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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.02.09 (Sun) Category : 

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学校の七不思議(4)

2012.08.14 (Tue) Category : 都市伝説・定番

色んな学校にまつわる怖い話です。


その1.金曜日の黒猫

ある小学校の美術室には、「金曜日の黒猫」という、黒猫を抱いた少女の像がある。
普段は何の異常もない普通の彫刻だが、一年で最後の金曜日(例えば、今年だったら12月28日の金曜日)に、少女が抱いている黒猫が命を得るらしい。
数年前の冬休み、忘れ物を取りに来た女子生徒の目の前で起き上がり、「ニャー」と一声鳴いたという。


その2.裏庭の魔女

学校の裏庭に、死んだペットの墓場がある。
その裏庭には魔女がいるので、墓場に行く時は親指を隠さなければいけない。そうしないと、夜中に魔女が親指を取りにやって来る。
たまに、魔女が死んだペットと話している事があり、それを見た場合、親指を隠していても取られてしまう。


その3.ボール池

学校裏に、卒業生の作った人工の池がある。
三角形なので「三角池」と名付けられたが、在校生達には「ボール池」と呼ばれている。いつも水面に、サッカーボールやバスケットボール、野球のボールなど、生徒達が落としたボールが浮いているからだ。
「この池に足を踏み入れると、折角覚えた九九を忘れてしまう」という噂があり、生徒達は恐れて近付こうとしない。
男子の一人が、虫取り網でボールを取ろうとしたが、すぐに悲鳴を上げて池から退いた。水面に映った自分の顔が、恐ろしい鬼の顔に変わったから。


その4.真っ赤なおばさん

トイレにいると、「真っ赤なおばさん、知ってる?」という声が聞こえる。それに「知ってる」と答えてはいけない。
答えた人が一週間以内にトイレに行くと、真っ赤な服を着て、目が血走ったおばさんが便器に座っている。おばさんは、

「流れなくて困ってる。呼び水(便器の水が流れない時に注ぐ、バケツ一杯分の水)をおくれ」
「喉が渇いた」
「ここの汚れが気になる」

などの理由を言って水を欲しがる。この時、もし水をあげてしまうと自分が便器に流されてしまう。
「あなたにあげる水はありません」と言えば、おばさんは便器に吸い込まれて消える。

(ある高校の話)


その5.怪人青ジャージ

夜中の体育館の舞台に、「青ジャージ」と呼ばれる怪人が現れ、体操の練習をするという。
名前通り、青いジャージを着た中年男性の姿で、顔は陰になっているので判然としない。
夏にはちゃんと夏服で現れるらしい。

(埼玉県の進学校)


その6.にわとり女

片手に首のない鶏を持ち、口には鶏の首をくわえた女。飼育小屋を漁っては、鶏を殺してしまう。


その7.帰りたいよぉ

A君とB君は教室に居残り、図工の作品を制作していました。提出期限が明日までだったので、今日中に終わらせようと思ったのです。
作品が完成したのは六時頃。早く帰ろうと、二人は帰り支度を始めました。

その時。突然、霧がかかった様に、教室が白く霞んできました。
初めて経験した異様な出来事に、二人は辺りをきょろきょろ見回します。
すると、何やら青いものが、教室の前を横切るのが見えました。「何だろう?」と思った二人が、教室のドアから窺うと、その青いものは、廊下の奥にある図工室に入っていきました。

「あれ、なんだろう? ちょっと確かめに行こうよ」
好奇心旺盛なB君は、興味津々な表情でA君を誘いました。
「やめようよ。危ないものかもしんないし」
A君は止めましたが、B君は聞き入れません。
「じゃあ、僕一人で確かめてくる」
と言って、B君は図工室の方に走っていってしまいました。A君は怖かったので、B君を残したまま一人で下校しました。

翌日の休み時間。A君は、恐る恐る図工準備室に入りました。五時間目が図工だったので、図工係だったA君は、授業で使用する道具の用意などをしなくてはいけません。
B君はあの後大丈夫だったのか。A君はずっとその事を気にしていました。B君はその日、欠席していました。

準備室には、電動鋸などの道具の他に、デッサンの被写体に使われる彫像がいくつか並んでいました。何気無く彫像に視線を巡らせていたA君は、ある作品の前でハッと立ち止まりました。

そこにあったのは、B君そっくりの彫像が置かれていました。哀しげな目でA君を見つめています。思わず、
「B君」
と呟くと、B君そっくりの彫像は、顔を苦しそうに歪めながら、両目から青い涙を流しました。

B君が昨夜から帰宅していない事を、A君と同級生達は、帰りのHRで先生から知らされました。
それから、B君は行方不明のまま、未だに見つかっていません。

夜になると図工室から、「帰りたいよぉ」と啜り泣く声が聞こえるという噂が囁かれるようになったのは、それからすぐの事でした。

(東京のある小学校に伝わる怪談)


(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)





 








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墓を掘る少年‏

2012.05.11 (Fri) Category : 都市伝説・定番

中学生のマツキ君は、夏休みに、少年会のキャンプに参加した。
場所は小学校の隣にある河原で、近くには寺もあった。

少年会と言っても年に一度、思い出した様に行事が行われるだけだ。子供達が自発的に参加しているのではなく、大人達が勝手に運営していた。

そんな会だったから、その年にキャンプをする仲間で、マツキ君は知らない子が二人いた。少年会には、三つの中学校から子供が集まっていた。

マツキ君は、とてもはしゃぐような気分にはなれなかった。ここには、両親を喜ばせるために来ただけなのだ。
他の子も同じ気持ちらしく、食事もキャンプファイヤーも白けた雰囲気だった。

マツキ君達は河原の隅に、二つのテントを張る事になった。三人、三人で別れる。
マツキ君のテントに、初対面の子が一人いた。トランプなどして仲良くなろうとしたが、それも途中で面倒臭くなってやめた。

子供達は早々と寝る支度をし、カンテラの炎を消した。当分眠れそうにないが、気まずい雰囲気に耐え続けるよりはましだった。

マツキ君が何度も寝返りを打ち、目を閉じて眠ろうと努めていると、初対面の少年が寝袋から這い出てきた。幕を持ち上げて外に出ていく。
小便でもしに行ったのだろうと、マツキ君は気にしなかった。

しかし、一時間経っても、二時間経っても彼は帰ってこない。マツキ君はもう一人の子を起こすと、隣のテントを見に行った。そこにもその少年は来ていなかった。

大人達に知れたらまた面倒な事になるし、何らかの事故に遭ったのかもしれない。子供達は、懐中電灯を持って彼を探す事に決めた。

小学校の校庭を見回してみても、誰もいない。寺の周辺を探したが見つからない。
まさかとは思いつつ、マツキ君達は墓地に向かった。

墓地に着くと、闇の中でTシャツの白い影が動いている。マツキ君達は思わず身を潜めた。
段々と目が慣れてきて、白い影は間違いなくその少年だと解った。

少年は手が汚れるのも構わず、何かに取り憑かれた様に土を掘っていた。墓石をずらし、その下から骨壺を取り出す。
少年はそれを開けると、中から白骨を抓み出し、それを口に入れようとした。

「お、お前何やってるんだ!!」

恐怖に堪え切れなくなったマツキ君は、懐中電灯で少年を照らした。光の中に、幽鬼の様な顔が浮かび上がった。
恐る恐る、他の仲間達もマツキ君の後ろから這い出してくる。少年は骨を持ったまま頂垂れて、一言呟いた。

「これ、お母さんの墓なんだ」

(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)




 








拍手[7回]

もしもし、ミエ…

2012.05.06 (Sun) Category : 都市伝説・定番

ミエは一人で留守番していた。両親は東京まで買い物に出かけている。

友達は皆出かけている。テレビもつまらない番組ばかり。宿題をする気にもなれず、酷く退屈だった。
ミエの一家は半年前に、マンションから今の一戸建ての家へ引っ越してきた。家は広くなったけれど、一人でいると自分が小さくなった様な寂しさを感じる。

電話が鳴った。
友達からか。両親かもしれないが、こんな日は誰からの電話でも嬉しかった。

「もしもしミエ、あたし、今駅にいるの」

ミエと同じ年頃の女の子からだった。友達かと思ったが、受話器の声に思い当たる友人はいない。
「それでさー、超むかついて、ざけんなよって言ったわけ。そしたら何だよブスだって。もー悔しくてさー」
ミエが適当に調子を合わせていると、相手は一方的に話し続けた後に、電話を切ってしまった。

ミエは呆然と立ちすくんだ。一体、今のは何だったのか。誰かの悪戯かと思ったが、悪戯にしても変だ。
首を傾げたが、すぐに気にしない事にした。

数分後。二階の自分の部屋にいると、また玄関脇の電話が鳴り始めた。
今度は友達か両親からだろうと思いながら、ミエは受話器を取った。

「もしもしミエ、あたし、今コンビニにいるの」

またしても相手の声が一方的に喋っている。
気のせいか、さっきより少し声が低くなった様な気がした。ミエはその声に思い当たる先輩がいた。
「解った。タカハシ先輩でしょう」
「何言ってんの、違うよ。あたしだよ。それより昨日のドラマ、馬鹿だと思わない? あたしだったらまず金返せって言うよ」

彼女の話題にはついていけない。ミエは他にも何人か、その声の人物らしい名前を挙げたが、相手は違うと言う。さっきの様に、どうでもいい事を話し続けると電話を切った。

きっと頭のおかしい人なんだ。それにしても、どうして家の電話番号を知っているのだろう。友達が教えたのだろうか。相手に悪気はないみたいだが、気味が悪かった。

ミエが二階に戻ろうとすると、また電話が鳴った。恐る恐る受話器を取ると、

「もしもしミエ、あたし、今歩道橋にいるの」
「あなた、一体誰なんですか」
ミエは思い切って尋ねた。
「何言っての、あたしよ、あたし。それにしてもあんたの家の屋根、趣味悪いわね。他の家から浮いてるわよ」

ミエはゾッとした。彼女は今、家が見えると言った。
駅、コンビニ、歩道橋と、彼女はどんどんミエの家に近付いてきているのだ。
それに彼女の声は、最初の電話の時から確実に変わっていた。30代後半を思わせる。
「一体何がしたいんですか」
ミエは勇気を振り絞って聞いたが、
「そんな事、あなたがよく知っているでしょう。それよりも……」
女はまた同じ様に喋り続け、断りもせずに電話を切った。

ミエは恐怖で震えた。あの女が来ると思うと、外に出るのも恐ろしい。
ミエは電話のコードを抜いた後、玄関の鍵が閉まっているのを確かめてから自分の部屋に逃げ込んだ。

自室の扉に施錠し、ひとまず安心だと思った瞬間、背後で電話の子機が鳴った。電話は部屋にもある事を忘れていた。
電話に出るまいと思ったが、今度こそ強く言ってやるのだと決心し、通話ボタンを押した。

「もしもしミエ、今あなたの家の前にいるの」

ミエは戦慄した。女が自宅の前にいる。
彼女の声も恐ろしかった。もう中年の女の声だ。
「こんな事、やめてください!」
ミエは精一杯の大声を出した。
「あら、そんな事言って良いの? あなたが望んだ事なのに」
「私、なんにも望んでません」
女は低く笑うと、
「すぐに解るわ」
それだけ言って、電話を切った。

もう嫌だ。ミエは部屋の隅で縮こまった。
自分が一体何をしたというのだ。あの女が言っていた、自分が望んだ事とは何なのだ。

電話が鳴り響いた。
ミエはどうする事も出来ずに、耳を塞ぐ。早く鳴り止めと念じるが、電話はいつまでたっても鳴り止まない。

やがて、限界だと思ったミエは、電話に出る決意をした。
警察に通報したと脅せば、あの女はどこかへ立ち去るかもしれない。そんな一縷の希望を抱きながら、電話に出た。

「もしもしミエ」

女の声が聞こえた。電話機と、ミエの背後から。

「今、あなたの後ろにいるの」

皺枯れた声がそう言い終わった瞬間、ミエの首を、冷たい両手が包み込んだ。
そこでミエの意識は、暗闇に遠ざかっていった。

(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)






 








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