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夢の中のお兄ちゃん
2009.07.09 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
携帯からごめんなさい。
文才ないですが私にも書かせてください(´・ω・`)
私が小学校低学年くらいの時の話です。
私の両親は共働きで、若い頃に代理保証人になり多くの借金がありました。
一人娘の私は、電気やガスの止められた家で幼い頃からいつも一人ぼっち。その上、私は部落出身なので、子供から大人にまでイジメにもあっていました。
両親は毎晩のように喧嘩ばかりして、私が寝ている時でさえも私に毎日のように八つ当り。
熱湯をかけられたり、煙草の火を押しつけられたりした事もあります。
両親にも構ってもらえず、友達もなく、本当に淋しくて、恐くて…一度でいいから私の頭をなでてほしいといつも思っていました。
そんな時、私は同じような夢を頻繁に見るようになりました。
夢では、毎回小学校高学年くらいの男の子が出てきました。会話はないし、顔だけ黒くて見えないし、いつも同じ男の子だったとは言い切れないかも知れないけど、それでも私には、その子が同じ男の子だと確信できる何かを感じていました。
その男の子は、夢の中で手を繋いで散歩してくれたり、おままごとをしてくれたり、両親に殴られた部分をなでてくれたりと、いつも優しくしてくれました。
誰かに構ってもらう経験が少なかった私は凄く嬉しくて、その子を『お兄ちゃん』と呼んで慕い、夢の中だけでも友達ができた事が本当に救いでした。
不思議な事に、殴られてアザになっていた部分が、お兄ちゃんが出てくる夢から覚めると、なでてくれた部分だけアザが消えていた事もありました。
そして月日が立ち、生活や両親は相変わらずでも、私にも友達ができ、イジメもなくなってきた中学生の頃には、その夢もパッタリと見なくなりました。
そして高校生になり、夢の事など忘れていました。
両親の仲はスッカリ冷めきって、父親はギャンブルに溺れ帰ってこなくなり、離婚話が持ち上がりました。私にとってどんな親でも、やはり血は争えない。例え貧しくても喧嘩ばかりで八つ当りされても、離婚だけはしてほしくなかった。
離婚話が持ち上がった原因は、元をたどればお互いが結婚指輪をなくした事から発展していったようだった。
私はどうにか仲直りしてほしいと、必死でありとあらゆる場所を探した。
どんなに探しても見つからず、探し始めて1、2ヶ月経った頃かな…
久しぶりに例の夢を見た。ずっと忘れていたけど、相変わらず顔だけ黒いけど、体格などあの時のまま…
すぐにお兄ちゃんだとわかった。
夢の中では、私もあの時のまま。
お兄ちゃんと私は家にいて、しばらくは頭をなでてくれたりしていた。
急にお兄ちゃんは立ち上がり、私の手を引きキッチンへ…。そして食器棚の前に立ち止まり、指差す。
私は意味がわからず、もっと遊んでほしくて部屋に戻ろうとお兄ちゃんの手を引くが微動だにせず、夢はずっとそのシーンのまま。
だんだんそれが恐くなってきて、私は泣きながら無理矢理お兄ちゃんから離れようとする。
するとだんだんお兄ちゃんの後頭部あたりから明るくなってきて、もうすぐ顔が見えそうだという所で、お兄ちゃんはゆっくりと消えていった。
それを見届けたくらいの所で、私は母親に起こされ目が覚める。
どうやら私はひどくうなされていて、枕も涙やらでグチョグチョだった。
私はすぐ母親に夢の内容や幼い頃から夢で優しくしてくれるお兄ちゃんがいた事など話した。
母親はハッとした様子で すぐに食器棚の方へ行き、小さな木箱を私に持ってきてくれた。
そこにはへその緒と共に、結婚指輪が入っていた。
そこで初めて母親から聞かされた話。
両親には私が産まれる前に死産にしてしまった男の子がいて、その子の妊娠をキッカケに結婚を決意し、この結婚指輪を購入した。
へその緒は見ると辛いから食器棚の奥にしまっていたが、指輪をそこに入れた記憶はないらしい。
私を妊娠してからも、その子が気がかりで、生活にも余裕がないため最初は堕胎しようとしていた事、私が産まれてからも、死なせてしまった子の手前、可愛がると浮かばれないのではないかと私に不本意ながらも冷たくしてしまった事など話してくれた。
この時初めて、涙ながらに私を抱き締めてくれた母親。父親にもすぐこの事を話し、この事があってから、家族がすごく仲良くなった。
前の子が私や両親に対して恨むどころか幸せへの手助けをしてくれた…
私たちを受け入れてくれ、見守ってくれている…
私たちは、そう解釈している。
文才ないですが私にも書かせてください(´・ω・`)
私が小学校低学年くらいの時の話です。
私の両親は共働きで、若い頃に代理保証人になり多くの借金がありました。
一人娘の私は、電気やガスの止められた家で幼い頃からいつも一人ぼっち。その上、私は部落出身なので、子供から大人にまでイジメにもあっていました。
両親は毎晩のように喧嘩ばかりして、私が寝ている時でさえも私に毎日のように八つ当り。
熱湯をかけられたり、煙草の火を押しつけられたりした事もあります。
両親にも構ってもらえず、友達もなく、本当に淋しくて、恐くて…一度でいいから私の頭をなでてほしいといつも思っていました。
そんな時、私は同じような夢を頻繁に見るようになりました。
夢では、毎回小学校高学年くらいの男の子が出てきました。会話はないし、顔だけ黒くて見えないし、いつも同じ男の子だったとは言い切れないかも知れないけど、それでも私には、その子が同じ男の子だと確信できる何かを感じていました。
その男の子は、夢の中で手を繋いで散歩してくれたり、おままごとをしてくれたり、両親に殴られた部分をなでてくれたりと、いつも優しくしてくれました。
誰かに構ってもらう経験が少なかった私は凄く嬉しくて、その子を『お兄ちゃん』と呼んで慕い、夢の中だけでも友達ができた事が本当に救いでした。
不思議な事に、殴られてアザになっていた部分が、お兄ちゃんが出てくる夢から覚めると、なでてくれた部分だけアザが消えていた事もありました。
そして月日が立ち、生活や両親は相変わらずでも、私にも友達ができ、イジメもなくなってきた中学生の頃には、その夢もパッタリと見なくなりました。
そして高校生になり、夢の事など忘れていました。
両親の仲はスッカリ冷めきって、父親はギャンブルに溺れ帰ってこなくなり、離婚話が持ち上がりました。私にとってどんな親でも、やはり血は争えない。例え貧しくても喧嘩ばかりで八つ当りされても、離婚だけはしてほしくなかった。
離婚話が持ち上がった原因は、元をたどればお互いが結婚指輪をなくした事から発展していったようだった。
私はどうにか仲直りしてほしいと、必死でありとあらゆる場所を探した。
どんなに探しても見つからず、探し始めて1、2ヶ月経った頃かな…
久しぶりに例の夢を見た。ずっと忘れていたけど、相変わらず顔だけ黒いけど、体格などあの時のまま…
すぐにお兄ちゃんだとわかった。
夢の中では、私もあの時のまま。
お兄ちゃんと私は家にいて、しばらくは頭をなでてくれたりしていた。
急にお兄ちゃんは立ち上がり、私の手を引きキッチンへ…。そして食器棚の前に立ち止まり、指差す。
私は意味がわからず、もっと遊んでほしくて部屋に戻ろうとお兄ちゃんの手を引くが微動だにせず、夢はずっとそのシーンのまま。
だんだんそれが恐くなってきて、私は泣きながら無理矢理お兄ちゃんから離れようとする。
するとだんだんお兄ちゃんの後頭部あたりから明るくなってきて、もうすぐ顔が見えそうだという所で、お兄ちゃんはゆっくりと消えていった。
それを見届けたくらいの所で、私は母親に起こされ目が覚める。
どうやら私はひどくうなされていて、枕も涙やらでグチョグチョだった。
私はすぐ母親に夢の内容や幼い頃から夢で優しくしてくれるお兄ちゃんがいた事など話した。
母親はハッとした様子で すぐに食器棚の方へ行き、小さな木箱を私に持ってきてくれた。
そこにはへその緒と共に、結婚指輪が入っていた。
そこで初めて母親から聞かされた話。
両親には私が産まれる前に死産にしてしまった男の子がいて、その子の妊娠をキッカケに結婚を決意し、この結婚指輪を購入した。
へその緒は見ると辛いから食器棚の奥にしまっていたが、指輪をそこに入れた記憶はないらしい。
私を妊娠してからも、その子が気がかりで、生活にも余裕がないため最初は堕胎しようとしていた事、私が産まれてからも、死なせてしまった子の手前、可愛がると浮かばれないのではないかと私に不本意ながらも冷たくしてしまった事など話してくれた。
この時初めて、涙ながらに私を抱き締めてくれた母親。父親にもすぐこの事を話し、この事があってから、家族がすごく仲良くなった。
前の子が私や両親に対して恨むどころか幸せへの手助けをしてくれた…
私たちを受け入れてくれ、見守ってくれている…
私たちは、そう解釈している。
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Title : 無題
心優しい娘さんですね
僕だったら両親嫌いになってます
のなめ 2009.07.10 (Fri) 00:56 編集
Re:無題
そうですね。
でも仲良くなれたようでよかったです。
2009.07.10 22:12
Title : 無題
途中から言葉遣い違うけど
泣けた
マガンドルーズ 2009.07.10 (Fri) 13:24 編集
Re:無題
ああ、スレが2つに分かれて書かれていたのをくっつけたからだと思います。
書き方が変わっちゃったんでしょうね。
2009.07.10 22:13
Title : 無題
コオロギの話の後に、こんなイイ話が来るなんて…涙出ました(;_;)
みーな 2009.07.10 (Fri) 16:18 編集
Re:無題
コオロギはもう忘れましょうよw
2009.07.10 22:16