都市伝説・・・奇憚・・・blog
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樹海
2009.04.07 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
私はゴールデンウィークを利用し、家族サービスをすることにしました。
妻の希望により、家族揃って、ある有名な樹海を見に行ったのです。
しかし、樹海の遊歩道を歩いている途中、息子が居なくなっていました。
それで私と妻は息子を心配し、懸命に探したのです。
でも遊歩道には、息子は居ないようでした。
時間が経つにつれ、次第に辺りが暗くなってきます。
とうとう私と妻は、自分達だけで息子を見つける事を諦め、警察に捜索願を出しました。
私と妻が、息子に会う事が出来たのは翌日の朝です。
「樹海の奥深くで、息子さんが見つかりましたよ」
「どうやらお父さんと間違って、違う人に付いて行ったようです」
「怪我もなく元気ですから、ご安心下さい」
警察の人は、そう言っていました。
息子に会えた時、妻は泣きながら息子を怒鳴りつけます。
私はそんな妻をなだめながら、息子を抱きかかえて喜びました。
そして息子に、
「もう変な人に、付いて行ったら駄目だぞ」
と言ったのです。
ところが息子は、こう言いました。
「変な人じゃなかったよ」
「後ろ姿がお父さんに似てて、とっても優しい人だった」
それから、数ヶ月後の事です。
いつものように家族3人で、夕食を食べている時でした。
あの樹海で「死体が発見された」と、ニュースが流れたのです。
死体は随分と時間が経っており、白骨化していました。
しかし、所持品から身元がすぐに判明したそうです。
亡くなった方の写真が画面に映った時、息子はこう言いました。
「あっ、僕はこの人に付いて行ったんだ」
「優しい人だったけど、お腹が空いてて寂しそうだった」
その時から私は、「山姥や雪女は、本当に居るのかも・・・」と思うようになりました。
山姥や雪女の正体は、山で亡くなった人の霊なのかもしれません。
息子が見た、幽霊のように・・・。
妻の希望により、家族揃って、ある有名な樹海を見に行ったのです。
しかし、樹海の遊歩道を歩いている途中、息子が居なくなっていました。
それで私と妻は息子を心配し、懸命に探したのです。
でも遊歩道には、息子は居ないようでした。
時間が経つにつれ、次第に辺りが暗くなってきます。
とうとう私と妻は、自分達だけで息子を見つける事を諦め、警察に捜索願を出しました。
私と妻が、息子に会う事が出来たのは翌日の朝です。
「樹海の奥深くで、息子さんが見つかりましたよ」
「どうやらお父さんと間違って、違う人に付いて行ったようです」
「怪我もなく元気ですから、ご安心下さい」
警察の人は、そう言っていました。
息子に会えた時、妻は泣きながら息子を怒鳴りつけます。
私はそんな妻をなだめながら、息子を抱きかかえて喜びました。
そして息子に、
「もう変な人に、付いて行ったら駄目だぞ」
と言ったのです。
ところが息子は、こう言いました。
「変な人じゃなかったよ」
「後ろ姿がお父さんに似てて、とっても優しい人だった」
それから、数ヶ月後の事です。
いつものように家族3人で、夕食を食べている時でした。
あの樹海で「死体が発見された」と、ニュースが流れたのです。
死体は随分と時間が経っており、白骨化していました。
しかし、所持品から身元がすぐに判明したそうです。
亡くなった方の写真が画面に映った時、息子はこう言いました。
「あっ、僕はこの人に付いて行ったんだ」
「優しい人だったけど、お腹が空いてて寂しそうだった」
その時から私は、「山姥や雪女は、本当に居るのかも・・・」と思うようになりました。
山姥や雪女の正体は、山で亡くなった人の霊なのかもしれません。
息子が見た、幽霊のように・・・。
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