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今度は
2007.09.25 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
ある所に美男美女の夫婦がいた。
夫婦仲もよく、誰もがうらやむような理想のカップルだ。
妻が妊娠したことがわかったとき、二人の幸せは絶頂にあるかに見えた。ところが・・・
「なによ、この子は!」
二人は生まれてきた自分たちの子供を見て絶句した。
その子は両親とは似ても似つかない、おぞましいまでに醜い顔をしていたからだ。
二人は自分達の子供がこんな姿であることを知られないためにその子を家の中に閉じ込めて育て、近所の人たちには病弱なので表に出ることができないと言ってその姿を隠しつづけた。
それまでは仲のよかった二人は、やがて子供のことを巡って喧嘩が絶えなくなる。
夫は
「この子は本当は俺の子じゃないんだろう!」
と言って妻を責め、妻はこの身に覚えのない言いがかりにヒステリックにわめき散らすことで対抗した。
そんな日々が続き、やがて疲れ果ててしまった妻は全てはこの子がいけないんだと考えるようになり、殺してしまおうと決意する。
その子が6歳の誕生日を迎えた日のことだ。
彼女はそれまでになかったような優しげな様子で我が子に接し、誕生日を祝って二人で旅行に出かけようと言った。
何もかもが珍しい、初めて見る外の世界。
子供はうれしそうにはしゃいで外の世界を満喫したが、その無邪気な姿も母親の殺意を変えることはできなかった。
やがて二人は大きな湖のほとりまでやってきて、そこで湖を渡るフェリーへと乗りこんだ。
船が湖の真中まで差し掛かったとき、子供はおしっこがしたくなったと母親に訴えた。
彼女は息子を連れてフェリーの甲板に出ると我が子を抱きかかえ、ここから湖に向かっておしっこをしなさいと命じた。
息子は言われた通りズボンのチャックを下ろし、湖に向かっておしっこをしはじめる。
彼女は素早く辺りを見渡す。
・・・大丈夫、誰も見ていない。
それを確認すると彼女はさっと手を離し、息子を湖の中へと投げ込んだ。
彼女はそれから何食わぬ顔をして家に戻った。
夫は全てを了解しているようで、子供がどこへ行ったのかは何も聞かなかった。
二人は近所の人たちには息子は病死しました、生まれつき病弱だったものでと涙ながらに語って聞かせた。
それから1年がたち、妻は再び妊娠した。
また醜い子供が生まれるのではないか。
彼女はそう恐れながら子供を産み落としたが、その心配は杞憂に終わる。
今度生まれた子供は、両親に似たとても可愛い男の子であった。
最初の子供の時と違い、二人はこの子を大切に育て、近所の人たちにも自慢の息子として紹介した。
それからたちまち月日はたち、2番目の息子も6歳の誕生日を迎えた。
この日、彼女は我が子と二人きりで旅行に出かけることにしていた。
今度の誕生日にはどこかへ旅行に連れていってと、息子にねだられていたからだ。
二人は車で各地を周り楽しい一時を過ごしたのだが、やがて車が大きな湖に差し掛かったとき、子供が突然
「フェリーに乗りたい」
と言い出したので、彼女は困ってしまった。
その湖とは、7年前に彼女が我が子を殺めたあの湖であったからだ。
しかし可愛い我が子の、それも誕生日のお願いだ。
彼女は渋々子供に従い、二人でフェリーへと乗りこんだ。
フェリーが湖の真中に差し掛かったとき、子供は突然おしっこがしたいと言い出した。
彼女は子供を抱きかかえると、湖の中にしてしまいなさいと優しく言う。
子供はチャックを下ろしておしっこをしはじめると・・・突然彼女の方を降り返ってニヤリと笑った。
その顔はいつのまにか、七年前に殺したあの子の顔に変わっていた。
あまりのことに驚き卒倒しそうになった彼女に向かって、その子は追い討ちをかけるかのようにこう言った。
「お母さん、今度は落とさないでね」
.
夫婦仲もよく、誰もがうらやむような理想のカップルだ。
妻が妊娠したことがわかったとき、二人の幸せは絶頂にあるかに見えた。ところが・・・
「なによ、この子は!」
二人は生まれてきた自分たちの子供を見て絶句した。
その子は両親とは似ても似つかない、おぞましいまでに醜い顔をしていたからだ。
二人は自分達の子供がこんな姿であることを知られないためにその子を家の中に閉じ込めて育て、近所の人たちには病弱なので表に出ることができないと言ってその姿を隠しつづけた。
それまでは仲のよかった二人は、やがて子供のことを巡って喧嘩が絶えなくなる。
夫は
「この子は本当は俺の子じゃないんだろう!」
と言って妻を責め、妻はこの身に覚えのない言いがかりにヒステリックにわめき散らすことで対抗した。
そんな日々が続き、やがて疲れ果ててしまった妻は全てはこの子がいけないんだと考えるようになり、殺してしまおうと決意する。
その子が6歳の誕生日を迎えた日のことだ。
彼女はそれまでになかったような優しげな様子で我が子に接し、誕生日を祝って二人で旅行に出かけようと言った。
何もかもが珍しい、初めて見る外の世界。
子供はうれしそうにはしゃいで外の世界を満喫したが、その無邪気な姿も母親の殺意を変えることはできなかった。
やがて二人は大きな湖のほとりまでやってきて、そこで湖を渡るフェリーへと乗りこんだ。
船が湖の真中まで差し掛かったとき、子供はおしっこがしたくなったと母親に訴えた。
彼女は息子を連れてフェリーの甲板に出ると我が子を抱きかかえ、ここから湖に向かっておしっこをしなさいと命じた。
息子は言われた通りズボンのチャックを下ろし、湖に向かっておしっこをしはじめる。
彼女は素早く辺りを見渡す。
・・・大丈夫、誰も見ていない。
それを確認すると彼女はさっと手を離し、息子を湖の中へと投げ込んだ。
彼女はそれから何食わぬ顔をして家に戻った。
夫は全てを了解しているようで、子供がどこへ行ったのかは何も聞かなかった。
二人は近所の人たちには息子は病死しました、生まれつき病弱だったものでと涙ながらに語って聞かせた。
それから1年がたち、妻は再び妊娠した。
また醜い子供が生まれるのではないか。
彼女はそう恐れながら子供を産み落としたが、その心配は杞憂に終わる。
今度生まれた子供は、両親に似たとても可愛い男の子であった。
最初の子供の時と違い、二人はこの子を大切に育て、近所の人たちにも自慢の息子として紹介した。
それからたちまち月日はたち、2番目の息子も6歳の誕生日を迎えた。
この日、彼女は我が子と二人きりで旅行に出かけることにしていた。
今度の誕生日にはどこかへ旅行に連れていってと、息子にねだられていたからだ。
二人は車で各地を周り楽しい一時を過ごしたのだが、やがて車が大きな湖に差し掛かったとき、子供が突然
「フェリーに乗りたい」
と言い出したので、彼女は困ってしまった。
その湖とは、7年前に彼女が我が子を殺めたあの湖であったからだ。
しかし可愛い我が子の、それも誕生日のお願いだ。
彼女は渋々子供に従い、二人でフェリーへと乗りこんだ。
フェリーが湖の真中に差し掛かったとき、子供は突然おしっこがしたいと言い出した。
彼女は子供を抱きかかえると、湖の中にしてしまいなさいと優しく言う。
子供はチャックを下ろしておしっこをしはじめると・・・突然彼女の方を降り返ってニヤリと笑った。
その顔はいつのまにか、七年前に殺したあの子の顔に変わっていた。
あまりのことに驚き卒倒しそうになった彼女に向かって、その子は追い討ちをかけるかのようにこう言った。
「お母さん、今度は落とさないでね」
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Title : 無題
「ブサイクだから落とすよ。
ブサイクじゃなかったら落とさないけど。」
NOMANE 2012.07.06 (Fri) 01:47 編集
Re:無題
湖の精
「あなたが落としたのはイケメンの子供ですか、頭脳明晰な子供ですか」
父親
「美幼女です(`・ω・´)キリッ」
2012.07.26 13:25