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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.23 (Sat) Category : 

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見知らぬ井戸

2013.11.29 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

42 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 10:51:50 ID:Sn31HN9QO
小3の時だから、もう10年以上前の話。

片田舎に住んでたこともあって、ゲームとかよりも外で遊ぶことの方が多かった。
特に小1から仲の良かった俺、A、B、Cの四人は、リーダー格だったCの家に隣接してる結構深い林で、ほぼ毎日太陽が沈むまで遊んでた。
何年も遊んでたお陰で、林の構造は熟知してたつもりだった。

ある日、いつものごとく林に入って遊んでいると、急にAが居なくなった。
もしかしたら迷子かな?とよくあることだったので、来た道を戻りながら探した。
五分もしない内に、Cの家から500mくらいの所でAの横顔を見つけた。

俺「何しよーと?はよ行くばい
A「んー、あんさ、こんな所に井戸やらあった?」
Aが指差した所に、確かに今まではなかったはずの井戸があった。
蓋が被せてあって、屋根?みたいなものから桶がぶら下がって、蓋の上に置いてあった。
A「な?なかったやろ?」
Aの言葉に少し恐怖を覚えたけど、さすがは子供、恐怖はすぐに興味に変わって、蓋を開けてみることにした。
井戸はたぶん直径1mくらい。底が辛うじて見えるから、そんなに深くはなかった。

(続きは『続きを読む』をクリック)



 









拍手[1回]



47 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 11:03:39 ID:Sn31HN9QO
C「なぁ、懐中電灯もあるし、誰か降りてみらんや?」
Cの提案に賛成して、一番小柄だった俺が降りることになった。
桶の縄にぶら下がって降りていくと、意外と井戸が深いことに気付いた。
上から三人が覗いてるのが見えるけど、すごく小さく感じた。

井戸の底には落ち葉がいっぱい貯まっていて、何故かどれも乾燥してなくて真新しかった。
B「なんかあるー?」
手渡された懐中電灯の光で辺りを照らすけど、大したものは見つからなかった。

俺「んー、なんもないよ」
そう答えようと上を見上げた瞬間、只でさえ暗かった井戸の中が真っ暗になった。
数秒何が起こったか理解できなかったけど、すぐに蓋を閉められたと気付いた。
俺「ふざけんなよ!開けんや!」
下から一生懸命叫んでも、一向に開く気配がなかった。

加えて運悪く、唯一の光源の懐中電灯の光が明滅し始めた。
泣きそうになりながら叫んでも、蓋は開かなかった。
そして遂に、懐中電灯の光が消えて真っ暗になった。
どうすることもできない状況で、狭い空間に真っ暗にされて閉じ込められた恐怖は想像に難しい。
頭が変になりそうになりながらも叫び続けた。



50 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 11:16:55 ID:Sn31HN9QO
すると、今まで消えていた懐中電灯が、ふと光を再び灯した。
真っ暗だった空間に光がついたことで一気に安堵して、三人が蓋を開けるのをゆっくり待つことにした。
静かにしてればきっと三人は開けてくれるだろうと考えた。

壁に背を預けて座ると、目の前の壁が照らされた。
さっきは気付かなかったけど、取っ手みたいなものが少し上の方にあった。
縄を少し登って取っ手を引っ張ると、隠し扉?みたいに井戸の壁が開いた。
恐怖というより、忍者みたいですげー!という興奮の方が大きかった。

すぐに縄を降りて穴を覗くと、一気に冷や汗が沸いた。
四畳くらいの大きさの穴の壁一面人形、人形、人形。
種類も大きさもバラバラで、全部俺の方を向いていた。

恐怖で動けずに居ると、一番奥に何やら大きなものがあった。
少しずつ光を当てて行くと、徐々にそれは姿を現し始めた。
ぼろぼろになったズボンを履いた足、真っ暗な手とシャツ、胸まである髪、そして顔を照らそうとした瞬間、髪の毛をいきなり捕まれて転けた。

心臓が飛び出るかと思うくらい跳ねて、泣き喚いた。
手当たり次第に手足をぶん回すと、何かにうつ伏せに押さえ付けられた。
手から離れた懐中電灯が、俺の胸に乗った人形を映したところで、俺の記憶はなくなった。



52 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 11:34:21 ID:Sn31HN9QO
次に目を覚ましたのはCの家だった。目を覚まして一番に俺はCを殴った。
俺「バカ!くそ!死ね!」
文句言いながら殴っていると、Cのお父さんに止められた。
AもBもCも、みんな泣きながら俺に謝ってきた。

事の顛末はこうだ。
俺が降りた後、案の定Cの提案で、ちょっとの間蓋を閉めることに。
すぐに開けるつもりだったけど、いざ開けようとすると、さっきは二人で軽々開いた蓋が持ち上がらない。
三人がかりでもびくともしない。
何かやってしまったのかと思い、急遽Cがお父さんを呼びに戻った。
その間もAとBは、俺の叫び声を聞きながら開けようと必死だったけど開かなかった。

Cがお父さんを連れて来た頃には俺の声も消えて、AもBも疲れ果てていた。
開かないなら壊せ、ということで、大きなハンマーをC父が持って来ていて、蓋を叩き割った。
底には俺の姿は見えなかった。
急いでC父が下に降りると、壁の穴の中で人形に取り囲まれて、胸に人形を抱き締めた俺が寝ていたらしい。
引っ張り上げるのに、Bのお父さんも加勢に来たと。

そして今、俺が目を覚ますまで、AもBもCも1日中ついていた。
つまり、俺は丸1日寝ていた。

C父「ずっとここに住んどるけど、あんな所に井戸やらなかったはずやけど」
C父が言ったこの一言に、恐怖が再び沸いた。

そのあと、井戸は埋められた。
お坊さんも来てたから、たぶんなんかあったんだと思う。
一番奥にあったのは、誰かの死体だったのかも知れない。
今じゃもう分からない。
今でも井戸と人形には近付けない。マネキンとかでも冷や汗が出る。
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Title : 無題

うつ伏せに押し付けられたのに「胸の上に乗った人形」を見て失神とは是如何に?

壁一面の人形をキューピー人形で想像するとアラ不思議!怖くな…怖い。

怖い子 2013.11.29 (Fri) 20:33 編集

Re:無題

いや怖い!

2013.11.30 14:04

Title : 無題

人形でいっぱいと聞くと映画パプリカの狂気パレードを思い出しますね。

火巳ヶ家 2013.12.01 (Sun) 15:33 編集

Re:無題

最強の人形祭りはイッツアスモールワールドだと思うの

2013.12.03 15:44

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