都市伝説・・・奇憚・・・blog
都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。
メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ
☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中!
☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆
愛の呪い
2011.03.31 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
286 :本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 17:40:25 ID:bbWeUXTm0
田舎にある俺の家は小さいけど神社で、何やら呪い関係の神様がいる。
昔は神社の裏の森で、丑の刻参りとかする奴がわんさかいたらしいけど、俺らの代になるとあまり見ない。(過去5、6回くらい見たけど)
俺は神社の息子でも、次男で全然継ぐ気も無く、霊感さえほぼないんだけど。
そんな俺の家の神社へ、俺の幼馴染で今は都会に出て行った友人の武久が来た。
久しぶりに会って、色々話して、今晩は家へとまることになった。
妹も話に入ってきて、盛り上がってきた頃に、
「昔よく遊んだよなー。お前と俺と、さつきと千歳ちゃんで」
と、俺は言った。
さつきって言うのは俺の妹、千歳ちゃんは武久の妹。
すると、武久は突然深刻な顔になった。
俺も妹もびっくりして、しばらくの沈黙の後、
「今日は、千歳を呪いに来たんだ」
と武久は言った。
「は?何言ってんだよ」
と俺は言った。
「まあ聞いてくれ」
武久はさっきまでのテンションが嘘の様に、静かに話し始めた。
千歳ちゃんはもともと体の弱い子で、俺らと遊んでいたときも、
「あまり激しい運動は控えろ」
と親に言われていた。
そんな彼女もちゃんとした大学に行き、婚約者も出来たということで、武久の家はおめでたい感じのムードが漂っていた。
そんな中、千歳ちゃんがたびたび吐くようになった。
「できちゃった?」
と始めは思ってたらしいけど、産婦人科に行くとそうではなかったらしい。
ただ
「●●病院へ行け」
と。そこはその地域でも一番大きい病院だった。
千歳ちゃんと武久と両親は、不安になりながらもその病院に行ったらしい。
そこで千歳ちゃんを診てもらった結果、長期の入院が決まった。
両親はそれだけでとても青くなり、
「いままでそんな長い期間は無かったのに」
と、入院が決まっただけで母親は泣いた。
(だいぶ高齢の出産だったようで、とくに千歳ちゃんは可愛がられてた)
そんな中、医者は武久だけを呼んで、個室に武久は行った。
「まず申し上げますと、千歳さんは重い病気にかかっています」
医者は病名と、発病してからの期間を詳しく言った。
「このままでは徐々に身体の自由がきかなくなり、やがて死にいたるでしょう。しかし、進行しすぎていて治る可能性が低い。あの弱い身体では、手術にも耐えられないでしょう」
医者は続けていった。
「このことは、お母様にはしばらくお話にならないで下さい。急に話すとショックが大きすぎるでしょう」
武久は信じられなかった。
「・・・はい」
それだけ言って、病室にいる父を呼び、詳しく話した。
「あと1ヶ月くらいで寝たきりになるって。・・・それで、死ぬって」
父も泣いた。そのときに武久も初めて泣いた。
あれだけ元気だった妹が、もうすぐ死ぬ。やがて昏睡状態になって・・・
そのときに、
「絶対母さんと千歳には知らせてはいけない」
と約束した。
「今は?」
俺は言った。そばで俺の妹が泣いている。
「今はもう植物人間状態。でも死ぬまでにはもう少し時間があるって」
「それでなんでお前が呪うんだよ!」
俺はさっきの言葉と今の話がうまいことかみ合わなくて、苛苛した。
「千歳は今も苦しんでる。生死の境をさまよってる。それでも絶対助からないんだよ。だから、せめて一刻も早く楽になって欲しい」
泣くことも無く、ただポツリと、武久は言った。
「お前さあ、信じろよ!千歳ちゃん、助かるって!信じろよ!」
俺のほうが先に泣いた。泣き虫すぎるだろ・・・orz
本当にキレた俺を妹がなだめた。
「落ち着いて、落ち着いて」
って。
「お兄ちゃんの気持ちも分かるけど、武久君の気持ちも分かってあげて。助かる可能性は無いって言われて、考えて考えて、少しでも苦しむ時間を減らしてあげようって、武久君の考えた方法なの」
妹も泣いた。俺はおとなしくなった。
「・・・でもさ、安楽死とかもあるじゃん」
「それは出来ないんだよ。やろうと思えば出来るけど」
「なんで?」
「母親にバレたんだ。病気のこと。それから狂ったように、ずっと千歳のそばを離れない。管を抜こうとしたら、怒って叫んで、俺の手を引っかいて、噛み付いて・・・」
空気が静まり返った。
話す言葉が無かった。よほどの修羅場だったのだろう。
「頼むよ。このままじゃ母親も自殺する。『自然と死ぬまで待つ』って聞かないんだよ。『自分たちから千歳を殺すことなんて出来ない』って言うんだよ」
俺はためらった。妹を呪う。聞いたことも無い話。
だいたい呪い自体効くかも分からないのに、そんなことにまですがるなんて、俺は複雑な心境だった。
「たのむから、俺に千歳を呪わせてくれ」
武久は土下座した。
「分かったよ。効くかなんて保証は無いから、知らないけどな」
俺もそこまでされたら承知せざるを得なかった。
「姉ちゃんたちにバレたら、絶対止められるから・・・」
俺と妹だけで、家にあった釘とかなづち、白装束みたいなの(?)を用意した。
千歳ちゃんの髪の毛と写真は、武久が持って来てた。
真夜中、俺たちは裏の森へ行った。
裏の森には祠があって、(俺らはババさまとかババさん、ベベさんとか呼んでる)それが俺の神社で一番強い呪いの神様だ。
その祠の真正面にある一番近い木を選んだ。
「本当にやるのか?」
最後に俺が聞くと、武久はこっくりうなずいた。
ワラ人形を押し付けて、釘を順番に打つ。
武久は息をそーっと吸い込み、目を閉じて勢いよく一回目を打った。
カーン カーン カーン
高らかに音は森の中に響く。妹が泣く。
俺はどうしようもなく、武久を見つめていた。
カーン カーンと何か響いたあたりで、武久が泣き出した。
打たれていた勢いが弱くなり、コツ、コツと音がなっていた。
「・・・千歳、早く・・・ゆっくり眠って・・楽に・・・」
武久はひたすら妹の名前を呼んでいた。
そこにあったのはちょっと変わっているけど、確かな兄弟愛だった。
小さい頃から身体の弱い千歳ちゃんを守ってきた武久。
千歳ちゃんが風邪で寝込んだときは、自分も学校を休んで看病した武久。
俺の中にあった、武久が妹を想った記憶が、いくつかよみがえった。
「千歳・・・千歳・・・千歳・・・」
武久は何度も釘を打った。俺たちはずっと見つめていた。
どんなに頑張っても助かることの無い妹を、助けるために、呪う。
俺にはよく分からなかった。
「ババさま、ちゃんと、千歳ちゃんを呪ってくれたかな」
と、妹は泣きながらつぶやいた。
次の日、朝起きると、もう武久は居なかった。
姉ちゃんに聞くと、
「大分早くから駅へ行った。手紙預かってるよ」
と言った。
俺と妹は手紙を開けた。
アキとさつきちゃん
昨日はありがとう。俺のよく分からないわがままに付き合ってくれて。
俺は千歳の様子を見に帰るよ。
ちゃんと死んでたらいいな、と思う反面、何かの方法で助かってくれてたら・・・
って気持ちもある。
じゃあ、また来るから。そのときは変わらず宜しく。
武久
いつものあいつの汚い字でかかれてた。
意外とあっさりした内容だったけど、俺らにとっては胸が締め付けられる思いの手紙だった。
あれから1週間ちょっと経ったけど、まだ武久からは連絡は無い。
ババさまがしくじったのか、神様が助けてくれたのか、ババさまが成功したのか、神様が助けてくれなかったのか、どれにしても、俺には忘れられない出来事となった。
371 :本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 23:04:50 ID:rhvsGBJp0
善人ぶったことを言うのは好きじゃないが、これは正直どうなんだろうな。
妹のためというよりも、死んでいく妹を見るのが耐えられない自分のためなんじゃないだろうか。
そして何より、動機はどうあれ、呪われた人間が真っ当に成仏できるとは思えん。
もう遅いが、286氏は意地で武久君を説得するべきだったのでは、と思う。
372 :本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 23:11:52 ID:014/A9t60
286氏のほうからそれとなく武久君に連絡できないの?
なんか、千歳ちゃんの安否より他の家族が心配。
411 :286:2007/03/11(日) 12:11:34 ID:3bsrEJX50
>>371
たしかにそうかもしれませんね。
ああ考えが足らない俺…(´・ω・`)
成仏については、うちの神社は呪われた人がちゃんと成仏できるように、っていう神様が一番の神様らしいので、大丈夫と思ったようです。(ババさまはあくまで祠に居る神様)
今更ですが、俺も説得するべきだったと後悔しています。
>>372
あいつの携帯の番号は分かるんだけどつながらないorz
住所はおおまかにしかわからず、実家も全部引っ越したので電話番号も不明です。
443 :286:2007/03/11(日) 16:10:50 ID:3bsrEJX50
>>286の、武久と連絡を取るために友人とかに色々聞いてみて、あいつの連絡先が分かりました。
さっき電話したんですが、えらく武久の声には元気がなく、千歳ちゃんのことを聞いてみると、
『千歳はおととい死んだよ。ごめんな、お前に先に連絡するべきだった。最後は苦しむこともなく、みんなにみとられて、とうとう目を覚ますことなく死んだ。医者に聞いてみると、予定よりちょっと早かったそうだが、そろそろ限界だったらしい。
色々整理してたらさあ、ロッカーから遺書みたいなのが見つかって、俺への手紙、両親への手紙、お前とさつきちゃんへの手紙も入ってた。
今思えば、お前たちだけだったもんな、友達・・・あいつ、学生時代はいじめられてたから・・・
婚約者にも逃げられてて・・・
とりあえず色々世話になったな。もうちょっと落ち着いたら手紙もってそっちいくから。
じゃ、さつきちゃんにもよろしく』
結局呪いは成功したのかわからないが、多分自然に死んだんだと思う。
これは俺の直感だけどね。苦しまなかったらしいし。
武久の母親がちょっと今ヤバいらしくて、あんまり話せなかった。
ごめん、俺も今泣いてるから、結構文章意味不明かもしれない。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
田舎にある俺の家は小さいけど神社で、何やら呪い関係の神様がいる。
昔は神社の裏の森で、丑の刻参りとかする奴がわんさかいたらしいけど、俺らの代になるとあまり見ない。(過去5、6回くらい見たけど)
俺は神社の息子でも、次男で全然継ぐ気も無く、霊感さえほぼないんだけど。
そんな俺の家の神社へ、俺の幼馴染で今は都会に出て行った友人の武久が来た。
久しぶりに会って、色々話して、今晩は家へとまることになった。
妹も話に入ってきて、盛り上がってきた頃に、
「昔よく遊んだよなー。お前と俺と、さつきと千歳ちゃんで」
と、俺は言った。
さつきって言うのは俺の妹、千歳ちゃんは武久の妹。
すると、武久は突然深刻な顔になった。
俺も妹もびっくりして、しばらくの沈黙の後、
「今日は、千歳を呪いに来たんだ」
と武久は言った。
「は?何言ってんだよ」
と俺は言った。
「まあ聞いてくれ」
武久はさっきまでのテンションが嘘の様に、静かに話し始めた。
千歳ちゃんはもともと体の弱い子で、俺らと遊んでいたときも、
「あまり激しい運動は控えろ」
と親に言われていた。
そんな彼女もちゃんとした大学に行き、婚約者も出来たということで、武久の家はおめでたい感じのムードが漂っていた。
そんな中、千歳ちゃんがたびたび吐くようになった。
「できちゃった?」
と始めは思ってたらしいけど、産婦人科に行くとそうではなかったらしい。
ただ
「●●病院へ行け」
と。そこはその地域でも一番大きい病院だった。
千歳ちゃんと武久と両親は、不安になりながらもその病院に行ったらしい。
そこで千歳ちゃんを診てもらった結果、長期の入院が決まった。
両親はそれだけでとても青くなり、
「いままでそんな長い期間は無かったのに」
と、入院が決まっただけで母親は泣いた。
(だいぶ高齢の出産だったようで、とくに千歳ちゃんは可愛がられてた)
そんな中、医者は武久だけを呼んで、個室に武久は行った。
「まず申し上げますと、千歳さんは重い病気にかかっています」
医者は病名と、発病してからの期間を詳しく言った。
「このままでは徐々に身体の自由がきかなくなり、やがて死にいたるでしょう。しかし、進行しすぎていて治る可能性が低い。あの弱い身体では、手術にも耐えられないでしょう」
医者は続けていった。
「このことは、お母様にはしばらくお話にならないで下さい。急に話すとショックが大きすぎるでしょう」
武久は信じられなかった。
「・・・はい」
それだけ言って、病室にいる父を呼び、詳しく話した。
「あと1ヶ月くらいで寝たきりになるって。・・・それで、死ぬって」
父も泣いた。そのときに武久も初めて泣いた。
あれだけ元気だった妹が、もうすぐ死ぬ。やがて昏睡状態になって・・・
そのときに、
「絶対母さんと千歳には知らせてはいけない」
と約束した。
「今は?」
俺は言った。そばで俺の妹が泣いている。
「今はもう植物人間状態。でも死ぬまでにはもう少し時間があるって」
「それでなんでお前が呪うんだよ!」
俺はさっきの言葉と今の話がうまいことかみ合わなくて、苛苛した。
「千歳は今も苦しんでる。生死の境をさまよってる。それでも絶対助からないんだよ。だから、せめて一刻も早く楽になって欲しい」
泣くことも無く、ただポツリと、武久は言った。
「お前さあ、信じろよ!千歳ちゃん、助かるって!信じろよ!」
俺のほうが先に泣いた。泣き虫すぎるだろ・・・orz
本当にキレた俺を妹がなだめた。
「落ち着いて、落ち着いて」
って。
「お兄ちゃんの気持ちも分かるけど、武久君の気持ちも分かってあげて。助かる可能性は無いって言われて、考えて考えて、少しでも苦しむ時間を減らしてあげようって、武久君の考えた方法なの」
妹も泣いた。俺はおとなしくなった。
「・・・でもさ、安楽死とかもあるじゃん」
「それは出来ないんだよ。やろうと思えば出来るけど」
「なんで?」
「母親にバレたんだ。病気のこと。それから狂ったように、ずっと千歳のそばを離れない。管を抜こうとしたら、怒って叫んで、俺の手を引っかいて、噛み付いて・・・」
空気が静まり返った。
話す言葉が無かった。よほどの修羅場だったのだろう。
「頼むよ。このままじゃ母親も自殺する。『自然と死ぬまで待つ』って聞かないんだよ。『自分たちから千歳を殺すことなんて出来ない』って言うんだよ」
俺はためらった。妹を呪う。聞いたことも無い話。
だいたい呪い自体効くかも分からないのに、そんなことにまですがるなんて、俺は複雑な心境だった。
「たのむから、俺に千歳を呪わせてくれ」
武久は土下座した。
「分かったよ。効くかなんて保証は無いから、知らないけどな」
俺もそこまでされたら承知せざるを得なかった。
「姉ちゃんたちにバレたら、絶対止められるから・・・」
俺と妹だけで、家にあった釘とかなづち、白装束みたいなの(?)を用意した。
千歳ちゃんの髪の毛と写真は、武久が持って来てた。
真夜中、俺たちは裏の森へ行った。
裏の森には祠があって、(俺らはババさまとかババさん、ベベさんとか呼んでる)それが俺の神社で一番強い呪いの神様だ。
その祠の真正面にある一番近い木を選んだ。
「本当にやるのか?」
最後に俺が聞くと、武久はこっくりうなずいた。
ワラ人形を押し付けて、釘を順番に打つ。
武久は息をそーっと吸い込み、目を閉じて勢いよく一回目を打った。
カーン カーン カーン
高らかに音は森の中に響く。妹が泣く。
俺はどうしようもなく、武久を見つめていた。
カーン カーンと何か響いたあたりで、武久が泣き出した。
打たれていた勢いが弱くなり、コツ、コツと音がなっていた。
「・・・千歳、早く・・・ゆっくり眠って・・楽に・・・」
武久はひたすら妹の名前を呼んでいた。
そこにあったのはちょっと変わっているけど、確かな兄弟愛だった。
小さい頃から身体の弱い千歳ちゃんを守ってきた武久。
千歳ちゃんが風邪で寝込んだときは、自分も学校を休んで看病した武久。
俺の中にあった、武久が妹を想った記憶が、いくつかよみがえった。
「千歳・・・千歳・・・千歳・・・」
武久は何度も釘を打った。俺たちはずっと見つめていた。
どんなに頑張っても助かることの無い妹を、助けるために、呪う。
俺にはよく分からなかった。
「ババさま、ちゃんと、千歳ちゃんを呪ってくれたかな」
と、妹は泣きながらつぶやいた。
次の日、朝起きると、もう武久は居なかった。
姉ちゃんに聞くと、
「大分早くから駅へ行った。手紙預かってるよ」
と言った。
俺と妹は手紙を開けた。
アキとさつきちゃん
昨日はありがとう。俺のよく分からないわがままに付き合ってくれて。
俺は千歳の様子を見に帰るよ。
ちゃんと死んでたらいいな、と思う反面、何かの方法で助かってくれてたら・・・
って気持ちもある。
じゃあ、また来るから。そのときは変わらず宜しく。
武久
いつものあいつの汚い字でかかれてた。
意外とあっさりした内容だったけど、俺らにとっては胸が締め付けられる思いの手紙だった。
あれから1週間ちょっと経ったけど、まだ武久からは連絡は無い。
ババさまがしくじったのか、神様が助けてくれたのか、ババさまが成功したのか、神様が助けてくれなかったのか、どれにしても、俺には忘れられない出来事となった。
371 :本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 23:04:50 ID:rhvsGBJp0
善人ぶったことを言うのは好きじゃないが、これは正直どうなんだろうな。
妹のためというよりも、死んでいく妹を見るのが耐えられない自分のためなんじゃないだろうか。
そして何より、動機はどうあれ、呪われた人間が真っ当に成仏できるとは思えん。
もう遅いが、286氏は意地で武久君を説得するべきだったのでは、と思う。
372 :本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 23:11:52 ID:014/A9t60
286氏のほうからそれとなく武久君に連絡できないの?
なんか、千歳ちゃんの安否より他の家族が心配。
411 :286:2007/03/11(日) 12:11:34 ID:3bsrEJX50
>>371
たしかにそうかもしれませんね。
ああ考えが足らない俺…(´・ω・`)
成仏については、うちの神社は呪われた人がちゃんと成仏できるように、っていう神様が一番の神様らしいので、大丈夫と思ったようです。(ババさまはあくまで祠に居る神様)
今更ですが、俺も説得するべきだったと後悔しています。
>>372
あいつの携帯の番号は分かるんだけどつながらないorz
住所はおおまかにしかわからず、実家も全部引っ越したので電話番号も不明です。
443 :286:2007/03/11(日) 16:10:50 ID:3bsrEJX50
>>286の、武久と連絡を取るために友人とかに色々聞いてみて、あいつの連絡先が分かりました。
さっき電話したんですが、えらく武久の声には元気がなく、千歳ちゃんのことを聞いてみると、
『千歳はおととい死んだよ。ごめんな、お前に先に連絡するべきだった。最後は苦しむこともなく、みんなにみとられて、とうとう目を覚ますことなく死んだ。医者に聞いてみると、予定よりちょっと早かったそうだが、そろそろ限界だったらしい。
色々整理してたらさあ、ロッカーから遺書みたいなのが見つかって、俺への手紙、両親への手紙、お前とさつきちゃんへの手紙も入ってた。
今思えば、お前たちだけだったもんな、友達・・・あいつ、学生時代はいじめられてたから・・・
婚約者にも逃げられてて・・・
とりあえず色々世話になったな。もうちょっと落ち着いたら手紙もってそっちいくから。
じゃ、さつきちゃんにもよろしく』
結局呪いは成功したのかわからないが、多分自然に死んだんだと思う。
これは俺の直感だけどね。苦しまなかったらしいし。
武久の母親がちょっと今ヤバいらしくて、あんまり話せなかった。
ごめん、俺も今泣いてるから、結構文章意味不明かもしれない。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
この記事へのトラックバック
:
スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
アーカイブ
過去50ヶ月分を表示しています
アクセス解析
カウンター
この記事にコメントする
Title : 無題
呪い関係でこういう話は、恨みや妬みで人を呪った話より、複雑で悲しいです。
暗 2011.03.31 (Thu) 20:15 編集
Re:無題
そうですね。
本当にそれでよかったのか、なんだかモヤモヤします。
2011.03.31 20:45
Title : 無題
うん……
みき 2011.03.31 (Thu) 21:16 編集
Re:無題
ど、どうしたの!?
2011.04.01 21:19
Title : 無題
丑の刻参りって人に見られたら駄目なんじゃなかったっけ?
怖い子 2011.03.31 (Thu) 22:40 編集
Re:無題
世間的にはそういう話ですけどねぇ。
2011.04.01 21:20
Title : 無題
ワラ人形を押し付けて、釘を順番に打つ。武久は息をそーっと吸い込み、目を閉じて勢いよく一回目を打った。
カーン カーン カーン
いや!いや!いや!
さすがに、目を閉じて
釘は打てないだろう…
NONAME 2011.03.31 (Thu) 22:46 編集
Re:無題
ちょっと着色しすぎたのかな?w
2011.04.01 21:21
Title : 無題
こういう形での呪いというのは、なんだか複雑ですね…
人を呪わば穴二つといいます…
武久さんの身に何も無ければいいのですが…
火巳ヶ家 2011.04.01 (Fri) 00:22 編集
Re:無題
それも覚悟のうえで、なのかもしれませんね。
2011.04.01 21:24
Title : 無題
武久さんは妹の事で精神的に疲れていたのでしょうか…
自分と血の繋がった妹を呪い殺すなんて正気の沙汰じゃない
母親の目の前で管を抜こうとしたみたいですし
のなめ 2011.04.01 (Fri) 01:26 編集
Re:無題
そうですねぇ。
他に何か方法はなかったのでしょうか…
でも、我々が想像できるようなことは考え尽くしたのでしょうね。
2011.04.01 21:42
Title : 無題
これが本当の話かどうかは分からないけど、兄弟ならどんなに苦しい思いをしたり、させたりしても絶対に助けたい、生きてて欲しいと思うのが普通じゃないの?
しかも兄ならば弟や妹を守ることは当然のことだろ。
楽にさせたいからといって何故呪いにたよってまで殺そうとする?これは人間としてあってはならないことじゃないでしょ!
しっかりと現実から目を背けないで、死ぬ直前の最後の最後まで助けるだけ助けた方が、「呪いで殺して楽にさせる」という一時的に苦しみから逃げるだけの選択よりも万倍良いと思います。
後悔ならば一生懸命に尽くしたあとでも出来るだろ。
兄ならば弟や妹の為なら、自分が苦しくなくなるような逃げるだけの選択をするのではなく、どうやったら良くなるか考え抜いて全力でやり抜くことが最低限の役割、使命だと思います。
NONAME 2011.04.03 (Sun) 04:26 編集
Re:無題
うーん、おっしゃることはごもっともです。
ですが、看病や介護に疲れて、親や配偶者、子供などを殺してしまうという痛ましい事件があることも事実なんです。
それを考えると、「正しい」だけでは語りきれないものもあるのかな、と思ってしまいます。
2011.04.05 21:42
Title : 無題
これによく似た話しを昔漫画で読んだわ
NONAME 2011.04.03 (Sun) 15:49 編集
Re:無題
そうですか!
なんていうマンガでしょう?
2011.04.05 21:49
Title : 無題
呪い殺そうとする
感覚がわからない…
神様とかを頼るなら
むしろ奇跡でも起こって
病気が治るようにって
お願いすると思うんだけど
ま 2011.04.05 (Tue) 06:25 編集
Re:無題
前の方のコメントにもレスしましたが、どっか振り切っちゃうとこういう思考になるのかもしれませんね。
2011.04.05 22:14
Title : なんで医者は
父親じゃなく子供にだけ告げたんでしょうか(笑)作り話ならもっとその辺考えろよ(笑)
NONAME 2011.04.28 (Thu) 12:59 編集
Re:なんで医者は
確かにねw
2011.04.29 19:49
Title : 無題
この手の共感呪術は殺害した相手は苦しみ抜いたうえ地獄に落ちたり、神罰が下ったり、輪廻の輪からはずれたりするので、むしろ呪像による医療呪術をおこなえばよかったのに…。
でもそれじゃ、創作としてはいまいちパンチが足りないですよね(-_-;)
NONAME 2011.05.03 (Tue) 07:21 編集
Re:無題
心霊医術とはまた違うんでしょうか?
2011.05.04 20:14