運転免許（３）

自動車運転免許交付センター（自動車運転免許試験場）における「本免試験」の方式として、「自動車学校を卒業している受験生に対しては、基本的には実技試験を免除し、学科試験（道交法についての学力試験）のみ課す」ことが通例となっている。

ただし、この際学力試験合格者の中から、ランダムで選ばれた者に対して、特例として抜き打ちの「抽出検査（実技試験）」を課す可能性がある。

これは当該受験生の運転技術が本当に適正である否かを確かめるものである。
この抽出検査が実際には存在せず、都市伝説である、とされる。

実際には抽出試験は存在するが、完全なランダムで選ばれる。

タイミングは都道府県によってまちまちであり、必ず毎回実施される、というものでもない。

抽出試験に実際に当たってしまった方の話によれば、慣れない車で、慣れないコースで、隣に試験官（警察官）を乗せて走るのであるから、相当なプレッシャーだ、という話である。

ベテランでも相当緊張のではないか、とのこと。

なお、この抽出試験で不合格でも免許証は交付される。
なぜなら、公安委員会は試験に合格した者には免許証を交付しなければならないからだ。

ただし、あまりにも出来が悪い場合には教習所で再教習を受けるハメになるので、要注意。

これから免許取得を考えている方は、頭の隅にでも入れておいていただければ幸いである。