都市伝説・・・奇憚・・・blog
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元カノにまつわる怖い話
2013.03.02 (Sat) | Category : 人を信じすぎる人へ
149 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 18:52:19.54 ID:Pw2zXDZ50
修羅場っていうか、ワケワカランな話。
社会人一年生の時、つきあった彼女がいた。俺は正社員で、彼女は派遣だった。
俺はきっすいの関東人で、職場も関東。
彼女の家は、関西の生まれで、進学を機に上京したと言っていた。
2人姉妹で、彼女の姉は美人で頭がよくて
「世界一姉を尊敬している」
と彼女はよく言っていた。
俺は弟しかいないから、男のきょうだいと女のきょうだいって、感覚が違うんだなーと思っていた。
お盆休みが来て、彼女は地元に帰った。
俺は写真が好きで、知らない町の祭り風景を撮るのに、当時はまってた。
実家はもともと近いから、盆休みだからって帰省する必要もないと、西へ行き、あちこちの町で写真を撮って、ついでに帰りに彼女の実家に寄って、そのまま彼女を拾って帰ろうと思った。
150 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 18:55:13.13 ID:Pw2zXDZ50
彼女にその旨メールすると
「夕飯は七時頃だから、その頃に来て」
と返事があった。
俺は七時ちょっと前くらいに、彼女の家に着いた。
家には、彼女のご両親と彼女がいた。
居間に通されると、五人分の夕飯が並んでいて、テレビがついていた。
両親と、彼女と、彼女の姉と、俺のぶんと五人だなと思った。
でも、まだ彼女の姉が揃わないうちから、夕飯がはじまった。
俺が
「お姉さんは、今日はまだお帰りにならないんですか?」
と目の前の父親に訊くと、父親は
「私は他人なんでわかりません」
と言う。
俺が
「?」
と思っていると、彼女が横から、
「この人はうちのお父さんじゃなくて、他人だから」
とにこにこしながら言った。
俺はなおも
「??」
と思ったが、向かいにいるお父さんじゃないらしい初老の男性も、照れたようににこにこしている。
152 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 18:59:06.29 ID:Pw2zXDZ50
わけがわからないので母親の方に、
「美人のお姉さんに会ってみたかったです」
と愛想笑いしてみた。
そしたら急に母親はバン!と箸を置いて、
「そう思うなら、何で真っ先に仏間に行かないんですか!!」
と怒鳴った。
ますます
「???」
な俺。
母親が怒鳴りつづける内容を聞いていると、居間の隣に仏間があって、まず
「お線香をあげさせてください」
と申し出るのが礼儀だろうということだった。
俺はただ
「すいません」
と言うしかなく、食事の途中だったが、仏壇にお線香をあげさせて下さいと言った。
仏壇には、四つ位牌が並んでいた。
彼女の祖父母と、父と、姉だそうだった。
「え?お姉さん?」
と訊き返すと
「自殺したんですよ!」
と母親が怒鳴った。
そんなの聞いてない。いつ?と彼女を振りかえったら、彼女がにこにこしながら、
「小学生のときに自殺したの」
と言った。
その横で、何者かもわからんおっさんもにこにこしてた。
俺はなんか気持ち悪くなってきて、うわぁなんかここに長居したくねぇ〜と思いはじめた。
155 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 19:01:18.77 ID:Pw2zXDZ50
でも、夕飯が終わるまではいないとおかしいかと思い、みんなで居間に戻って食事のつづきを再開した。
彼女は、あいかわらずにこやかで、十年も前に自殺した?らしい姉の話を、まるでまだ生きてるみたいに
「おねえちゃんがね〜」
と話していた。
その合間合間に、母親が
「死んだんだよ!」
「とっくに死んだんだよ!」
ってぶつぶつ言っている。
俺の正面には、ずっと誰だか知らんおっさんがいて、にこにこしながら二人を眺めてメシ食ってる。
「あなたは誰なんですか?」
と訊くわけにもいかず、無理やりメシを詰め込む俺。
誰も食わない五人目のメシは、どうも陰膳のようなものらしかった。
死んだ人のうち、誰のぶんなのかはわからずじまいだった。
食べ終わってお茶を一杯もらい、俺は
「腹が急に痛くなった」
とみえみえの嘘をついて帰らせてもらうことにした。
彼女を連れて帰るのはなんか怖かったからやめた。
知らんおっさんは、
「おなかが痛いのはよくないですねえ」
「重大な病気かもしれませんね」
「よくないですねえ」
ってずーっと言ってた。
よっぽど重大な病気であって欲しいらしいな!と思ったが、不気味だったから何も言いかえさずにおいた。
156 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 19:03:44.63 ID:Pw2zXDZ50
急に外でパン、パンと二回音がしたから
「祭りの花火ですか?」
と言うと、
「何も聞こえませんよ!!」
と母親に怒鳴られた。
あとで車に戻ったら、タイヤの横に爆竹がいくつか転がってたから、子どもが庭先に爆竹を投げていった音らしいんだけど、それも詳細は不明。
休みが明け、俺はなんとなく彼女が気味悪くなって、そのまま疎遠になり、俺たちのつきあいは自然消滅した。
その後、俺の同期と彼女がつきあったらしい。
あるとき同期に
「相談したいことがある」
と言われたが、
「彼女のことなら俺はなにも知らないし、もう知りたくないから、相談にはのってやれない」
と答えたら、すぐに
「そうか」
と言って引っこんでくれた。
そのうち、派遣の契約が切れて彼女は会社に来なくなった。
今でもたまに、あれはなんだったんだろうと思うこともあるが、やっぱり首をつっこまなくて正解だったんじゃないかと思っている。
159 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 19:12:14.35 ID:Pw2zXDZ50
いや、リアルだと調べる気になんかならんよ。怖いもん。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
修羅場っていうか、ワケワカランな話。
社会人一年生の時、つきあった彼女がいた。俺は正社員で、彼女は派遣だった。
俺はきっすいの関東人で、職場も関東。
彼女の家は、関西の生まれで、進学を機に上京したと言っていた。
2人姉妹で、彼女の姉は美人で頭がよくて
「世界一姉を尊敬している」
と彼女はよく言っていた。
俺は弟しかいないから、男のきょうだいと女のきょうだいって、感覚が違うんだなーと思っていた。
お盆休みが来て、彼女は地元に帰った。
俺は写真が好きで、知らない町の祭り風景を撮るのに、当時はまってた。
実家はもともと近いから、盆休みだからって帰省する必要もないと、西へ行き、あちこちの町で写真を撮って、ついでに帰りに彼女の実家に寄って、そのまま彼女を拾って帰ろうと思った。
150 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 18:55:13.13 ID:Pw2zXDZ50
彼女にその旨メールすると
「夕飯は七時頃だから、その頃に来て」
と返事があった。
俺は七時ちょっと前くらいに、彼女の家に着いた。
家には、彼女のご両親と彼女がいた。
居間に通されると、五人分の夕飯が並んでいて、テレビがついていた。
両親と、彼女と、彼女の姉と、俺のぶんと五人だなと思った。
でも、まだ彼女の姉が揃わないうちから、夕飯がはじまった。
俺が
「お姉さんは、今日はまだお帰りにならないんですか?」
と目の前の父親に訊くと、父親は
「私は他人なんでわかりません」
と言う。
俺が
「?」
と思っていると、彼女が横から、
「この人はうちのお父さんじゃなくて、他人だから」
とにこにこしながら言った。
俺はなおも
「??」
と思ったが、向かいにいるお父さんじゃないらしい初老の男性も、照れたようににこにこしている。
152 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 18:59:06.29 ID:Pw2zXDZ50
わけがわからないので母親の方に、
「美人のお姉さんに会ってみたかったです」
と愛想笑いしてみた。
そしたら急に母親はバン!と箸を置いて、
「そう思うなら、何で真っ先に仏間に行かないんですか!!」
と怒鳴った。
ますます
「???」
な俺。
母親が怒鳴りつづける内容を聞いていると、居間の隣に仏間があって、まず
「お線香をあげさせてください」
と申し出るのが礼儀だろうということだった。
俺はただ
「すいません」
と言うしかなく、食事の途中だったが、仏壇にお線香をあげさせて下さいと言った。
仏壇には、四つ位牌が並んでいた。
彼女の祖父母と、父と、姉だそうだった。
「え?お姉さん?」
と訊き返すと
「自殺したんですよ!」
と母親が怒鳴った。
そんなの聞いてない。いつ?と彼女を振りかえったら、彼女がにこにこしながら、
「小学生のときに自殺したの」
と言った。
その横で、何者かもわからんおっさんもにこにこしてた。
俺はなんか気持ち悪くなってきて、うわぁなんかここに長居したくねぇ〜と思いはじめた。
155 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 19:01:18.77 ID:Pw2zXDZ50
でも、夕飯が終わるまではいないとおかしいかと思い、みんなで居間に戻って食事のつづきを再開した。
彼女は、あいかわらずにこやかで、十年も前に自殺した?らしい姉の話を、まるでまだ生きてるみたいに
「おねえちゃんがね〜」
と話していた。
その合間合間に、母親が
「死んだんだよ!」
「とっくに死んだんだよ!」
ってぶつぶつ言っている。
俺の正面には、ずっと誰だか知らんおっさんがいて、にこにこしながら二人を眺めてメシ食ってる。
「あなたは誰なんですか?」
と訊くわけにもいかず、無理やりメシを詰め込む俺。
誰も食わない五人目のメシは、どうも陰膳のようなものらしかった。
死んだ人のうち、誰のぶんなのかはわからずじまいだった。
食べ終わってお茶を一杯もらい、俺は
「腹が急に痛くなった」
とみえみえの嘘をついて帰らせてもらうことにした。
彼女を連れて帰るのはなんか怖かったからやめた。
知らんおっさんは、
「おなかが痛いのはよくないですねえ」
「重大な病気かもしれませんね」
「よくないですねえ」
ってずーっと言ってた。
よっぽど重大な病気であって欲しいらしいな!と思ったが、不気味だったから何も言いかえさずにおいた。
156 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 19:03:44.63 ID:Pw2zXDZ50
急に外でパン、パンと二回音がしたから
「祭りの花火ですか?」
と言うと、
「何も聞こえませんよ!!」
と母親に怒鳴られた。
あとで車に戻ったら、タイヤの横に爆竹がいくつか転がってたから、子どもが庭先に爆竹を投げていった音らしいんだけど、それも詳細は不明。
休みが明け、俺はなんとなく彼女が気味悪くなって、そのまま疎遠になり、俺たちのつきあいは自然消滅した。
その後、俺の同期と彼女がつきあったらしい。
あるとき同期に
「相談したいことがある」
と言われたが、
「彼女のことなら俺はなにも知らないし、もう知りたくないから、相談にはのってやれない」
と答えたら、すぐに
「そうか」
と言って引っこんでくれた。
そのうち、派遣の契約が切れて彼女は会社に来なくなった。
今でもたまに、あれはなんだったんだろうと思うこともあるが、やっぱり首をつっこまなくて正解だったんじゃないかと思っている。
159 :恋人は名無しさん:2011/05/28(土) 19:12:14.35 ID:Pw2zXDZ50
いや、リアルだと調べる気になんかならんよ。怖いもん。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
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Title : 無題
亡くなったお姉さんの下りも気味悪くはあるけど、理解はできる
おっさんの存在が一番怖いかな
NONAME 2013.03.03 (Sun) 00:58 編集
Re:無題
結局オッサンは何者だったのか
2013.03.05 19:55
Title : 無題
きっと姉が死んだことでこの家族は狂ったんでしょうな…
火巳ヶ家 2013.03.03 (Sun) 13:18 編集
Re:無題
そうだねぇ…
2013.03.05 19:57
Title : 無題
母親だけはまともっぽいんだよなぁ
しろ 2013.03.03 (Sun) 22:18 編集
Re:無題
まともかなぁ…
2013.03.06 21:33
Title : 無題
職場とかで普通なのにいきなり基地外に豹変するのはたまにいるけど本当に怖いよねぇ(-"-;)
ねこたま 2013.03.06 (Wed) 11:36 編集
Re:無題
いきなり叫び始めたりするからタチが悪い
2013.03.10 17:33