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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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時空の歪み三題(9)

2009.08.02 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

49 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/09/08 10:17
こゆのもいいだすかね?

小学校低学年の頃、近所の裏山に友達10人くらいで遊びにいったのね
防空壕とか洞穴とかがあって、探検♪って感じで

んで懐中電灯とかもって洞穴に探検に入ったんだども、
恐がりな奴が一人入らなかったの

で、そいつを無理矢理連れてったんだども、中で泣き叫ぶのね

しょうがないから一旦外に出て、そいつを入り口で待たせて、オラ達は
もう少し探検しちょったんね

10分くらいかな、みんなで出てきたら、そいつの姿が無いの

あれぇ?帰っちゃったのかなぁ?って思って、そいつの家にいったの
そしたらそいつの家、空家になってた

今考えると、引っ越ししたにしても時間的に辻褄合わなくて変だし、
翌日学校行っても、そいつの存在は無くなってるし・・・

でも小さい頃はそういう不条理も、そんなモンかって受け入れてたけど・・・

変だよね?
探検に行った10人みんな今でも覚えてる出来事


856 名前:1/2投稿日:03/10/24 06:02
受験生の頃のお話。

高校生の時、私の学校からは「政治経済」で大学を受験する人が
いなくて、政治経済の先生とマンツーマンで勉強していた。
その頃私は、放課後に志望大学の過去問のテキストを持って、
先生へ質問に行くのが日課になっていた。

ある日、たまたま同じ準備室にいた日本史と世界史の先生が不在で
二人きりになった。
丁度このくらいの季節で、日が沈む前の夕焼けがすごい色をして
室内を照らしていた。

「──あれ?」

私は、不思議な事に気付いた。
普通、放課後でも部活動をやっている人が必ずいるはずで
ブラスバンドも毎日演奏しているはずなのに、
私達のいる部屋は無音だった。

それも数分なら分かるが、たっぷり30分は誰も廊下を歩かない(走らない)。
誰の声もしない。何の音楽も聞こえない。
私は変だと思い、ちょっと外を見てこようと思ったが、先生に教えてもらっている
最中に席を立つのもどうかと思い遠慮していた。
が、先生も変だと思ったのか外を気にしている様子だ。


857 名前:2/2投稿日:03/10/24 06:02

「先生…何か変じゃありませんか?」
「ん…そうだな」
「ちょっと私、見てきます」

ようやく私は立ち上がり、そろそろと部屋の引き戸を開けた。

──瞬間、うわんッと音が戻ってきた。

「えっ!?」

びっくりした私は、廊下を歩いていた生徒に変な顔をされた。
振り返って先生と目を合わせると、先生も驚いていた。

この部屋は、ただの社会科準備室で防音も何もしていないし、
何故?と思った。
でも結局先生も私も理由は分からずじまいだった。

ただ、あの日の異様な夕焼けだけが印象に残っている。
そして、これは全く関係無いが、先生と私は今月結婚式を挙げた。



656 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/12/26 08:38
1/2

トンネルで不思議なできごとに出遭った。そんな話をよく聞くのだが、実は私にもそんな経験があ
る。この時期になると思い出すのだ。ちょうど冬休みに入った日のこと。小六だった。

そのトンネルは高速道路の下をまっすぐ横切る細くて短いトンネルだった。左右一車線ずつ、片側
にしか歩行者用の区切りがない、そんなところだった。今はアスファルト舗装されているが、この
当時はまだ舗装もされていなかった。場所は伏せた方がいいと思うので書かないが、ある県の農村
部とだけ申し上げておく。とにかく田舎のトンネルだ。

その日私は友人宅に行くためにそのトンネルを通った。まだ午後の一時過ぎだった。子供の足でも
数十秒で通りぬけられるくらいの短いトンネル。むこう側の出口がトンネルの外からだって見える、
そんなトンネルに入った途端だった。目の前が急に真っ暗になった。見えるはずの向こう側が見え
ない。なにが起きたのかわからなかったが、とにかくおかしいぞ、と思った。それでとにかく一度
外に出ようとふりむいたら、そこにはあるはずがない壁が。ちょうどトンネルの横壁と同じような
コンクリートの壁があった。入ったばかりの入り口が壁で全部塞がっていた。

怖くなり外に出ようとトンネルの反対側出口に向かって走ったが、いくら走っても外に出なかった。
先にも書いたがそもそも出口が見えない。いつもなら、あっという間に出られるはずなのに。そこ
でもう一度反対にもどると、やはり壁に突き当たって出られなかった。ちょうどながーい袋小路に
押し込められたような感じだった。


657 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/12/26 08:40
2/2

当然パニックを起こして「うわー」とか「おおー」とか叫んでいたと思う。壁も叩いたり蹴ったり
した。しかし壁に変化などあろうはずもなかった。しかたなくもう一度向こうに出ようと歩き始め
た。依然として出口は見えないままだったが、しばらくして妙な音がしているのに気づいた。横壁
の向こうから車の走る音がしていた。普通に道路を歩いている時にしている車の音。舗装していな
い道を走るジャリジャリという音。

そのときにわかった。「壁の向こう側にほんとのトンネルがあるんだ」って。じゃあ今いるここは、
と考えても答えは出なかった(というよりもいまだに答えが出ない)が、とにかくここはあのトン
ネルではない、それだけは確かのようだった。そこで横壁をさわりながら前に進んでいった。横壁
のどこかからトンネルに帰るのではないかと思ったのだ。聞こえるからにはつながっているところ
がある、と思うしかなかった。

ちょうどパントマイムでよくやってる「壁」って奴。あれのような恰好で壁を触りながら進んでい
ったら、突然、ほんとうに突然明るいところに出た。あたりを見ると20mくらいうしろにトンネ
ルの入り口が見えた。道端に立っていた。いつもの見慣れた場所。「こちら」に戻ってきたらしかっ
た。戻ることのできた理由はわからない。このあと急いで友人宅へ行き、これこれこうだ、と説明
したのだが、当然信じてもらえなかった。無理やりトンネルまで連れてきたが変わったところはな
く、「うそばっかりいってるんじゃない」と言いながらトンネルに入っていった友人も、なんのこと
もなくトンネルを通りぬけてまた普通に戻ってきた。

話はこれだけですが、ひとつだけ今でもどうなっただろう、と思うことがある。あの時私はひとつし
かない歩行者用の区切りに沿って中に入り、そのあともこの区切りの中で奥にいったり、戻ったり
壁を触ったりしていた。もし、あそこで区切りの向こう側、つまり奥に向かってではなく車道に
むかって横にずっと歩いていたら、むこうはどうなっていたのか、それがわからないのだ。壁があ
ったのか空間が続いていたのか。

 








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