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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.03.15 (Sat) Category : 

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神社で拝んだら異世界に飛ばされたのかもしれない

2019.10.08 (Tue) Category : ミステリー・不思議な話

(管理人注:こちらで元々始まりましたが異世界にいるみたい助けてで別にスレ立てろ、ってことで新スレがこの記事です)


1:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:53:52.58ID:2lv94Skv0.net
IDYXGUnccV0氏の代行



2:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:54:53.32ID:JQlQModG0.net
またこの手のスレか。



3:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:55:39.15ID:yehjF+TZ0.net
異世界にもラーメンってある?



4:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:56:44.77ID:YXGUnccV0.net
有難うw ほなこっちに移動させます


あれは10年前のこと、俺がまだ中学生の時の話。

家庭が荒れてて両親が遂に離婚してしまった。

母親の頭がもうおかしくなっていたので、母親から離れられるという安堵感と、でもやはり母親と別れなければならないという悲しい想いとで心が揺れていた。

学校では意地の悪い奴らが両親や家庭のことについて執拗に嫌味を言って来たりしてきてとても辛かった。

引っ込み思案だった俺は誰にも相談できず、心の病みをどんどん増大させていた。

その内人生に疲れてきて、いつからか異世界に行きたいと思うようになっていた。

その頃から現実から逃避するようにオカルトな事象に興味を持つようになっていた。



6:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:58:01.42ID:2lv94Skv0.net
>>4
コテトリ頼む



7:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:58:12.10ID:YXGUnccV0.net
学校から帰ってきてはすぐに携帯で異世界に行けるというような情報があるサイトを探していた。

当時俺は奈良に住んでいたんだけど、奈良にはそういうスポットが沢山あった。

その中で俺が目をつけたのはある山の中にある廃神社。

家からさほど遠く無かったのもあるけど、何よりも廃神社なのに怖い感じがしなくって寧ろ穏やかで懐かしい感じがしたというのが一番の理由だった。

オカルト好きではあったけど怖いのが大の苦手な俺にはとても有難かった。

まぁ携帯の小さい画面の中の小さな写真でそう判断してしまった辺り流石中学生だなと今は思うw

俺は疲れたり、悲しい時にはいつもその優しい感じがする廃神社の写真を眺めたり、情報を読み込んだりしていた。

いつか行きたいとは思っていたものの行動力がない俺は中々踏み出せずにいた。

そんで中3の夏休みまでそんな状態が続く。



8:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)00:58:48.17ID:YXGUnccV0.net
元々家は勉強にうるさかった。
親に反抗できない俺は渋々勉強して成績もかなり良かったんだけど、中3の夏休みとなると親のプレッシャーもかなり強いものとなっていた。

毎日塾に行かされ、家に帰っては勉強しろ。家族は俺の心の苦しみなどには全く興味を向けなかった。

もう心が限界だった。

ある日塾を行く振りをして家を出た俺は塾では無く、件の神社の方に足を運んだ。

住んでた場所からさほど遠くはないと言っても、割と開けた町からド田舎の方まで電車で行ったので、朝家を出て、神社がある山に着いたのは昼すぎだった。

方向音痴の俺は携帯のGPSに頼りながら漸く山に着いた訳だけど、山から廃神社までの道のりにはGPSは使えないし、神社の場所もイマイチ分かっていなかったので、取り敢えず山に入る前に塾で食うはずだった弁当を食った。

弁当食いながら、塾から家に電話行ってんだろうなとかそんなことを考えてた。

家に帰りたくない、何としても異世界に逃げなければと決意を固めていたw



9:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:03:47.35ID:YXGUnccV0.net
異世界に行きたいとか言ってるのに山で迷子になりはしないかと今思えば変な不安を抱えていたので、飯を食い終わっても直ぐには山に入れずにいた。

GPS使いまくってたから携帯の電池も残り半分以下だったので、神社までの道のりを書いてるサイトを何度も読み直していた。

道のりといっても全然詳しく書いて無かったんだけどw

そんで結局大した情報も掴めないまま、写真で見ただけの神社を目指して山に入ってった。

山に入るとさっき迄の不安が消し飛んだ。普通の山なんだけど、とても懐かしい、優しい雰囲気が伝わってきた。

俺はここに神社があると確信して歩みを進めていった。



10:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:05:02.86ID:YXGUnccV0.net
そんな秘境みたいな山でも無く、ある程度登山道は整備されていたし、大きな山でも無かったので、歩きやすかった記憶がある。

何よりも雰囲気にとても癒されていたので疲れなんか全く感じなかった。

久しぶりにとても良い気分だった。そのせいで神社に行くなんて目的を半分忘れかけて山を堪能していた。

木々は本当に優しい感じだった。周りに誰もいなかったので木々に話しかけたりしてたw

言葉が聞こえたりは勿論しなかったけど、言葉がなくとも会話できてる、そんな気分だった。

そんなことばかりしてたら当たり前かもだけど迷ってしまったw

携帯は圏外だったけど時間確認したら4時位だったのを覚えてる。
夏の4時なんて全然明るかったし、不安な気持ちは全然無くて、寧ろ帰りたくないくらい山に浸っていたので、迷ってるのにどんどん歩いてしまったw

めっさ危険な行為してたと思う。

歩いてるうちに幾つか小さい社?みたいなのを見かけたんだけど、お目当ての神社は見つからなかった。

携帯は圏外だったけど神社の画像を待ち受けにしてたから何回も確認した。

石畳の上に寂れた鳥居が立っている画像。見つけたら直ぐに分かるはずだけど、念入りに確認してた。

そんで見つからないまま太陽は落ちてしまった。携帯の電池も切れてしまっていて時間も分からなくなった。

それなのに全然不安感は無かった。一晩ここで泊まって行こうか位の軽い感じだった。

今なら怖くて絶対出来ないw



11:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:06:09.74ID:YXGUnccV0.net
時間はわからなかったけど、体感で8時、9時位かな。

もう流石に暗くて何も見えなくなってきてたから休めそうなとこで腰を下ろしてた。

月が凄い明るく感じたなぁ。木にもたれかかって、でっかい水筒に入ってるお茶をちびちび飲みながらお月見してた。

流石に疲れてたのか寝てしまっていた。目が覚めた時は朝日が登る前くらいの明るさだった。

特に不思議な出来事も起こって無かったけど、寒いのとションベンしたいとで、ちょっとその場から移動した。

人はいなかったけど、何か立ちションするのが恥ずかしくて、獣道みたいなの歩きながら茂みの方に入ってったんだよね。

そんで見つけた。お目当ての神社を。多少暗かったけど間違いなく写真の通りだった。

でも思ったより地味で、神秘的な感じもしなかったのでなんか嬉しくなかった記憶がある。

長い石の階段の上に石畳と鳥居があるもんだとばかり思っていたので、神社を調べるよりも先にションベンを優先しちゃったレベル。



12:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:07:03.70ID:YXGUnccV0.net
んでションベン済ませて、一応記念に神社の方に行った。

寝ぼけてたのと冷めていたのとで本当に適当な感じだった。寂れた鳥居を潜って一応石畳?みたいな石の上を歩いて、思ってたよりも小さな社の前で手を合わせた。

もう異世界に行けるとは思って無かった。

目つぶって手を合わせてると、寝覚めの悪い俺はまたうとうとうとしてた。

一応起きてるんだけど、なんか訳のわからないことを考えてるそんな感じw

そんで頭ん中で急にデカい声がしたので目が覚めた。

何て言われたのかはわかんなかった。



13:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:10:26.22ID:YXGUnccV0.net
もう完全に朝。油ゼミとかめっさ鳴いてた

まさか拝みながら寝るとはと自嘲しながら荷物のある場所に帰ろうとした。

何か凄い違和感がある。

言葉でうまく伝えられんのだけど、現実よりも現実味があるというか、とてもリアルな夢を見ているというか、何かそんな感じw

別に景色は普通だし、変なもんが見える訳でも無い。でも変な感覚だった。

朝になったせいか、神社がちょっとだけ綺麗に見えた気はしたけど、そこまでの変化も感じられない。

まぁ寝ぼけてるだけかと思いながら取り敢えず荷物のある場所に戻ったんだけど荷物が無い。

服は着てる。ポケットに入れてた携帯も財布もあった。

異世界に来ちまった?夢を見てるだけ?そんな思いも頭ん中をよぎったけど、やはり現実的に考えて、荷物の置き場所間違えて確認しただけだろうと思った。

でも辺りをどれだけ探しても見つからないし、流石に眠気も冷めちまってた。

何かおかしい。流石に不安を覚えた。荷物に入ってたのは塾のテキスト、水筒、空の弁当箱位だったので下山しようと思った。

親に怒られるとかはもういいやってレベル。
相変わらず道はわかんなかったけど取り敢えず山を下りまくった。

山さえ抜ければ、財布もあるし幾らでも家に帰れるとおもったから。



14:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:11:48.19ID:YXGUnccV0.net
山は相変わらず優しい雰囲気だったけど、心の中は不安と焦りがあった。

ここまで行動しといて何だけど、俺は非科学的なものを深く信仰する人間ではなかった。

異世界に行きたいって気持ちはあったけど、やっぱり半信半疑だったし、半信半疑だったからこそ行動できてたんだと思う。

だから山を下りてる時も不安はあったけど、ただの思い過ごしだろうて考えがやはりあった。

どれ位時間が経ったのか分からんけど、山の出口には来れた。

それは登った時とは全然違う場所だったけど、取り敢えず安心できた。

目の前はものっそい田んぼとか自然ばっかりだったけど、奈良の田舎なら特段驚く風景でもない。

人を探して帰り道を聞こうと思った。

携帯に着信履歴一杯入ってんだろうなとか、帰ったら怒られるんだろうなとか、
でも今日は塾を休めそうだとか、そんな現実的なことを考えられる位落ち着いていた。

田んぼで作業してる人がいたから話しかけた。

何でか分からんのだけど、そこで見た人の顔やら服装なんかがあまり鮮明に思い出せない。

お年寄りの男性だったのは覚えてる。帽子?みたいなのも被ってた。



15:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:14:49.60ID:YXGUnccV0.net
俺「すいません、A駅まで行きたいんですけど、道がわからなくて。道を教えて頂けませんか?」

農夫「Aえき?なんじゃいそれは?聞いたこともない。」

正確じゃないけどこんなやり取りをした。奈良って関西弁話すんだけど、全然関西弁じゃなかった。

奈良でも田舎の方だからかなと思ったし、電車とか利用したことない人なのかなとか失礼なことを考えてた。

でも周辺の町名やら言っても全然伝わらない。何か言葉以外全然通じなかった。

でお互い会話のドッジボールをした後に、I村というのが近くにあるらしいことはわかって道を教えてもらった。

ものっそい適当な教え方だったけどw

何か狐につままれたような感じで村を目指して見た。

人が全然いなかった。歩きながら農夫ってこんな常識無いのか?とか考えてた。

やっぱり現実とは何か違うんだけど、無意識的にそっち方面の思考はしなかったな。認めたくなかったというか。



16:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:15:28.64ID:YXGUnccV0.net
真っ直ぐ道を歩いてると、村があった。

村があったつっても、多分この建物の集まりは村なんだろうみたいな認識で、本当に村と呼んでいいのかわかんなかったけど。

で近くの民家?みたいな建物の側にいた若い女の人に話しかけた。10代後半位だろうか。

若い人なら流石に分かるだろうと思って聞いてみたんだけど、農夫と同じような反応。

薄々感じてたものを抑えきれなくなっていた。

コンクリートの道が無かったし、車も見ないし、電車や線路も見えない。

変な雰囲気、違和感、通じない会話。恐らくここは現実世界ではないんだろうってことは分かった。

で、そうだとしたら夢なのか、それとも異世界なのかという話だ。

俺は以前から明晰夢という存在を知っていた。現実のように明晰な世界で、これが夢だと自覚できる夢。

これがそうなんじゃないかと思った。



17:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:17:39.36ID:YXGUnccV0.net
ぼーと考え込んでいる俺を心配そうに女の人が心配そうに見ていたので、

「ここは俺の夢なんですか?それとも異世界?」
っておもむろに聞いてみた。

案の定女の人は呆然としていたので、国、時代、地名などを詳しく聞き直した。

農夫が言ってたようにI村(イガラシ?イザナミ?なんかそんな感じ)であることには間違いなく、~の国とか言ってた気がする。時代は最早覚えてない。

とり合えず俺の知ってる世界ではなかったし、女の人が騙している風にも見えなかった。

夢なのか異世界なのかは依然としてわからないままだったけど。

女の人はかなり心配してくれていた。色白で優しい人だった記憶がある。

その人は俺が記憶喪失かなんかと思っていたようだ。

村娘は建物に入ってって、ちょっと時間が経ってから親だか家族を呼んできた。

兄だか親父っぽい人が疑り深く俺を見てから、我々では何とも言えないから村長に相談するように言われた。

そんで親父っぽい人に連れられて、けっこう歩いたあと、村の中では立派な建物に着いた。



18:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:19:10.74ID:YXGUnccV0.net
あの神社よりもよっぽど神秘的な雰囲気のある建物だった。

何か儀式とか祭りで使われそうな建物。

建物の入り口で使用人みたいな人に親父さんが軽く事情を伝えると、使用人は屋内へと消えてった。

親父さんは愛想があんまりなくって出会ってからも、ここで待ってる間も全然話してくれなかった。

ちょっとしてから使用人と一緒に村長さんが出てきた。

村長って言うから爺さんが出てくるのかと思ったらすごい若い人?だった。

見た目は若いんだけど、なんか人間っぽい感じがしなくって、あと男か女か分からなかった。

中性的っていうのかな、美男子とも美女ともとれるような感じ。例の様に詳しい顔立ちまでは覚えてないんだけど、
凛々しい、そんな印象を受けた。



19:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:19:51.73ID:YXGUnccV0.net
親父さんが村長さんに軽く説明すると、村長さんがすぐ俺に近づいて話しかけてきた。

綺麗な声だった気がする。

村長「君はどこから来たの?」

俺「ええっと・・・近くの山の神社からです。」

農夫にも村娘にも親父さんにもどこから来たかとは聞かれなかったので、このとき初めてどこから来たか告げた。

神社から飛ばされて着ましたなんて堂々と言うのは流石に気が引けた。

村長は驚いた様子も無く、そうか、とだけ言った。

「ここはどこなんですか」
と俺はもう一度聞いた。

先ほど村娘に教えてもらったけれども、この人なら何か知ってるような気がしたから。

村長
「君のしっている場所ではないよ」
とだけ答えてくれた。

そんなの分かってるし、どんな場所なのかを聞きたかったけど、これ以上は聞けないような雰囲気だった。

しばらく沈黙してから
「帰りたいかい?」
と聞いてきた。

殆ど無意識の内に俺は首を縦に振っていた。

「じゃあ数日待ってくれ」
それだけ言って、使用人に何か言付けして建物の奥へと消えてった。

そんなこんなでもう日が暮れかけていたので、使用人は数日暮らす部屋へ案内してくれた。

村長の家からすぐ近くだった。



20:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:20:49.65ID:YXGUnccV0.net
部屋に案内されて落ち着いていると、色々おかしなことに気付いてきた。

昨日の晩から何も食べていないのに全然腹が減ってないし、喉も渇いてない。

あれだけ歩いたのに、あまり疲れてもいない。

でも使用人が食べ物や飲み物やら持ってきてくれたので、一応飲み食いしておいた。

食べても腹は減りも膨れもしないし、変な感じだった。

それと村長からの伝言で、この世界に深く干渉しないようにと、使用人に言われた。

人となるだけ関わらず、使用人の給仕以外では飲み食いをせず、事件などを起こさない、そんな内容だったと思う。

そのちょっと前に千と千尋の神隠しって映画見てたからこれは守らねば!って思ってたw



21:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:21:52.60ID:YXGUnccV0.net
元々臆病で真面目な性格だったから、言いつけを守るように、その晩は部屋で大人しくしていた。

ゲームやらテレビやらがあるわけでも無かったので、眠くないけど布団で横になってたらいつの間にか朝になってた。

朝はまた前日とは違う人がご飯を持ってきてくれた。

若くて綺麗な女の人だったと思う。何故か村長に近い雰囲気を感じたけども。

綺麗な女の人と話したかったのもあって、ちょこちょこそこで質問してみた。

体力や腹が減らないこと、日中外出してもいいかとか、給仕されたご飯は食べても大丈夫なの、とか。

なんか曖昧な返答ばかりだった気がするw

ただ日中は付き人が一緒なら外出してもいいとのこと。

ちょっと不安な気持ちもあったけど、部屋に篭ってるのも何だったので、外出することにした。

付き人がこの綺麗なお姉さんかもしれないとも思ったし。



22:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:23:51.88ID:YXGUnccV0.net
朝飯を済ませたら、付き人が迎えに来るとのことで部屋でwktkしてたら、前日の使用人の爺さんが迎えに来た。

うぶだった俺はチェンジとも言えずに、渋々じいさんと村を観光して回った。

観光っても本当に何も無いド田舎だったけれども。

まぁ自然の中を歩いてるだけでかなり良い気分ではあった。

使用人の爺さんはお喋りではなかったけども、一緒にいてとても居心地の良い人だったし。

村長の使用人をかなり長くやっているそうだ。

散歩中に村の人にも何人か会ったけど、よく言えば落ち着いている、悪く言えば元気が無い人が多かった印象。

元気ではしゃぎ回ってる人はいなかったんじゃないかなって思うほど。

畑やら田んぼはあるんだけど、店が全然無かった。必要ないからだろうか?

だから、この世界の人も多分腹が減ったり、疲れたりしないんじゃないかなと思った。



23:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:24:46.90ID:YXGUnccV0.net
聞いていいのか戸惑ったけど、ここの人はお腹が減ったりしないんですか?って使用人に聞いてみた。

生きていくのに必ずしも必要ではない。ただ、習慣としてやっている、という返答だった。

店が無いことについては、営んでいる人もいるけど、それも必要に迫られてではなく、やはり習慣でやっているそうだ。

何の習慣だろう?生前の習慣とか?と思ったけど、そうだとしたらここはあの世で、俺は死にかけている訳であって、と嫌な想像が膨らむのでそれ以上は聞かなかった。

昼飯時に、爺さんが飲食屋に連れてってくれた。木造で風鈴の音が印象的な店だった。

人の風貌やらはあまり具体的に覚えてないのに、風景やらは今でも割と鮮明に思い出せる。

そこでざるそばとデザートにアイスを食べた。美味しかった!

風鈴の音を聞きながら外で一服してると使用人がふと質問してきた。

あなたはなぜここに来たのですか?っと

使用人に質問されたのはこれが最初で最後だったと思う。

びっくりしたけど、素直に答えた。

生きていた世界で少し辛い思いをしていて、逃げたいと思っていたこと。

それで神社の情報を見てここまで来てしまったということ。

それが使用人が聞いてきたところのなぜこの世界に来たのかという答えになったかは分からないけど、

そうとしか返答のしようがなかった。



24:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:25:46.54ID:YXGUnccV0.net
使用人はそうですか、としか答えなかった。何かを考えてる風ではあったけれども、何を考えているのかは俺には全く分からなかった。

その後も自然散策は続いた。やはり特に大したものは無かった。

山、森、川、などの自然と少々の建物、人。でも疲れることも飽きることもなかった。

ただ淡々と歩いて見て回ってた。

日が落ちかけて来たので部屋まで帰ってきて、お礼などのいくつかの言葉を交わすと使用人は帰ってった。

晩御飯は朝の綺麗なお姉さんが持って来てくれた。

今書いてて思ったけど、俺ざるそばとか食ってるやんww まぁ使用人が食わせてくれたもんだし良かったんかなw


お姉さんは朝会った時よりも幾分か気さくに話しかけてくれたので、こっちも話しやすかった。

お姉さんも爺さんほどではなくとも使用人を長くやっている人だそう。

正確に言えば私は使用人じゃないとか言ってたけど俺には良く分からなかった。

後は本当に他愛の無い会話をしていた。やっぱり村長と同じく普通の人間ではない感じはした。

優しいんだけど人間味が無いというか。とても魅力的ではあったけど。なんなんだろう?



25:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:26:57.26ID:YXGUnccV0.net
その女の人は穏やかでとても話しやすかった。自分のことはあまり話さないけど聞き上手というか。

当時俺は人に心を閉ざしがちだったので、あんなに自然に人と楽しく話したのは久しぶりだった。

本当に時間を忘れて話してた気がする。

気がつくともう真っ暗だった。使用人の仕事もあるだろうに申し訳無いと言うと、

仕事はあって無いようなものだから大丈夫だと言っていた。所謂習慣としての仕事というやつだろうか?

その後食器を持ってお姉さんは帰ってしまった。

どうせ仕事ないなら朝まで一緒にいてくれたらよかったのにと思ったのは内緒である。



26:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:28:48.65ID:YXGUnccV0.net
コピペ終わり!
ちょい休憩~



27:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)01:30:41.38ID:2lv94Skv0.net
>>26
暇語り氏乙です



28:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)01:32:21.05ID:ewtviqhc0.net
>>26
おつです!興味深く拝見しています。



30:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)01:33:43.79ID:HO/cVUonO.net
乙乙

習慣というのが気になるな
異世界というより死後の世界という方がしっくりくるような



34:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)01:46:21.11ID:2lv94Skv0.net
寝落ちだけはやめてねww
凄い続きが気になる



35:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:48:19.11ID:YXGUnccV0.net
そしてまた一人の夜が来た。

今まで一人でいるのことが苦痛だと感じたことはなかったし、一人の方が楽くらいの認識だったけど、お姉さんと楽しく会話できたのもあって凄い寂しいと感じた。

村長のことも気になってたし、村長の家に行ってみようかなとも思ったけど、干渉するなと言われたことを思い出して我慢して布団に横になった。

布団は窓際に敷いてあって、窓から外が見えるんだけど、田舎だからか、月や星がとても綺麗だった。

腹が減らないとか疲れない以外はとても普通の世界。夢なのか違う世界も分からない。

もし夢だったら、脳の作り出した世界だったとしたら、俺が念じたりしたら何か変わるのかなと思って、その夜色々試してみた。

ほっぺた抓ってみたり、可愛い女の子召喚しようとしたり、カメハメ波撃とうとしてみたり

なんも起こらなかったけどw

流石に諦めてまた布団に横になった。

やはりいつの間にか朝になっていた。熟睡してたのかな?夢は見なかった。



36:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)01:57:32.96ID:YXGUnccV0.net
まだ朝ごはん持ってくるには時間あったし、爽やかなな朝だったので少し外に出てみた。

ちょっと歩くだけで村長の家なのでそこまで行ってみた。相変わらず立派な佇まいだった。

無意識の内に立派な家の門をくぐっていた。流石に家に入るのは不味いと思ったので、庭に周りこんで家だけでも観察しようと思った。

門の反対側に周りこんでみると縁側があったんだけど、そこに村長が座っていて一瞬で気付かれてしまったw

すいません!反射的に声が出てたw

村長は全く表情を変えず、こっちにきなさいとだけ言った。

めっさビクビクしながら下を向いて歩いてったのを今でも覚えてるw



39:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)02:24:26.54ID:DoiMUQZuI.net
続き気になって寝れない



40:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)02:27:16.13ID:y+Sj7plO0.net
昨日から長いこと書いてたからな
続き待ってる



41:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)02:27:41.83ID:YXGUnccV0.net
縁側に座るように言われて、村長と距離を置いて腰をかけた。

顔を上げてこっちを見るように言われたけど、怖くて顔は見れなかったので服あたりを見ていた。

厚手の着物?みたいなのを着ていたので体型がよくわからなかった。やはり男性か女性かは分からない。

咎められると思っていたけど、この村はどうですか?と穏やかに聞いてきた。

恐る恐る顔を上げて、自然がとても綺麗で、何故だか懐かしい感じがします、とだけ答えた。

村長はその返答には何も反応を示さず、何故あなたがここに来たかわかりますか?と聞いてきた。

前日使用人の爺さんにも同じようなことを聞かれたのを思い出したけど、やっぱり分からないので分かりませんとだけ答えた。

その返答にもやはり何の反応も無く、明日の夕方、元の場所に帰れますよとだけ答えてくれた。

明日あの神社に向かうのですか?と聞いた。神社から来たのだから神社から帰るのだろうと思っていたから。

しかし返答は予想外で、どこでもいいけれど、あなたがそうしたいならそこから帰りなさい、と仰った。

何が何やら分からんかったけど、明日帰れるんだなとは思った。

そのチグハグな会話が終わると村長さんは何も告げず屋内へと戻っていった。

流石にばつが悪かったので、部屋に戻って大人しく朝飯を待った。



45:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)02:37:49.48ID:YXGUnccV0.net
眠くて書くの遅くなってきたw
もうすぐ終わりだから書き終えたいなぁ


朝飯は爺ちゃんが持ってきてくれた。

昨日の晩はシキと盛り上がっていたようですねと言った。

多分シキというのは綺麗なお姉ちゃんのことだろう。

あの世界の固有名詞なんて殆ど覚えていないけど、シキって名前だけは今も覚えてるw

本当に綺麗な人だった。顔はほとんど覚えてないんだけどもw

爺ちゃんとも最初会った時よりは多少打ち解けていて、少し話した。

今日はどうされますかと聞かれたけど、特にやりたいこともなかったし、またブラブラしようかなと思いますと答えた。

では今日はシキを付けましょうと言ってくれた。顔には出さず、そうですかとだけ答えたけど、内心めっさ嬉しかったw

今思えばほとんど惚れてたんだろうなw可愛いなぁ俺w



48:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)02:52:21.15ID:YXGUnccV0.net
朝飯食ってからソワソワしながら待ってた。

鏡を見たりして身だしなみ整えようと思ったけど、数日間ずっと同じ服だし、髪も何も変わってなかったからやることがなかったw

今思えば俺の初デートだなぁ。

そんなことをしてるとシキさんが迎えに来た。何故か変に意識してて昨日みたいな調子には、最初は行かなかったけど、

シキさんは相変わらずでとても話しやすかったのでいつの間にか自然と話せた。

爺ちゃんと違ってシキさんは割りと色んなことを話してくれた。自分のことは殆ど話さなかったけど。

結局何もない田舎だから見るものなんて昨日も今日も大して変わらないんだけど、昨日とは違う楽しさがあった。

山の名前やら川の名前やら由来やら教えてくれたんだけど、もう全く覚えてないw

ただただ楽しかったことくらいしか覚えてない。昼ごはんとかなに食べたっけなぁ、それすら覚えてない。

あっという間に日が落ちて、シキさんとさよならすることになった。

夜飯食うときにまた会えるかなと思ったけど、シキに来て欲しいなんて言えなかったし、大人しく部屋で待つことにした。



52:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)03:10:55.43ID:YXGUnccV0.net
来たのは爺さんだった。ちょっと悔しかったけど、爺ちゃんも好きだったのでなんだかんだ楽しかった。

明日帰ることについて少し話した。帰りたいなら神社から帰りなさいって言われたけど、神社の場所が正直不明瞭だった。

廃神社の名前も忘れていて、山の名前くらいしか分からなかったけど、山の名前を告げても爺ちゃんは知らないみたいだった。

元々方向音痴なので、一回来た道とは言え、似たような田舎道を覚えてはいなかったし。

爺ちゃんも別に元の場所から帰る必要はないと言っていた。

でも俺としてはちゃんと元の世界に帰れるか不安だったので、出来れば元の神社から帰りたかった。

晩飯が終わって一人になると、色々考え出した。

一番気になったのはやっぱりちゃんと帰れるだろうかということ。

ここは嫌いじゃないし、爺ちゃんやシキとも仲良くなれたし、ここにいればもっと仲良くなれるだろうけど、

ここにずっといてはいけない気がした。現実は辛いし、家族とも周りの人間とも上手くいってなかったけど、それでも生きるべきなんだろうって中学生ながら思った。

布団で横になりながらそんなことを考えてた。現実のしんどさの感覚を思い出してきていた。



53:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)03:23:18.82ID:YXGUnccV0.net
目が覚めると朝だった。

でも布団の上じゃなくて、木にもたれかかっていた。背中が痛かった。

荷物もあった。

村長の話とは少し違ったけど、俺は戻ってきた。

神社の場所を確認するとやっぱり寂れた神社があったけど、中には入らず、分からないなりに元の道を下っていった。

ちゃんと山は下りれたし、家にも帰れた。

現実世界ではやはり1日しか経っていなかった。家に帰るのがなんか久しぶりな感じがした。

思ってた通り親父には怒られたけどそんなことは正直どうでも良かった。

また塾に通いだしながら不思議な数日間のことを授業中何度も思い出していた。

単なる夢だったのかなぁ、いやそうではないはず!と思ってたけど、年をとるにつれて段々夢じゃないかと思うようになってきた。

でもやっぱり印象的で10年経った今も覚えてる。

ここ数年は忙しくて忘れてたようなもんだけど、ふとオカ板見てると思い出して書いてみたw

俺も正直夢だったんじゃないかなと思ってるだけど、あんな夢はあれしか見たこと無いw

わざわざスレ立ててくれてありがとう。読んでくれた人もありがとうw

正直そんな大した話でもないからスレ立てなくてもいいかなとも思ってたんだけどねww



54:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)03:25:00.42ID:1gcSNxxa0.net
面白かった!ありがとう



57:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)03:31:18.55ID:2lv94Skv0.net
俺、実は奈良が結構近いんよね
凸したいなぁ
奈良のどこ山なんだろうか



58:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)03:46:45.70ID:YXGUnccV0.net
>>57奈良の南部だね。
あの時は危険とか考えずに突っ込んでったけど、今の俺としてはオカルト的な意味だけでなく危険だと思うし、勧めたくはないな


昔見てたサイト探したけど流石にもう無いしw



59:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)03:48:13.73ID:aTuzuxz70.net
10年前ってまだ携帯のGPS機能って無かった気がする
PHSの位置情報くらいだったよね
それもダイレクトに地図との連携あったかな
当時PHSのみだったコロプラってゲームで、位置登録して現在地の地図を見る、の手順なら確かギリギリ10年前にあったかもしれないけど



60:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/17(日)03:52:29.66ID:YXGUnccV0.net
まじで?地図見ながら現在地確認して行ったんだけど。
あれってGPSって言わないのかなw

ごめんそこらへん詳しくないんだ



62:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)04:02:56.70ID:2lv94Skv0.net
>>60
携帯の地図アプリね
目的地までのルートと距離と
多分あった
奈良の南部か
具体的に近鉄の最寄り駅とか教えてほしいな
徒歩なもんでw



61:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)04:02:33.06ID:aTuzuxz70.net
あーいやごめん
自分がちょっと4~5年くらい時代を勘違いしてたかも
山に登ってくる



63:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)06:14:19.10ID:ac119Y+c0.net
暇語り氏面白かったよ、お疲れ様です。
詳細は覚えてないとの事だけど、村の人達がどんな格好、衣服だったのか気になるな。あと食べ物。
最初、電車や車が無いとか、~の国という呼び名から雰囲気的に過去にタイムスリップ的な話かと思ったがどうなんだろう、俺の頭の中では村人は着物のイメージだったが



72:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)14:24:47.87ID:YXGUnccV0.net
>>63
顔も服装もぼんやりとしか覚えてない。
村長が分厚い着物みたいなの着てたのが一番確かな記憶かな。
今思うと昔の日本っぽい服装だったかも?とか思うけど、曖昧な記憶を想像で補完してるだけなのかもしれない。



79:本当にあった怖い名無し []2014/08/17(日)14:59:00.79ID:YXGUnccV0.net
まぁ普通に考えたら数時間夢を見てたんでしょってなるんじゃないかな。
でも寝る前は見つけられてないはずの神社がちゃんとあったんだよなぁ。
今となっては俺の記憶違いだったかもとか疑うことはいくらでも出来るんだけど。



80:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)20:24:23.07ID:dD+3JjRTi.net
まさしく迷い家ですね!山中他界…いい雰囲気だったぜ。



81:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/17(日)20:51:05.75ID:QplENeuBO.net
もしそのまま居座ってたら今の世界では行方不明とされてたのかね?



84:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/18(月)00:37:48.69ID:PA4/h5qw0.net
現代人はほんの100年前の人間ともまともに会話が出来ないくらい言葉って変わり続けている、って昔国語の先生が言ってたな
だから江戸時代とか、もっと昔の、数百年前の人間の言葉なんて我々には理解出来ないだろうね



90:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/18(月)03:50:22.49ID:YCp9WBe10.net
時空のおっさん出てこなかった…



91:本当にあった怖い名無し []2014/08/18(月)04:58:55.33ID:SEsnvtUDO.net
>>90
村長だろ



100:本当にあった怖い名無し []2014/08/18(月)08:54:45.56ID:tM4Le36pi.net
乙です、面白かった!
奈良南部で街に近いといったら五條か吉野?



101:本当にあった怖い名無し []2014/08/18(月)09:01:02.55ID:iondBQop0.net
びっくりするぐらいワンパだなこういうのw



109:本当にあった怖い名無し []2014/08/18(月)15:35:51.70ID:tM4Le36pi.net
こういっちゃ悪いが、どこの山かめっちゃ気になる



110:本当にあった怖い名無し []2014/08/18(月)15:42:31.26ID:tM4Le36pi.net
今も両親と一緒?
あまり良い子供時代送れなかったみたいだし、早くお嫁さん見つけて子供できたら勉強だけの人生じゃない、暖かい家庭を築いてあげてほしい
祖父母の孫への干渉は暇語り氏がほどほどに食い止めてあげてね



112:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/18(月)16:20:44.23ID:fr/ukW2M0.net
>>110中学で生みの母とは別れたんだけど、その後新しい母親が来た。
今はまだ両親と一緒に暮らしてるけど正直距離は置きたい。
今まで育ててくれたし、特段悪い親でも無いと思うんだけど、一緒にいるのはやっぱしんどいなw



113:暇語り◆OkvzCxnsU. []2014/08/18(月)16:27:03.63ID:fr/ukW2M0.net
結局やらされるがまま勉強して有名大学まで来れたけど、そこで力つきたよ。
何か目的があって勉強してきた訳じゃないから。
もし子供が出来たら、勉強も大事かもだけど、まずは子供の想いを大切にしてあげたいな。
ありがとう。



124:本当にあった怖い名無し []2014/08/18(月)18:32:39.42ID:d3/LytoN0.net
俺、奈良近いから山さえ教えてくれたら凸する
ほんでシキと結婚する



125:本当にあった怖い名無し [ ]2014/08/18(月)18:51:51.27ID:kAJG7Sy40.net
異世界の体験談って何かと関西の名前を見かけるから
やっぱりこの辺りには何かあるのかなって思うわ



285:本当にあった怖い名無し [ ]2014/10/30(木)09:06:03.88ID:4h2HVSu20.net
龍王山?



286:本当にあった怖い名無し [ ]2014/10/30(木)23:51:28.07ID:1rLAiTVh0.net
天香久山神社?



288:本当にあった怖い名無し []2014/11/08(土)14:49:52.38ID:MAmZlCaB0.net
山自体が低いし香久山や耳成山ではないと思う?
二上神社かな?



289:過去ログ★[]



引用元:神社で拝んだら異世界に飛ばされたのかもしれない
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408204432/





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猫の恩返し?(4)

2019.10.08 (Tue) Category : ミステリー・不思議な話

820:ケータイからなので、続きは待ってくれ。:2006/10/22(日)15:00:57ID:1zdPA1oIO
今さっきの話。
俺は久しぶりの休みだったのでさっきまで寝ていた。

ただぐっすりと寝れた訳ではない。昨晩酒を飲んでいて眠りが浅かったらしい、ずっと夢をみていた。
夢の中で俺は商店街を歩いていた。
どこにでもありそうな普通の商店街だったが、俺の知らない街だ。
何故ここにいるのかよく分からないけれど、フラフラとアーケードの道を通っていく。

道中に男の子が座っていた。なんだかまじまじと俺を見つめてきたので
(何か俺の事を知ってるような目だな、近所の子だっけか?)
と思いながらも更に上へと進んで行った。
商店街は廃れた感じであまり開いている店はなかった。最近の商店街にありがちなパターンなのかも知れない。
歩いている人もまばらだった。

…俺は真っ昼間からスーツ姿でこんな商店街に来て何やってんだろう。そう思った時だった。
ぎゅっ、と左腕を掴まれた。見ると小学校低学年位の女の子がこちらを見上げている。そして
「お母さんとはぐれたの…。」
と一言。

正直
「知らねぇよ」
と言いたい所だったが、不安そうなその表情を見ていたら何も言えなかった。

俺「いつはぐれたの?」
女の子「…ずっと前」
俺「じゃあもう君が帰ったと思って家に帰ったんじゃないかな。ここからお家がどこにあるのか分からないの?」
女の子「分かるけど…」

女の子はそう言ってうつ向いた。
このご時世だ。明るいとはいえ、人通りの少ない道を小さな女の子が一人で帰るのは心許ないのかもしれない。
何故ここにいるのか分からなかった俺は、思い切って女の子を家まで送って行ってあげることにした。



822:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)15:24:30ID:1zdPA1oIO
途端に女の子はニコニコと俺の側をぴょんぴょんと跳ねた。
帽子のしたで小さく揺れるお下げが可愛いい。

女の子は俺と手を繋ぎながら指をさして
「あっち!」
「次はこっち!」
てな具合で道案内をしてくれた。
10分程で着くと思いきや、なかなか女の子の家には着かない。
「まだ遠いの?」
と聞いても
「うん!まだ着かないよっ!」
と元気よくニコニコ。

そのうち商店街から離れて住宅街からもどんどんと離れて行く。
30分は歩いた頃、俺は不安になってきていた。何だかおかしい…。
「本当にこの道で合ってる?もう随分と歩いてるけど…。」
俺がそう聞くと女の子はまたニコニコと
「まだだよ!」
と返す。

(ハァ?どんだけ遠いんだよ。バスはねぇのか)
俺は女の子を送ってあげようとした事に後悔し始めた。
女の子も俺の不機嫌さを察したらしい。急に無口になって歩きだした。
更に5分は歩いた。

「着かねぇじゃん…」
俺はつい言ってしまった。
だってもう一時間は歩いているのだ。
「…ねぇ。」
女の子は下を向いて声を出した。
「…ねぇ。もしこのまま着かなかったら?」
(ハァ?やっぱり道間違えてたのか)
俺は立ち止まって女の子を見た。

女の子は申し訳無さそうにうつ向いている。繋いだ手が震えていた。
「もしこのまま着かないで…ずっと…ずっと…歩いていたら?」
女の子はこちらを見上げた。
その瞬間俺はギョッとして思わず声を上げそうになった。
女の子は笑っていた…。



823:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)15:50:12ID:1zdPA1oIO
女の子は泣きそうになっていたんじゃなくて、肩を震わせて笑っていたのだ。
俺はとっさに手を離そうとしたが、思いの外女の子の力は強く手が離れなかった。
「ねぇ…お兄ちゃん。このまま家に着かなかったら?このまま家に着かなくて、お兄ちゃんも家に帰れなくて…それって…フフッ。おかしいねぇ。」

こちらを見る顔は、先程のあどけない笑みはどこへやら、どう見てもあの世の人間だった。
「離せ…」
手はびくともしなかった。
女の子はニヤニやと笑いながら俺を引きずって箱(?)の様な物に入れようとグイグイと引っ張った。
「おもしろいねぇ。もう遅いのにねぇ。」
と女の子が俺を見てそういった瞬間、いきなり横から黒い影が飛び出して女の子めがけて体当たり。
女の子は2メートル程とばされて俺を掴んでいた手は離れた。

女の子に体当たりをしたのはさっき商店街で見掛けた男の子だった。
すぐに立ち上がると俺に駆け寄ってきて
「何してんだ。早く起きろー!!」
と叫んだ。
ビクッとして目が覚めて夢だと分かった。
ただその直後金縛りorz

怪奇現象なのか?俺を上から見つめている子供の気配がした。
あの女の子だと直感した。
ただスーッと気配が消えて金縛りが解けた俺は力が抜けて睡魔に襲われた。
最後に意識が消えそうな時に声が聞こえた。

「優しそうだったから、付いて来て欲しかったんだって。俺が言っとくから。起きたらごぼうを食べるんだよ。気を付けな。傘のお返し。」

…男の子の声でした。



824:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)15:58:30ID:rabaET3A0
ごぼう食えよ



825:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)16:24:07ID:XPeL1VN/O
傘のお返し??



826:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)16:32:36ID:CggSm39rO
>>823
何故にごぼう?
後、傘のお返してどゆ事?



827:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)16:39:03ID:6EIIAj9H0
>>820を恩人と勘違いした男の子が健気に助けてくれたというお話ですね



828:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)17:02:23ID:stOIdXho0
もし男の子が助けてくれなかったら
どうなっていたのかな((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル



829:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)17:08:09ID:1zdPA1oIO
起きて直ぐに書いたから放心状態になっていました。リアルな夢でかなり疲れてます。
何故ごぼうを食べろと言ったのかは不明ですw

ただ起きたら母親がごぼうのかき揚げ作っててびっくりしましたが。急に食べたくなったそうです。
ちなみに男の子は俺を知ってるようでしたが、俺はその子を知りません。傘のお返しも思い当たる節がないですし。



830:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)17:09:47ID:XPeL1VN/O
母親GJ!



831:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)17:21:19ID:e7y0W8O8O
「かさ」って聞き間違えたのか、それか「傘」じゃないかもよ。
傘の代わりになるものとか。
きっと何かあるはず。



832:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)17:23:59ID:mUTsf6McO
>>829
本当に心あたりないの?今は気が動転してるだけとかさ。思い出せ!気になるよー(>_<)



833:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)18:17:37ID:1zdPA1oIO
>831
たしか「かさ」って言ったんですけどね。
>832
今ずっと考えてたんですが、小学校の頃にクラスの女の子に傘を貸した事が一度あります。もちろん彼女は今でも健在ですが。
あとは3年程前傘をさして帰ってたら道端で猫が濡れていたんで傘を置いていってあげた事はあります。
ただどちらも違うかと。



834:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)18:38:18ID:XPeL1VN/O
猫の恩返し か



835:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)18:46:25ID:stOIdXho0
>>834
漏れもそう思う。



838:本当にあった怖い名無し:2006/10/22(日)19:17:39ID:ZiIt9yyg0
猫の恩返し...えぇ話やん


引用元:実話恐怖体験談 四談目
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1156734282/820-838













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ルネッサーンス!

2019.10.08 (Tue) Category : とりあえず和みたい人へ

887:本当にあった怖い名無し:2009/01/24(土)23:49:04ID:0bj0d8zq0
これはアパートで一人暮らしをしている妹に聞いた話です。

妹は睡眠障害を患っていて、いつも病院で処方された眠剤を飲んでいました。
でも、大学が忙しくてなかなか病院に行く事が出来ずにいたらしく、眠剤が無いとうまく眠れないのに、わかっていながら眠剤を切らしてしまったそうです。

それでも明日も大学があるからと、無理にでも眠ろうとベットに入ってがんばってはみたものの、やっぱり全然眠れず途方にくれていた時のこと、いきなり人生ではじめての金縛りにあったのです。

あまりに突然で、何が起こったか最初はわからなくてパニックになっていたら、今度は、耳元で誰かがボソボソ何か言って来たそうなんです。でも何を言っているのか聞き取れない。
断片的に接続詞っぽいのは聞こえてくるけど、やっぱり肝心な部分が聞こえない。

気づくと妹を囲むように、ベットのまわりをたくさんのベルバラ風の貴族たちが!

貴族はかわるがわる妹に近づいて来て、耳元で何かを話しかけて来る。
妹「なんで貴族が私の部屋に!?」
結局、貴族が何を話しかけて来たのかは最後までわからずじまいで、気がついた時には朝だったとのこと。

それから久しぶりに行った妹の部屋は、すっかりロココ調になっていました。
「なんでよりによって貴族が私なんかに、なんの話があったのかどうしても気になる」
と言って、貴族がまた現れるようにと、貴族に気を使って部屋をできるかぎりおフランスに近づけてみたと言うのです。
そんな妹の心遣いも虚しく、あれから貴族は現れてはくれません。

でも、妹はまったく諦めておらず、部屋だけがどんどん貴族チックになっていきます。
このままいくと、妹がコルセットにまで手を出しそうで恐ろしいです。
そんな私は、来たる3月の妹の誕生日に、ティーセットをプレゼントするつもりです。



889:本当にあった怖い名無し:2009/01/24(土)23:53:58ID:rsv1/vHUO
>>887
変な宗教にでも巻き込まれたか



893:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)09:50:27ID:8h2V03/fO
>>887
無粋だが…妹さん眠剤の副作用じゃない?



894:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)12:25:41ID:dw1WZFaM0
>>887
アパートで暮らしていて、そこにベルバラ風の貴族達が出てくる話…
それ前に、関東の女芸人(名前失念)が体験したって、テレビの心霊番組でやっていたよ。
2年以上前の番組だったと思う。

…同じ部屋だったりしてね。まさかね…



895:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)12:49:16ID:GLhEduSd0
>>894
同一人物だとは考えないのか?



896:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)12:50:22ID:lXFKBP000
>>894
ほん怖の「四畳半の貴婦人」かな。森三中の大島美幸の体験談



892:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)07:11:07ID:wGhEd06W0
典型的な金縛りなのに、その後の対応が妹さん、(・∀・)イイ!
おれも昔金縛りのとき、ベッドサイドで落武者たちが車座になって評議してるのを横目で見たっけ。
あの時、部屋を戦国時代風にすればまた会えたのかも。
その後も、殺人鬼や巨大女や半透明の人達が、車座になってたけど。



897:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)13:05:53ID:fqbhVuTv0
妹と貴族の話を書かせてもらったものです。
他にも妹に関する話があるので、よかったら読んでください。
これは、まだ妹がアパート暮らしをする前の話です。

実は私は、前から微妙な体験をすることが頻繁にありまして、例えば金縛り、ラップ音、自室で女の笑い声、後ろを横切る人影などです。
でも、これらは錯覚や気のせいだと言える程度のものでした。

けれど、あまりに頻繁なのでどうにかしたいとは常々思っていたんです。
どうしても、これが本当に霊的なものなのか、それとも気のせいなのかをハッキリしたくて、友達に頼んで霊能者を紹介してもらったんです。

霊能者の方が言うには、どうもそれは妹に原因があるとのことでした。
妹は霊感はないですが、霊に取り憑かれやすい体質らしくて、妹に憑いて来た霊を、私が今まで感じていたそうなんです。
でも理不尽なことに妹に憑いて来た霊は、妹を見限り、殆ど私のほうに来てしまうと言うんです。

妹は霊に取り憑かれやすい体質にも関わらず、私が血のつながりを疑うほどの冷徹な性格で、そのせいか、霊はコイツじゃ何もしてくれないと判断するみたいで、多少なりとも霊感がある私のところに来ると、こういうわけだったんです。
貴族の話じゃわからないでしょうが、血も涙もないどうしようもない子なんです。

ですが、妹が大学生になりアパートで暮らすようになってからは、驚くほど何もありません。
最初のうちは、妹が使っていた部屋のドアが勝手に開いたり、その部屋から咳払いが聞こえたり、廊下を足音だけがウロウロしていたりと、不可解なことは少しありましたが、今ではさっぱり何も起きなくなりました。
妹には悪いですが、もう帰って来ないでくれと思ています。

文章を書くのが苦手なので、おかしな部分もあったとは思いますが、ここまで読んでくれてありがとうございました。



898:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)13:17:29ID:Hh4CTIwl0
>貴族の話じゃわからないでしょうが、血も涙もないどうしようもない子なんです。

にわろたw
妹逸材の予感w



899:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)13:36:32ID:9jW+PZyd0
でもティーセットプレゼントするんでしょ?
なんだかんだで仲いいんだなw



900:本当にあった怖い名無し:2009/01/25(日)14:08:44ID:sUE4xfVM0
耳元で貴族がボソボソって、
「おまえは血も涙もないどうしようもない」
って言ってたんじゃね?w



引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part49
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1229160692/887-900




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