都市伝説・・・奇憚・・・blog
ろうそくが消えた時に
2010.03.28 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
182 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/20 22:37
もう5年くらい前だろうか。
俺は怪談話が好きな奴らと百物語をやった。場所はあるアパート。
メンバーのひとりが借りているそのアパートは全部で六世帯の大きさで、その部屋は2階の真ん中。両隣は空家だったので、少しくらい騒いでも平気だろうと集まったのである。
メンバーは俺を含めて7人。
午後10時を過ぎた頃から百物語は始まった。
最初のうちこそ半ば面白半分に話を進めていったが、一話一話と怪談が語られているうちに、部屋には徐々に緊張感が高まっていった。
話が30話を越えたとき、家鳴りがした。
よくあることだ。気温の変化等で家が軋むことは珍しくない。
誰もがそう思ったのだろう。
ちょっとびっくりしたことは確かだが、そのまま話は進んでいった。
怪談は、どこかで聞いたことがあるな、といったものも多かったが、さすがは怪談マニアが集まっただけあって、掛け値なしに背筋が寒くなるような逸品もあった。
時間は刻々と過ぎて行き、時計の針も0時を回った。
ろうそく百本を持ち込むのはちょっと無理があったので、一人一本づつ用意し、七話終るごとに一旦消したろうそくに再び火を灯していった。
話はほんの1~2分で終ってしまうものから、10分近くの長さのものまでいろいろとあったが、この狂宴もそろそろ大詰めに差し掛かろうというとき、小さな齟齬が起きた。
七本のろうそくが消えてたとき、ある者は
「これでラスト二話だね」
といい、またある者は
「まだ、九話残っている」
と言ったのだ。
カーテンの隙間から見える空はかすかに白みはじめていた。
なんか白けた雰囲気になってしまった。それでも、あと二話は話そうということになり、二本のろうそくに火が灯された。
一本のろうそくが消え、残り一本となった。
最後の話は、昔、ある村で数人の幼子たちが遊んでいるとき、突然の山崩れに巻き込まれて子供たち全員が死亡。その後、その村はダム湖に沈むこととなり、月日が経ったある日、子を亡くした年老いた親たちが湖を訪れたとき、水面を死んだ子供たちが歩いて渡った、という、恐いというより、物悲しい話であった。
そして、ろうそくが消えた。
その瞬間、俺は何も感じることはなかった。
だが、何人かが一斉に顔をあげて周囲を見回す仕草をした。何か起こったのか?と俺は聞いてみた。
ひとりが、空耳かもしれないが、声が聞こえたと言った。
俺も、俺もだ、と、さらにふたりが口を揃えた。
俺は、ふとした考えから、声が聞こえたと言う奴らに、一斉に何が聞こえたか言ってみな、と促した。
ちいさく、せーの、という掛け声が掛かったあと、3人は声を揃えた。
「とおりゃんせ、とおりゃんせ・・・」
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Title : 無題
百本用意してくれよ(^。^;)
この方々はアバウト過ぎですな( ̄○ ̄;)
話の数を数えなあかんて…
おかめ 2010.03.28 (Sun) 21:32 編集
Re:無題
いやーでも100本って結構な本数ですからねーw
2010.03.29 14:13
Title : 無題
うるさくしたから下の階の人がビビらせに来たんですよw
NONAME 2010.03.29 (Mon) 00:07 編集
Re:無題
なんだww
人間かw
2010.03.29 14:16
Title : 無題
なるほど、3人はグルですね
のなめ 2010.03.29 (Mon) 01:30 編集
Re:無題
よかった!
「とうりゃんせ」を聞いた人はいなかったんだね!
2010.03.29 14:24
Title : 無題
とおりゃんせは別に呪いの歌ではないんですよ
怖い逸話が残ってますけど……
心の持ちようでしょう
三人グルに一票!w
スカル 2010.04.01 (Thu) 14:08 編集
Re:無題
とおりゃんせについてはいろんな話がありますよねー。
三人グルだったんでしょうか?w
2010.04.02 20:45
Title : 無題
こんな夜まで子供が遊んでるなんて…親は一体なにを…小1時間(ry
聞こえなかった4人は眠かったんですね。
ムー 2010.04.02 (Fri) 00:38 編集
Re:無題
その場にいたレス主さん以外の6人が聞こえてたら怖いのにね…
2010.04.02 20:49