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福島県・黒塚
2012.10.05 (Fri) | Category : ホラー・心霊スポット・廃墟
黒塚は福島県二本松市にある、安達ヶ原に伝わる多くの旅人を虐殺した鬼婆の墓である。
真弓山観世寺の敷地内には黒塚の鬼婆像や、鬼婆の住んでいた岩屋、血で染まった包丁を洗ったという出刃洗いの池、さらには旅人の虐殺に使った道具である出刃包丁も宝物庫に展示されている。
能の「黒塚」や夢枕獏の小説「黒塚」の元となった出来事で、大まかに書くと
どこかで一度は耳にしたことがある話ではなかろうか。
もちろんこれ以外に討伐されて死んだ、という伝説もあるので、何が本当かは不明である。
とりあえずこのような歴史的背景を持つ土地だけに心霊スポット化するのも仕方のないことだろう…
と思ったら、あまりに目撃証言が少ない。
しかも、妊婦の霊とか赤ん坊の霊とか、そういう話はまったくない。
結局イメージ先行されて、「こういう事件があったから幽霊が出るはず」みたいなことで心霊スポットにされてしまったのかもしれない。
真弓山観世寺の敷地内には黒塚の鬼婆像や、鬼婆の住んでいた岩屋、血で染まった包丁を洗ったという出刃洗いの池、さらには旅人の虐殺に使った道具である出刃包丁も宝物庫に展示されている。
能の「黒塚」や夢枕獏の小説「黒塚」の元となった出来事で、大まかに書くと
京のとある屋敷に奉公に出ていた女性(岩手、という名前らしい)が子供を授かるが生まれながらの難病に冒されていた。
この病気を治すには妊婦の胎内の胎児の生き胆が効く、という易者の言葉を信じ、岩手は娘を置いて旅に出る。
奥州は安達ヶ原に辿りついた岩手は岩屋を宿として標的の妊婦を待った。
長い年月が経ったある日、若い夫婦がその岩屋に宿を求めた。女の方は身重である。
ちょうど女が産気づき、夫は薬を買いに出かけた。絶好の機会である。
岩手は出刃包丁を取り出して女に襲い掛かり、女の腹を裂いて胎児から肝を抜き取った。だが女が身に着けているお守りを目にし、岩手は驚いた。それは自分が京を発つ際、娘に残したものだった。今しがた自分が殺した女は、他ならぬ我が子だったのである。
あまりの出来事に岩手は精神に異常を来たし、以来、旅人を襲っては生き血と肝をすすり、人肉を喰らう鬼婆と成り果てたのだという。
どこかで一度は耳にしたことがある話ではなかろうか。
もちろんこれ以外に討伐されて死んだ、という伝説もあるので、何が本当かは不明である。
とりあえずこのような歴史的背景を持つ土地だけに心霊スポット化するのも仕方のないことだろう…
と思ったら、あまりに目撃証言が少ない。
しかも、妊婦の霊とか赤ん坊の霊とか、そういう話はまったくない。
結局イメージ先行されて、「こういう事件があったから幽霊が出るはず」みたいなことで心霊スポットにされてしまったのかもしれない。
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Title : 無題
易者の言葉を信じたばっかりに、とんだ災難ですね。
問題の娘は何事もなく成長して、妊娠までしやがって、母親として娘にしてあげたことは殺すことだけだったという…まぁなんともやるせない話です。
黒塚といえば、最近ではSFアニメとして出てますよね。
火巳ヶ家 2012.10.06 (Sat) 16:48 編集
Re:無題
>問題の娘は何事もなく成長して、妊娠までしやがって、母親として娘にしてあげたことは殺すことだけだったという…まぁなんともやるせない話です。
そうくるかw
2012.10.06 18:48