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桜の咲く頃
2008.12.31 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
桜が咲くと思い出す。優しかったお婆ちゃん。
私には大好きなお婆ちゃんがいた。小さい頃からとても可愛いがってくれた。
いろんな所へ連れてってくれたり、おいしい料理を作ってくれたり。
両親の仲が悪くて毎日泣いていた時もいつも優しく頭をなでてくれた。
高校生の時、お婆ちゃんは病気になった。言葉も話せない、食事もトイレも一人じゃできなくなった。
いつからか私の事すら忘れてしまった。それでも私は毎日世話をしていた。
言葉を教えたり、歩く練習をしたり、大変だった。
でもお婆ちゃんの笑顔を見るたび疲れなんて飛んでしまう。病気になって初めて話した言葉が教えてなかった私の名前だった。お婆ちゃんの名前は教えてもすぐ忘れてしまうのに。
しかし、両親の離婚からお婆ちゃんに2度と会うことが出来なくなってしまった。
病気の事もあるし、すごく心配で会いたかった。せめて死に際には会いたいと思ってた。しかし、その願いは叶わなかった。
お婆ちゃんは亡くなったと聞かされた。
悲しくてしばらく泣いていた。もう二度と優しく笑いかけるお婆ちゃんの笑顔を見る事が出来なと思うと悲しかった。
数年後のある日、夢を見た。
桜の満開になった公園。春になるとお婆ちゃんと来ていた場所だった。
お婆ちゃんの車椅子を押しながら散歩してた。あの頃と変わらず優しく私に微笑みかけている。
そしてこう言った
「おめでとう。○ちゃんは優しいから幸せになれるよ」
そこで目が覚めた。その日は私の結婚式の日だったからお婆ちゃんが会いにきてくれたのだと思って嬉しくなった。
そしてその瞬間に私は思い出した。あの日の出来事。
あの夢は昔の出来事だと言うことを。
あの公園で夢と同じ桜が満開の頃、ろくに話せないはずのお婆ちゃんが
「おめでとう。○ちゃんは優しいから幸せになれるよ」
と言ってたのだ。
その頃は高校生だったからおめでとうの意味がわからなかったが、今になってやっとわかった。
ありがとうお婆ちゃん。お婆ちゃんの笑顔は忘れないよ。ずっとずっと、お婆ちゃんのことは忘れないよ。
おばあちゃんも天国で幸せにね
私には大好きなお婆ちゃんがいた。小さい頃からとても可愛いがってくれた。
いろんな所へ連れてってくれたり、おいしい料理を作ってくれたり。
両親の仲が悪くて毎日泣いていた時もいつも優しく頭をなでてくれた。
高校生の時、お婆ちゃんは病気になった。言葉も話せない、食事もトイレも一人じゃできなくなった。
いつからか私の事すら忘れてしまった。それでも私は毎日世話をしていた。
言葉を教えたり、歩く練習をしたり、大変だった。
でもお婆ちゃんの笑顔を見るたび疲れなんて飛んでしまう。病気になって初めて話した言葉が教えてなかった私の名前だった。お婆ちゃんの名前は教えてもすぐ忘れてしまうのに。
しかし、両親の離婚からお婆ちゃんに2度と会うことが出来なくなってしまった。
病気の事もあるし、すごく心配で会いたかった。せめて死に際には会いたいと思ってた。しかし、その願いは叶わなかった。
お婆ちゃんは亡くなったと聞かされた。
悲しくてしばらく泣いていた。もう二度と優しく笑いかけるお婆ちゃんの笑顔を見る事が出来なと思うと悲しかった。
数年後のある日、夢を見た。
桜の満開になった公園。春になるとお婆ちゃんと来ていた場所だった。
お婆ちゃんの車椅子を押しながら散歩してた。あの頃と変わらず優しく私に微笑みかけている。
そしてこう言った
「おめでとう。○ちゃんは優しいから幸せになれるよ」
そこで目が覚めた。その日は私の結婚式の日だったからお婆ちゃんが会いにきてくれたのだと思って嬉しくなった。
そしてその瞬間に私は思い出した。あの日の出来事。
あの夢は昔の出来事だと言うことを。
あの公園で夢と同じ桜が満開の頃、ろくに話せないはずのお婆ちゃんが
「おめでとう。○ちゃんは優しいから幸せになれるよ」
と言ってたのだ。
その頃は高校生だったからおめでとうの意味がわからなかったが、今になってやっとわかった。
ありがとうお婆ちゃん。お婆ちゃんの笑顔は忘れないよ。ずっとずっと、お婆ちゃんのことは忘れないよ。
おばあちゃんも天国で幸せにね
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