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天井の兵隊さん
2017.06.19 (Mon) | Category : 誰も信じない人へ
869名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/15(日)19:46:02ID:TUrKGKlp0
おもしろいかどうかはわかんないけど投下してみる
家の姉は霊感が強いらしく、家でよく霊を見るらしい
姉の話によれば、俺の部屋の前の廊下の天井に兵隊さんが列をなして歩いてるらしい
数年前から言ってたんだが、俺には姿はおろか気配すら感じた事が無かったのでたいして気にしてなかったんだが少し前に俺の前に姿を現したんだよ。
夜中の一時ぐらいに喉が渇いたから飲み物を取りに行こうとして廊下に出たらいるのよ、逆さまにぶら下がった兵隊さんが
しかも、戦死したひとらしく腕や足が無い人が大半なんだよ
廊下の端からこっちに向かってザッザッザッザって足並みそろえて歩いてきてうわぁやべぇとか思ってたら、先頭の人が俺の一㍍ぐらい前まで来て止まるのよ
もうそのときは怖さで軽い金縛り状態になってたわ
870名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/15(日)19:46:37ID:TUrKGKlp0
で、もうどうしていいかわからずにとりあえず敬礼したんだよ
そしたら先頭に居た人だけ敬礼を返してきて、一言
「お勤めご苦労様です。」
って言って、俺の横を通り過ぎていったんだけどすれ違う兵隊さんが全員声かけてくれんの
「がんばれよ」とか「無理するな」とか「体壊すなよ」とか
なんか全員励ましてくれて、ちょうどそのとき仕事が追い込みの時期で肉体的にも精神的にもやばい状態だったから泣けてきちゃって、ぼろぼろ泣きながら
「はい!○○(名前)は最後までやり通します!!」
って言ったら、最後の兵隊さんが微笑みかけてくれて
その後、兵隊さんが消えても涙が止まらなくなっちゃって
しばらく敬礼したまま泣いてたよ。
それから、ハッキリとは見えないんだけどぼんやりと兵隊さんを感じるようになった。
次にまた会えたら怪我の手当てでもしてやれたらいいんだけど、なにか幽霊に対して出来ることってないかな?
(オチなくてスマソ)
872名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/15(日)19:58:11ID:tl18Ingi0
>>870
いい経験したね。励ましてもらえてよかったね
兵隊さんたちがあるべき場所に帰れますように、幸せでありますように
ってたまに祈ってあげたらどうかな?
ちなみに、そういった祈りは生身の人間宛にでも効果があるらしいよ・・・オカルトだけど
874名前:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2009/02/15(日)20:07:07ID:31nHywcpO
>>870
日本酒でいいんじゃね?
877名前:869[sage]投稿日:2009/02/15(日)21:00:00ID:TUrKGKlp0
アドバイス㌧クス
とりあえず、手近にあったエビス(缶)と豆大福を救急箱の上に乗っけて廊下に置いておいた。
そのうち作れたら、天井付近に棚でも作ってそこに置く事にするお。
885名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/16(月)00:13:01ID:LcU/C6Np0
兵隊さんの話、泣ける話だねえ…
早く靖国神社か護国神社に帰れるといいんだけど。
889名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/16(月)01:02:56ID:qy07w+lMO
>>877
ちょっと涙が出ました。
お姉さんに報告した?
900名前:869-870[]投稿日:2009/02/16(月)21:11:04ID:G6sfucgC0
>>889
姉に報告したところ
俺「姉貴、前言ってた兵隊さんの霊が・・・・・てなかんじで見たんだよ。」
姉「えーまじでー、除霊とかしてもらった方がいいんじゃない?」
俺「え・・・?なんでよ。」
姉「だって、戦死した人なんて気持ち悪いじゃん、そうだ塩まいといてあげようか?」
という予想外のきりかえしですた。
(ノД`;)ウェーン話すんじゃなかった。
その後で聞いた話
姉が見た兵隊さんは飛行機の乗組員というか特攻隊のような出で立ちをした人だったそうで
いったい家のまわりでは何があったんだろうか・・・。
追記
廊下に置いておいた豆大福の乗った皿の横に塩が盛ってありました。
さすがに申し訳ないので、塩だけ洗い流しておきました。
引用元:【全米が】なんか笑える霊体験8【テラワロス】
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1229621847/869-900
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おもしろいかどうかはわかんないけど投下してみる
家の姉は霊感が強いらしく、家でよく霊を見るらしい
姉の話によれば、俺の部屋の前の廊下の天井に兵隊さんが列をなして歩いてるらしい
数年前から言ってたんだが、俺には姿はおろか気配すら感じた事が無かったのでたいして気にしてなかったんだが少し前に俺の前に姿を現したんだよ。
夜中の一時ぐらいに喉が渇いたから飲み物を取りに行こうとして廊下に出たらいるのよ、逆さまにぶら下がった兵隊さんが
しかも、戦死したひとらしく腕や足が無い人が大半なんだよ
廊下の端からこっちに向かってザッザッザッザって足並みそろえて歩いてきてうわぁやべぇとか思ってたら、先頭の人が俺の一㍍ぐらい前まで来て止まるのよ
もうそのときは怖さで軽い金縛り状態になってたわ
870名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/15(日)19:46:37ID:TUrKGKlp0
で、もうどうしていいかわからずにとりあえず敬礼したんだよ
そしたら先頭に居た人だけ敬礼を返してきて、一言
「お勤めご苦労様です。」
って言って、俺の横を通り過ぎていったんだけどすれ違う兵隊さんが全員声かけてくれんの
「がんばれよ」とか「無理するな」とか「体壊すなよ」とか
なんか全員励ましてくれて、ちょうどそのとき仕事が追い込みの時期で肉体的にも精神的にもやばい状態だったから泣けてきちゃって、ぼろぼろ泣きながら
「はい!○○(名前)は最後までやり通します!!」
って言ったら、最後の兵隊さんが微笑みかけてくれて
その後、兵隊さんが消えても涙が止まらなくなっちゃって
しばらく敬礼したまま泣いてたよ。
それから、ハッキリとは見えないんだけどぼんやりと兵隊さんを感じるようになった。
次にまた会えたら怪我の手当てでもしてやれたらいいんだけど、なにか幽霊に対して出来ることってないかな?
(オチなくてスマソ)
872名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/15(日)19:58:11ID:tl18Ingi0
>>870
いい経験したね。励ましてもらえてよかったね
兵隊さんたちがあるべき場所に帰れますように、幸せでありますように
ってたまに祈ってあげたらどうかな?
ちなみに、そういった祈りは生身の人間宛にでも効果があるらしいよ・・・オカルトだけど
874名前:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2009/02/15(日)20:07:07ID:31nHywcpO
>>870
日本酒でいいんじゃね?
877名前:869[sage]投稿日:2009/02/15(日)21:00:00ID:TUrKGKlp0
アドバイス㌧クス
とりあえず、手近にあったエビス(缶)と豆大福を救急箱の上に乗っけて廊下に置いておいた。
そのうち作れたら、天井付近に棚でも作ってそこに置く事にするお。
885名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/16(月)00:13:01ID:LcU/C6Np0
兵隊さんの話、泣ける話だねえ…
早く靖国神社か護国神社に帰れるといいんだけど。
889名前:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/16(月)01:02:56ID:qy07w+lMO
>>877
ちょっと涙が出ました。
お姉さんに報告した?
900名前:869-870[]投稿日:2009/02/16(月)21:11:04ID:G6sfucgC0
>>889
姉に報告したところ
俺「姉貴、前言ってた兵隊さんの霊が・・・・・てなかんじで見たんだよ。」
姉「えーまじでー、除霊とかしてもらった方がいいんじゃない?」
俺「え・・・?なんでよ。」
姉「だって、戦死した人なんて気持ち悪いじゃん、そうだ塩まいといてあげようか?」
という予想外のきりかえしですた。
(ノД`;)ウェーン話すんじゃなかった。
その後で聞いた話
姉が見た兵隊さんは飛行機の乗組員というか特攻隊のような出で立ちをした人だったそうで
いったい家のまわりでは何があったんだろうか・・・。
追記
廊下に置いておいた豆大福の乗った皿の横に塩が盛ってありました。
さすがに申し訳ないので、塩だけ洗い流しておきました。
引用元:【全米が】なんか笑える霊体験8【テラワロス】
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1229621847/869-900
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ぶち猫
2017.06.14 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
415名前:⑦⑦⑦ 2017/06/10(Sat)20:37:51
安永から天明にかけてのころの話である。
大阪の農人橋に河内屋惣兵衛という町人の家があった。
美人の一人娘がいて、両親はこれを溺愛していた。
惣兵衛のところでは永年一匹のぶち猫を飼ってきたが、その猫が娘に付きまとって片時も離れないようになった。
まさに常住坐臥、便所に行くのにも付きまとったから、やがて『あの娘は猫に魅入られている』との噂が立ち、縁談も断られる始末だった。
憂慮した両親は、ぶち猫を随分な遠方に連れて行って捨てたが、猫は間もなく立ち帰ってきた。
「猫は怖いもんやな。親の代からおる猫とはいえ、こうなったら打ち殺すしかないで」
こんな相談をしていたところ、いち早く感づいたのか、猫は行方知れずになった。
そこで『やっぱりただの猫ではなかった』と、家じゅうで祈祷を受け、魔除け札などを貰って貼ると、油断おこたりのないようにして暮らした。
ある夜、惣兵衛は夢を見た。
かのぶち猫が枕元に来て蹲っているので、
「おまえ、逃げたんやなかったんか。なんでまた来たんや」
と尋ねると、猫はこんなことを言った。
「わいが嬢さんに魅入っとるとかで、殺そうとするから、とりあえず隠れたんやがな。そやけど考えてもみ、わいはこの家に先代から飼われて四十年、その大恩があって、なんで主人に仇せなならんのや。嬢さんのそばを離れんかったのは、ほかでもない。この家には年経た妖鼠がおる。そいつが嬢さんに魅入ろうとするんで、近づかんように守っとったんや。
まあ勿論、鼠をやっつけるのは猫の当たり前の仕事なんやが、あの鼠はわけがちがう。そこらの猫が束になってかかってもかなう相手やない。わいにしても、一匹の力では勝てそうにないんや。
で、どうしたもんかと考えるに、島の内の河内屋市兵衛方に一匹の虎猫がおる。強い猫や。あいつと組んだら何とかなると思う」
言い終わると、猫の姿はかき消えた。
416名前:⑦⑦⑦ 2017/06/10(Sat)20:41:08
翌朝妻と話すと、妻も同じ夢を見たという。
不思議なことだとは思いながら、『夢なんかを真に受けるべきではない』として、その日は暮れた。
しかし、その夜また猫が来て、
「信用してんか。あの猫さえ借りてきてくれたら、きっとあの鼠を退治したるよって」
と言う夢を見た。
そこでついに島の内まで出かけて、料理屋風の市兵衛の店に立ち寄ってみると、なるほど庭に沿った縁側に見事な虎猫が寝そべっていた。
主人に会って委細を語ると、市兵衛は、
「あの猫は長いこと飼っていますが、おっしゃるような逸物かどうか、……」
と首を傾げたが、そこを頼み込んで貸してもらうことにした。
翌日受け取りにいくと、すでに猫仲間を通じてぶち猫から頼まれていたらしく、虎猫は素直についてきた。
惣兵衛方で虎猫にご馳走していると、ぶち猫もどこからか帰ってきて、身を寄せて何やら相談する様子は、人間の友達同士が話しているかのようだった。
さて、その夜また主人夫婦は夢を見た。
「あさっての晩、決着つけたる。日が暮れたら、わいらを二階に上げてんか」
とぶち猫は言った。
翌々日、二匹の猫に十分ご馳走した後、夜になって二階に上げておいた。
夜十時ごろであろうか、二階で凄まじい物音が起こった。しばらくは家ごと震動する騒ぎが続いたが、十二時ごろにやっとおさまった。
「おまえ行け」「いや、あんたこそ」
と言い合ったあげく、主人を先頭に二階へ上がってみると、猫よりでかい大鼠の喉ぶえにぶち猫が食いつき、しかし鼠に頭蓋を噛み砕かれて、ともに死んでいた。
島の内の虎猫は鼠の背に取りついたまま、精根尽き果て瀕死の状態だったが、いろいろ療治して助かった。そこで、厚く礼を述べて市兵衛方に返した。
ぶち猫は、主人一家がその忠義の心に感じて一基の墓を築き、手厚く葬ったという。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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安永から天明にかけてのころの話である。
大阪の農人橋に河内屋惣兵衛という町人の家があった。
美人の一人娘がいて、両親はこれを溺愛していた。
惣兵衛のところでは永年一匹のぶち猫を飼ってきたが、その猫が娘に付きまとって片時も離れないようになった。
まさに常住坐臥、便所に行くのにも付きまとったから、やがて『あの娘は猫に魅入られている』との噂が立ち、縁談も断られる始末だった。
憂慮した両親は、ぶち猫を随分な遠方に連れて行って捨てたが、猫は間もなく立ち帰ってきた。
「猫は怖いもんやな。親の代からおる猫とはいえ、こうなったら打ち殺すしかないで」
こんな相談をしていたところ、いち早く感づいたのか、猫は行方知れずになった。
そこで『やっぱりただの猫ではなかった』と、家じゅうで祈祷を受け、魔除け札などを貰って貼ると、油断おこたりのないようにして暮らした。
ある夜、惣兵衛は夢を見た。
かのぶち猫が枕元に来て蹲っているので、
「おまえ、逃げたんやなかったんか。なんでまた来たんや」
と尋ねると、猫はこんなことを言った。
「わいが嬢さんに魅入っとるとかで、殺そうとするから、とりあえず隠れたんやがな。そやけど考えてもみ、わいはこの家に先代から飼われて四十年、その大恩があって、なんで主人に仇せなならんのや。嬢さんのそばを離れんかったのは、ほかでもない。この家には年経た妖鼠がおる。そいつが嬢さんに魅入ろうとするんで、近づかんように守っとったんや。
まあ勿論、鼠をやっつけるのは猫の当たり前の仕事なんやが、あの鼠はわけがちがう。そこらの猫が束になってかかってもかなう相手やない。わいにしても、一匹の力では勝てそうにないんや。
で、どうしたもんかと考えるに、島の内の河内屋市兵衛方に一匹の虎猫がおる。強い猫や。あいつと組んだら何とかなると思う」
言い終わると、猫の姿はかき消えた。
416名前:⑦⑦⑦ 2017/06/10(Sat)20:41:08
翌朝妻と話すと、妻も同じ夢を見たという。
不思議なことだとは思いながら、『夢なんかを真に受けるべきではない』として、その日は暮れた。
しかし、その夜また猫が来て、
「信用してんか。あの猫さえ借りてきてくれたら、きっとあの鼠を退治したるよって」
と言う夢を見た。
そこでついに島の内まで出かけて、料理屋風の市兵衛の店に立ち寄ってみると、なるほど庭に沿った縁側に見事な虎猫が寝そべっていた。
主人に会って委細を語ると、市兵衛は、
「あの猫は長いこと飼っていますが、おっしゃるような逸物かどうか、……」
と首を傾げたが、そこを頼み込んで貸してもらうことにした。
翌日受け取りにいくと、すでに猫仲間を通じてぶち猫から頼まれていたらしく、虎猫は素直についてきた。
惣兵衛方で虎猫にご馳走していると、ぶち猫もどこからか帰ってきて、身を寄せて何やら相談する様子は、人間の友達同士が話しているかのようだった。
さて、その夜また主人夫婦は夢を見た。
「あさっての晩、決着つけたる。日が暮れたら、わいらを二階に上げてんか」
とぶち猫は言った。
翌々日、二匹の猫に十分ご馳走した後、夜になって二階に上げておいた。
夜十時ごろであろうか、二階で凄まじい物音が起こった。しばらくは家ごと震動する騒ぎが続いたが、十二時ごろにやっとおさまった。
「おまえ行け」「いや、あんたこそ」
と言い合ったあげく、主人を先頭に二階へ上がってみると、猫よりでかい大鼠の喉ぶえにぶち猫が食いつき、しかし鼠に頭蓋を噛み砕かれて、ともに死んでいた。
島の内の虎猫は鼠の背に取りついたまま、精根尽き果て瀕死の状態だったが、いろいろ療治して助かった。そこで、厚く礼を述べて市兵衛方に返した。
ぶち猫は、主人一家がその忠義の心に感じて一基の墓を築き、手厚く葬ったという。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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妻がいる自宅からの着信だ。
2017.06.13 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
405 名前:⑦⑦⑦ 2017/06/03 (Sat) 11:13:47
朝から雪が降り続ける中、いつも通り車で出勤した。
会社の営業車で事務所に出て、そのまますぐに外回りというのが日常。
雪道の運転にもすっかり慣れている。
そんな営業中に携帯が鳴った。
妻がいる自宅からの着信だ。
「どうした?」
出てみたが、何も聞こえない。
「もしもし?」
呼びかけても反応がない。
遠くでTVCMの曲が聞こえてくる。
通じてないわけじゃなさそうだ。
突然、赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
生後3ヶ月の息子だ。
泣きっぱなしで、あやされてる様子がない。
妻は何をしてるんだ?
いないのか?
でも、電話してきたんだからそばにいるはずなんだが。
偶然、今いるところから自宅までは近い。
様子を見に戻ることにした。
いったん電話を切り、すぐに車を出した。家に着くまでの間、妻の携帯にも電話をかけたが出なかった。
不安といらだちを感じながらようやく自宅に着き、2階まで階段を駆け上って部屋に飛び込んだ。
406 名前:⑦⑦⑦ 2017/06/03 (Sat) 11:15:14
テレビが付けっぱなしだった。
妻の姿はなく、ベビーベッドで息子がすやすや眠っていた。
ふと、部屋の中が妙に寒いことに気が付いた。
ストーブがついているのに。
理由はすぐ分かった。ベランダへの窓が開けっ放しだからだ。
嫌な予感がして、ベランダへ出てみた。
洗濯物が入ったままのカゴが置いてある。
下を覗き込むと、いた。
妻が雪の中に倒れていた。
結局、妻は救急車で運ばれる羽目になったが、命に別状はなかった。
洗濯物を干してる最中にシャツを落としてしまい、それが中庭の木に引っかかったのでホウキで取ろうとしたらしい。
で、そのままバランスを崩して落ちたんだそうだ。
中庭に50cmくらい雪が積もっていたが、それでも2階から落ちたショックで気を失っていたらしい。
意識がないまま雪が降り積もり、発見が遅れていたら転落の怪我よりも寒さで危ない状態だったそうだ。
現に顔や指には軽い凍傷を負ってしまった。
凍傷はキレイに治り跡も残らなかった。
今では笑い話として人に言えるネタになっている。
だけど、妻を発見したいきさつはあいまいにごまかして話している。
あのとき、誰が携帯を鳴らしたのか。
去年亡くなった祖母が助けてくれたのかも知れないし、子供の頃に妻が飼っていた犬かも知れない。
自分は、息子が電話をかけて呼んだのだと思っている。
息子がしゃべれるようになったら聞いてみるつもりだ。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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朝から雪が降り続ける中、いつも通り車で出勤した。
会社の営業車で事務所に出て、そのまますぐに外回りというのが日常。
雪道の運転にもすっかり慣れている。
そんな営業中に携帯が鳴った。
妻がいる自宅からの着信だ。
「どうした?」
出てみたが、何も聞こえない。
「もしもし?」
呼びかけても反応がない。
遠くでTVCMの曲が聞こえてくる。
通じてないわけじゃなさそうだ。
突然、赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
生後3ヶ月の息子だ。
泣きっぱなしで、あやされてる様子がない。
妻は何をしてるんだ?
いないのか?
でも、電話してきたんだからそばにいるはずなんだが。
偶然、今いるところから自宅までは近い。
様子を見に戻ることにした。
いったん電話を切り、すぐに車を出した。家に着くまでの間、妻の携帯にも電話をかけたが出なかった。
不安といらだちを感じながらようやく自宅に着き、2階まで階段を駆け上って部屋に飛び込んだ。
406 名前:⑦⑦⑦ 2017/06/03 (Sat) 11:15:14
テレビが付けっぱなしだった。
妻の姿はなく、ベビーベッドで息子がすやすや眠っていた。
ふと、部屋の中が妙に寒いことに気が付いた。
ストーブがついているのに。
理由はすぐ分かった。ベランダへの窓が開けっ放しだからだ。
嫌な予感がして、ベランダへ出てみた。
洗濯物が入ったままのカゴが置いてある。
下を覗き込むと、いた。
妻が雪の中に倒れていた。
結局、妻は救急車で運ばれる羽目になったが、命に別状はなかった。
洗濯物を干してる最中にシャツを落としてしまい、それが中庭の木に引っかかったのでホウキで取ろうとしたらしい。
で、そのままバランスを崩して落ちたんだそうだ。
中庭に50cmくらい雪が積もっていたが、それでも2階から落ちたショックで気を失っていたらしい。
意識がないまま雪が降り積もり、発見が遅れていたら転落の怪我よりも寒さで危ない状態だったそうだ。
現に顔や指には軽い凍傷を負ってしまった。
凍傷はキレイに治り跡も残らなかった。
今では笑い話として人に言えるネタになっている。
だけど、妻を発見したいきさつはあいまいにごまかして話している。
あのとき、誰が携帯を鳴らしたのか。
去年亡くなった祖母が助けてくれたのかも知れないし、子供の頃に妻が飼っていた犬かも知れない。
自分は、息子が電話をかけて呼んだのだと思っている。
息子がしゃべれるようになったら聞いてみるつもりだ。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
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