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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.22 (Fri) Category : 

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祖母の祈り

2012.01.11 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

866 :1:2008/05/22(木) 20:13:26 ID:IUcgnRkm0
私は大変なおばあちゃんっ子で、中学になってもよく祖母の家に遊びに行っていました。
父方の祖母なのですが、父親は私が幼いころに不慮の事故で死去していました。
祖父を早くに亡くした祖母は、唯一の血縁者だと言って、私をとても可愛がってくれました。
しかし、母親はあまり祖母と仲が良くなかったのか、一度も一緒に祖母の家に入ることはありませんでした。

私は毎週日曜日の午前中に、祖母と神社にお参りに行くのを日課としていました。
大変信心深い人だったので、雨の日でも必ず行き、父が他界して間もないころから欠かすことはありませんでした。
祖母とつないだ手はとても温かく、私はお参りが大好きでした。

(続きは『続きを読む』をクリック)







 








拍手[8回]

867 :2:2008/05/22(木) 20:23:05 ID:IUcgnRkm0
祖母はいつも手を合わして、深々と礼をし、ずいぶん長い間目を閉じてお祈りをしていました。
私はいつも単純なお祈りだけをし、祖母の真剣な横顔を眺めていました。

終わってからいつも、
「何をお祈りしてたの?」
と聞くのですが、祖母はニッコリ笑うだけで、一度も答えてくれませんでした。
私は気にすることなく、毎回帰りに買ってもらうアイスを楽しみにして、祖母とおしゃべりをしながら帰りました。

話は急に変わってしまうのですが、私は幼いころから霊能力が強く、いつも霊障に悩まされていました。
金縛りは毎日で、眠れない日々が続き不眠症でした。
寝ていても足を触られたり、お腹を針のようなもので刺されたりと、年々エスカレートしていきました。

母と霊能力者のところにも何度か訪れたのですが、高いお金を請求され、しかも何をやっても効かないので、もう私もあきらめていました。



868 :3:2008/05/22(木) 20:30:07 ID:IUcgnRkm0
中学3年になるころには、さらに霊障はひどくなり、交通事故も何度も経験し毎晩繰り返される金縛りや、霊によってみせられる幻のようなもので(ご飯の上に髪の毛や虫がのっていたり)精神を病み、不登校になりました。

祖母は母が仕事に出ている時間、うちに来てくれて、いつも手を握っていてくれました。
祖母といる時間が、私にとって唯一安らげる時間でした。
母親は仕事で帰りが遅く、あまり口をきく時間がありませんでした。

毎日の嘔吐、拒食症になったと思ったら過食症になり、常に体調も精神も不安定で、自殺未遂も何度か起こしました。
その度に失敗し、生きるのも辛い、しかし死ねないという最悪の状態が続きました。
祖母とのお参りにも行けなくなりました。



870 :4:2008/05/22(木) 20:40:28 ID:IUcgnRkm0
中学を卒業してすぐのころ、唯一の支えだった祖母が他界しました。
私は大泣きしました。
しばらく祖母の使っていた部屋に引きこもり、祖母が使っていた洋服などを抱きしめながら、泣く日々が続きました。

そんな時でも、母親は平然とした顔で仕事に行っていて、それで食べさせてもらってはいるものの、少し母に対して怒りも芽生えました。

祖母が他界してから2週間ほどたったころ、だんだん私の周りで、霊障が起こらなくなってきたことに気が付きました。

私の4人だけいた友だちの一人が、
「○○(私の名前)の痛みを、おばあちゃんが全部天国へ持って行ってくれたんだよ」
と、電話で言ってくれました。
そのときも私は、電話口で大泣きしました。

一年後には霊障が全く無くなり、精神も体調も回復した私は、通信制の高校にも行けるようになり、バイト仲間たちに支えられて楽しい日々を送っていました。
祖母の家が引き払われることになったので、私は荷物の整理に行きました。
もう気持ちも落ち着いていて、毎日墓参りに行っていました。



871 :5:2008/05/22(木) 20:49:44 ID:IUcgnRkm0
押し入れの中を整理していると、祖母の古い日記が何冊か、風呂敷にくるまれて出てきました。
その日記は、毎週日曜日に付けられていました。
私は日記を読んで唖然としました。

まず初めのページは、父が死んだ日でした。
不慮の事故と聞かされていましたが、実は自殺だったということが書かれていました。
原因は母の浮気だったそうです。
ショックでした。涙が出ました。

しかし、次のページを捲った時に、一瞬で全身が冷たくなりました。
そこには祖母の、私に対する怒りが書かれてありました。端から端までギッシリと。
私が『浮気相手との間にできた子だ』という文章から始まり、『殺してやりたい』『しねばいい』などという、今までの祖母とまったく違う顔がそこにはありました。

私が苦しみながら死ぬように、神社で祈っていたのです。
あんなに長い間、毎週毎週、長い時間。
隣にいる幼い私を、呪い殺すことだけひたすら願い続けていたのです。
祖母の熱心な祈りが通じたのか、私は大変苦しみました。
そして祖母も、苦しみながら死んでいきました。

日記は燃やしました。
長い年月がたった今でも、忘れられない出来事です。
誰にも言ったことはありません。

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Title : 無題

何の罪もない子どもが苦しんで、諸悪の根源であるビッチの母親が
平穏に暮らしているのが腹立たしい。

キョン 2012.01.11 (Wed) 15:51 編集

Re:無題

恨む相手が違う気がしますよねw

2012.01.11 17:20

Title : 無題

>祖母はいつも手を合わして~
>~
>話は急に変わってしまうのですが、私は幼いころから霊能力が強く、いつも霊障に悩まされていました。

この辺のくだりでオチが読めたw

NONAME 2012.01.11 (Wed) 17:10 編集

Re:無題

なんとw

2012.01.11 17:21

Title : 無題

とっても鬱になる話だな

NONAME 2012.01.11 (Wed) 21:23 編集

Re:無題

ですねぇ…

2012.01.12 13:21

Title : 無題

親が憎けりゃ子も憎いってやつですか。

でも本気で呪っちゃうまでしちゃ穴二つですからね。

だから私たち

むたおむた 2012.01.12 (Thu) 06:42 編集

Re:無題

>だから私たち

あれ、途中?

2012.01.12 13:25

Title : 無題

無題 親が憎けりゃ子も憎いってやつですか。

でも本気で呪っちゃうまでしちゃ穴二つですか らね。

だから私たちはそっと心で唱えるだけにするんですよね。

「ばるす」

むたおむた 2012.01.12 (Thu) 06:44 編集

Re:無題

目がぁああああああああ!

2012.01.12 13:25

Title : お恥ずかしい…

朝から誤操作で連投失礼しました。

むたおむた 2012.01.12 (Thu) 06:50 編集

Re:お恥ずかしい…

いえいえw

2012.01.12 13:26

Title : 無題

これぞまさしく『うみねこのなく頃に』みたいな話ですね。
日記さえ見なければ、この人はおばあちゃんとの暖かい思い出を永遠に享受出来たのに…。
時に知らなくても良い真実というものはあるものです。

ネッシー 2012.01.12 (Thu) 08:29 編集

Re:無題

もしかしたら、ですが。
この日記を読まれることまでが計算のうちで、それで復讐完結、なんじゃなかろうか、と思ってみたり。

2012.01.12 13:35

Title : 無題

こんな莫迦な願いを聞き届ける神様がいかん。

猫目。 2012.01.12 (Thu) 09:51 編集

Re:無題

いやほら、祟り神ってのもいるみたいだし…

2012.01.12 14:33

Title : 無題


坊主憎けりゃ今朝まで肉料理(-"-;)

ホントの父ちゃん見付けて幸せに…






なんないだろうなぁ(-"-;)

ねこたま 2012.01.12 (Thu) 23:10 編集

Re:無題

なんないだろうねぇ…

2012.01.13 15:55

Title : 無題


呪うなら
自分の息子殺したも
同然の母親を呪えよー

血をひいてても子が
何かした訳じゃないんだから

2012.01.13 (Fri) 07:52 編集

Re:無題

一番弱いところにいくもんですよ、こういうのって。

2012.01.13 19:53

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