたときに近所の従姉と会い、世間話をしながら一緒に歩いて帰った。
俺にとっては久々の帰省で、少し地元の風景も変わっていた。
川原の廃工場がなくなって、ステンドグラスのついた祭儀場みたいな建物になっていたりとか。
話の流れで、従姉に川原の廃工場がいつ取り壊されたのか聞いてみたら、
「工場は今もそのままだ」
という。
どうも俺と従姉の認識が噛み合わないので、工場を確認しにいくことに。
工場のあるはずの場所には、俺が見たとおりの建物があった。
地元民である従姉が工場の建て替えに気づかないはずがない。
よく見るとその建物もおかしい。
俺が地元を離れたのは2年程前なので、新しく作ったならまだそれなりに綺麗なはずだが、見るからに築10年は経っている。
謎の建物の入り口はガラスのドアだった。
さすがに侵入する気はなかったが、少し中を覗き込んでもいいかと思い、建物に近づく俺たち。
中はロビー風になっていた。ステンドグラスがあるのは奥の部屋らしい。
ロビーのソファに20代前半くらいに見えるスーツ姿の男がいて、ペットボトルのお茶を飲んでいた。
青年は俺たちに気づいてドアを開け、にこやかに
「自分は仕事があってここに来た。君たちはこの町の人かな」
のようなことを言う。
爽やかな好青年っぽい雰囲気だったが、俺たちが地元民だと言ったとたん豹変。
俺と従姉を建物内に引っ張り込み、奥につきとばした。
以後の青年の態度は電波すぎる。
覚えている発言を箇条書きにする。
573:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:29:26ID:oBMalUeI0
・穢れた民族の末裔め。
・眼鏡は穢れた者の証。(俺のこと)
・ガリガリなのは穢れた者の証。(俺のこと)
・スカートは穢れた者の証。(従姉のこと)
・青と黒の服装は穢れた者の証。(従姉のこと)
・空が曇っているのは穢れたお前たちが訪れる予兆。空を返しなさい。
・お前たちから穢れたチョウの血を感じる。(チョウ?蝶?)
他にも言っていただろうが覚えきれないし、どのみち電波で意味不明だ。
逃げようとすると攻撃された。
「ひざまずきなさい!」
とキレる青年に、俺は殴りとばされ、従姉は腕をひねりあげられた。
そのとき、閉じたドアにまとわりつく黒い蝶を見て、青年は従姉をビンタし、俺を蹴って外に出ていった。
青年が
「貴様だけは許さん! ひざまずきなさい!」
と叫びながら蝶を追いかけている間に逃げた。
翌日、おそるおそる工場跡を見にいったが、そこにあったのは謎の建物ではなく見知った廃工場だった。
地元の幼馴染にも廃工場と謎の建物についてちょっと訊いてみたが、謎の建物を見たやつはいない。
青年はただの電波男だったのかもしれないが、穢れたチョウの血がどうのという発言だけ少し気になる。
地元には
『お盆になると先祖が虫の姿をとって帰ってくる。だからお盆の時期は虫を敬え』
という風習がある。
どんな虫かは死者個々人で違い、俺と従姉の共通の祖父の場合は、カラスアゲハだ。
だから何だよ、って話かもしれないが、穢れたチョウの血というのはもしかして祖父の血のことか?
そしてあのときドアにまとわりついて結果的に助けてくれた蝶は、祖父だったのかもしれないと思う。
ちなみに親戚はみんな日本人。弥生時代の渡来人の血くらいは流れているだろうけどね。
574:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:31:17ID:jghJLg1aO
大変興味深い
575:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)12:46:05ID:P6JYkctjO
村上春樹の世界みたいだな。
そういう目には遭いたくないけど、実に興味深い。
一切合切意味不明な出来事だが、仕事で来たって何の仕事だろ。
その建物って教会とか結婚式場みたいな感じなのかな?
それとも大学の施設みたいな感じ?
578:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)13:20:23ID:oBMalUeI0
>>575
何の仕事かは言ってなかったし、俺も訊かなかったから分からない。ごめん。
建物の雰囲気としてはこんな感じだったと思う↓。セレモニーホールによくあるタイプ。
http://www.ceremonyhall-hagi.com/image/hagi-gaikan.jpg
ただ結構ステンドグラスが目立ってたから、教会なのかもしれないが。
580:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)14:00:29ID:f8UWcZUa0
>>573がガリガリのメガネ君だとしても、やたら腕っぷしが強くないか?その電波青年。
発狂のあまり火事場のクソ力が出たのかな。
581:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)16:41:51ID:wX4RfJ0E0
>>584
ガリガリのメガネ君は>>573のことを指して電波が言い放った言葉では??
それにしても、怖かった。
>>573の話は幽霊譚とSFとデムパが渾然一体となってますね。
実際、一番怖いのは建物がなくなってるというとこだなぁ~
従姉妹とはその後その話したの?
587:本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金)19:19:50ID:oBMalUeI0
>>580
俺は電波が言うとおりのガリガリ眼鏡だけど、それにしたって相当なもんだろうね。
殴られて体が浮いて、漫画みたいなあざになった。従姉も少し関節を痛めた。
事件現場が普通の場所だったら即警察に通報するレベル。
>>581
あらためて話すようなネタもないんだ。
暴力的でイミフな異次元(?)体験だった、という程度だから。
あの建物はいかにも現代風の祭儀場っぽかったから、
「昔は廃工場の場所にセレモニーホールがあって…」
みたいな時間トリップ体験や幽霊話ではないだろうしね。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part57
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1253111726/572-587
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実害のない(?)幽霊と住む家
2023.03.23 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
133:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:40:50.46ID:+pW5lY020.net
初めて書き込むので、お見苦しい点がありましたらすみません。
オチが弱いし、長くなるかもしれませんが
宜しければお付き合いください。
小学生のころのこと、夢の中で家のチャイムが鳴り、誰か来たと嬉々として玄関のドアを開けたことがありました。
その先に居たのはおかっぱ髪の赤い着物の女の子で、同じくらいの歳に見えました。
その子を見た瞬間に、
”絶対にこの子を家に入れてはいけない”
と直感的に感じてドアをすぐに閉めたのですが、ドアとの間に腕を入れられ、
「遊ぼうよ」
という言葉と共に、凄い力でドアを開けられてしまい、断ることも叶わずにそのまま家に招いてしまいました。
(実家は小学1年生の時に建てたのでほぼ新築。元々居たということはない、はずです。)
134:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:42:52.01ID:+pW5lY020.net
そしてたまに夢の中で、その子と一緒に白黒に見える状態になった部屋(2階)から、手を繋いでゆっくり階段を降りていき、玄関前の廊下に差し掛かかっては、無言の女の子の異様な雰囲気が怖くて手を離して玄関から飛び出したのに、気が付いたらまた同じようにその子と階段を下りるということを繰り返す、よくわからない夢を見たり。
金縛りにあって目を開けると、その子が傍でじっと見下ろしていたりと、それなりに怖い思いをしていたのですが、頻度はそれほど多くなく、幽霊云々よりも母の教育熱心すぎる環境に振り回され、そっちの方に思考も気力も持っていかれていたので完全放置。
更には”幽霊はいません”という両親の言葉により、相談することすら叶わず、あれは精神的なものによる夢だと処理。
夢に出てきたら、今日はそういう日。
金縛りにあったら、事務的に解除して二度寝。
2階で音がしたらちょっと怖いけれど、実際に見えることもほぼなかったので、ごく普通に日常を続けていました。
中学生になって、そこそこ怖い体験に慣れきって思い出すことすらなくなっていた頃、ちょっと霊感のある友人Aに
「おかっぱの赤い着物の女の子が近くに居る」
と言われて初めてその存在が空想の産物ではなく、オカルト的なものだと認識。
とはいえ、ホラー的なことに慣れていたのもあり、若干の睡眠妨害と精神攻撃はあれども、部活・勉強・人間関係荒波に揉まれ、そっちの方が大変だったのもあり、対してその子に興味を持つこともなく日々を過ごしていました…。
高校生になると知り合った霊感あり友人Bに
「着物の女の子居るね」
と言われて、
「居るんだよ」
と、同意。
その子も祓えるわけではなかったので、神社とか行ったら?と言われたのですが、幽霊に関して興味が薄かった私は害がさほどないし、面倒だし、居てもいなくても変わらんと、また放置。
135:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:44:07.37ID:+pW5lY020.net
そんなこんなで、怖い思いをしても、怪我をするとか、私が病気をするとかは無く、且つ大学生以降はすぐ目の前に住む祖母に介護が必要となり、寝る場所が実家から祖母の家に変更になったこともあり、その子の存在すらすっかり忘れてしまいました。
そして、とある日に実家の方でくつろいでいると、母の近くに青白い子供の足を見て、直感的にあの子だと思いました。
そして、まだ実家に居るのだと確信。
とはいえ、その頃には就職した私は既に実家に住んでおらず、実家に泊まるとしても、祖母の家で寝る予定ですし、いつの間にか夢に出てくることも思い出すことも減っておりましたので、申し訳ないけれど、やっぱり放置することにしました。
なので、今でも私が招いてしまったあの子は未だ実家に居るのでしょう。
女の子は夢に出てくる度にこちらを睨んでいて、夢でも対峙するとその時は怖いと思うので良いものではないのだと思います。
正直私が迎え入れてしまったので、女の子には申し訳ないような気がしつつも、出し方もわからないのでこれからも放置することになるでしょう。
両親にも実害出てないから、お祓いもしないでしょうし。
いつか霊感のある方に出会ったら、解放する方法を聞いてみようと思います。
継続的な幽霊体験は珍しかったので書いてみました。
136:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:45:24.97ID:+pW5lY020.net
余談ではありますが、ある程度大きくなったころに母へ
「たまに目にぽっかり穴の開いたおじさんとか見えるし、よく金縛りとか合うんだけど夢なのかな」
と聞いたら
「アンタも見えるんだ」
と言われて、母も昔は幽霊が見えていたという衝撃の事実が発覚。
薄々感じてはいたけれど、あれは幽霊で合ってるんかい!!と。
どうりで私が話したことに対して、母の対応が怖がる風でもなく塩対応だったんだと納得。
何やら母方の家系はたまに見える人が居るそう。
(介護していたのは父方)
そういうことはもっと早くに言ってほしかった。
ちなみになぜ母が幽霊が居ないということにしたかというと、教育に良くないし、実際この世に存在しないのだからね、というドライな回答でした。
そういう経緯から、これまで怖い体験はしておりますが、これからも大体スルーしていく予定です。
ほぼ無いような霊感なので、生活には支障が無いのがありがたいんだかなんだか。
幽霊放置していても、実害が無い(病気事故なし)というのが一番大きいのかもしれません。
そう考えると、やべえものを拾ったとしても、どうにか無害化してくれている守護霊様やご先祖様に感謝したほうがいいのかもしれませんね。
以上、駄文失礼いたしました。
お読みいただきありがとうございました。
138:名無し先輩:2022/12/07(水)17:51:38.63ID:CeE5Cd3A0.net
怖いね、でもその怖い幽霊が逆に近づいてくる悪霊を君の目を通して睨みつけてたのかもよ
実害もなく怪我もないって…普通に考えたらありえないよ、守ってるとしか思えない、若しくは他の悪霊の取られたくないだったりしてね
怖い霊はさ、実害っていうか自分の縄張りに来る霊に対して容赦しないんかね、よほど強い霊なのか、うん
139:本当にあった怖い名無し:2022/12/08(木)01:21:21.26ID:Z/3FeI1a0.net
>>136
母ちゃん…
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1669544672/133-139
.
初めて書き込むので、お見苦しい点がありましたらすみません。
オチが弱いし、長くなるかもしれませんが
宜しければお付き合いください。
小学生のころのこと、夢の中で家のチャイムが鳴り、誰か来たと嬉々として玄関のドアを開けたことがありました。
その先に居たのはおかっぱ髪の赤い着物の女の子で、同じくらいの歳に見えました。
その子を見た瞬間に、
”絶対にこの子を家に入れてはいけない”
と直感的に感じてドアをすぐに閉めたのですが、ドアとの間に腕を入れられ、
「遊ぼうよ」
という言葉と共に、凄い力でドアを開けられてしまい、断ることも叶わずにそのまま家に招いてしまいました。
(実家は小学1年生の時に建てたのでほぼ新築。元々居たということはない、はずです。)
134:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:42:52.01ID:+pW5lY020.net
そしてたまに夢の中で、その子と一緒に白黒に見える状態になった部屋(2階)から、手を繋いでゆっくり階段を降りていき、玄関前の廊下に差し掛かかっては、無言の女の子の異様な雰囲気が怖くて手を離して玄関から飛び出したのに、気が付いたらまた同じようにその子と階段を下りるということを繰り返す、よくわからない夢を見たり。
金縛りにあって目を開けると、その子が傍でじっと見下ろしていたりと、それなりに怖い思いをしていたのですが、頻度はそれほど多くなく、幽霊云々よりも母の教育熱心すぎる環境に振り回され、そっちの方に思考も気力も持っていかれていたので完全放置。
更には”幽霊はいません”という両親の言葉により、相談することすら叶わず、あれは精神的なものによる夢だと処理。
夢に出てきたら、今日はそういう日。
金縛りにあったら、事務的に解除して二度寝。
2階で音がしたらちょっと怖いけれど、実際に見えることもほぼなかったので、ごく普通に日常を続けていました。
中学生になって、そこそこ怖い体験に慣れきって思い出すことすらなくなっていた頃、ちょっと霊感のある友人Aに
「おかっぱの赤い着物の女の子が近くに居る」
と言われて初めてその存在が空想の産物ではなく、オカルト的なものだと認識。
とはいえ、ホラー的なことに慣れていたのもあり、若干の睡眠妨害と精神攻撃はあれども、部活・勉強・人間関係荒波に揉まれ、そっちの方が大変だったのもあり、対してその子に興味を持つこともなく日々を過ごしていました…。
高校生になると知り合った霊感あり友人Bに
「着物の女の子居るね」
と言われて、
「居るんだよ」
と、同意。
その子も祓えるわけではなかったので、神社とか行ったら?と言われたのですが、幽霊に関して興味が薄かった私は害がさほどないし、面倒だし、居てもいなくても変わらんと、また放置。
135:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:44:07.37ID:+pW5lY020.net
そんなこんなで、怖い思いをしても、怪我をするとか、私が病気をするとかは無く、且つ大学生以降はすぐ目の前に住む祖母に介護が必要となり、寝る場所が実家から祖母の家に変更になったこともあり、その子の存在すらすっかり忘れてしまいました。
そして、とある日に実家の方でくつろいでいると、母の近くに青白い子供の足を見て、直感的にあの子だと思いました。
そして、まだ実家に居るのだと確信。
とはいえ、その頃には就職した私は既に実家に住んでおらず、実家に泊まるとしても、祖母の家で寝る予定ですし、いつの間にか夢に出てくることも思い出すことも減っておりましたので、申し訳ないけれど、やっぱり放置することにしました。
なので、今でも私が招いてしまったあの子は未だ実家に居るのでしょう。
女の子は夢に出てくる度にこちらを睨んでいて、夢でも対峙するとその時は怖いと思うので良いものではないのだと思います。
正直私が迎え入れてしまったので、女の子には申し訳ないような気がしつつも、出し方もわからないのでこれからも放置することになるでしょう。
両親にも実害出てないから、お祓いもしないでしょうし。
いつか霊感のある方に出会ったら、解放する方法を聞いてみようと思います。
継続的な幽霊体験は珍しかったので書いてみました。
136:本当にあった怖い名無し:2022/12/07(水)15:45:24.97ID:+pW5lY020.net
余談ではありますが、ある程度大きくなったころに母へ
「たまに目にぽっかり穴の開いたおじさんとか見えるし、よく金縛りとか合うんだけど夢なのかな」
と聞いたら
「アンタも見えるんだ」
と言われて、母も昔は幽霊が見えていたという衝撃の事実が発覚。
薄々感じてはいたけれど、あれは幽霊で合ってるんかい!!と。
どうりで私が話したことに対して、母の対応が怖がる風でもなく塩対応だったんだと納得。
何やら母方の家系はたまに見える人が居るそう。
(介護していたのは父方)
そういうことはもっと早くに言ってほしかった。
ちなみになぜ母が幽霊が居ないということにしたかというと、教育に良くないし、実際この世に存在しないのだからね、というドライな回答でした。
そういう経緯から、これまで怖い体験はしておりますが、これからも大体スルーしていく予定です。
ほぼ無いような霊感なので、生活には支障が無いのがありがたいんだかなんだか。
幽霊放置していても、実害が無い(病気事故なし)というのが一番大きいのかもしれません。
そう考えると、やべえものを拾ったとしても、どうにか無害化してくれている守護霊様やご先祖様に感謝したほうがいいのかもしれませんね。
以上、駄文失礼いたしました。
お読みいただきありがとうございました。
138:名無し先輩:2022/12/07(水)17:51:38.63ID:CeE5Cd3A0.net
怖いね、でもその怖い幽霊が逆に近づいてくる悪霊を君の目を通して睨みつけてたのかもよ
実害もなく怪我もないって…普通に考えたらありえないよ、守ってるとしか思えない、若しくは他の悪霊の取られたくないだったりしてね
怖い霊はさ、実害っていうか自分の縄張りに来る霊に対して容赦しないんかね、よほど強い霊なのか、うん
139:本当にあった怖い名無し:2022/12/08(木)01:21:21.26ID:Z/3FeI1a0.net
>>136
母ちゃん…
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1669544672/133-139
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定番改変話3話
2023.03.22 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
515:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:40:19.23ID:IzkNMVSo0.net
語りたい話しは3つ。なので連投失礼
親から聞いた&昭和の頃の話
①連続写真
親の知り合いとその友人3人の話。
4人で海水浴に行き、少々泳いだあとで昼飯を食いに近くの飲食店に入った。
4人で来たのに3人分しかお冷を出されなかった。
友人の1人だけお冷が置かれなかったのだ。
親の知り合いは店員に
『コイツの分のお冷も出してください』
と言うと、店員は
『え?あ、はい、分かりました……』
となぜか動揺しながら友人の前にお冷を置いた
お冷をスルーされた友人は傷ついたのか、泣きそうな顔でうつむいたので親の知り合いとお冷を置いてもらえた友人2人は彼を励ました。
飯を食い終わった後、4人は再び海へ赴き、
『飛び込み台から海へ飛び込む瞬間を連続写真に収めよう』
と各々の連続写真を撮り始めた。
1番に親の知り合いが飛び込み、2番目、3番目に友人が飛び込み、最後にお冷をスルーされた友人が飛び込んだ。
親の知り合いが写真を撮り、2,3番目に飛び込んだ友人が見守る中、彼は一向に上がって来ない。
3人は彼が飛び込んだ所へすかさず駆けつけたが、彼の姿は見当たらない。
警察に通報し、消えた彼を捜索してもらった。
友人は、飛び込んだ時に海の藻が足に絡まってしまったらしい
永遠に眠った姿で見つかった。
式が終わった後、彼の姿を収めた連続写真を写真屋で現像した。
海へ飛び込む彼の勇姿が写っている。
しかし、1つ気になることがあった。
彼が着水する瞬間の写真がないのだ。
親の知り合いと友人2人は写真屋へその写真がないか訊ねた。
すると、写真屋は
『お見せできるのですが、見ない方がいいかと……』
と震えた声で答えた。
3人は
『それでも見たいです』
と写真屋に伝え、着水する瞬間の写真を持ってこさせた。
その写真には着水する瞬間の友人の姿と海から伸びる数え切れないほど沢山の腕
生きているとは思えないほど青白くて半透明なその腕達が友人を海の中へ引きずり込もうとしているような写真だった。
516:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:43:42.39ID:IzkNMVSo0.net
光の加減でそのように写った写真だったとしても気味が悪い、しかし友人の姿が写っている事もあり引き取るか迷った。
最終的には怖い方が勝ってしまい、友人の写真を写真屋に返したそうだ。
写真屋を去った後、彼と最期の飲食をした飲食店でお冷が出されなかった事と店員の動揺した態度を思い出し、親の知り合いと友人2人は飲食店を訪ねた。
店員は
『コイツの分のお冷を出してください』
と言っていた客である3人の事を覚えていたらしく、続けて親の知り合いは
『お冷を出されなかった彼が永眠したので、あの日何があったのか、なぜあなたが動揺していたのか教えてほしい』
と疑問をぶつけた。
店員は震えた声で答えた
『お客様が『コイツの分のお冷を出してください』と指をさされていた席には、誰も座っていませんでした』
その場に居る全員が顔を青くしたという。
あまりにも恐ろしくて、当時のことを教えてくれた店員へ感謝した後に3人はお祓いを受けに行ったそうだ。
飲食店に入った時は生きていたはずなのに、友人はなぜ店員の目に映らなかったのか、そして連続写真のあの腕はなんなのか…
当たり前かもしれないが、考えても分からない
ただ分かるのは、あの友人に写真でしか会えない事とあの海水浴場が閉鎖された事実だけだ……とのこと
517:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:48:51.93ID:IzkNMVSo0.net
親の友人が経験した話。
彼女が住む地域(自然豊かな田舎)には心霊スポットとして有名なトンネルがあるらしく、中でも『だったか』という幽霊の噂が中高生の間で絶えなかったそうだ。
『だったか』という幽霊は交通事故によって〇くなった老婆の霊なのだが、生前にかなり強い恨みを持っていたらしく、未だに成仏出来ない為にトンネルに棲みつき、トンネルに入ってきた車をものすごいスピードで追いかけるそうだ。
老婆が全力で車を追いかけてくるだけでも怖いというのに、『だったか』の容姿は怖さを更にかき立てる。
なんと片足はちぎれかけており、もう片足や両腕はありえない方向へ曲がっており、顎は外れていて目玉は片方だけ飛び出しているというゾンビのような見た目なのだ。
片足がちぎれかけゆえに四つん這いで車を追いかける為、『ダッタカダッタカダッタカ』という独特で不気味な足音をしているのだとか。
そんな個性的な足音がいつの間にか『だったか』という幽霊の名前として広まったそうだ。
『だったか』がガセネタだったとしても恐ろしい、そう思っていた頃
親の友人はバイトの帰り(夜19時頃)に通行止めをくらい、当時はカーナビもガラケーすらも無かったゆえ警備員に道を尋ねたが『だったか』が出ると噂のトンネルをどうしても通らねばならなかった。
心の中で『南無阿弥陀仏…』と唱えつつ車でトンネルに入ってしばらくすると、遠くから音が聞こえた
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
次第に大きくなっている、足音が近づいている
恐怖で息苦しく、ただひたすらに車を走らせて心の中で念仏を唱える。
ふとミラーを見ると、道の脇に黒くて四つん這いと思われる低い姿勢の影がチラッと見えた。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
影のあった方からその音は聞こえる。
恐怖が昂りまくった親の友人はミラーを最低限見ないようにして、車を走らせ続けた。
518:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:49:51.69ID:IzkNMVSo0.net
やがて、トンネルの出口が見えた
トンネルから出れば音が聞こえなくなるだろう……と安堵していた。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
トンネルを出てしばらく走っても音はまだ続く。
逃げたい気持ちでいっぱいだが、目の前の交差点にある信号が赤になってしまった。
どうしても止まらなければならない。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
『もうダメだ』
視界の端に映る黒い影は親の友人に………
襲いかかる、かと思いきや
街灯に照らされた黒い影はピタリと動きを止める。
その正体は大人のイノシシだった。
『なんだ、イノシシか〜』
と親の友人は胸を撫で下ろして無事に帰宅した。
帰宅した後、一つだけ疑問が浮かんだ
『車と同じくらいの速度で走るイノシシって居るの…?』
と
519:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:52:37.39ID:IzkNMVSo0.net
③だぁくれぇのおっさん
親の祖母(俺から見た曾祖母)がまだ幼かった頃の親に語った伝説。
山のふもとに父親、母親、子ども(幼稚園児)という普通の3人家族が住んでいて、ある日子どもがダダをこねて両親を困らせ、あまりにも聞き分けの悪い子どもにブチギレた父親は子どもを外の柱に縄でくくりつけて
『おまえみたいな子どもは要らん!』
と怒鳴ったそうだ。
すると、身長が2mほどあって真っ黒なボロボロの服を着た大男がどこからともなく現れて、柱にくくりつけられた子どもを指さし、
『だぁ要らんのか?だぁ、くれぇ』
と言いながら父親には手のひらを見せた。
曾祖母が住んでいた地域の古い言い回しで、『だぁ』=『それ』、『くれぇ』=『ちょうだい』だそうだ。
つまり、大男は子どもを指さして
『それ要らないのか?それちょうだい』
と父親にねだったのだ。
父親は
『いいえ、要ります』
と答えると、大男は
『ちっ』
と舌打ちをしてどこかに消えた。
人間であるとも人間でないとも言える大男の存在へ父親と息子は恐怖した。
彼らの口から謎の大男の噂が広まり、突如現れて人の子を
『だぁ、くれぇ』
とねだる恐ろしさから『だぁくれぇのおっさん』という名称が生まれた。
『悪い子にしてるとだぁくれぇのおっさんが来るよ!』
と子どもを叱る人間が増えたある日、子どもが誘拐される事件が起きた。
誘拐された子どもの両親は
『だぁくれぇのおっさんに誘拐されたかもしれない』
と語った。
というのも、母親が
『悪い子にしてるとだぁくれぇのおっさんが来るよ!』
と子どもを叱ったところ、子どもが
『来るわけないじゃんwww』
と言ってイタズラをやめなかったので、お仕置として夜に子どもを外の柱へくくりつけた。
裁縫をしていると家の外で
『わ゛ーーーーー!!!!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!!』
と子どもの泣き叫ぶ声が聞こえ、外に出た時には子どもの姿も声もなく、あったのは刃物で切られたと思われる縄だけだったという。
その事件以来、だぁくれぇのおっさんは
『子どもの誘拐犯なのでは』
と新たな説が浮上し、ある者は
『子どもを誘拐して食べてるおばけだ』
と語り、またある者は
『ただの浮浪者だ』
と語り、『だぁくれぇのおっさん』は都市伝説とも不審者とも呼ばれるようになった。
520:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:53:07.80ID:IzkNMVSo0.net
終わりに、
『だぁくれぇのおっさん』はまだ終戦記念日の決まっていない時代の民話でこれといった証拠も書物も残されていないのか、ググッても出てこない。
よく似てる話とか詳細を知っている人が居れば是非とも教えていただきたい。
3つとも長文および拙文で申し訳ないが、語らせてくれてありがとう
521:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)00:27:07.60ID:g8AZO3x90.net
>>520
どれも面白かったわありがとう
またあったら投下してね
イノシシのみたいに一旦ほっとさせて
でもよく考えてみればって構成の好きやわ
522:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)01:13:41.85ID:sSOw9U150.net
①は結構有名な怖い話だよね学校の怪談系の本にも似た話載ってた
②③は初めて読んだありがとう
523:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)02:36:33.36ID:2pFkpknQB
おもしろかった①こわすぎ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1669544672/515-523
.
語りたい話しは3つ。なので連投失礼
親から聞いた&昭和の頃の話
①連続写真
親の知り合いとその友人3人の話。
4人で海水浴に行き、少々泳いだあとで昼飯を食いに近くの飲食店に入った。
4人で来たのに3人分しかお冷を出されなかった。
友人の1人だけお冷が置かれなかったのだ。
親の知り合いは店員に
『コイツの分のお冷も出してください』
と言うと、店員は
『え?あ、はい、分かりました……』
となぜか動揺しながら友人の前にお冷を置いた
お冷をスルーされた友人は傷ついたのか、泣きそうな顔でうつむいたので親の知り合いとお冷を置いてもらえた友人2人は彼を励ました。
飯を食い終わった後、4人は再び海へ赴き、
『飛び込み台から海へ飛び込む瞬間を連続写真に収めよう』
と各々の連続写真を撮り始めた。
1番に親の知り合いが飛び込み、2番目、3番目に友人が飛び込み、最後にお冷をスルーされた友人が飛び込んだ。
親の知り合いが写真を撮り、2,3番目に飛び込んだ友人が見守る中、彼は一向に上がって来ない。
3人は彼が飛び込んだ所へすかさず駆けつけたが、彼の姿は見当たらない。
警察に通報し、消えた彼を捜索してもらった。
友人は、飛び込んだ時に海の藻が足に絡まってしまったらしい
永遠に眠った姿で見つかった。
式が終わった後、彼の姿を収めた連続写真を写真屋で現像した。
海へ飛び込む彼の勇姿が写っている。
しかし、1つ気になることがあった。
彼が着水する瞬間の写真がないのだ。
親の知り合いと友人2人は写真屋へその写真がないか訊ねた。
すると、写真屋は
『お見せできるのですが、見ない方がいいかと……』
と震えた声で答えた。
3人は
『それでも見たいです』
と写真屋に伝え、着水する瞬間の写真を持ってこさせた。
その写真には着水する瞬間の友人の姿と海から伸びる数え切れないほど沢山の腕
生きているとは思えないほど青白くて半透明なその腕達が友人を海の中へ引きずり込もうとしているような写真だった。
516:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:43:42.39ID:IzkNMVSo0.net
光の加減でそのように写った写真だったとしても気味が悪い、しかし友人の姿が写っている事もあり引き取るか迷った。
最終的には怖い方が勝ってしまい、友人の写真を写真屋に返したそうだ。
写真屋を去った後、彼と最期の飲食をした飲食店でお冷が出されなかった事と店員の動揺した態度を思い出し、親の知り合いと友人2人は飲食店を訪ねた。
店員は
『コイツの分のお冷を出してください』
と言っていた客である3人の事を覚えていたらしく、続けて親の知り合いは
『お冷を出されなかった彼が永眠したので、あの日何があったのか、なぜあなたが動揺していたのか教えてほしい』
と疑問をぶつけた。
店員は震えた声で答えた
『お客様が『コイツの分のお冷を出してください』と指をさされていた席には、誰も座っていませんでした』
その場に居る全員が顔を青くしたという。
あまりにも恐ろしくて、当時のことを教えてくれた店員へ感謝した後に3人はお祓いを受けに行ったそうだ。
飲食店に入った時は生きていたはずなのに、友人はなぜ店員の目に映らなかったのか、そして連続写真のあの腕はなんなのか…
当たり前かもしれないが、考えても分からない
ただ分かるのは、あの友人に写真でしか会えない事とあの海水浴場が閉鎖された事実だけだ……とのこと
517:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:48:51.93ID:IzkNMVSo0.net
親の友人が経験した話。
彼女が住む地域(自然豊かな田舎)には心霊スポットとして有名なトンネルがあるらしく、中でも『だったか』という幽霊の噂が中高生の間で絶えなかったそうだ。
『だったか』という幽霊は交通事故によって〇くなった老婆の霊なのだが、生前にかなり強い恨みを持っていたらしく、未だに成仏出来ない為にトンネルに棲みつき、トンネルに入ってきた車をものすごいスピードで追いかけるそうだ。
老婆が全力で車を追いかけてくるだけでも怖いというのに、『だったか』の容姿は怖さを更にかき立てる。
なんと片足はちぎれかけており、もう片足や両腕はありえない方向へ曲がっており、顎は外れていて目玉は片方だけ飛び出しているというゾンビのような見た目なのだ。
片足がちぎれかけゆえに四つん這いで車を追いかける為、『ダッタカダッタカダッタカ』という独特で不気味な足音をしているのだとか。
そんな個性的な足音がいつの間にか『だったか』という幽霊の名前として広まったそうだ。
『だったか』がガセネタだったとしても恐ろしい、そう思っていた頃
親の友人はバイトの帰り(夜19時頃)に通行止めをくらい、当時はカーナビもガラケーすらも無かったゆえ警備員に道を尋ねたが『だったか』が出ると噂のトンネルをどうしても通らねばならなかった。
心の中で『南無阿弥陀仏…』と唱えつつ車でトンネルに入ってしばらくすると、遠くから音が聞こえた
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
次第に大きくなっている、足音が近づいている
恐怖で息苦しく、ただひたすらに車を走らせて心の中で念仏を唱える。
ふとミラーを見ると、道の脇に黒くて四つん這いと思われる低い姿勢の影がチラッと見えた。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
影のあった方からその音は聞こえる。
恐怖が昂りまくった親の友人はミラーを最低限見ないようにして、車を走らせ続けた。
518:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:49:51.69ID:IzkNMVSo0.net
やがて、トンネルの出口が見えた
トンネルから出れば音が聞こえなくなるだろう……と安堵していた。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
トンネルを出てしばらく走っても音はまだ続く。
逃げたい気持ちでいっぱいだが、目の前の交差点にある信号が赤になってしまった。
どうしても止まらなければならない。
ダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカダッタカ
『もうダメだ』
視界の端に映る黒い影は親の友人に………
襲いかかる、かと思いきや
街灯に照らされた黒い影はピタリと動きを止める。
その正体は大人のイノシシだった。
『なんだ、イノシシか〜』
と親の友人は胸を撫で下ろして無事に帰宅した。
帰宅した後、一つだけ疑問が浮かんだ
『車と同じくらいの速度で走るイノシシって居るの…?』
と
519:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:52:37.39ID:IzkNMVSo0.net
③だぁくれぇのおっさん
親の祖母(俺から見た曾祖母)がまだ幼かった頃の親に語った伝説。
山のふもとに父親、母親、子ども(幼稚園児)という普通の3人家族が住んでいて、ある日子どもがダダをこねて両親を困らせ、あまりにも聞き分けの悪い子どもにブチギレた父親は子どもを外の柱に縄でくくりつけて
『おまえみたいな子どもは要らん!』
と怒鳴ったそうだ。
すると、身長が2mほどあって真っ黒なボロボロの服を着た大男がどこからともなく現れて、柱にくくりつけられた子どもを指さし、
『だぁ要らんのか?だぁ、くれぇ』
と言いながら父親には手のひらを見せた。
曾祖母が住んでいた地域の古い言い回しで、『だぁ』=『それ』、『くれぇ』=『ちょうだい』だそうだ。
つまり、大男は子どもを指さして
『それ要らないのか?それちょうだい』
と父親にねだったのだ。
父親は
『いいえ、要ります』
と答えると、大男は
『ちっ』
と舌打ちをしてどこかに消えた。
人間であるとも人間でないとも言える大男の存在へ父親と息子は恐怖した。
彼らの口から謎の大男の噂が広まり、突如現れて人の子を
『だぁ、くれぇ』
とねだる恐ろしさから『だぁくれぇのおっさん』という名称が生まれた。
『悪い子にしてるとだぁくれぇのおっさんが来るよ!』
と子どもを叱る人間が増えたある日、子どもが誘拐される事件が起きた。
誘拐された子どもの両親は
『だぁくれぇのおっさんに誘拐されたかもしれない』
と語った。
というのも、母親が
『悪い子にしてるとだぁくれぇのおっさんが来るよ!』
と子どもを叱ったところ、子どもが
『来るわけないじゃんwww』
と言ってイタズラをやめなかったので、お仕置として夜に子どもを外の柱へくくりつけた。
裁縫をしていると家の外で
『わ゛ーーーーー!!!!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!!』
と子どもの泣き叫ぶ声が聞こえ、外に出た時には子どもの姿も声もなく、あったのは刃物で切られたと思われる縄だけだったという。
その事件以来、だぁくれぇのおっさんは
『子どもの誘拐犯なのでは』
と新たな説が浮上し、ある者は
『子どもを誘拐して食べてるおばけだ』
と語り、またある者は
『ただの浮浪者だ』
と語り、『だぁくれぇのおっさん』は都市伝説とも不審者とも呼ばれるようになった。
520:本当にあった怖い名無し:2023/01/07(土)23:53:07.80ID:IzkNMVSo0.net
終わりに、
『だぁくれぇのおっさん』はまだ終戦記念日の決まっていない時代の民話でこれといった証拠も書物も残されていないのか、ググッても出てこない。
よく似てる話とか詳細を知っている人が居れば是非とも教えていただきたい。
3つとも長文および拙文で申し訳ないが、語らせてくれてありがとう
521:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)00:27:07.60ID:g8AZO3x90.net
>>520
どれも面白かったわありがとう
またあったら投下してね
イノシシのみたいに一旦ほっとさせて
でもよく考えてみればって構成の好きやわ
522:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)01:13:41.85ID:sSOw9U150.net
①は結構有名な怖い話だよね学校の怪談系の本にも似た話載ってた
②③は初めて読んだありがとう
523:本当にあった怖い名無し:2023/01/08(日)02:36:33.36ID:2pFkpknQB
おもしろかった①こわすぎ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
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