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黒電話
2011.04.30 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
568 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 18:43
うろ覚えですまん。
昭和初期の古い住宅(実際に今でも世田谷に重要文化財としてあるるらしい)の話。
家柄は官僚の家系のエリート。家族5人、祖父+主+妻+子供2人。
黒電話。
ある日いたづら電話が頻繁にあるようになった。
娘二人はもうすでに嫁いでいて、家には祖父、主、妻の三人。
すこし時期が過ぎて、家が寝静まる夜中に何十回も鳴るようになっていた。
内容は、無言電話。
主はそのうちいたづら電話が掛かってくると受話器を外して床に置き、それ以上かかってくる事を拒んだ。
また時期がすぎ、いつものように無言電話がかかってくる。主は受話器を床に置く。
そしてそのまま寝床につこうとした。すると受話器からぼそぼそ話す声が聞こえる。
これは、と思い、主が起きて受話器に耳を近付ける。
また無言に戻っている。
それが数日続いた。ぼそぼそと喋る声は主が受話器を手に取ると押し黙る。
気味が悪くなった主はしぶしぶ電話番号を変えてみたり、電話局に連絡し、警察に連絡し、いたづら電話の相手から逃れようとした。
しかし何をしても毎日夜中に黒電話は鳴り続けた。
すでにこの世のものではないものの仕業かと疑い、精神的にまいってしまった主は祈祷師にお払いを頼み、霊的事象を信じるまでに至った。
しかし何をしてもいっこうにいたづら電話は止まなかった。
精神を病んだ家族はその家を売り払う事に決めた。
由緒正しい家柄、家屋にもそれなりの価値があり、これは当時の価値観からして辱めを受ける事と同義だった。が、背に腹は代えられない。
しかしそれが決まった数日後から電話は鳴り止んだ。嘘のように。
そしてその数日後、実家近くに住む娘が亡くなった。
原因は旦那による撲殺であった。夫婦なかはよくなかったと主も聞いてはいたものの、そのような事が起こるとは。信じがたい悲劇であった。
そして警察の手入れのあと、娘の遺書が見つかったとの報告。
主は娘の遺書を警察から受け渡され、その内容を見て悲しみのどん底に落とされた。
いたづら電話は娘であった。
助けてほしい。助けてほしい。
そういった願いがその遺書には書き綴られていた。
いたづら電話の犯人はわかったが、それが娘であったとは。
幾月か過ぎ、悲劇から立ち直った主は変わらずにその古びた家屋で生活していた。
そしてある日、またも無言電話が鳴ったのである。
それは以前に亡き娘がかけてきた無言電話と全く同じ時間に、同様の手口でかけられてきた。
これは悪質で陰湿な嫌がらせだ、主はそう思った。
主は無言電話が掛かってくると以前にもそうしたように受話器を床に置く。
そうしてやり過ごす。
が驚いた事に娘がした時と同様に、受話器を床に置くとぼそぼそと話す声が聞こえる。
相手は娘でないのは分かっている。娘は死んだ。この事件を知っている者の悪質な嫌がらせだと思っていた。当然そう思うだろう。
主は、当時最新の「録音機」を手に入れていた。そう。それを使いぼそぼそと話す声を録音してやろうとの企みだ。
いつものようにいたづら電話が掛かって来た。すると主は床に用意しておいた録音機の電源を入れ、録音を開始したのを確認して受話器を横に置いた。
寝床につくとぼそぼそ話しているのが聞こえた。
次の日に確認するのが待ち遠しかった。
次の日、主は録音機を再生させた。
そこから聞こえてきた声に主は卒倒した。
そんなはずはない。そんなはずはない。気が狂いそうだ。
その後主はその家を売り払い、今に至る。
家主はころころと代わり、そこに住んだ者は皆この黒電話のいたづら電話に悩まされたそうだ。
噂によるとそこの内装を新しい物にかえる際に、その黒電話のあった場所の下の床を剥ぐと女性のものと思われる長い髪の毛がいくつも発見されたそうだ。
その髪の毛が誰のものなのかは今でも不明らしい。内装工事も中止され現在その家屋は国重要文化財としてひっそりと保存されている。
場所は地図から削除されているそうだ。
ちなみに俺は世田谷付近に住んでいて、この話を聞いてから探しに出たがこの家屋を
見つける事はできなかった。
574 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 19:29
それって世田谷の旧長橋家家屋の事かな。そういや地図には載ってないや。
てか今ググっても検索ひっかかんねーや。ガクブル
575 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 19:31
>>568
その娘はどうしていたずら電話を?
「撲殺」されたのに「遺書」?
577 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 19:39
>>575
殺されると思ったんだろうね。それで電話をかけたんだが理由があってなかなか言い出せなかったんじゃないのかな。
俺も聞いた話だから(多少脚色入ってるが)よくは知らんが。
んでなんとか気付いてほしくて無言電話と言う形になったんだろう。
遺書については、内容からして「助けて」と言うメッセージだったものらしいから遺書らしい遺書ではなかったんではないか。
まぁ殺されても遺書が残されてる事はあるからね。
殺されるな、と思った人間が遺書をしたためる気持ちはわからんでもない。
それよりも俺がずっと疑問に思ってるのは、録音機から聞こえて来た声、それと家屋の下から出て来た髪の毛だね。今でもよくわからんが、想像して気持ち悪くなる。
うろ覚えですまん。
昭和初期の古い住宅(実際に今でも世田谷に重要文化財としてあるるらしい)の話。
家柄は官僚の家系のエリート。家族5人、祖父+主+妻+子供2人。
黒電話。
ある日いたづら電話が頻繁にあるようになった。
娘二人はもうすでに嫁いでいて、家には祖父、主、妻の三人。
すこし時期が過ぎて、家が寝静まる夜中に何十回も鳴るようになっていた。
内容は、無言電話。
主はそのうちいたづら電話が掛かってくると受話器を外して床に置き、それ以上かかってくる事を拒んだ。
また時期がすぎ、いつものように無言電話がかかってくる。主は受話器を床に置く。
そしてそのまま寝床につこうとした。すると受話器からぼそぼそ話す声が聞こえる。
これは、と思い、主が起きて受話器に耳を近付ける。
また無言に戻っている。
それが数日続いた。ぼそぼそと喋る声は主が受話器を手に取ると押し黙る。
気味が悪くなった主はしぶしぶ電話番号を変えてみたり、電話局に連絡し、警察に連絡し、いたづら電話の相手から逃れようとした。
しかし何をしても毎日夜中に黒電話は鳴り続けた。
すでにこの世のものではないものの仕業かと疑い、精神的にまいってしまった主は祈祷師にお払いを頼み、霊的事象を信じるまでに至った。
しかし何をしてもいっこうにいたづら電話は止まなかった。
精神を病んだ家族はその家を売り払う事に決めた。
由緒正しい家柄、家屋にもそれなりの価値があり、これは当時の価値観からして辱めを受ける事と同義だった。が、背に腹は代えられない。
しかしそれが決まった数日後から電話は鳴り止んだ。嘘のように。
そしてその数日後、実家近くに住む娘が亡くなった。
原因は旦那による撲殺であった。夫婦なかはよくなかったと主も聞いてはいたものの、そのような事が起こるとは。信じがたい悲劇であった。
そして警察の手入れのあと、娘の遺書が見つかったとの報告。
主は娘の遺書を警察から受け渡され、その内容を見て悲しみのどん底に落とされた。
いたづら電話は娘であった。
助けてほしい。助けてほしい。
そういった願いがその遺書には書き綴られていた。
いたづら電話の犯人はわかったが、それが娘であったとは。
幾月か過ぎ、悲劇から立ち直った主は変わらずにその古びた家屋で生活していた。
そしてある日、またも無言電話が鳴ったのである。
それは以前に亡き娘がかけてきた無言電話と全く同じ時間に、同様の手口でかけられてきた。
これは悪質で陰湿な嫌がらせだ、主はそう思った。
主は無言電話が掛かってくると以前にもそうしたように受話器を床に置く。
そうしてやり過ごす。
が驚いた事に娘がした時と同様に、受話器を床に置くとぼそぼそと話す声が聞こえる。
相手は娘でないのは分かっている。娘は死んだ。この事件を知っている者の悪質な嫌がらせだと思っていた。当然そう思うだろう。
主は、当時最新の「録音機」を手に入れていた。そう。それを使いぼそぼそと話す声を録音してやろうとの企みだ。
いつものようにいたづら電話が掛かって来た。すると主は床に用意しておいた録音機の電源を入れ、録音を開始したのを確認して受話器を横に置いた。
寝床につくとぼそぼそ話しているのが聞こえた。
次の日に確認するのが待ち遠しかった。
次の日、主は録音機を再生させた。
そこから聞こえてきた声に主は卒倒した。
そんなはずはない。そんなはずはない。気が狂いそうだ。
その後主はその家を売り払い、今に至る。
家主はころころと代わり、そこに住んだ者は皆この黒電話のいたづら電話に悩まされたそうだ。
噂によるとそこの内装を新しい物にかえる際に、その黒電話のあった場所の下の床を剥ぐと女性のものと思われる長い髪の毛がいくつも発見されたそうだ。
その髪の毛が誰のものなのかは今でも不明らしい。内装工事も中止され現在その家屋は国重要文化財としてひっそりと保存されている。
場所は地図から削除されているそうだ。
ちなみに俺は世田谷付近に住んでいて、この話を聞いてから探しに出たがこの家屋を
見つける事はできなかった。
574 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 19:29
それって世田谷の旧長橋家家屋の事かな。そういや地図には載ってないや。
てか今ググっても検索ひっかかんねーや。ガクブル
575 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 19:31
>>568
その娘はどうしていたずら電話を?
「撲殺」されたのに「遺書」?
577 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/10/26 19:39
>>575
殺されると思ったんだろうね。それで電話をかけたんだが理由があってなかなか言い出せなかったんじゃないのかな。
俺も聞いた話だから(多少脚色入ってるが)よくは知らんが。
んでなんとか気付いてほしくて無言電話と言う形になったんだろう。
遺書については、内容からして「助けて」と言うメッセージだったものらしいから遺書らしい遺書ではなかったんではないか。
まぁ殺されても遺書が残されてる事はあるからね。
殺されるな、と思った人間が遺書をしたためる気持ちはわからんでもない。
それよりも俺がずっと疑問に思ってるのは、録音機から聞こえて来た声、それと家屋の下から出て来た髪の毛だね。今でもよくわからんが、想像して気持ち悪くなる。
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Title : 無題
サザエさんって未だに黒電話だよねー
電 2011.04.30 (Sat) 19:17 編集
Re:無題
そういやそうだ
2011.05.03 18:26
Title : 無題
× いたづら
○ いたずら
× 夜中に電話がなるから受話器を外す
○ 寝る前に電話線を抜いておく
官僚だかなんだか知りませんけど対処が随分間抜けですね。
NONAME 2011.04.30 (Sat) 22:38 編集
Re:無題
いたづら、はきっと昔の書き方なのかもw
2011.05.03 18:37
Title : 無題
黒電話って怖い
みき 2011.05.01 (Sun) 00:37 編集
Re:無題
あの音、今考えると心臓に悪いですね
2011.05.03 18:41
Title : 無題
》寝る前に電話線を抜いておく
間抜けも何も、黒電話は電話線を抜くことは出来ませんよ
NONAME 2011.05.01 (Sun) 00:40 編集
Re:無題
黒電話って確か中に引き込まれてるんでしたっけ
2011.05.03 18:42
Title : 無題
黒電話も、現行モジュラージャック対応型コードがあるんだよ。
NTTに言ったらコード交換してくれます。
600A1はそれなりにプレミア付いているらしい。
NONAME 2011.05.01 (Sun) 01:06 編集
Re:無題
新しいタイプの黒電話でしょうか。
2011.05.03 18:42
Title : 無題
↑ 昭和初期にそんなもんあったのか?
春月 2011.05.01 (Sun) 14:46 編集
Re:無題
多分ないと思う…
2011.05.03 19:40
Title : 無題
黒電話なつかしいですね…
子供の頃は家にありました。
あの呼び出し音が何故か、たまらなく好きでしたw
ぬ氏 2011.05.02 (Mon) 13:04 編集
Re:無題
ウチにもありましたw
いつプッシュホンに変わったんだろー。
2011.05.03 19:46
Title : 無題
自分、メールの着信音が
携帯内蔵の黒電話メロディだから鳴るの怖いガクブル
滅多にならないのが一番ガクブル
さる 2011.05.02 (Mon) 17:49 編集
Re:無題
今度鳴らしてあげる!
…教えてくれたらw
2011.05.03 19:46
Title : 無題
昨日TOPページ何も
でなくて怖かったでごんす
みき 2011.05.02 (Mon) 20:05 編集
Re:無題
何人かの方から情報いただきました。
ワタシも一回、でなかったのであせりましたw
2011.05.03 21:13
Title : ↑
ウチも恐かったw
ネッシー 2011.05.02 (Mon) 20:56 編集
Re:↑
結局、なんだったのでしょうね??
2011.05.03 21:17
Title : 無題
録音機には何が録音されてたんだよ・・・
NONAME 2011.05.16 (Mon) 20:48 編集
Re:無題
娘さんの…
2011.05.18 21:25