都市伝説・・・奇憚・・・blog
北海道・函館
2010.12.01 (Wed) | Category : トピックス
この伝統行事は都市伝説ではなく、函館で実際に行われているものである。
函館では七夕の日に、浴衣姿の子どもたちが徒党を組んで家々を訪れ、突然歌いだす。
「竹に短冊 七夕まつり 大いに祝おう ろうそく一本ちょうだいな」
と子どもたちが歌ったら、家人は子どもたちひとりひとりにお菓子をあげる決まりになっているのだ。
これは函館に限らず北海道各地に残る風習で、通常北海道では七夕は8月7日に行う地域がほとんどであるものの、函館に限り7月7日に実施するとのこと。
まるでハロウィンのような話である。
北海道以外では見られないこの風習、他県から移ってきた人々はみな驚くという。
函館市の公式ウェブサイトによれば
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幕末に書かれた『箱館風俗書』という書物には、当時の七夕の様子が次のように説明されています。
『寺子屋の子どもたちが前日から師匠のところに集まって小さな灯篭と短冊をつけた竹を掲げ、太鼓や笛を鳴らしながら町を歩く。7日の昼頃には灯篭を海に流す』(意訳)。
『函館・道南大事典』(国書刊行会)によると、これはねぶたの風習だとのこと。江戸後期の箱館では、ねぶた祭りと七夕が一緒に祝われており、各家でも大小のねぶたを竹と紙で作っていたそう。
このねぶたに灯すろうそくを集めるのが子どもたちの仕事であったとのこと。
今も「ろうそく一本ちょうだいな」の歌がその名残をとどめています。
ちなみに、大きなねぶたを引くときの掛け声は
「オオイヤ、イヤヨ」であったと幕末の記録『松前紀行』にあります。
これが昭和に入って変化し、現在の七夕の歌の歌詞「大いに祝おう」
として残ったというのが定説です。
江戸時代から伝わるこの由緒ある風習は現代でも「ろうそくもらい」と呼ばれ、函館市では「七夕飾りのある家だけを訪問すること」などの小学校の指導のもとに伝統行事として守り伝えられています。
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ということである。
元々の七夕自体中国から伝わった行事と日本古来の風習が合わさったものであるが、これが西欧圏のハロウィンとの類似性をみせるというのはなんとも面白いはなしである。
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Title : 無題
そういえばそんなのもありましたね
僕はありませんがいとこは貰いに行った事あるらしいです
のなめ 2010.12.02 (Thu) 01:02 編集
Re:無題
北海道でも函館以外ではそれほどメジャーな行事ではなさそうですね。
2010.12.02 15:14
Title : 無題
まぁ他所から越してきた人らからしたら庭で浴衣姿の子供らがそんな歌歌ってたら怖いかも
いつの時間帯に訪れるのかは知らんけど
NONAME 2010.12.02 (Thu) 08:12 編集
Re:無題
夕方みたいですよ。
最近もやってるらしいですが、知らない人に話しかけたらいけませんなんて時代なのに、大変ですね。
保護者がついていくんでしょうか。
2010.12.02 15:16
Title : 無題
大体は夕方から5~6人組で行動。
中には手作りケーキとか小銭をティッシュに包んでくれる人も……。
小学生の頃が懐かしい(´ω`)
ろうそく1本おーくーれー。くれなきゃー引っ掻くぞーおまけーに……(ry
・∀・ 2010.12.02 (Thu) 21:20 編集
Re:無題
あっ
知ってる人キタ!
歌の内容っていうか歌詞もいろいろあるんですね、やっぱり。
2010.12.03 15:55
Title : 無題
うちの地域は歌違うな。
ろうそく出せ、出せよ。
ださなきゃ、ひっかくぞ、おまけに噛み付くぞ。
でした!
NONAME 2010.12.03 (Fri) 03:15 編集
Re:無題
こわ!ww
脅迫してるじゃないですかww
2010.12.03 15:56
Title : ↑
ちなみに8月7日ね。
NONAME 2010.12.03 (Fri) 03:16 編集
Re:↑
7月にやるのは函館だけなんですかねぇ?
2010.12.03 15:56
Title : 無題
北海道住まいですが、やってました、この行事。全国的に行われていると思っていたので、この事実を知ったとき逆にびっくり。ちなみに、私の住んでる地域は、ご近所にちゃんとアポを取って行ってました。(田舎だからご近所つきあいも盛んで見知った人達ばかりのため、邪険にされることも全くなかったです)ちなみに函館だと、アポなし訪問も普通の事らしいです。
ガッテン 2010.12.06 (Mon) 12:04 編集
Re:無題
地元民さん!
アポのあるなしでも変わりますね、そういえば。
それにしても普通の風習というか文化なんですねぇ。
2010.12.07 20:58