アルビノ狩りの恐怖

以下、全文ニューズウィークから引用。

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東アフリカに広がる「アルビノ狩り」の恐怖
[2010年11月17日号掲載]

天的な色素異常で肌が白くなる白皮症（アルビノ）は、なぜかアフリカ東部に患者が多い。
世界的には約２万人に１人がアルビノなのに対して、アフリカ東部では約３０００人に１人だといわれる。

アフリカ東部では07年頃から、アルビノを狙った誘拐・殺人事件が頻発している。
タンザニアの呪術医たちがアルビノの人肉は「権力や幸福、健康をもたらす」と主張しているため,
「薬」の材料として高値で取引されているからだ。

これまでにタンザニアやブルンジ、ウガンダなどアフリカ東部で数百人が殺害されている。10月末には、タンザニア国境に近い隣国ブルンジの川で９歳のアルビノの少年の切断された遺体が発見された。

タンザニアの警察当局によれば、両手足、性器、鼻、舌、耳がそろっていれば８万ドルという高値が付く。このため、一獲千金を目指して隣国のルワンダやブルンジまで「アルビノ狩り」に行く者が後を絶たない。

タンザニアでは先月末の総選挙で、初めてアルビノの国会議員が誕生した。
彼女は、隠れて生活する者もいるアルビノの救世主になれるだろうか。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/11/post-1795.php
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なんともひどい話である。
以前【アルビノ】で取り上げてりるが、アルビノはチロシナーゼというメラニン色素を合成する遺伝子に欠損があった場合におこる先天性のものである。

もちろん呪いなどとは関係なく、その肉で何かがおこるようなこともない。

まさか現代の日本で、こんなバカな話を信じるとは思えないが…差別にもつながったり、いじめのネタにもなったりすることはある。

こんなことのないように、しっかりした知識を持ちたいものだ。