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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.23 (Sat) Category : 

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愛犬シロ

2017.08.01 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

93:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)02:04:17ID:DPM/vWbh0
僕が中学に入ったばかりの頃、仔犬がうちに来ました。
母の知人のところで仔犬が何匹か生まれて、1匹もらってくれないか、って話で。
仔犬が来る日、かぎっ子だった俺は学校が終わったら寄り道もしないですぐに帰宅し、母がパートから仔犬を連れて帰ってくるまでワクワクしながら待ってました。

夕方になって母が連れて帰ってきた新しい家族は、まだ足が滑ってしっかり立つこともできずにふるふると震えている、本当にまだ犬の姿になったばかりの、小さな小さな子でした。
白いから「シロ」。
名付けたってほどじゃなくて、いつのまにかそう呼んでました。

もちろん僕も可愛がってはいたんですが、僕よりも母がものすごく可愛がってました。
元々足の骨がしっかりしてて、父が
「こいつ多分けっこう大きくなるんじゃないか?」
と言ってたんですが、父の予想通り1年もすると中型犬と大型犬の間ぐらい?まで成長してました。

少し遠い私学に通っていた僕は部活で遅くなることも多く、ちょうどその1年ほどの間、土日しか散歩に連れて行ってなくて、平日は両親が一緒に散歩に行ってました。
シロの食事も僕の帰宅前に母があげていたこともあって、1年が経った頃にはシロの中で僕の地位は、母>父>自分>僕 になってました。
つまり僕を弟分として認識していたようで・・・orz

おかげで僕の言うことなんか全然きくわけもなく、完全に対等な感じでしたw



94:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)02:04:51ID:DPM/vWbh0
母が帰宅したときには玄関まで行って、尻尾なんて4~5本に見えるぐらいの勢いでぶんぶんぶんぶん振り回しての盛大なお出迎え。
僕が帰ると・・・いつもの座布団で寝そべったまま、尻尾をパタパタ。

「お前もうちょっとちゃんと出迎えしろよ」
って言うと、
「ふぅ」
なんて鼻で溜め息つかれたりして。
一応尻尾はパタパタ振りながらでしたけどw

でも、やっぱり弟分として嫌われてはいなかったようで、学校で少しいじめられてた時期があったんですが、落ち込んで部屋でぼーっとしてたらトコトコやってきて、僕の腕のところに顔を乗せてじっと僕を見つめてたり、ベッドで横になってたらそっと寄り添って寝ててくれたり、そんなこともよくありました。
彼女にとっては「できの悪い、でも可愛い弟」だったんでしょうねw

やがて高校、専門学校と進んで就職も一人暮らしもして、彼女もできて一緒に住んだりして実家に帰ることも少なくなり、シロと顔を合わせることも滅多になくなってました。
たまに帰るといつも通り寝そべったままパタパタw

そしてシロがうちに来て15年。犬としては長寿ってほどじゃないけど、そろそろおばあちゃん?
体も弱ってきて、散歩にも行きたがらない事が多いとか、食事の量が減ってきたとか、たまに母から電話があると、シロのことを心配してよくそんなことを話してました。
その頃から両親は、もうそう長くはないのかも知れないと感じていたようです。

それから半年ほど経ったある日、母から
「あと何日ももたないかもしれない」
と電話があり、あまり切迫感もないままとりあえず週末に実家に帰りました。
玄関のドアを開けると、そこにシロが寝てました。
もう動くこともままならず、それでも昔のように尻尾だけはパタパタと振ってくれて。

びっくりして涙が出そうになるのをガマンして
「ただいま」
と言いながら頭を撫でると、相変わらず尻尾パタパタしながら目だけで
「おかえり」
みたいな。



95:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)02:05:31ID:DPM/vWbh0
もう食べることもできず、そのままでは床擦れになるのでたまに向きをかえてやるぐらいしかできなくて。
でもたまに「クゥゥ」って鳴いたときにスプーンで水を飲ませてやると、目を細めてました。

夜中2時ごろまでそうしてて、少し眠くなったので部屋で寝て、朝玄関に行くともうシロは冷たくなっていました。
両親はぼろぼろ泣いてぐちゃぐちゃになってましたが、僕は実感がわかず涙も出ませんでした。
ただ、もっと僕が散歩連れてったり、ご飯あげたり、色々してやればよかったな・・・
そんなことをぼんやりと考えてました。

あんまり実家帰ってなかったし、きっと俺の印象薄かっただろうなぁって。
翌日、ペット霊園にお願いしてシロとお別れしました。やっぱり僕は泣けなかったけど。



96:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)02:06:26ID:DPM/vWbh0
その日の夜、少し早めに布団に入ったんだけど、眠かったわけでもないのでぼーっとしていました。
冬だったので寒くて頭まで布団の中にもぐって、ぼけーっと。
トットットッ・・・と足音が聴こえました。
人間の足音でないことぐらいわかります。
でももちろんすぐに
「シロだ」
とは思えず、
「猫が入ってきたのか・・・?」
とか
「空耳?」
とか色々ぐるぐる考えてました。って言っても一瞬だけど。

そしたらお腹の辺りにもたれかかる感じがして、すぐ太ももの辺りにパタパタ・・・って。
「シロだ!」
と思ったけど、なぜかそのままじっとしてました。
しばらく重さだけの感覚があって、その後あの「鼻で溜め息」が聴こえて、たまらなくなって顔を出したら頬にペロッと。
その途端、お腹の辺りに感じてた重さも、尻尾のパタパタもフッと消えて何もなかったような一人きりの静けさが戻ってきました。

あ・・・お別れに来たんだ・・・

そう思ったらいきなり涙がぼろぼろ流れて止まらなくなりました。
シロの生意気な仕草や、落ち込んでる僕を優しく見守ってくれてたのが、そういう色んなことが一気にあふれてきて、声を上げてぼろぼろ泣きました。

ありがとう。
あんまり会ってなかったけど、できの悪い弟を最後まで心配してお別れに来てくれたんだよね。
ちょっと偉そうだけど優しい「姉貴」がいたこと、ずっと忘れないよ。




文章下手な上に、無駄に長い話で失礼しました。



97:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)02:10:18ID:zUuqYgP0O
(;_;)



98:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2009/02/21(土)02:22:11ID:AF+j0B7c0
優しいお姉さんがいて良かったね
チミはシロちゃんのことを思い出してあげてほしい



100:本当にあった怖い名無し[]投稿日:2009/02/21(土)02:40:48ID:Z+d2IxznO
いい話をありがとう



102:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)03:13:56ID:PS2CBY7u0
>>96
いい姉貴じゃないか。・゚・(ノд`)・゚・。



106:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/23(月)06:27:08ID:T102mpQb0
>>96
いい話だった(´;ω;`)


昔実家で犬を飼ってた身として、うらやましいよ。



103:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2009/02/21(土)12:27:26ID:yEkBz7MF0
動物モノは止めろよ。




弱いんですよ(つД;)



引用元:◇ 心霊ちょっといい話 ver.14 ◇
https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1231943568/93-106




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実家の猫

2017.07.25 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

726:本当にあった怖い名無し:2006/07/06(木)03:48:46ID:CEZGVypuO
この間、外歩いていたらなぜか絶対にいるはずの無いところに実家の猫がいた。
あれー?と思いながらもおまえなんでこんなとこにおるのー?としゃがんで話し掛けたら目の前ですごい音がして、見てみると結構デカめの交通事故であのまま歩いていたら死んでたな、と思って猫の方を見たらもういなかった。
実家に電話して聞いてみると猫を外には出してないといわれました。
結構遠いからいるはずもないんだけど。
生き霊かな?



728:本当にあった怖い名無し:2006/07/06(木)04:11:04ID:FmrNd2lW0
>>726
怖くはないがいい話だ



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?134
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1151406479/726-728




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気の強い婆ちゃんと気の強い新母ちゃん

2017.06.27 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

411:その1@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)16:49:44.90ID:oyfmYSdP0.net
じゃあ、まったりとそこまで怖くない昔話でも聞いてくれ

俺が小学生の時、父親が再婚した。
相手は看護師で元気が良い人だった。
そして、それと同時に一緒に暮らしてきた婆ちゃんが一人暮らしを始めた。

もともとその結婚相手も、婆ちゃんが通っていた病院の看護師で、婆ちゃんが見初めて親父に会わせたんだけど婆ちゃんも物凄く気が強いので、一緒にいると衝突するから、と早々に自分で部屋を見つけて引っ越していった。

確かに、新母ちゃんは物凄く気が強くて、大人になった今となっては婆ちゃんの判断は正しかったと思うのだが当時の俺は、新母ちゃんが婆ちゃんをお追い出したようにに思い、隣の町内に住むばあちゃんの家によく遊びにいった。

婆ちゃんは若い頃に大きい病気をやって、そのせいで(病気の影響か薬の影響かは不明)髪の毛がちょっと少なくて若い頃からずっとカツラを被っていたんだが、それがまた真っ赤でオカッパ頭という派手なものだった。
毎日化粧をして、真っ白いシャツに黒か紺のズボンというのが定番スタイルだった。

家にいくと、このアパートの誰某のゴミの出し方が悪いから説教しただの、夜中まで映画を見てるからちょっと怒ってやっただの相変わらず気の強い婆ちゃんで安心をした。
あと、隣に住んでいたのは自営業のおじさんらしくて、俺が婆ちゃんの部屋にいった時に、気がついたら俺にアイスクリームやお菓子をくれたりもしたのでそれ目当てで通っていたのもちょっとある。

ところが、婆ちゃんがちょっとした事故にあい、膝の手術をすることになった。
手術した後もしばらくリハビリが必要で、一人暮らしは無理ということで、退院後はうちに来ることになった。
病院が遠かったので俺はお見舞いにはいかなかったんだが、退院して家にきた婆ちゃんを見て物凄く驚いた。
あんなに元気だった婆ちゃんがヨボヨボのお婆ちゃんになっていたからだ。

見た目がそんなに変わったわけじゃないんだけれど、わかりやすく言うなら、パンパンに膨らんでいた風船がしぼんでしまったような感じで声にも張りがなく、動きも緩慢で、二言目には
「迷惑かけてごめんね」
とやたらと卑屈な感じになっていた。
リハビリがはじまっても、婆ちゃんはなかなか元気にならず、歩けるようになっての昔の様に散歩にいくこともなかった。



412:その2@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)16:50:11.59ID:oyfmYSdP0.net
心配した新母ちゃんが、婆ちゃんを元の部屋にもどそう、と言い出した。
親父は反対したが、婆ちゃんに必要なのは今は一人の時間だ、と言い、婆ちゃんは一人暮らしに戻った。
婆ちゃんは一人暮らしを再開すると、また少しずつ前のように戻っていった。
化粧をして背筋ものび、声にも張りがでて元気になっていった。

ただ、親父はどうも婆ちゃんの一人暮らしに反対だったらしく、婆ちゃんの家にいき何度も家に戻るように説得をして最後には、嫁と離婚してもいい、とまで言い出した。

結局、根負けした婆ちゃんはアパートを引き払い家に戻り、新母ちゃんと親父と婆ちゃん、そして俺の暮らしが始まった。
その時点で既に新母ちゃんがメインとなって家がまわっていたので、婆ちゃんは家にきてもすることがなく新母ちゃんが気を使って用事を頼むんだが、婆ちゃんもヘソをまげて
「そんなの自分でできるだろ」
とやらなかった。

しばらくして、婆ちゃんにボケの症状が出てきた。
食事をしてしばらくして
「ご飯はまだ?」
とか買って来たケーキを自分で食べておいて
「誰がケーキを食べた!」
と怒ったり、爺ちゃんのお墓にいってきた日の夜、突然
「今日は爺ちゃんの命日なのにお墓にいかなかった!今からでもいいからいく!」
と喚いたり。

徐々に婆ちゃんは壊れていった。
以前のように風船がしぼんだ婆ちゃんになり、動きも遅くなり、やたらとうつむいていた。
その反面、何か問題があると声をあらげて大騒ぎして、両手両足をバタバタさせて大暴れした。
家の中は混乱して、家族みんながギスギスしてきた。
それからしばらくして、婆ちゃんが道端で倒れ、救急車で運ばれた。
脳の血管が詰まり、命は助かったんだけど、体が不自由になってしまい、入院していたんだけど、結局死んでしまった。



413:その3@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)16:50:38.54ID:oyfmYSdP0.net
婆ちゃんが死んで1ヶ月くらいした頃だと思う。
新母ちゃんと俺は同じ夢をみた。
婆ちゃんが隣の部屋にいるんだけど、そこに入ろうとしても俺は(新母ちゃんは)入れない、という夢だった。

朝二人で話をして
「同じ夢をみるなんてねぇ」
と母ちゃんが驚いていたけれど、ふと、俺はあの隣の部屋はこの家の部屋じゃなく婆ちゃんが暮らしていたアパートの部屋だと気付いた。

何となく気になって、その日の夕方友達と遊ぶ、と嘘をついて婆ちゃんが住んでいたアパートにいってみた。
婆ちゃんがすんでいた部屋には他の人が既に住んでいるみたいで、残念ながら中に入れなかった。
何となく中にはいったら婆ちゃんがいるような気がしたので、窓からのぞいてみようかと思ったんだけど、無理だった。

すると、隣のおじさんがコンビニの袋をぶらさげて帰ってきて、俺を見て驚いた顔をした。
俺は気まずかったので
「実はこの前婆ちゃんが死んで、お世話になったので挨拶にきた」
と咄嗟に嘘をついた。
実際には死んで1ヶ月以上経っていたから、追求されたらどうしよう、とドキドキした。

ところがおじさんは、神妙な顔をして
「あんまりこういうこと言うことじゃないかもしれないけど……」
と俺に話をしてくれた。

婆ちゃんが入っていた部屋には、若いサラリーマンが入ったらしい。
おじさんもサラリーマンと話をするようになったんだけど、ある日サラリーマンが
「この部屋誰か死んだんですか?」
と聞いてきた。
「おばあさんが住んでいたけど、息子さん夫婦と暮らすために引っ越した」
と説明したら納得の行かない顔をして
「毎日お婆さんの夢をみる」
と言った。



414:その4(最後)@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)16:51:11.85ID:oyfmYSdP0.net
部屋にいると大きな蛇がでて、
「出て行け」
「この部屋は私の部屋だから出て行け」
と言い、よくみるとその蛇は真っ赤なオカッパ頭のお婆さんだった、という話をしたらしい。
それを聞いて、ああやっぱり婆ちゃんはまだここにいるんだ、と思った。
でも、俺にはどうすることもできないので、家に帰りその話をした。

親父は
「バカらしい」
と相手にしなかったけれど、新母ちゃんは
「御婆ちゃんを迎えに行こう」
と言ってくれて、日曜日、手土産をもって婆ちゃんの住んでいたアパートに一緒にいった。

サラリーマンの人にお願いして部屋にいれてもらい、婆ちゃんの好きだったケーキとジュースをお供えして
「おかあさん、一緒に帰りましょう」
と声をかけた。
俺も
「婆ちゃん、一緒に帰ろう」
と一緒に言った。

新母ちゃんは
「おかあさんがどう思っているかはしりませんが、私は短期間でもおかあさんと暮らせて幸せでした。できたら、これからも一緒に暮らしたいので、お願いだからうちに戻ってきてください」
とお願いした。

俺も
「婆ちゃんと一緒がいい。一緒に暮らそう」
と言った。
反応はなかったけど、新母ちゃんが
「よし、まあこれでいいよね」
と言い、サラリーマンの人にお礼を言って手土産を渡して念のため自分のところの連絡先を伝えた。

その後、婆ちゃんが帰ってきたかどうかはわからないけど、隣のおじさんのところにいったとき、サラリーマンの人は夢をみなくなった、と言っているから多分家に帰ってきたんだろうな、と思った。

オチはなくてスマンが終り



417:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)17:33:47.10ID:Bg8vXVMzO.net
心霊いい話っぽいが、スレがないのか
リーマンには「ほんのり」どころではなかったと思われる



419:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/06/22(木)18:30:08.86ID:x7xemL060.net
>>414
久しぶりに話らしい話を読んだ気がする



422:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)19:25:36.28ID:HgLggBhL0.net
>>414
面白かった
いい新カアチャンで良かったな



424:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/06/22(木)21:13:53.80ID:de6amZfo0.net
>>414
読みやすいしとても良い話だったよ


引用元:ほんのりと怖い話スレ 124
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1495421706/411-424




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