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2024.11.26 (Tue) Category : 

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岩手県・松尾鉱山

2009.08.01 (Sat) Category : ホラー・心霊スポット・廃墟

岩手県岩手郡松尾村(現在の八幡平市)に存在した硫黄鉱山、松尾鉱山。

1882年に自然硫黄の露頭が発見され開発が始まる。一時は、日本の硫黄生産の3割を占めるなど東洋一の産出量を誇ったものの、硫黄輸入による国産需要の低下や石油精製過程での副産物の硫黄生産が活発化し、1969年に半ば強制的に閉山に追い込まれた。

旧松尾鉱山新中和処理施設廃坑から流出する排水(鉱毒水)はヒ素を含むpH2前後の強酸性となっており、また、毎分17~24トンと多量なため下流の北上川の水質や生態系に影響を与えることから中和施設が建設された。

排水が岩手県下の北上川流域・支流はもとより、宮城県北部、北東北の太平洋沿岸に多大な影響を与える事が予想され、2009年現在も24時間体勢で稼働を続けているが、年間5億数千万円の処理費用は岩手県にとって大きな負担となっている。

恒久排水路トンネルの先端部には鉱毒水確認用の窓があり、見学者向けには特別に水を汲むことができる。鉱毒水は非常に澄んでおり、ミネラルウォーターと見紛うほどであるが、口に含むと血液と同等かそれ以上の鉄臭さが広がる。

処理前の鉱毒水のヒ素濃度は意外なほど低く、致死量に達するまでには100リットル単位の未処理水を摂取する必要がある。ただ、湧出量が多いため、総量では環境に与える影響は無視できない大きさになる。

鉱山周辺は標高1,000mを超える山間僻地という条件であり、太平洋戦争後は労働者の確保を図るために家族も含めた福利厚生施設の充実は急務とされた。
このため公団住宅が一般化する前から、水洗トイレ・セントラルヒーティング完備の鉄筋コンクリートによる集合住宅や小・中学校、病院、活躍している芸能人を招いて公演を催す会館など、当時の日本における最先端の施設を備えた近代的な都市が形成されていたことでも知られ、雲上の楽園とも呼ばれた。

閉山の翌年の1970年には住民が退去し、現在はそれらの建物が山中に廃墟として残っている。
オカルトスポットとしてはおもに廃墟となったアパート群がその舞台となる。

また、前出の恒久排水路トンネルは坑道をコンクリートで封鎖した構造の為、処理施設の稼動当初は坑道内に置き忘れた道具類が流れてくることが折々あったらしいが、近年では殆ど見られない。

なお、昼間は廃墟マニアやサバイバルゲームのメッカとなっており、別段心霊スポットとしての需要はない。
夜間ともなれば廃墟であるがゆえの恐怖(野生動物や浮浪者など)はあるものの、気味が悪いだけで心霊現象などは気のせいであろう。

なお、県が管理している土地であるため、大概の廃墟と同じく無断で侵入すれば不法侵入になり犯罪なので注意されたい。

 








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Title : 廃虚ファンでない方にも

同町内にある、松尾鉱山資料館はオススメですよ。
廃虚ファンや、そうでない方にも。
なんて言うか軍艦島みたいに『ああ…ここに確かに生活があったのだなぁ』と、感慨深いっていうか。
自分の足元が地下帝国の上にあるってスゴくね!?
って気になれました。

雪だるま 2012.02.01 (Wed) 22:59 編集

Re:廃虚ファンでない方にも

松尾銅山記念館かぁ。
行って見たいですねぇ!

2012.02.06 16:05

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