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―いまからいくからね― <毒男シリーズ>
2012.04.10 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
33:毒男 ◆B.DOLL/gBI:2009/01/06(火) 02:58:46.81 ID:8sQZyvH60
私が大学生だった頃の話です。
ある日私はクラブのコンパで夕飯はいらないと母に言いました。
すると、そこにいた弟と妹も、その日は約束があり家で夕飯は食べないとの事でした。
それを聞いた父と母も、
「それなら私たちも外食しよう。」
とその夜は家族全員が外出する事になったのです。
夕方、私は荷物を置きに、一旦家に戻りました。
その時すでに家には誰もおらず、待ち合わせの時間も迫っていたため、すぐに家を出ようとしたときです…
電話が鳴りました。
私「はい、○○です。」
「もしもし、ボクごろう。」
…それは明らかに4,5歳の幼児の声でした。
「いまからいくからね」
???誰だ?ごろう?こども?知らないよ…
私「えっと~、どちら様ですか?」
「ボクごろう…いまからいくからね」
私「え?もしもし?ボクどこのごろう君?」
「………」
その名前にも、年齢にもまったく心当たりがなかった私は間違い電話だと思いました。
私「もしもし?ボクどこに電話してるの?ウチは…」
「かせの○○でしょ?」
確かにウチは『加勢と言う所の○○と言う苗字』です。
私は少々あわてました。
母達の知り合いの子供なのではないか?何か約束をしていたのではないか?
「…ボクいまからいくからね」
私「あのね、今日はみんな出掛けてて、ごろう君来ても誰もいないよ?!私もこれから出掛けちゃうし。お父さんか、お母さんに代わってちょうだい!…もしもし?…もしもし?!」
「ボク……いまからいくからね。」
突然、私は気味悪くなりました。
その子は幼児独特のたどたどしい、ゆっくりとしたしゃべり方で何度も私が来てはダメだと言っているのに、あせる風もなく同じ言葉を同じ調子で繰り返すのです。
自宅の電話番号は電話帳に載せていないので『加勢の○○』と言うのなら知人の子に違いないのですが…
「いまから………いくからね…」
私「もう切るよ、出掛けるからね。来てもダメだってお父さんとお母さんにもそう言ってね。」
「おとうさんもおかあさんもねー交通事故で死んだ」
私は電話を切ると、ものすごい勢いで夕暮れの街に飛び出しました。
ぐずぐずしてると、その子が来てしまうような気がしたのです。
…私の家族は災難を免れたんだ…
どうしてそんな事を思ったのでしょう…それはただのいたずら電話だったかもしれないのに…
私の中の原始的感覚が、いまだにこのときの事を激しく恐怖するのです。
時にどこかで不吉な風が起こって何の関わりもない者に襲いかかってくる…
私はそんな事があるような気がしてならないのです。
あの夜、家族全員が外出したのは偶然でしょうか…。
そして、これも偶然なのかもしれませんが、この話を数人の友人にしたところ…
友「…ちょっと!もう止めようよこの話!!やばいよ、あんた気が付いてる?さっきから急に人がいなくなっちゃったよ!周り見て!!あんなに沢山人がいたのに…今、私たちだけだよ!!」
私達は大阪のあるデパートの中の喫茶店で話をしていたのですがふと気がつくと、夕方であれほど混みあっていた、その辺り一帯が急に人けが無くなってしまったのです。
私はあの脳裏に焼きついた幼児の声を早く忘れたいです…。
(※コメントの情報で、朝日ソノラマ出版の「よからぬ話」(TONO著)に掲載されている話だ、とのことです)
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Title : 無題
実は父ちゃんの隠し子で、親が亡くなって実の父にすがろうとしてたんだったりして(^ω^;)
ねこたま 2012.04.11 (Wed) 05:52 編集
Re:無題
不倫の母親が最後に残した番号だったのか
2012.04.20 15:52
Title : 無題
>急に人けが無くなってしまった
まあ珈琲飲んで一息つきたいときに大声で気味悪い話してる馬鹿集団がいたら店変えようと思いますね
名無しの幽霊さん 2012.04.11 (Wed) 07:36 編集
Re:無題
身も蓋もないw
2012.04.20 15:55
Title : 無題
「ボクごろう…いまからいくからね」
「はい! ごろうさん!」
下ヨシ子ってこの番組でしか見ないなあ。
キョン 2012.04.11 (Wed) 09:01 編集
Re:無題
誰だっけ、と思ってしまったw
2012.04.20 15:55
Title : これ…読んだことありますよ
朝日ソノラマ出版の「よからぬ話」(TONO著)にこの話が掲載されています。TONOさんの実体験だそうです。
全てそのまんまですよ。
むっちりニャンコ 2012.04.11 (Wed) 13:49 編集
Re:これ…読んだことありますよ
へえ、そうなんですか。
それは初耳でした
2012.04.20 16:04
Title : 無題
俺の名前はごろう。
高校生探偵さ。
ある日幼なじみの毛売りらんと一緒にいるところを彼女五人に見られて妙な薬を飲まされ気がつくと、体が縮んでしまい幼児になっていた。
これで、女性に近づきほうだいだぜ。
見た目は幼児、頭脳はおっさん。
名探偵ごろう。
しろ 2012.04.11 (Wed) 13:50 編集
Re:無題
幼児って戻りすぎだろwww
彼女なにものだw
2012.04.20 17:49
Title : 無題
それなら俺も外食しよう
金は無い
春月 2012.04.11 (Wed) 18:19 編集
Re:無題
オレもない
2012.04.21 13:41
Title : 無題
TONOさんの話そのまんま、と突っ込もうとしたら既に突っ込み済みだった
NONAME 2012.04.11 (Wed) 20:16 編集
Re:無題
みんなよく知ってるなぁ
2012.04.21 13:47
Title : 無題
満員電車でその話をしたら快適な電車の旅になりますね
おかめ 2012.04.11 (Wed) 20:20 編集
Re:無題
なるほど!
ちょっとやってみよう!
2012.04.21 13:47
Title : 無題
しろさんのコメント見て笑ったwww
書く事あったのに完全に忘れたwww
genki 2012.04.12 (Thu) 12:58 編集
Re:無題
どんまいwwwww
2012.04.21 14:18
Title : 無題
本から丸パクリはいただけませんね(^^;)
せめて最後に引用元書くのとその本の宣伝してあげたらいいと思う
ミクニン 2012.04.17 (Tue) 00:42 編集
Re:無題
ですねー。
知らなかったぉ
2012.04.25 18:20